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311
2003/01/19(Sun) 22:27
ノリマン
地震騒動
最近どのサイトを見ても地震騒動のような空気が感じられます。東海地震を超える被害想定を打ち出して、税金から甘い汁を吸い出そうとしているのではないでしょうか。水スペでもタレントを使って怖い怖いと煽っていました。ANSの大地震兆候は全く無いのに、おかしな馬鹿騒ぎに思えます。
312
2003/01/20(Mon) 07:26
石田 昭
ANS情報が社会常識になる日
ノリマン様 去年も1月ごろに地震が来ると騒いでいました。騒ぎの原因はプレート説にあります。毎年数センチずつプレートがもぐりこむと信じていれば、そろそろ歪がたまっただろうと思ってしまいます。それが地震周期説の根拠になっているはずです。地震に明確な周期性は無いと思います。あるとすれば、地殻の疲労破壊のようなものが原因ですが、疲労が無ければ破壊もしません。地震も起こりません。早く新地震学を広めて、ANSの観測情報を頼りに安心感を持つことを社会の常識にしたいものです。
313
2003/01/20(Mon) 09:57
とりまき
地磁気のギザギザ?
石田先生、インド亜大陸の北進運動を記録する古地磁気データで重要なのは伏角の変化ですが、磁極の逆転が起こると,S極の(あるいはN極の)示す伏角だけを採れば確かにギザギザになります。しかし、その値は水平面(伏角ゼロ)を挟んでプラスマイナス両側に対称的にギザギザになります。このように対称的にギザギザのデータが得られた場合、それは地磁気の逆転を示すものと考える訳ですが、古緯度を問題にする場合、その絶対値だけが重要なので、プラスマイナス両側のデータの絶対値を重ね合わせたグラフとして示します。これが一般的な古地磁気の伏角データの処理法です。結果的に、大陸の北進を説明する古地磁気の伏角のグラフは「ギザギザ」になる事はありません。NがSに変わっても、磁極の位置が変わらない限り伏角の絶対値(古緯度に比例する)は変化しないからです。この様な基本的な事柄は、大学の教養レベルで講義されている事です。それだけでなく、高校地学の気の利いた参考書や副読本にもちゃんと解説されていて、あまりに単純明快な事なので、どうして石田先生が理解されなかったのか不思議です。他にも(異なる大陸間で復元された磁極の漂移グラフの説明など)多々誤った記載がありますが、今回はこれくらいに・・・
314
2003/01/20(Mon) 11:10
管理人石田 昭
真面目な女性会員
真面目な女性陣の姿勢がうれしいですね。その声を二つ紹介します。「阪神大震災で こどもさんを亡くされた方のTV番組を見た時 涙がとまりませんでした。来るとわかっている東海、東南海、南海地震で これを繰り返しては絶対にいけない、そう強く思います。何より 我が子を守るため 空の様子、庭の野鳥や魚の様子などの宏観現象の観測を 自分なりに 日々続けています。ですから 電磁波の観測、とても 興味があります。お金もない、科学的知識もろくにない私ですが どうか観測網の仲間に 入れてください。昨日 コンパスを設置しました。ちなみに 今日は 全く変化なしです。ネットワークが広がるよう、微力ながら協力させてください。宜しくお願い致します。
315
2003/01/20(Mon) 11:48
石田 昭
Re:[313] 地磁気のギザギザ?
とりまき様 ご指摘ありがとうございます。伏角の絶対値だけが重要であるというのは、太陽に対する地球の姿勢は不動のままで、N-Sだけが逆転するという前提ですよね。私はこの考え方自体を疑っているのです。これは、太陽の姿勢を変えるような現代の天動説だと思うのです。地球は太陽系の一員である限り、太陽磁場とバランスをとって回転しているはずです。地球の磁場だけが独自の変化をすることはできないと思っています。それゆえに、「一般的古地磁気の伏角データの処理法」に疑問を持っております。
316
2003/01/20(Mon) 12:01
とりまき
Re:[315] [313] 地磁気のギザギザ?
>私はこの考え方自体を疑っているのです。これは、太陽の姿勢を変えるような現代の天動説だと思うのです。

太陽の姿勢が変わったと解釈するのではなく、地球磁場の方が変わったと解釈するのが、どうして「天動説」と比喩されなければならないのか理解できません。石田先生は岩石に記録されている磁気と地球磁場とは無関係とお考えですか?

>地球の磁場だけが独自の変化をすることはできないと思っています。

岩石磁気のデータから、第四期(地球史の中では極最近)にも地球磁場が何度か逆転しているとされています。同じ時代の岩石が全て同じように逆転した岩石磁気を持っている事をどのように説明可能でしょうか?

317
2003/01/20(Mon) 12:16
石田 昭
Re:[316] [315] [313] 地磁気のギザギザ?
歯車がかみ合いませんね。岩石に記録されている磁気と地球磁場とは密接に関係していると思います。第四期にも何度も逆転していることも認めます。でもそれはN-S関係だけが逆転したのではなくて、地球の姿勢(太陽に対する)が逆転して、新たに発生する磁場(太陽に対しては以前と同じ)を記録するのだと思います。これがポールシフトの恐ろしさではないでしょうか。N-S関係だけが逆転するのなら巨大津波も心配することはないですがね。

318
2003/01/20(Mon) 13:18
とりまき
Re:[317] 地磁気のギザギザ?
石田先生は「グラハム・ハンコック」流のポールシフト論者ですか?参考http://bosei.cc.u-tokai.ac.jp/~haruta/hancock/

地球は自転しているので、ジャイロ効果により地軸が短期間に向きを変える事は物理的に不可能です。地球磁場の逆転はほとんど一瞬にして起こっている事が分かっていますが、仮に、古地磁気学者が(功名心の為に?)ウソをついていると過程して、ゆっくりと逆転したとしましょう。地軸がちょっと傾いただけで太陽輻射の地球に与える影響が大きく変化して気候変動が起こります(昨日のセンター試験の地学の問題にも出題されていましたね)。
ところが、かなり詳しく分かっている第四期(地球史の中ではごく最近の時代)に限っても、そうした地磁気逆転と同調した気候変動は記録されていません。もし万が一、地軸が短期間に逆転するような大変動があれば、「巨大津波」だけではすまない筈で、生物の大量絶滅が起こるでしょう。しかし、古地磁気逆転と同時代にそうした事が起こったという記録もありません。物理的にも不可能で、現実のデータも無視した空論に過ぎないと思います。ところで、No. 313の書き込みは、先生の「 大地震から身を護る法」の中の「地震学は進歩してきたのだろうか」のコーナにある、下記表現を正したいがために書き込んだものです。

>N極とS極が逆転してしまうような大変動が171回もあったことが海底岩石に記録されているのですから、磁極移動の軌跡ラインは北へ南へ、ジグザグラインになるはずです。それを知ってか、知らずか、スムーズなラインに乗るデータだけを取り上げて立論しているのならば、詐欺みたいなものです。功名心がなせる業なのかもしれませんが、知らずにやったとしたら、知った時には自説を取り下げるべきではないでしょうか。またプレート教創設の時に、間違いがあったと解かったら、長い信仰であっても改宗するべきでしょう。

磁極の逆転、地軸の逆転、どちらでもあっても古地磁気の伏角の変化が高緯度から低緯度への大陸の移動を説明するものにかわりはない事だけは理解して戴きたいと思います。ジグザグラインにしない理由は既に書きました。長くなりますので、一旦筆を置きます。

319
2003/01/20(Mon) 14:03
石田 昭
Re:[318] [317] 地磁気のギザギザ?
とりまき様 グラハム・ハンコックの主張を全て理解しているわけではありませんので、私の考えを述べさせていただきます。「ジャイロ効果により地軸が短期間に向きを変える事」は確かに回転体の重心移動がない場合には起こらないでしょう。しかし巨大地震などによる地殻変動的変移があれば、重心が移動して、回転体が回転軸を変えることはコマの運動から容易に想像できます。「生物の大量絶滅」を彷彿とさせるのが、マンモスの墓場といわれているシベリアの動物遺体の山であると思います。「古地磁気の伏角の変化が高緯度から低緯度への大陸の移動を説明するものにかわりはない」という件は、太陽に対して位置を変えたという証拠にはなりますが、大陸移動とは関係が無いと思います。インド大陸だけでなく地球の全てが太陽に対して位置を変えたのだと思います。
320
2003/01/20(Mon) 15:29
とりまき
Re:[319] 地磁気のギザギザ?
岩石磁気に記録されている逆転現象は、ほぼ正確に南北の逆転だけです。磁極が中途半端に中緯度や赤道地域にシフトするような現象は知られていません。仮に、巨大地震をきっかけに地球の重心が移動して自転軸が変化するような事があり得るとして、どうして南北の逆転だけが起こったのでしょう。偶然ですか?

ちなみに、地球磁場成因論として有名な流体核のダイナモ理論では、その帰結としてのカオス現象で地球磁場が逆転する事を説明しています。この理論は日本人が完成させたものです。マンモスの墓場ができた時期と古地磁気逆転の時期が同じだと主張されているのですか? 劇的な地軸の逆転がおこれば、それだけではとうていすまない筈です。地球史の上で、生物の絶滅は大小何回も起きています。地球史の相対編年(中生代、新生代、ジュラ紀、白亜紀など)は生物の絶滅の大小を元に区分されていますが、これと古地磁気の逆転の時期に相関はありません。頻繁に記録されている古地磁気の逆転が地軸の逆転のせいであることをマンモスの墓場だけで説明できるとお考えですか? それとも他にも地軸逆転の証拠があるでしょうか?「地球の全てが太陽に対して位置を変えた」だけなら、ユーラシア大陸も、インドア亜大陸も同じように伏角を変化させた筈ですが、そうではありません。ユーラシア大陸の伏角は殆ど変化していないのに、インド亜大陸の古地磁気伏角だけが変化してきたのです。この事がもっとも肝心な事です。

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