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851
2004/10/08(Fri) 10:17
パトロス
少し安心して暮らせます
[837]で初めて投稿してくださった、新会員「うき」さんのHPを見つけました。東海地震はいつ起きてもおかしくないとか、毎日のように「非常事態」宣言を乱発しているサイトとかがある中で最期に書いてある「少し安心して暮らせます」と言うコメントはANSの目的とする一つですので、ご紹介します。

http://blog.goo.ne.jp/ukis-cafe/e/88d435ca82ad281841900b9998c1e181
「石田研究所のANS観測に興味を持ち本日から簡単観測を始めました。
石田所長の俗に言うプレート地震は起こらない。との見解と、GPS測候では予知できないなど、従来の地震論に対して非常に興味をそそる切り口なので一度ごらんになっては?
一般人に分かりやすく解説しています。
ANS観測網
少し安心して暮らせます。」

以上です。また、ANSを肯定的に紹介してくださり、コンパス観測を勧めてくださっている「地震関連情報交換」の掲示板http://bbs1.fc2.com/cgi-bin/e.cgi/7631/
にも、次のような管理人コメントが載っていました。
「グッピーちゃん、予知していたようですね。ワンダースワンさんの金魚ちゃんも、さくら愛知さんのムクドリも、完全な証明は無理でしょうけれど、これから益々要チェックになりましたね。
あの規模の揺れで、皆さんからの情報が前触れを知らせてもらったということは今後、大規模のときは、もっとたくさんの情報が得られそうで、安心しました。
勿論、そんな日は来て欲しくはないですけどね!」

以上が抜粋ですが、前兆に怯えるのではなく、「大規模のときは、もっとたくさんの情報が得られそうで、安心しました。」と言う心境となれるように、新理論を広げて行きたいと思います。新理論を頭から否定しないこうしたサイトがどんどん増えていけば、プレートテクトニクスを信仰している地震学者もマスコミ関係者も何時かは目を覚ましてくれるだろうと期待しています。

みなさん、新理論である地震爆発論を否定するだけでなく、そして安心感の醸成と言うANSの目的を肯定するようなサイトをどんどん立ち上げてください。それによって定説以外の地震観がある事、もっと安心できる観点があることを友人知人に伝えていただきたいと思います。

852
2004/10/08(Fri) 11:23
パトロス
安心感論議の転載
安心感ということに関して、以前(2004/3/1)に会員専用掲示板で話題になった事があります。記事が消滅するのも惜しいので、こちらに転載しておきます。

「ある方から「大地震だけを検知できればいい」というANSの方針に賛成するというご意見を次のようにいただきました。

「ほとんどのサイトが、今日も心配、明日も注意!M3の予測的中!
そういうのを日々見ていると、もうクタクタになります。もちろん、今は全くといっていいほど見ていませんが。
ANSのサイトと出会って、どれほど安心を得ることが大切で有り難いことか。
小規模は、日々といっていいほど起こっているし中規模なら、日頃から意識が高まっていれば、大事にならずにすみます。でも、大規模は命にかかわってきます。ずっと、その方針でいてほしいと願っています。」

というものでした。将来の夢として水素濃度観測などができれば中小の地震検知にも挑戦できるかと思いますが、コンパスと磁石による観測段階では、大地震だけの検知で我慢しなければいけないだろうと思います。またそれが一番大切なことでもあると思います。」

という話題がそうです。ところで、非常事態を乱発しているあるサイトでは、「筆者の予測が外れる可能性について批判のある読者は閲覧しなくてよい。・・・信用できないと思うなら、それで結構。不愉快な思いをしてまで当HPに来ないでいただきたい。」というようなコメントが付してありました。それはそうなのでしょうが、影響を受けて怯えておられる方があるようなので、お気の毒だと思います。

853
2004/10/11(Mon) 15:32
パトロス
本当にプレート説の実証か
会員専用掲示板に宮城県沖の海底が年間約8センチ陸側に向かって移動していることが観測されたが、これは明らかにプレート説の証明ではないのか、石田理論ではどのように解釈するのかという質問がありました。
まず報道されたニュースですが、

●「 海上保安庁は2001年7月、宮城県沖約100キロ、水深約1700メートルの海底に基準点を設置。全地球測位システム(GPS)衛星や海中の距離を音波で測る技術を組み合わせて計測した。その結果、海底基準点は西北西の方向に、年間約8センチ移動していることが分かった。」 (時事通信) - 10月8日21時2分更新

●「 調査は海保と東大生産技術研究所が共同で行った。日本列島が乗っている陸側プレートの下に太平洋プレートが潜り込む境界の陸地寄りで、海底に音波の送受信装置を設置、衛星利用測位システム(GPS)を併用して海底の動きを測った。
 2002年5月から今年5月までの調査の結果、1年に約8センチの割合で西北西(日本列島の方向)に移動していた。約120キロ離れた本州の陸地の速度は約4センチ。プレート境界に近いほど移動速度が速く、岩板にひずみができることが証明された。 (共同通信) - 10月8日21時45分更新
●「日本列島が乗っている大陸プレート(岩盤)の下には、太平洋側のプレートが潜り込む構造になっている。潜り込みに伴い、大陸プレートが縮み、このゆがみに蓄えられたエネルギーが爆発、地震が起きるとされている。
 同県沿岸部の三陸海岸は、やはり西北西に年間約4センチ移動。このため、海底基準点と海岸の距離は年間4センチ圧縮されていることになり、このエネルギーが毎年蓄えられている。」(河北新報) - 10月9日7時3分更新
などです。差し上げた回答は以下のようなものです。

「そうですねぇ、こういう発表を聞くと、プレート論は実証の時代を終わっているんだ、と解説される方の言葉が本当かと思ってしまう人が出てくるのもうなずけます。
しかし、よく発表を見れば、8センチ移動していると観測された観測基準点は沖合いの海底に設置された一点であります。また陸上側も西へ4センチの速度で移動しているようです。陸上つまり大陸プレートが海洋プレートの半分の速度とはいえ西に動いているのでは、海洋プレートは誕生してから2億年掛かって海溝に沈んで一生を終えるという”美しい”プレート説が成り立たないように思えます。<br>そして観測点は海底の堆積層という地球表皮の上に設置されていますが、プレートの主体分部は堆積層の下部にあって厚さが10キロというものです。セミナー[211]や[271]http://www.ailab7.com/log/eqlog211-220.html

http://www.ailab7.com/log/eqlog271-280.html
に解説した通りですが、 地殻という人間で言えば骨にあたる部分を堆積層という皮膚にあたる分部の動きから診断することは出来ないと思っています。なお、ライブラリー[112]http://www.ailab7.com/log/eqlog111-120.html
で話題にしたように、地殻の上層と下層は一体の物ではないという観測もあります。表皮の情報だけから全体を推定するのは困難だと思っております。」

以上がその回答です。また「潜り込みに伴い、大陸プレートが縮み、このゆがみに蓄えられたエネルギーが爆発、地震が起きるとされている。」という誤解に関しては、
「何度も繰り返して説明(セミナー[155][162][181][498][513][659][670][734])しておりますが、プレートという剛体に爆発的な歪エネルギーが蓄積されるというのは幻想でしかありません。プレートを板バネサスペンションのようなものに置き換えることは出来ません。プレートは無鉄筋のコンクリートのように、曲げ応力には耐力が無く、すぐに折れてしまいます。折れた無鉄筋のコンクリートが接触相手を跳ね上げるような挙動を取ることはありません。

両理論を共存させることは、痛みを感じさせない折衷案のように感じられるかもしれませんが、地震の真相には近づけないと思います。」

と回答いたしました。

854
2004/10/12(Tue) 17:27
パトロス
深発地震面の解釈
会員専用掲示板でのやりとりですが、地震検索システム
http://www5b.biglobe.ne.jp/~t-kamada/CBuilder/eqlist.htm
をご覧になった方が、

「(地震が)表層で殆ど起きていることから「地震は、水が原因の爆発」という 石田説が有力であると説明していると思います・・、が潜り込んでいるプレートらしき物も綺麗に表示されるので何とも解りません。」

という疑問をお持ちでした。そこで次のような回答を差し上げました。

「プレートらしく見えているのはニューオフィス23 http://www.ailab7.com/sinpatu.html
にある和達・ベニオフゾーンのことなのですが、定説地震論では深発地震面と呼んで、プレートが潜り込むために摩擦が働いて地震が起きている場所、つまりそこが海洋プレートの上面であると解釈しています。しかしこのような深い場所では高熱のために物質はすべて溶解しているはずであって、ここは摩擦だとか弾性反発あるいは歪とかの固体物理の現象が該当しない流体物理学が適用されるべき領域です。
石田理論では、地球内部の熔融マントルが対流によって地球内部に移動している姿であると捉えています。対流する過程でニューオフィス26
http://www.ailab7.com/tairyu.html
に示すように、解離度の増減に応じて解離と結合(つまり爆発)を繰り返しているのだと解釈しています。地球内部に達するまでに何度も解離と結合を繰り返して、ついに結合水は100%解離した状態になります。さらに地球内部を対流しますが、海嶺部で上昇するときには、爆発を繰り返しながら結合水に戻って行きます。これが海嶺部で地震が起こる原因、かつ熱水が噴出してくる原因です。

セミナーの中の図からも分かるように、地球内部に潜り込むときにはかなり深くまで地震が起こりますが、上昇するときには(対流で解離水が拡散しているために)浅くならないと地震は起こりません。」

以上がその回答です。つぎに水が岩盤を滑りやすくさせるのではないかというマスコミなどでも良く紹介される考え方もお持ちで、次のような質問もありました。
「逆に潜り込んでいるプレートがあるからこそ、そのプレート境界の岩盤の隙間に水が頻繁に入り込みその付近で頻繁に地震がおこるのでは?(群発地震など)」

これに関する回答として、
「プレートが潜り込んでいると考えられている深さでは固体として挙動する岩盤は存在しないと思います。群発地震は解離層が安定しないために、いつまでも解離と結合(爆発)を繰り返しているわけです。安定すれば地震は収束していきます。大地震の後いつまでも余震が起こるのも同じ理由です。」

とお答えしました。

855
2004/10/12(Tue) 17:44
銀次狼
台湾島の地盤沈下が加速
 石田先生、お久しぶりです。書き込みは2年ぶりでしょか。
 それはともかく、地球温暖化とは関係なく台湾島の沈下が加速してきているようです。沈下している面積が広大で沈降深度も大きいので、地下水の汲み上げによる物とも違うようです。私自身は地殻変動による台湾島の沈没の可能性があると考えています。
(以下中国の報道より抜粋)
統計データによると、2001年の時点において、台湾島の地盤沈下面積は2667平方キロに達し、台湾島の平原面積の25%を占め、10の台北市ほどの大きさとなった。そのうち、雲林地区の沈下面積が最大で、累計沈下深度が最も深刻のは屏東県の佳冬郷で、3メートル以上に達している。彰化県の大城郷は沈下速度が最も早い地域になった。近年以来、台南地方の沈下面積は34平方キロから294平方キロに広がり、10倍も増え、沈下面積の増加幅が最も急激な地域となっている。
 参考アドレスを載せますが、書かれている解説は正しくないと思っています。
http://j.peopledaily.com.cn/2004/10/12/jp20041012_44186.html
856
2004/10/13(Wed) 10:46
パトロス
Re:[855] 台湾島の地盤沈下が加速
銀次狼さま 本当にお久しぶりです、セミナー[81]
http://www.ailab7.com/log/eqlog81-90.html
が最初の書き込みでしたが、二年と一ヶ月前のことですね。<br>ところで台湾の沈下騒ぎは始めて知りましたが地下水の厳格な管理を行っても多分防げないでしょうね。大昔には近くの与那国でも沈降があったようですしね。
http://www.ailab7.com/choukodai.html
島影が沈降して無くなってしまうことは、プレートテクトニクス理論では説明が出来ないために学者は認めようとしませんが、日本でも与那国のほかに、瓜生島や、高知湾の陥没http://www.ailab7.com/uryuu.html
http://www.ailab7.com/lib_011.html#lcn011
などで経験したことで地震と関係しています。解離水の爆発が水平方向ですと、爆縮によって地盤の沈降が起こってしまいます、國次さんが解明しようとされている海底に沈んだ熱海湊 http://www.izu.biz/pro-tecs/
 もそうですし、伊勢湾内の安濃津もそうです。逆に爆発が垂直方向ですと、隆起が起こり秋田の象潟
http://www.chokai.ne.jp/kisakata/kyoudo/jisin200_cover.html
のような変わった風景になります。
台湾では、これまで何回か大きな地震が起こっていますが、そのたびに少しずつ沈下していることも考えられます。私はアトランティスやムー大陸がかつて存在し、今は海底に沈んだと思っています。その原因は何回かにわたる大地震によって起こる爆縮現象が原因だと思っています。
情報ありがとうございました。
857
2004/10/14(Thu) 23:10
パトロス
熊被害と台風は地震と関係するか
ある人が、次のような問題提起をされました。
「僕は記録的な台風の上陸と熊が住み慣れた山を離れるのは大地震発生の予兆じゃないかと思うが、如何が?」
私は次のようなコメントを返しておきました。
○○さん、少し堅い話になるけどね、熊と台風が地震とどう関連するのか、よ〜く考えないといけないと思うんだよね。
私は大地震との関連は薄いと思うよ。雪山から冬眠中の熊が降りてくれば、それはマグマが上昇している可能性があって心配だけどね。しかし熊はまだ冬眠に入ってないし、今年は台風で熊の餌が実る前に落ちちゃったので里に下りてくる、というのも説得力があるよね。私は一番大きな原因は次の記事だと思うねえ。

「(京都府)北桑田郡猟友会の大萱健一さん(66)は「ここ2年間、絶滅の危機にあったツキノワグマの捕獲が禁じられ、その前の3年間ほどは捕獲の自粛を要請されており、個体数が増えたのでは」と推測。美山町猟友会の勝山武司会長(72)も「クマは2年に1度、オスとメスの一対で子どもを生む。捕獲が自粛・禁止された5年間に2回は子どもを生んでいるはず。スギやヒノキの皮がクマにはがれる被害も増えており、クマが増えているのは間違いない」と、個体数が増えたことを指摘する。」

要するに個体数が増えてる上に、今年は山に餌が少ないというのが原因であり、あんまり大地震と結び付けないほうがいいと思うんだよね。東海地震は何時起きてもおかしくない・・なんて間違った地震学が蔓延していて、ただでさえみんながビクビクしている状況だからねえ。また台風の上陸数が多いというのも、地震と関連するという因果関係が見当たらないと思うんだよね。

858
2004/10/15(Fri) 07:46
パトロス
続・熊被害と台風は地震と関係するか
熊騒動とマグマの関係に関して次のように「なるほど」という方がありました。
「なるほど・・冬眠中のクマさんのおけつがマグマであたたかくなって「春」・・いや『火事』とまちがえてでてくるちゅうことかな?」熊のお尻がマグマで焼かれるというような短絡的「なるほど」では困るので、コメントしておきました。
「△△どん、そんなに簡単になるほどと言われると、ちょっくら困るんだよね。
堅い話になるんで、省略してあるんですよ、マグマの上昇⇒解離度上昇⇒解離ガスによる圧力の増加⇒熱水・蒸気の上昇⇒熊さんのお尻が蒸せる・・・という因果関係がね・・・。マグマが直に熊さんを熱するわけじゃないんですよ・・・。」

石田理論のキーポイントは地下深部に存在する水の解離現象にあります。誤解を避けるために繰り返しますが、解離した爆鳴気の爆発(厳密には爆縮)が地震であり、蓄積された爆鳴気が種々の前兆現象を引き起こしているということを理解していただきたいと思います。

859
2004/10/17(Sun) 19:12
パトロス
フィリピン海プレートと地学教育
「教えてgoo」というサイト http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=882430&amp;rev=1
で誕生する場所がないフィリピン海プレートをどのように生徒に教えるのかという疑問と悩みを学校の先生が展開していました。最後の回答者がニューオフィス
http://www.ailab7.com/udaz.html
の記事を紹介していました。
私はもともとプレートという概念に間違いがあると思っていますので、納得した上で生徒に教えるという使命のある学校の先生は大変だなあと思ってしまいます。でも少しずつ、ANS的地球論が浸透していっているようなので、何年か後には地学教育の内容ががらっと変わるものと期待しています。
860
2004/10/18(Mon) 02:19
じゅろん
無題
はじめまして、最近学校で地学を習っている高校生です。偶然このサイトをみつけて、新しい地球論があることを知りました。そのなかで学校で習ったプレートテクトニクスや大陸移動説、アイソスタシーが否定されている点でいくつか疑問に思ったことがあります。まずプレートテクトニクスや大陸移動説を否定するのなら、アフリカ西海岸と南米東海岸が一致したり、その他ウェゲナーが証拠としてあげた地質や生物の生息域についての説明をいただきたいと思います。

あと、ライブラリー037「アイソスタシーという矛盾」についてなのですが、私も固体に固体が浮くという考え方がなかなかのみこめませんでした。しかし、先生のおっしゃるようにマントルが固体でなく液体であるならば、アイソスタシー理論は成り立つのではないでしょうか。まだ高校生であり、学校で習った知識しかもちあわせていませんがコメントをいただけたらと思います。

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