前日に戻る
81
2002/09/05(Thu) 22:50
銀次狼
地球再びひしゃげ始める 
初めまして、石田先生。ここのホームページを非常に興味深く読ませていただきました。

地球の変動に非常に興味があり、東京工業大学の丸山先生の書かれた「スーパープルーム」理論などにも興味があります。

先月の末頃、朝日新聞のネットニュースに以下のような文が載っていました。これは、1998年頃から地球の地殻変動が強く起きている証拠ではないかと考えています。つまり、地軸移動の一歩手前の段階に入ったのではないかと考えているわけです。

以下全文を載せますが、これが載っているアドレスはすでに無くなっています。参考になれば幸いです。記事を全文載せるのが不適切であれば、その旨書いていただければ削除いたします。すでにご存知であれば、削除いたします。

「地球、再びひしゃげ始める 人工衛星の観察で判明」

地球は主に自転のために、正確な球形でなく赤道方向に少し平たい楕円(だえん)体だが、球形に近づきつつあった。ところが、4年前から再びひしゃげ始めていることが、人工衛星の観測データを米航空宇宙局(NASA)などが分析して分かった。米科学誌サイエンス最新号で発表された。

NASAのベンジャミン・チャオ博士らは、98年まで地球が球形に近づいていたことは、「氷河期が終わって南北高緯度にあった氷河や氷床が解け、地球を南北に押しつぶす力が弱くなったため」と説明する。

なぜ、この傾向が逆転したかは不明とし、地球内部で、高緯度から低緯度地方へ質量が移動した可能性もあるという。

82
2002/09/06(Fri) 07:15
石田 昭
マントル熔融論を実証する話か
銀次狼様

 情報ありがとうございました。この話はマントル熔融論をサポートしてくれる情報のように受け取りました。それにしても、スーパープルーム、マントル対流などの理論がマントル固体論のまま、つまり「固体だけれども、熱と圧力の下では固体も対流する」と解釈していることが土木屋の頭には理解できないのです。マントルが熔融しているとすると、地震のS波が地球内部を通過するという定説地震学の前提が成り立たないからですが、定説もやがては南極の氷棚が崩壊するように崩れ去ると思っています。

83
2002/09/07(Sat) 12:10
銀次狼
re:マントル熔融論 
石田先生、レスありがとうございます。

先生のおっしゃるように、マントルが固体であれば、地球内部の急激な質量の移動や地球の変形は、起き難いと思います。やはり、マントル熔融論のほうがしっくりしますね。

 参考になって幸いです。

84
2002/09/08(Sun) 23:08
ノリマン
地殻には地震を起こすような弾性は無いと思うが
先日材料力学を専門とする方とお話しする機会がありました。その方は、岩盤には鋼のような弾性が無いことは認めるが、地殻という大スケールになると、また別で、岩盤からの類推は働かない、と言われました。地殻の潜り込み、跳ね上げという定説地震学は矛盾ではないと主張されました。私には、弾性の無いものが集合しても、弾性を発揮するとは思えないので、不思議な考え方だなと思いました。報告です。
85
2002/09/09(Mon) 15:25
管理人
メールの紹介
ある方から、一番元の理論が間違っているから、地震予知が進まないとの批評をいただきました。

ホームページ非常に興味深く拝見させていただきました。先日のTVでも中国の例を放送していたように、地震雲などの宏観現象で地震予知は可能とおもいます。むしろ地震雲も地震の一部と思えば、それから問題となる大きなゆれに至るのは必然とも思います。なぜそれが認められないかといえば、やはり一番もとの理論が間違っているのでしょうか。ぜひ<地震の謎を解く>を読んでみたいと思います。

86
87
2002/09/10(Tue) 09:28
管理人
T氏からのメールの紹介
T氏より情報をいただきました。地震現象が本質的には何も解明されていない現状を改めて認識させられるものです。

 一般向きに投稿された、物理学者の目で見た地震発生原理の説明ですが、その中より、特に下記の部分に興味を持ちました。  御参考まで。

http://www.granular.com/ISC-J/9512/main.html

田口善弘(たぐち・よしひろ)@

中央大学 理学部 物理学科 助教授

ごく最近、地震は専門外の研究者が全然別のシナリオを提出した(「ながれ」(日本流体力学会誌)1995年8月号305頁)。殻は本当は固くなくて非常にゆっくりとだが水の様に流れることが出来るとする。そして、片一方の殻がもう一方の殻の下に「流れ込む」という計算を行なうと、やはり、地震のような振動が生じうる、という研究だ。これだと、「固い殻」を想定した今までのモデルと根本的に違うものになってしまう。この論文は門外漢によって書かれたものだし、挙動の分かっていない地中の岩石の運動を液体と仮定して出した結論だから、地震の専門家に簡単に受け入れられるとも思えないが、とにかく、地震の理解とは基本的なことさえ、この程度なのである。 <

以上です。因みに石田理論では、殻はしっかりと踏ん張ってくれる大地であり、勿論強固な固体と考えています。その下に、高熱の熔融マントルがあって、地球内部で対流していると考えています。地震波は、熔融マントルを伝わっていくのではなく、二層構造の地殻内部を屈折・反射を繰り返しながら伝わっていくのです。ライブラリーの3540を参照してください。

88
2002/09/10(Tue) 17:11
石田 昭
Re:[84] 地殻には地震を起こすような弾性は無い
>私には、弾性の無いものが集合しても、弾性を発揮するとは思えないので、不思議な考え方だなと思いました。

ノリマン様

不思議な考え方をする専門家がたくさんいるのです。ポキッと折れてしまう「カリントウ」でも巨大な「カリントウ」を作ると、玉はがねのようになると信じているのです。もはや信仰のようなもので、改宗は困難を極めるのです。

固体だけれども、対流現象を起こす、対流するが、流体としての性質はない、現に地震波を伝播させているのだから・・・。ということが、アカデミーの世界で信仰されているのです。

 しかし又、そのアカデミーを陳腐なアカデミーとして攻撃する世界の人も、東海地震は川根地区固着域のボルトが折れる時に発生する、数十本のボルトで今はフィリピンプレートの動きが封じられているが、そのボルトが折れつつある、という陳腐アカデミーが発信した誤教を信仰しているのです。

89
2002/09/10(Tue) 21:48
ノリマン
大陸移動説の正しい解説を
石田先生 T氏が紹介してくださったHPのなかに、大陸移動説を解説する次のような文章がありました。

大陸が移動することが知られていない時代にはいろいろ説明できないことがあった。例えば、遠く大西洋を隔てた南米の東側とアフリカの西側に同時期に同じ種類の化石が見つかることなど。化石になった生物が生きていた時代、アフリカと南米は一つの大陸だったから、これはあたりまえだが、かつては大きな謎であった。細い地峡でつながっていたなどと、諸説あったが、大陸移動説はこのような困難をきれいに説明できる理論だった。地図を見れば分かるようにアフリカの西海岸と南米の東海岸はちょうどジグソーパズルのようにきれいに一致するのである。

というものです。大陸移動説を考えるに至った大きな原因が、両大陸がジグソーパズルのように一致するという事実です。それは否定できないように思えますが、正しい解説をお願いします。

90
2002/09/11(Wed) 01:06
銀次狼
大陸沈没・浮上説
>というものです。大陸移動説を考えるに至った大きな原因が、両大陸がジグソーパズルのように一致するという事実です。それは否定できないように思えますが、正しい解説をお願いします。

石田先生ではないのですが、私も大陸移動説には反対です。大陸は、沈没や浮上を繰り返したのではないかと考えています。

根拠としては、日本でも世界の色々な場所で、地層や年代によって、海底生物(貝殻など)の化石が出てくるからです。結構高い山でもそのようなものが見つかっています。また、沖縄の海底遺跡などももともとは陸地だったのではないかと思わせるものもあります。あと、一つの大陸が海底から浮上すれば、その近くでは補償現象で、大陸が沈没すると言うわけです。

伝説ですが、アトランティスやムーやレムリアなどの大陸があったと仮定して、それらが沈んだ補償として他の大陸が浮上したと考えると、浮上している大陸はジグソーパズルのようにあわせると、結構パズルは合い易いのではないかと思えるのです。大陸が離れた所の生物体系が近いのも納得できるわけです。

水平方向に大陸が動くと言う考えも完全に否定するわけではありませんが、垂直方向(沈没・浮上)に大陸が動くと言う考えもあってもいいのではないでしょうか。

私は地球物理学などは専門ではありませんので、アトランティスやムーやレムリア大陸が垂直方向に沈んだと考える方がロマンがあって好きですね。出来ればこちらの方が夢があるので、ぜひ信じたいと思っています。間違っていても笑って信じたいです。

前ページへ戻る  次へ進む

索引へ戻る