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2002/10/10(Thu) 13:55
石田 昭
最も安価な検知器論に同感
ノリマン様

 私も今、それを考えています。観測網参加者に報告していただく事項に、コンパスの異常を含めようかなと思っているところです。ただ、おっしゃるような、震源方向の推定は、簡単ではないと思います。というのは、マイクロクラックの発生する仕組みを考えてみると、震源付近で起こる解離反応によって、圧力増加が生じ、それによって、上部の岩盤にまず微小なクラックが発生すると推定されます。そのクラックは、震源(上から見れば震央ですが)から放射状に発生するものと、同心円状に発生するものと、二通りあると思われます。これが地震雲が、震源上空から放射状に発生したり、同心円上に発生する原因でしょう。従って、地電流も、震源から放射状に流れるだけではなく、クラックの発生状況に応じて変化し、一律には流れないと思うからです。

 ついでに、坂柳先生が20年前に変だと気がつきそうなものを・・・と嘆息されている歪観測予知法についてコメントします。

 マイクロクラックが発生する前には圧力が増加して、歪が進行するから、歪を測定(地盤の隆起測定)すれば、地震を検知出来そうに思えますが、坂柳先生ご指摘のように、岩盤はガラスと同じで、わずかの歪で破壊点に達します。隆起を検知する前にもう破壊されてしまっているでしょう。隆起を検知した時にはもう手遅れ状態で、地震爆発の直前だと思います。

 ということで、震源の推定はやはり、メーターの数値情報から、コンターライン(等強度曲線)を引いて調べるのが、妥当だと思います。その意味で、電磁波メーター(三軸型がベスト)による観測点をなるべく蜜な配置になるように、たくさんの電磁波メーター所持者に参加をお願いしたいのです。

 ただいま、専用ドメインを取得し、観測網計画を鋭意準備中です。

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2002/10/10(Thu) 20:23
石田 昭
失われたアークを求めて? 
まだお会いしたこともないT氏からの報告です。氏はまるで映画「インディー・ジョーンズ 失われたアークを求めて」のように、アークを求めて、インターネットというジャングルのなかを、探検しておられるかのように見えます。「単純な原理を何故研究しないのでしょう。」「その様な事を繰り返しても、本質に近づく事にはなら無い様に思えます。」・・と少しぼやきが聞こえてくるようになりました。以下報告です。

 水蒸気爆発と地震をキーワードにネットワーク上で調べてみますと、短時間ではとても読み切れない数のHPが検索されます。 火山を原因として発生する地震については何の疑問も無く、水蒸気爆発が原因の一つとされています。地下深く、得体の知れない数多くの不思議なバネを想定せずとも、

単純な(天ぷら鍋に水滴を垂らすような)原理を何故研究しないのでしょう。

(尤も、新・地震学セミナーで始めて気付かせて頂いたのですが)

地震が発生する度に、バネの位置と、仕組みが見直されている様に思えますが、その様な事を繰り返しても、本質に近づく事にはなら無い様に思えます。

添付は極一部のご参考です。

名前:川勝均

職名:教授

所属:海半球観測研究センター

専門:地震学

homepage : http://gachon.eri.u-tokyo.ac.jp/~hitosi/

 以上がT氏の報告です。報告にあるHPの中の文章に、地球の自由震動の話しがありました。

地球の自由震動の解析も定式化され、図のような数日間の地球の振動のデータ(地震波形)から、右下のような地球深部の不均質な構造を推定できるようになってきた。

http://gachon.eri.u-tokyo.ac.jp/~hitosi/bps/SSJ_2000.files/frame.htm

一方、地球規模のスケールで見ると、大気と固体地球の共鳴現象が日本の研究者たちによって発見され、世界中の注目を集めている。大気の動きのよって固体地球が揺るがされ、地震のないときにも地球はいつも振動していることがわかった。これは新しい現象の発見というだけでなく、大気のある他の惑星の内部構造探査の可能性を示唆する研究として、極めて重要な発見だ。

http://gachon.eri.u-tokyo.ac.jp/~hitosi/bps/SSJ_2000.files/frame.htm

 とあるのに、地球内部のマントルが固体であるという立場を捨てない研究者たちは、一体何を考えているのだろう・・・と、私のぼやきもひどくなる一方です。

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2002/10/11(Fri) 07:44
ノリマン
100円検知器をセットしました
石田先生

 早速100円ショップで100円コンパスを買い求め、机の端に磁北に合わせて、両面テープで固定しました。異常な変化があったら、E方向に何度、S方向に何度という形で報告します。100円検知器なんて、効果があれば夢みたいな話ですね。100億かけても、何も分からない、と地震学者はいっているのですから・・・。これなら大勢の人に参加してもらえるでしょうね。取りまとめセンター(石田研究所?)が大変でしょうが・・・。

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2002/10/11(Fri) 13:15
管理人
安心センサーの理念
T氏が「安心センサー」の第二号器を考案されたそうです。まだ届きませんが、メールを紹介します。

 安心センサー二号”の材料調達に百円ショップに行って参りました。ノリマン様ご提案?の、100円ショップ地震予知装置面白いですね。巨大な予算のもとでも、地震予知の方向性すら見出せない事へのアンチテーゼの様で。但し、簡単な装置ですので、全国の大勢の方々のご協力が無いと成立しませんが。

私が安心センサーにこだわって居りますのは、坂柳先生の手法で充分だとは思うのですが、広く衆知を結集する為にも、統一した物が在った方が良いと思ったからです。勿論、私の考案の安心センサーに執着は一切御座いませんし、未だどの方式が良いと言える段階にも有りません。

 例えば、皆さんで各種安心センサーの試作を石田先生に見て頂き、セミナーとして”安心センサー第何号”と認定頂くのはどうでしょうか。異常時の報告も、”何処のエリアで、センサー何号に異常有り”とした方が、センサーの性能向上にも繋がる様に思えますが。興味の有る方は、何種類もの安心センサーを集めても、1台数百円ですから。

”安心センサー”のポイントは、多くの方が片手間に観測出来る事だと思います。異常に気が付いた方の報告を集計する事で、周辺との比較が出来、始めて本当の意味での地震予知の第一歩と成るものと思います。

 センサーが働くまでは、多分??安心です。と言った意味の”安心センサー”ですから。そう言った意味では、今作っております永久磁石の磁力線変化を見る安心センサーは、

放置しておいても、落下で異常を知らせてくれると期待しています。問題は電磁波センサーが自動化されていない事です。自動化と言いましても、異常をキャッチした状態で、表示が残る方式となれば良いだけで、異常の瞬間は解からずとも、異常が発生した事が掴めれば、大進歩です。

 常時、電磁波センサーにかまって居る訳にも行きませんし。市販のキットに少し手を加えるだけで良いと思うのですが、私にその技術が有りません。技術をお持ちの方でご協力頂ける方から御一報頂ければ、幸いです。

 私のメールアドレスを公開頂いても結構です。

以上です。T氏に協力可能な方は、  mtera@kt.rim.or.jp

へ連絡してあげてください。これは衆知を統合する活動です。宜しくお願いします。

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2002/10/11(Fri) 13:37
ノリマン
針がぶれない!オイル入り
100円ショップには方位磁石が二種類ありましたが、「針がぶれない!!オイル入り」というのが良いと思います。100円とは思えない、良質感があります。皆さん、こぞって100円検知器を持ちましょう。勉強机、会社のデスク、電話台など、よく目に触れる場所に両面テープで固定しておきましょう。磁北に合わせることを忘れないで・・・。

でしゃばりですか・・?

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2002/10/11(Fri) 22:44
銀次狼
琵琶湖の湖底にも遺跡 
滋賀県立大の林博通助教授(考古学)は11日、同県米原町の約300メートル沖の琵琶湖底にある「尚江千軒遺跡」は、地盤沈下で陸上から湖底に沈んだとみられると発表した。林助教授は「今後地震学などの分野から検証が必要だが、元来地上にあった遺構が、地盤沈降で湖底に沈んだ状況証拠を初めて確認できた」としている。 (時事通信)

 以前にインド沖での海底遺跡について述べましたが、日本でも沖縄の他に、ちょっと規模は小さくなりますが、琵琶湖の湖底に遺跡があるんですね。

 やはり、地震学の分野から解明していただければ、地殻が浮上したり、沈没するような理由が明解になれば良いと思います。

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2002/10/12(Sat) 07:18
石田 昭
100円検知器が有効な理由
ノリマン様  「でしゃばり」ではありません。声を大にしてアナウンスしてください。100円コンパスが有効な検知器である理由を、T氏が教えてくださった観測情報

http://yochi.iord.u-tokai.ac.jp/eprcJ/page018.html

から見ることが出来ます。

その中から抜粋します。図面はHPを開いてみてください。

・山崎断層の地震

 兵庫県の山崎断層でも観測を実施していた.1984年その観測点のほぼ直下でM5.5の地震が発生した.地電流変化はその地震の前2日ほどから顕著に変化していた.

・能登半島沖地震(1992.2.7)

 地震発生当日まで56日間継続する非常に大きな地電流変化・・・異常変化は地震発生後約2時間で通常のレベルに回復した。異常変化は、後に地震予知連絡会により「能登半島沖地震の前震であった」と判断された地震活動が発生したのとほぼ時を同じ時期に開始していた。

・地磁気変動による地電位差異常

 (両者に明瞭な関係があることを示す図面あり)

 以上ですが、地震発生の前に、明らかに地電流が通常と変化するのが分かります。また地電流と地磁気変化の関連も明瞭に観測されているようです。

 解離反応による圧力増加が、マイクロクラックを発生させ、それが、地電流を引き起こし、磁界を形成して、地磁気を狂わせる、それを100円検知器が感知する、ということです。マイクロクラックの発生段階を超えて、岩盤の破壊点に達すると、容器の亀裂が原因で起こるボイラー爆発のような地震現象になるものと考えられます。爆発までに2日〜56日という長期にわたる、磁界の変化があることを、この情報から読み取ることが出来ます。

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