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421
2003/04/14(Mon) 11:02
パトロス
定説地震学を信じない人のHP
ルフラン氏の情報で定説の地震学を信じていない方があることを知って嬉しくなりました。そのHPから一部抜粋して紹介します。

http://www5b.biglobe.ne.jp/~nshzwtc/framepage2.htm

(前略)通常、プレート型地震と言われている地震は、地殻の下へ沈み込み続けるプレートによって、少しずつ地殻に歪みが生じ、それが蓄積した結果、そのはね返りによって生じるとされています。それがマグニチュード7・9にも及ぶような巨大地震をも発生させるというわけです。しかし、これは地震学者や研究者も含めて、多くの人々に支持され定説化している一つの仮説に過ぎないでしょう。太平洋をすっぽり覆うような太平洋プレートが巨大である為に、日本列島の地殻深くへもぐり、地殻に大きな歪みが起こりその反発によって巨大地震が発生する、と誰もが思いたくなるのですが、それは単なる幻想に過ぎないということです。蓄積した歪みが反発して地殻が崩壊し、大地震が発生したということが、地震観測によって正式に検証されたことは、地震学が始まって以来、これまで一度も無いのです。世界中のどの国々においても。何故なら、それは事実ではないからです。では、地下ガス爆発説にしても検証されていないのではないか、と読者は仰有られるかも知れません。ですが、火山性の地震はある、ということは地震学者も火山学者も揃って認めているところの事実です。しかし、巨大地震も含めた多くの地震の本質は火山性にあるのです。中国内陸部では、M6から7クラスの大地震が毎年のように発生しています。'この大陸内陸部の大地震がプレートの歪みによるものであるとは考え難いことです。同じ位の規模の大地震が日本列島でも頻繁に発生していますが、中国大陸の大地震は直下型だが、日本列島の大地震はプレート型(直下型とされているものもありますが)であると明確に線引きをすることには無理があります。両者は同じ性質の地震だからです。(中略)

巨大地震は火山活動による地下ガス爆発が原因

M6から8に至るような大地震、巨大地震は、プレートの重圧による地殻の歪みから発生するのではなく、コア(地球中心核)からの火山活動、マグマの上昇に伴う火山ガス爆発が原因なのであります。(後略)

以上が一部分の抜粋ですが、火山ガスの爆発が大地震の原因であって、プレートの潜り込みで大地震になると考えるのは単なる幻想に過ぎないと述べておられます。火山ガスがなぜできるのかまでは記述してありませんが、水の熱解離によって発生する解離ガス(水素と酸素の混合した爆鳴気のこと)とするのが石田理論です。

422
2003/04/19(Sat) 15:08
石田 昭
企業の防災担当者へ
大きな企業で地震防災を担当されておられる方々へ

・貴社の地震防災対策は万全なものであるとお考えでしょうか?
・本当に大地震の直前に、判定会は明確な判定を下せるとお考えでしょうか?
・判定会の判定にまかせないで、企業独自の判断が必要だと思われませんか?
・経費の掛からない、簡単な観測網の構築によって判断が下せるのなら、トライしてみようと思われませんか?

判定会の信頼性がもう一つだと感じておられ、独自システムにトライしてみようとお考えの場合には、是非ANS観測網を構築されることをお勧めいたします。経費も掛からず、簡単な観測(企業の活動拠点におけるコンパスの設置、観測報告、とりまとめ)で大地震の前兆を検知できる可能性があるのです。石田研究所は各企業のANS観測網構築のお手伝いをさせていただきたいと願っています。

石田研究所では長年に渡り地震現象の仕組みを研究してまいりましたが、その結果、地震とは、地下で発生する解離ガスの爆発現象であるとする石田理論を構築することができました。その理論に基づいて、観測網を構築しております。ただし、気象庁以外の研究所が警報を発することは禁止されており、それはできません。それゆえに各企業ごとに、企業内の全国拠点を観測点として観測網を構築していただければ、気象庁だけを頼りにしないで、地震前兆検知が可能となる道があるのです。ご関心のある企業防災担当者さまのご連絡をお待ちしております。

ans@ailab7.comまたは、isshy7@sf.starcat.ne.jpまでお願いします。

423
2003/04/20(Sun) 18:20
パトロス
ANSと石田理論解説用シート
ANS観測網と石田理論の解説のために、ニューオフィスのいくつかをA4一枚に収まるように纏めてみました。そのままOHP専用紙にプリントして使用しています。http://www.ailab7.com/OHP.html
424
2003/04/23(Wed) 12:37
パトロス
ゴールド博士から学ぶ(1)
トーマス・ゴールド 博士の名著「地球深層ガス」を古書検索で見つけ、ようやく入手できました。これで図書館から借りてくる必要もなくなりました。
そこで、4章の地震の項目を少しずつ紹介しつつ、学んでみたいと思います。

■地震は地球深層の情報源
ダイヤモンドの起源を探ることによって、地球深部を垣問見ることができた。地球深部では、岩石の間隙をぬって流れる液体や気体の流体がさまざまな鉱物を分配し、地表にまで噴き上がるほどの高い圧力を生み出すことを見てきた。地震に伴うさまざまな現象は、別のかたちで深層の出来事に関する情報をもたらしてくれるが、これもどうやら流体の動きにつながるようである。

詳細はどうであれ、地震は深層におけるある条件を反映していることは明らかで、地球がいまだに完全には静謐な状態に達していないことを示している。深層では何ごとかが進行していて、浅部の地殼を動かす力、おそらく地殻を破壊、転位、粉砕する力がつくり出されているのである。その力が何かという詳細はいまだに判明していないが、深部から上昇してくるガスの動きが、これと密接な関わりをもつことを物語る証拠はいくらもある。
地震に伴う現象を研究することによって、地震の多くは大きな噴出現象であると考えられることがわかってきた。この噴出は、火山噴火やダイヤモンド・パイプの噴出といった一つの地点に限定されたものではなく、ガスの噴出のように時には広大な範囲にわたって起こるものである。地震や地震に伴う現象の解明につながる事実の宝庫を、さらに詳しく探ってみることにする。

解説: 博士は地震現象を事実の宝庫と位置づけています。順次学んでいきたいと思いますが、地震の多くはガス噴出を含む大きな噴出現象であることが分かってきたとあります。殆んどの地震学者は弾性反撥論を信奉しているのですが、この定説では噴出現象は説明できません。自己の理論を死守せんとして現象に目をつむるのでしょうか。博士のように謙虚な姿勢で真実を探求しなければいけないのではないでしょうか。

425
2003/04/24(Thu) 00:07
パトロス
ゴールド博士から学ぶ(2)
地震に関する地震学者の認識が大きく変わったのは、この100年の間です。それまでは、常に地下の爆風の存在を認識していたのです。ゴールド博士からの学びを続けます。

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これまでは、強大な圧力で地下深くに閉じ込められている"蒸気"が時折地表付近に入り込んできて地震が起こるという考えがごく一般的であった。アリストテレス以来、地震に関する古典的な文献のほとんどがこの考えにのっとっており、古代の地震の詳細な記録には地震時あるいはその前後に炎、臭気、水中の泡あるいは爆発というかたちでガスの噴出が認められたことを記しているものが多い。後ほど、この記録を詳しくひもといてみることにする。
地震に関する今日の見解はこれとはまったく異なっている。見解が交替して地震についての文献がそれまでとはまったく異なる考え方をとるようになったのは一九〇〇年頃になってからのことである。地震計が発明されたのもこの頃で、それ以来、地震時における地面の動きを計測して詳しい推測や計算が可能となった。その結果、地震は力の加えられた岩石が破壊し突然ずれるという破断の動きであり、この過程によって、岩石中に歪エネルギーの一部が解放されるということが明らかになった。しかし、地殼の岩石に歪を与え地殻を揺さぶる力が何であるのかは明らかにされなかったし、今日でも不明のままである。(中略)

地震計が発明されたため、たとえ震源から遠く離れている地点であっても、記録をもとに極めて詳細に研究することができるようになった。地震学のテーマがいっせいに開花し、地震そのものばかりではなく、地球内部の構造についても大量の情報が得られるようになった。
この方面の研究が成功を収めたことと裏腹に、地震のもつもう一つの面から注意がそらされてしまったように思われる。大衆向けの出版物では地震時の様子の目撃談が目にふれることはあっても、科学論文の中でとりあげられることはもはやなくなった。昨今の目撃談は、大昔に記録されたものと非常に似通っている。昔の記録にある噴火、炎、臭気、異常音、窒息、泥まじりの水の噴出などはいずれも現在も見られる現象である。地震は今も昔もその性質を変えていないが、研究者が注意をほかに移しただけなのである。
「弾性反発説」と呼ばれる新しい学説をもってすれば、上記の諸現象を研究する必要はなくなるのであろうか。地震によって口を開けた割れ目を通って流体が地中から噴き出すことなど、取るに足らない副次的な出来事なのであろうか。岩石中に蓄積した歪が最終的に破断に至ることが地震の根本的な原因であり、その他の現象はすべてそれから派生する結果にすぎないのであろうか。
以上の考えは、歪の蓄積や地殻プレートの運動の原因が解明されない限り、せいぜい一部を説明しているにすぎない。

解説:地震学者が地震現象に目を向けなくなったのは、アメリカ生まれの弾性反撥説が出てきてからです。強いアメリカの独善主義は国際政治の面だけでなく、地震学の面でも幅を利かせているかのようです。博士はウイーンで生まれ、アメリカへ移った人です。プレート説一色のアメリカでは異端の学者といえるでしょう。プレートの運動の原因が解明されない限り、弾性反撥説は認知できないと言っていますが、プレートを移動させる力の合理的説明がないままに、プレート論、弾性反撥説が砂漠を行く戦車のごとくまかり通っています。

426
2003/04/24(Thu) 08:09
ノリマン
何でだろう〜
パトロス様 学問の世界では、戦車に轢かれて命を落とすことも無いのに、なぜアメリカの学者は戦車の爆走を許しているのでしょう。もっと、ゴールド博士のように発言したら良さそうなものですが・・・。日本の地震学者だって、ゴールド博士の主張に耳を傾けてもいいと思いますが、地震学者はゴールド博士の主張を無視しているようですね。なんでだろう〜。
427
2003/04/24(Thu) 22:24
パトロス
研究費が貰えない
ノリマンさん、ここでは話し難いテーマですね。星野先生が述べておられるように(ライブラリー28)そうしないと研究費が出ないということが大きいでしょう。研究者にとって研究費がでないのは生活できないということを意味しますからねえ。隠居して年金生活にでもなれば研究費も要りませんが、それでもしゃべり難いですよね。アメリカでは出版も妨害されるとどこかに書いてあったと思います。それ以上は隠居部屋でお茶でもすすりながらやりましょう。
428
2003/04/25(Fri) 00:04
パトロス
ゴールド博士から学ぶ(3)
断層に関係する地震に進む前に博士は群発地震や火山性地震のようなスポット型の地震についても論述し、プレートのせん断とは別の説明が必要であると述べていますが、これについては省略して断層型地震についての所見を学んで見ます。

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断層線上で発生する地震や蓄積したエネルギーの急激な解放のための地震であっても、すべて原因を歪の蓄積に伴う突然の破断や弾性反発だけでは説明できないと考える証拠はいろいろある。そのような見方にうまく適合する第一の事実として、各種の前兆現象がある。これは多くの大地震の数カ月前か数週間前、あるいは数日前から特徴的に発生するものであり、歪がしだいに蓄積していくということではうまく説明することができない。

次の事実としては、地震によって時折地下の体積が大きく変化することが挙げられる、この変化は地震の最中に地表が大きく陥没するというかたちで現われることが最も多いが、地震によって間隙が埋められ体積が激減して陥没したと考えざるをえない。海岸付近で発生する大地震がしばしばひき起こす巨大な津波は、地殼の広い範囲にわたって体積が大きくしかも突然変化したと考えなければ説明がつかない。硬い岩石を圧縮したり、液体のマグマが下から移動してきたとしても、そのような突然の大きな変化を説明することはできない。岩石よりはるかに圧縮性の高い物質が関与しているはずであり、それはガスをおいて他にはない。

第三番目の事実は、噴き出したガスの化学的性質である。このガスは、その地域の岩石内の間隙に含まれていることが予想されるものとはまったくかけ離れた性質をもっていることがある。地震地域で炎が認められた場合、従来からの見解では地層中に胚胎している炭化水素堆積物から可燃性のガスが上昇してきたと解釈されている。しかし、火成岩地域の割れ目から直接立ち昇る炎については、このような説明はあてはまらない。

解説:火成岩地域から炭化水素が発生するとは考えられないと述べていますが、断層の残留ガス調査では、火成岩地域の断層には水素ガスが残っていて、石灰岩のような堆積岩地域の断層には炭酸ガスが残っているようです(名古屋大学杉崎先生の調査)。水の解離反応と、炭酸カルシュウムの解離反応であると考えると残留ガスの違いは納得できると思います。火柱が立ったという目撃などは水素ガスの噴出でしょう。家畜の羊や牛が全滅してしまうのは、炭酸ガスの噴出によるものでしょう。とにかく大地震には地中からのガス噴出があると考えなければいけません。火災は二次災害ではありません、大地震につき物のガス噴出現象です。

429
2003/04/25(Fri) 20:41
パトロス
初島の停電騒ぎ
今朝の新聞(産経)に、初島の停電は人為的にケーブル切断?とでています。水深30メートル「自然に切れない」という小見出しもついています。

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静岡県熱海市の初島で十九日に起きた停電の原囚を調べている東京電力は二十四日、潜水調査の結果、電力を供給する海底ケーブルの切断面の状態から「人為的に切られた可能性もある」と発表した。ダイバー四人が二十二、二十三の両日、海底に潜って目視点検したところ、熱海側から約千二百五十メートル沖合の水深約三十メートルの海底でケーブルが切れていた。ケーブルは直径十三センチで、三本の送電線を一束にまとめた仕組みだが、送電線を覆う鉄製のカバーが焼き切れたように青黒くなっており、ケーブル断面が溶けていたという。東京電力は「何重にもカバーされているので、自然に切れるものではない」とし、原因特定のため切断面を詳しく調べている。東電はバーナーなどで焼き切られたとみている。大型船のいかりに偶然ケーブルが引っ掛かって海面に上がり、電線と知らずに切断したか、何らかの意図を持って水中で切られた可能性もあるという。
停電は十九日朝から約十一時間にわたり発生。発電機車の軽油燃料を運部ためチャーターしたヘリコプターが横転し、三人が死傷する事故も起きた。

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という記事ですが、小規模な海底地震による高熱ガスの噴出が原因ではないのでしょうか。人為的に誰かが切断したと断定してしまうと、憶測が飛んで付近のダイバーが疑われたりして、ハイカーの火の不始末かタバコポイ捨てが原因で山火事になった・・・というのと同じような犯人探しが始まり、不幸な嫌疑者が生まれるかも知れませんね。

ルフラン氏情報では、熱海のH.Kさんがドーンドーンという快音を聞いておられるということでした。H.Kさんの直接情報をお待ちしております。

430
2003/04/25(Fri) 20:47
パトロス
初島の停電騒ぎ(2)
熱海のH.Kさんよりメールをいただきましたので紹介します。

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初島の海底電線ケーブル破断の新聞で相当に賑わっていますが、また一つミステリーが出来てしまった感がします。ケーブルを敷設している場所は海図の上でも記入はして有りますが、かなり大まかなのでこの辺かなって感じです。熱海の水深30メートルラインとすると、ちょうど沖合いに5000tの砂利運搬船(船底水深31m)が沈んでいますのでその北よりに有るのではと思います。わたしもこの沈船周りでも潜りますが、海底ケーブルを直に見た事は未だに有りません。直径が13センチ位であっても切断すると成ると水中では大変に危険で、通電中ですので近くに行くと感電してしまいます。

しかし、この周囲の海域は海底遺跡(大乗寺根・火山)の浅い方に位置していて、また近くの海岸線では湧出量未定ですが温泉が海中より湧いているようです。 ケーブルの被覆に何らかの原因で傷が出来、じわじわと破断し、電気のリークによって最終的には焼き切れたのではと思っているのですが、解離ガスが地中から出た可能性も無きにしもあらずでして、現段階で調べている海底遺跡の沈船〜石畳の付近の灯篭型?、その他の遺構構造物が膨張収縮割れで破砕したのではと疑っています。(解離ガスによる高温での爆発)

今回も、このケーブル切断前にド〜ンド〜ンと言う音を相模湾よりから聞きましたが、以前より雷音では無い音が聞こえる場合が有りました。(単純に何の音だろうでかたずけましたが)天気が良く、乾燥している時に聞いたとおぼろげに覚えていますが、温度差による空気の振動かなとも思いますが・・・?この地域は山が囲み、集音しやすい環境ですので良く聞こえるのです。

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以上です。今日のテレビ(フジテレビ系)を見ていましたら、「人為的に切断されたと推定する」「外部から高熱を加えて切断された可能性が高い」という話題になっていました。フジテレビのHPには「テロの可能性”大”」という見出しで載っていました。

● 伊豆・初島の全島停電 テロの可能性“大”
  静岡県熱海市の沖合い10キロに浮かぶ初島。先週土曜日島全体が停電してしまう事態が発生しました。海底でケーブルの状況を調べていた東京電力は「人為的に切断されたと推定する。」さらに分析を加えた結果。外部から高熱を加えて切断された可能性が高いということ。これってテロ事件じゃないでしょうか?

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となっていました。テロにまで発展するとはびっくりです。

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