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511
2003/07/04(Fri) 19:53
パトロス
瓜生島沈降の確証
図書館で、21世紀地震アトラス「あした起きてもおかしくない大地震」という本を見ていましたら、別府湾の中央断層の話が載っていました。抜粋して紹介します。

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「歴史を振り返れば、瓜生島の伝説が残る1596年M7.O慶長の地震をはじめとして、元禄や安政年間に数度、大きな地震に襲われている。慶長の地震は、近年行われた別府湾の海底活断層調査の結果、湾の北西奥から、湾南へと向かう別府湾中央断層の活動によることがわかった。九州を南北に引っ張る力によってできた裂け目の、北側の縁が別府湾中央断層だ。別府湾の北に対し、湾中央部がずり落ちる動きによって地震が起こる。裂け目の中央部、落ち込んだところが海水に浸されて別府湾ができた。」

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以上ですが、瓜生島を伝説としてしまっているところをはじめ、解説文には納得がいきませんが、別府湾の一番北側にある中央断層を音波探査機で調査した結果に目が留まりました。湾の南側(深いほう)が垂直に切り立った感じで下がっているのがはっきりと分かります。瓜生島沈降を見事に証明する音波探査の結果にびっくりしました。

私の目には瓜生島沈降の確証と映るのですが、活断層神話を信仰しておられる方々には、原因と結果が逆に見えているようで、「この断層が動いて地震を起こした」という解釈のようです。本当は瓜生島を沈降させてしまうような大爆発で、傷跡として断層が残ったというのが正しいと思うのです。

借り出しができませんでしたので、アマゾンで注文しました。書籍が届きましたら、ニューオフィスの瓜生島の項に追加したいと思います。

512
2003/07/04(Fri) 22:27
パトロス
仙台のコンパス異常と地電流
小林泰晴氏の日本地震前兆現象観測ネットワークの情報NO 286(‘03 7/3)を、ある方が送ってくれました。仙台で計測されている地電流が6月28日には、5vフルスケールという大きなものであったそうです。抜粋して紹介します。

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渡辺氏 6/28.11時頃レンジを100mvにし地電流を測定中に振り切れた。単発パルスでないのでレンジを低感度の2v―5vと切り替えてみた。5vで丁度フルスケール!! 仰天地電流。約5分間続いた。漏電の可能性もあるが要注意である。更に13時にも約2分間100mvオーバーが記録された。

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ANS観測では、仙台青葉区一番町で、コンパス異常が報告され、異臭騒ぎ等も起こっていました。記録をまとめてみます。

6/20(9:25) 西3度 (18:10) 東5度
6/21(13:00) 東10度
6/22〜25この間は報告なし。24日午前7:00〜9:00 仙台駅東一帯で異臭騒ぎあり([493]参照 )。

6/26(9:15) 東3度
6/27(8:35) 東3度
6/28〜29  報告なし。  (28/11:00渡辺氏5v地電流観測,13:00 100mv地電流観測)
6/30(11:55) 東3度
7/1(8:55) 異常なし
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ANS観測者のお仕事が多忙を極めて、欠測または無報告があり、28日の状況がわかりませんが、ANS観測網で検知したコンパス異常と、28日の「仰天地電流」とは関係があるのではないかと思っています。地電流の周囲に発生する局所的磁場がコンパスを狂わせているのだと思います。

513
2003/07/05(Sat) 18:58
パトロス
サンフランシスコ地震から学ぶ(1)
ゴールド博士は地震の項の最後にサンフランシスコ地震について詳しく書いています。ガス噴出についておびただしい報告があるようです。

また地震の前から仙台で起こったような異臭騒ぎがあったことも報告されています。仙台が危険であるという意味ではなく、地震前兆現象として大切な知識であるということを知っていてもらいたいと思います。前兆の一つが起こったからといって直ぐに騒ぐ必要はないですが、警戒してANS情報にも耳を傾け、総合的判断を下して欲しいと思います。そのためにも、サンフランシスコ地震の状況を学んで見ます。第一回は(1)大気の現象、です。

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■サンフランシスコ地震

サンフランシスコの少なからぬ地区と事実上サンタ・ローザの全域を破壊した地震は、一九〇六年四月十八日の午前五時十二分に発生した。震動が最も激烈を極めたのはおそらく、サンフランシスコ北東方一〇〇キロメートルの地点であったと考えられる。有毒な硫化水素を含むガス、可燃性のガスなどが大地から激しく噴出したとするおびただしい報告のうちから、いくつかを抜粋して掲げることにする。この地震については最も詳細な報告が残されており、しかも他の地震でも見られる現象がすべて揃っているものである。

(1)大気の現象  ローソンら(一九〇八)が目撃者から収集した地震時に耳にした異常音の膨大なリストには、次のようなものがある。サンタ・ローザでは、「音は南西方でした。ついで風を感じ、そして揺れがきた」。コタチでは、「衝撃の前に暴風のような音がした」。ポイント・レイース駅では、「轟音が聞こえ、ついで顔に風を感じた」。カリストガでは、「揺れがくる前に音が押し寄せた」。ペスカデロでは、「揺れの前に風のような音が鳴った」。そしてマウント・ハミルトンでは、「衝撃と同時に鳥が飛ぶような音がした」。ガスについてのはっきりとした証拠は四月二十三日にサンタ・ローザで発刊されたデモクラート・レパブリカン紙(震災後出版された最初の新聞)の次の記事に見られる。

「月曜日にフォート.ロスからやって来たJ・B・ドーダー氏によれば、同地では地震により大地に巨大な割れ目が発生し、そこから強烈なガスが噴出して人や家畜に大きな影響を与えたそうである。」 膨大な証言を集めたエドガー・ラーキン(一九〇六)も、ソーサリト地域で硫化水素の臭いが感じられたとしている。彼はまた、次のように報告している。 「ナパ郡では十七日の夜および十八日の地震前に硫黄臭が鼻をつき、それが十八日いっぱい続いた。・・・・寄せられた多数の手紙の記述から、サンフランシスコの北方と東方の全域が硫黄系のガスに包まれていたことは明らかである。」

ローソンら(一九〇八)によれば、地震の二日前、サンタ・ローザのチャールズ・コーブスという人が強い硫黄臭に気がついた。八年前の地震の時に、「同氏の家の下から硫黄の蒸気が立ち昇ってきて家族が屋内にいられないほどになった」ことがあったので、コーブス氏は一九〇六年四月十六日(地震の二日前)に、このことを思い出して家族にまた地震があるかもしれないと告げていたのである。

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以上です。これだけ多くのガス噴出現象が報告されているのに、この地震をきっかけにして「弾性反発説」が生まれました。皮肉なことですが、提唱者のジョーンズ・ホプキンス大学H・F・リードは、測量用の三角点が発生した水平断層の近辺で一番多きな移動を示し、断層から8キロも離れると、殆んど移動が見られないことに幻惑されたようです。

リードの説は「長年にわたりゆっくりと地殻に変形が加えられ、その変形がある極限に達すると、割れ目(断層)ができて、今まで変形されていた地殻は自分の弾性で一気に元の状態に跳ね返る。このとき地震が起こる。」というものです。プレートがもぐりこんで、歪が蓄積され、一定量になると跳ね上げるという「海溝型大地震」の台本がここにあることが分かると思います。

しかし、これまでに学んできたように、地殻・岩盤には「自分の弾性で一気に元の状態に跳ね返る」というような、自動車のサスペンション(板バネ)のような性質はありません。ガラスのようにポキット折れてしまうのです。坂柳先生のご指摘にあるところです。

514
2003/07/06(Sun) 11:12
ノリマン
南海地震との関係は?
先ほど南海地震が起きると想定される海域で地震がありました。
発生時刻 06日08時30分頃 震源地 紀伊半島沖 (北緯32.7度 東経135.9度 深さ30km)

規模 マグニチュード4.8

前震なのか、関係ないのか、地震学者はなんと言うのでしょうか。歪エネルギー蓄積理論でいけば、エネルギーが解放されたから、暫くは南海地震は起きないだろうということになりそうですが・・・。

515
2003/07/06(Sun) 12:04
パトロス
Re[514]南海地震との関係は?
歪エネルギー蓄積理論から推論すれば、当然ノリマンさんが言われるとおりの解説になると思うのですが、きっとそういう解説はないでしょうね。まだコメントは聞いていませんが、「いよいよ、南海地震の海域も活動期に入ってきたと思われる。」とか「GPS設置や、海底地震計設置の対応を急がなければならない。」という発言もされるのではないでしょうか。

要するに信頼できる理論が不在のために、合理的な話が何もない、というのが真相でしょう。地震関係者の話はよくわからないなあ、という思いをいつも持たされますが、今回もきっと、明快なものは何もないでしょう。「想定している南海地震とは別の動きである。」というコメントかもしれませんし、いつものように「今回は違ったけど、いつ起きてもおかしくないのです。」というものかもしれません。

516
2003/07/06(Sun) 19:27
パトロス
サンフランシスコ地震から学ぶ(2)
サンフランシスコ地震から学ぶ二番目は水の現象です。
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(2)水の現象  水中に硫化水素が発生するという指摘は無数に報告されている。ラーキン(一九〇六)によれば、「小さな川はいくつかの場所でガスが水中から抜け出しているかのように乳白色になった」。水中で硫化水素が泡立つと、水が乳白色を呈するのは周知のことである。

一九〇六年五月二日付のサン・ホセ・ヘラルド紙は地震当日、モントレー湾では数キロメートル沖合いに居合わせた漁船の古参漁師たちでさえ、だれひとり見たこともないという見慣れない魚が何千尾も水面に浮かんだと報じている。これと同様に、地震時に魚、とくに深海魚の大量死の報告は日本からも伝えられている。海水が乳白色を呈したという点が報告されることも少なくない。、ここでも、魚類にとって極めて有害な硫化水素が原因となっているという説明が通用しそうである。いずれの場合でも、おもに犠牲になるのは、ふだん捕獲されることのない海底に棲む魚類である。

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ニューオフィス27 「関東大震災で生じた相模湾内の隆起・沈降現象」の中で示した図面にも、大島と房総半島の間で、地震発生の翌日(9月2日)「午前中深海魚が多数斃死浮標せるを見たり、という」と記してあります。またその近くの二箇所で水底電線切断という書き込みがあります。海底からガスの噴出があって、深海魚を多数斃死させたのでしょう。こうした現象は地震発生の前から現れることもあり、島国日本では古来から地震の予兆として伝えられてきております。断層地震説では地震前にはガス噴出の可能性が全く考えられないと思うのですが、どうして地震学者が断層地震説に拘るのかが良く理解できません。

517
2003/07/07(Mon) 22:57
パトロス
大火災での放水が火勢を強める理由
あるサイト(阿修羅)に「ひつじ」さんがANSのHP記事「地震はこうして起きる」を紹介してくださいました。それに対して、「 解離ガス発生の疑問」として、ある方から質問の投稿がありました。水の解離現象に関しては皆さん馴染みが薄いようですので、質問の概略と、差し上げた回答をこのセミナーにも転載しておきます。回答は「大火災での放水が火勢を強める理由」としてあります。

(質問):解離ガスが発生する。このメカニズムが理解出来ません。
我々の物理の理論では、水が水素と酸素に解離するには電気分解で可能だと一般知識になっています。とにかく、電気分解以外で酸素と水素に分解出来れば、それだけでノーベル賞は絶対に間違いない”解離ガスの爆発は、「水が爆発している様なもの」の説明にしか聞こえないのです。水が爆発するならば原子炉発電はいらなくなります。解離ガス爆発は世界のエネルギー革命です。是非”実験装置の開発に取り組んで下さい。

(回答):平凡社の世界大百科事典で「解離」の項目をご覧になってください。
「かいり 解離」:  一つの分子がその成分原子、原子団または他の分子に分解し、しかもその分解が可逆的に起る場合その現象を解離という。解離は熱、強力な電場、光エネルギーなどいろいろな状況で起るが、熱によって起る場合これを熱解離といい、電解質の水溶液のごとくイオンに分解する場合を電気解離略して電離という。解離が起る場合には熱解離の場合におけるごとく外部からエネルギーを吸収することが多い。解離する場合にこのように外部から供給してやらなければならないエネルギーを熱量に換算したものを解離熱という。解離熱は熱学的測定によっても決定しうるが、また、分子スペクトルの観測によっても知ることができる。また結晶体の場合には結晶の格子エネルギーからもその値を知ることができる。解離もまた一つの可逆的な化学反応であるから一般の可逆反応の場合と同様に、反応物質と生成物質との間に平衡関係が成り立つ。

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以下に続く説明は少し難解ですので、止めますが、「水」の項目を引くと、水蒸気の解離度の表が載っています。4000度を超えるとかなり高濃度の解離がおこり、これが大火災の時に放水すると、かえって火勢が強くなる原因になるという話題も消防関係者の中にはあるそうです。酸素と水素に分離するのは、電気分解だけではないということです。

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以上のような回答を差し上げました。解離させるのに膨大な熱エネルギーが必要で、直ぐにはクリーンエネルギーとはいかないようです。消防関係の話は次のようなもので、生ごみ処理の質問に対して回答された「風と光の研究所」所長堀内道夫氏の話しです。

○質問  水を燃やしたら、(つまり)水にこのブラウンガスをかけたらどうなるのでしょうか。含水率の非常に高い生ゴミを燃やした場合ですね。

○堀内  実は、ブラウンガスだけを燃していても280°Cしか出ませんので、この中に水を少し入れる。そうしますとものすごい火炎が、例えば20cmぐらいの炎しかないブラウンガスに水を混ぜますと1m以上の火炎になって、本当に炎という感じです。ブラウンガス自身はあまり色がついていなくて、見えるか見えないかのブルーの感じで先がほんの少し赤くなっているだけですが、これが水を混ぜますとブァーツと燃えるんです。一つの例でいえば、大火の時に水を掛けるとかえって爆発しますね。水蒸気爆発というのと、もう1つは、水を4000℃ぐらいにしますと水素と酸素が30%ぐらい分かれる。つまり分離するのです。熱分解だけで水は水素と酸素・・・・高温でなければだめですよ、4000°Cとか、なかなか難しいわけですが、ブラウンガスがそれに到達しているので、ブラウンガス自身が水をまた加熱して一部ブラウンガスにして燃えますから、それでボンボン燃えるということが今言われています。

http://www.recycle-solution.jp/shinki/dai3/05.html

注:ブラウンガスとは水を電気分解して得られる酸素と水素の混合ガスのことですが、石田理論ではブラウンガスにまつわる事象を全て肯定しているわけではありませんので、誤解のないようにお願いいたします。

518
2003/07/08(Tue) 16:30
旅の爺
マジ?
簡単に言えば石田理論はマグマに間隙水が注入されると高温水蒸気に水の解離反応が生じ、反応性に富むH、O、OHラジカルなどが生成されると言うわけでしょう???

しかし、実際には断層上が噴出される断層ガスらしきものには水素の他に二酸化炭素の濃度にも変化が現れているのです。これらを水の解離反応と説明するにはやや無理があると思いますよ。

地中の奥深くは未だに原始地球そのままの還元性の雰囲気であり、酸素と水素は失われる方向にあると私は思うのです。これは地中生物の生育環境を考察する上で地中奥深いところでは嫌気性生物が多く生息しており、好気性生物が少ないと言う生物環境から言えることです。

嫌気性生物とは遊離酸素の存在をひどく嫌い、嫌気性生物にとって酸素は猛毒であり、酸素が増えるにしたがって、死滅してしまいます。つまり、酸素と強烈な紫外線によって大気中に活性酸素が生成され、それが物質を酸化させることで違う物質に変化させ<br>てきたわけです。

しかし、好気性生物は嫌気性生物とは反対に酸素の存在を歓迎し、植物の光合成が酸素を作りだし、酸素が好気性生物の進化、ついには人類の繁栄を生みだしてきたのです。

私は昔から、高層建築物が建て並ぶ現代社会の地表は高度文明社会に見えても、地中の奥深いところは原始地球そのものの姿であり、マグマそのものが冷え切らず冷え固まらないから地球は生きていると言って来ました。

もし、地中奥深いところに酸素と水素が豊富に存在するのであれば嫌気性生物は存在しないと言うことになります。しかし、メタンガス説なら容易に生物との共存は可能と言えます。

そうです、メタンそのものは微生物の分解からも生成されるのです。それがメタン生成細菌と呼ばれるものです。メタン生成細菌は、ニ酸化炭素の還元によって発生したメタンを空気中に放出します。メタン細菌は地面の下、特に池、湖、川の底に好んで棲んでいます。そのようなところは、空気(酸素)がない「嫌気的」な場所で、盛んに枯れ葉などの有機物(炭素を含む物質)を分解して、その中の炭素をメタンに変換しているわけです。

水素は主に天然ガスの主成分であるメタン(CH 4 )と水との反応によって製造されているのです。その反応は次の通りCH 4 + 2H 2 O = CO 2 + 3H2となるわけです。この理論は水素エネルギー理論によるもので、将来的には日本の大陸棚に大量に埋蔵されているメタンハイドレートから取り出したメタンと水との反応によって水素を作る計画が事実あります。

一般的に、海底火山などから出てくる“無機的なメタン”は、炭素13が占める割合が普通より高いといいます。一方、有機物などを分解する際に生じる“有機的なメタン”は、炭素13が少なく、自然界の大部分を占める炭素12の割合が高いといいます。

最近、1993年7月北海道南西沖地震が起きた時、奥尻島では津波が起き、大規模な火災が起こった。地震より2日後の新聞ではいくつかの証言として、火災は陸からではなく港の船から始まったという。

ある人は、「黒い固まりにのって、火が陸上に迫ってきた」と証言している。1987年には、奥尻島沖でメタンハイドレートのサンブルが回収されている。もしかすると、あの大地震でメタンハイドレートの層が不安定になり、一部のメタンが津波の海水と一緒に育苗地区近くの海面まで上昇し、船のエンジンか何かの高温物体がそれに着火する結果になったのではないかと考えられている。

「大火災での放水が火勢を強める理由」???<br>これは放水することにより火炎中に酸素を供給するからでしょう?酸素自体は燃えると言う性質はありませんが、燃焼を助けると言う助燃性があります。

これは高温によって高温水蒸気に水の解離反応が生じ、反応性に富むH、O、OHラジカルなどが生成されたのではなく、タダ単に消防放水によって建物が崩壊され空気の通り道が出来たからとの見方が有力です。御参考まで…

519
2003/07/08(Tue) 16:38
旅の爺
忘れていました
参考になるリンクを忘れていました。
http://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/club/kyozai-kou/yoshiki/dannsou.pdf
520
2003/07/08(Tue) 17:30
旅の爺
わかりましたよ
>我々の物理の理論では、水が水素と酸素に解離するには電気分解で可能だと一般知識になっています。

精製水なら当然言える事だと私も思います。しかし、水が電解質であれば必ずしもそうとは言えません。

そもそも電気分解と解離をごちゃまぜにされているようですが電気分解であろうと解離反応であっても反応式はH2O→ H+ + OH-のように解離して、水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH-)を生成します。

例えば原子吸光分析などで試料(精製水)を化学炎などで熱解離し、生成した基底状態の原子蒸気にしたとき現れる反応式はH2O→ H+ + OH-のように解離して、水素イオン(H+)と水酸化物イオン(OH-)を生成します。

しかし、水の電離はほんの僅かで、25℃における水素イオンと水酸化物イオンの濃度の積、すなわち、イオン積(〔H+〕×〔OH-〕)が生成したイオンの量の極少量しかありません。したがって、適当な電解質を加えてイオンの数を増やしてやることが必要だと思います。そうすると石田理論の反応式に近い2H2O → O2 + 2H2 となって電離すると見れるわけです。つまり水の電気分解(解離)とは、溶存する電解質の電気分解(解離)であって、水は副次的に電気分解(解離)されているわけですか?

そこで岩石中に含まれるケイ素と水の吸着解離反応でも同様の反応が現れると仮定したとき…まぁーここまで踏み込んだ複雑難解なことは止めておきましょう。

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