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2711
Date: 2018-03-24 (Sat)
今のアメリカは大小の(中国と南北朝鮮の)中華思想を容認しないのではないか
[2705]に紹介した「文在寅vs金正恩」を読むと、金氏はトランプ大統領の評判が悪く、「側近がどんどん外されて辞めてるし、マスコミが相変わらず、トランプを「史上最低の大統領だ」と言い続けているからさあ、ありがたいね。アメリカのマスコミまでがわれわれの味方なんだから」(p.186)と見誤っています。

 側近が外されているのではなく「外交タカ派」に切り替えていくことが見えていないようです。次期補佐官のボルトン氏は「北が米本土を攻撃できる能力を確保する前に先制攻撃するべきだ」という意見の持ち主です。国務長官に就任したポンペオ氏も「北朝鮮や中国に対して強硬な姿勢を示す「保守強硬派」として知られている人です。

また対中国を意識した関税の引き上げを実施し、強硬な路線に変わっています。中国の孔子学院の閉鎖も進んでいます。


[2632]、[2639]などで紹介したバノン氏の意向と同じ方向にアメリカが変わってきています。
つまり、ルーズベルトや、キッシンジャーと違って「中華思想」を容認はしない方向に変化しています。

テレビでは株価が下がったのを見て「トランプが辞めてくれるのがいい」という通行人の言葉を紹介していました。ほとんどのメディアはトランプの当選を予想できなかったのに、その原因を探求する姿勢もなく、同じような姿勢で報道しています。世界はエリートの意見を信用せず「皆の衆革命」が起こっていることに気付くべきでしょう。

世界はメディアが予想する方向とは違ったものになっていくのではないでしょうか。

知識人やマスメディアが信頼をなくし、報道の逆を考えたほうが正解である時代が来るのでしょう。

それは地球科学についても言えるようです。

何度も言わないと、浸透しないようですから言っておきます。

地震学は間違っています。

地震の原因は「解離した水素」の爆発であり、断層は地震(爆発)の結果です。

プレート理論、付加体理論は間違っています。

ムー大陸は存在し、沈没しました。

逆にチベット高原は海底から隆起しました。

2712 
Date: 2018-03-25 (Sun)
9年前から変わらない 時代錯誤の防衛意識
アメリカの次期大統領補佐官ボルトン氏はインタビューで北が非核化を拒めば「会談は無駄」と警告しています。

「北朝鮮はこれまで、交渉を核・弾道ミサイル開発の隠れみのに使ってきた。同じ策略にはまってはならない」と述べています。

一方の金正恩守護霊は「非核化?あるわけないだろう」と述べ、トランプ氏の引退まで「時間稼ぎ」を狙っています。その間に文大統領に戦果があるかのような“偽りの平和統一”を演出し、その後暗殺する手だってある、とも述べています。

金氏の策略が通じるのか、トランプ氏やボルトン氏の冷徹な眼力が勝つのか、歴史の分岐点のような一年になるのでしょう。

ところで日本の防衛策がアメリカから見ていると「時代錯誤」に見えると小森義久記者が「アメリカノート」に載せています。

『迫り来る北朝鮮の核の悪夢』を書いたフレッド・フライツ氏の「日本の防衛策の時代錯誤」を紹介しています。

「日本の現憲法は日本に向けての発射が切迫した北朝鮮のミサイル基地を予防攻撃することを許さない」、「日本は自国の防衛を正常化する必要がある」という事です。

じつは、もう9年も前になりますが、北のミサイルが日本に向けて発射されるのを見て、幸福実現党は国防の危機を察知し、立党し、衆議院選挙に挑戦しました。愛知2区の私も含めて全選挙区に候補者を擁立し、「国を守れ」と訴えました。

しかし、マスコミは、一切その主張を報道しませんでした。あの時、国防の重要さが報道されていれば、今、アメリカから「時代錯誤」と笑われるようなことはなかったはずです。残念ですが、マスコミ報道は日本の防衛には役に立っていません。

当時の選挙戦最後の街宣の一部を参考のために遺しておきます。

地上をユートピアにするための問題解決は大小の(中国と南北朝鮮の)中華思想を超えて「日本思想」で近隣諸国を援助することです。

冷徹な正義感だけで外交を押し進めるのではなく、経済発展した力で世界の仲間を「照らすこと」が唯一の救いになる筈です。

中華思想は奪う行為ですが日本思想は与える行為です

2713
Date: 2018-03-28 (Wed)
霊人ソクラテスによる「死の練習」の解説
[2703]に紹介したソクラテスの話をもう少し詳しく載せておきます。

三河の禅僧鈴木正三の「死に習う」と同じ意味の生きかたを霊人のソクラテスが教えています。

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ソクラテス「学問とは何か」を語る

「死の練習」とは「今日死んで悔いはないか」と問うこと(p.146より)

ソクラテス 

「死の練習」という言い方をするから分かりにくいんであって、
「今日死んだとして、悔いの無い生き方」をしているかどうかを自問自答して生きろ」と言っているだけなんですよ。

 「あなたは、今日死んだとしても、『今までの人生を完全に燃焼した』と言えるか、『今日一日、十分に使い尽くせた』と言えるか」ということです。  

 それを「死の練習」と言っているわけで、「死んであの世に還ったとして、今回の生き方を振り返ったとしたときに、どうですか。それで何か直すべきところ、やり直すべきところが悔いとして残るなら、それを残さないように、今この世で生活している間にやりなさいよ」ということですよね。それが、「死の練習」だと、思うんですよ。  

  一日一日を、「死の練習」をして清算していくことが大事(p.153-156より)

ソクラテス 

とにかく、この地上を変えていくための精神になっていかなきゃいけないわけで、いずれ、みんなこの地上を去るときが来ますけども、地上を去るときに長い長い後悔をするのではなくて、やっぱり、一日一日を「死の練習」をして清算していくことが大事なんですね。

この世で知識人ぶって間違ったことを教えているような人は、死んでからあと、何百年あるいはそれ以上にわたって、自分自身も苦しみ、多くの人にも迷惑をかけて引っ張り込むことになるわけですから、そういう“借金漬け”の生活をするのではなくて、この世でちゃんと「人生の黒字化」に励めということですね。

でも多くの人たちが目覚めてくれば、多分、今あなたがたが思っている以上の力が、きっと出てくると思う。それを信じたほうがいいと思う。自分たちの無能を嘆くだけでなくて、「多くの新しい力が次々と育ってくる」と思ったほうがいいですね。

ソクラテスの霊言を終えて

大川隆法

  はい(手を二回叩く)。
やはり、古代の言葉を現代語に訳すようなもの、ギリシャ語を勉強して訳し、それを学んで得られるものよりも、現代の日本語で明確に分かりやすくお説きいただいたので、よかつたのではないでしょうか。

実際、哲学も、思った以上に“ガラクタの山”のようになっているということでしょう。 これを全部剥ぎ取らなければいけないわけです。その周りについた牡蠣殻のようなものを全部取らなければいけません。宗教もそうですし、哲学もそうです。哲学も宗教も神学も、全部“ガラガラポン”の世界に入ろうとしているわけであり、ましてや、末流の学問などというのは、もはや、“ごみ溜め”の様なものであるので、これと戦わなければいけないのでしょう。

 そういう意味では恐れてはならないということだと思います。 

恐るべきは、自分たちのうぬぼれの心や名誉心である。自分たちのなすべき仕事のほうに焦点をあわせなさい」ということでしょう。そのように感じました。

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地震学は本当にもう“ごみ溜め”のようなものになっています。

地震現象を合理的に説明する事もできず、何の役にも立っていません。

地震学者に質問しても誰も回答を送ってきません。沈黙するばかりです。

この世で知識人ぶって間違ったことを教えているような人は、死んでからあと、何百年あるいはそれ以上にわたって、自分自身も苦しみ、多くの人にも迷惑をかけて引っ張り込むことになるわけです・・・

という言葉をよくよく噛みしめていただきたいと思います。

2714 
Date: 2018-04-01 (Sun)
地球物理学にも「ハイエク型自由主義を」取り入れよう
 経済学者だった霊人のハイエクが日本の特質は「お上主義」であり、自分の頭で考えることができない、と言っています。アベノミクスが沈んでいくのは「日銀」と「財務省」がまったく逆の政策を取っているからであり、安倍首相には本当の意味の「自由経済」が理解できていないし、マスコミも経済の本質見えず、正しい批判が出来ていないと言っています。

これは、「地球物理学・地震学」という分野についても同じで、権威ある人が言うことに隷属している姿を意味しています。おおいに考えさせられる話ですので、抜粋して紹介します。(ハイエク「新・隷属への道」p29-46より)

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「アベノミクス」は財務省に潰される

ハイエク 日本の特質性は、やっぱり「お上主義」だろうね。お上が力を持っていたので。

「士農工商」があって、武士階級が農民から年貢を取っていたし。治めていたからねぇ。

そういうものがあって『お上に盾突けない』という歴史が長く続いてきたから、会社や役所時代になっても、やっぱりお上に代わるものはあるわね。

だから「法律っていうのは、お上が定めて、民を縛るものだ。普通は「これをしてはいけない、あれをしてはいけない」というものだと理解はしてる。

それが経済なんかでも「頭が良くて賢い、一部のエリートたちが、考えて計画して、そのとおりやっていたら、下々は知らなくてもうまくいくんだ」って言う事になる。

「ケインズ経済学」の本質とは何なのか

ハイエク だけど、現実は、歴史を見れば、江戸の三大改革がみな失敗したのと同じように、お上が考えた経済政策でも、次々と失敗していくんだよね。

最近の「バブルつぶし」みたいなものは、江戸時代にだってあったはずだよ。自由主義経済や、あるいは化政文化みたいな、浮世絵が流行るような、ちょつとケバい文化の場合、お上は必ず統制に入ってくる。まあ、一種のバブルでしょう。

そういうものには必ず入ってくる傾向があります。今も、同じですよね?

日本人はそういうものに慣らされているので、なかなか分からないけど、「ケインズ経済学」というのは、基本的には「統制経済」であり、「統制経済」というのは、「戦時経済」なんです。(戦時には有効だが・・・)

平時においては各人の自由に任せて、それぞれが、創意工夫して新しい道を拓いていくようにしていかないと、全体的な底上げはできないよね。

私は長い目で見て、「基本的には、自由を確保しないと末永い繁栄はない。自由を与えなければ知恵は生まれてこない」という考えを持っている。

ケインズ型のお上中心主義型の経済で行けば、やっぱり「一部の賢い経済エリートが考えればいいんだ」というふうになる。日本で言えば日銀と財務省が考えれば基本的には、いいんだ」ってことでしょう?

アベノミクスが沈んでいく理由

ハイエク せっかく日銀が、“異次元緩和”して、景気をよくしようと頑張っているのに、財務省が旧いガチガチの頭で、おなじことをやり続けるので。日銀の“異次元緩和”をぶっ潰したのは財務省だね。

日銀だけがやったんじゃ駄目で、財務省を黙らせないかぎり駄目だったんです。ところが財務省は、今までどおり「税収は多いほどいい。税収が減ると(財務省の)負け。増えれば勝ち。財政出動が・・・・」といって「ケインズ」が残っている。

だから日銀が「ハイエク」をやっても、財務省で「ケインズ」が頑張っているので、結局打ち消しあって、まあ、アベノミクスは次第に沈んでいくでしょうね。(2013年12月11日の霊言)

「(マスコミ人は)賢い人たちが言ってくれたら、そのほうが本当なんだろう」と思って、そのまま取材源として聞いてるだけだったから、日銀の言うことにも、財務省の言うことにも、反論することはほとんどできなかったんですよ。「情報源として頂く」ということだったのでね。

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「地震爆発論」に関しても、マスコミはまったく肯定も批判もしてきません。判断が出来ないようで、何冊も出版し、ネット上では支持も得ていますが、記者らは「自分の頭で考える」ことができません。お上の言うことつまり、定説論を主張する学者や文科省、気象庁の発表を「情報源として」記事を書くだけです。

「お上の言うことを素直に聞く」、「偉い学者の言っていることを垂れ流す」という作業しか日本のマスコミはやっていません。

自分の頭で考える一般読者のほうが地震現象の真相を把握しているのが実情です。

地震学は日に日に信用を失っていきます。地震学にも「ハイエク型」の自由発想を取り入れて、改革を行って欲しいものです。

ところで、トランプ氏のアメリカが景気回復しているのは、日本の財務省とは反対の減税路線を取ったからです。ハイエク型の自由経済を採用したからであることを安倍さんもいい加減に理解したらどうでしょうか。

その意味では、今回の騒動で財務省の旧いガチガチ体質が権威を失うのはいい方向なのかもしれません。

頭が良いと思っているエリートこそ日本を衰退させているのです。政治も経済も・・・地震学も同じです。[2237]参照)

追記:

9年前の国政選挙で増税を打ち出す財務省を「悪徳官僚だ」と訴えました。悪徳官僚の一人である勝栄二郎氏が国民マイナンバー制度を管理する会社(IIJ)の社長に就任した事などを[2237]で紹介しました。

勝氏の目指している便利な社会とはオーウェルの[1948年」のようなものになる可能性があります。[2710]に紹介した中国社会のようなものです。(幸福実現党の資料参照 )

勝氏の守護霊は「俺達は頭がいいんだよ」「下々はただついてくれば良いんだよ」といっていますが、“頭が良い”人が制度設計した全体主義社会が天国とはいえません。

理想の社会だと信じ込まされて北朝鮮に渡った人々が気の毒でなりません。
そうならないように「ハイエク型自由社会」を死守したいものです。

頭がいいと思っているエリートが考えた
プレートテクトニクス、付加体理論
は間違っている!

2715
Date: 2018-04-02 (Mon)
NHKや朝日新聞の偏向が許されない時代
NHKや朝日新聞の偏向報道が批判を浴びる時代になって来ました。数年前には東京新聞(中日新聞)に偏向報道を正せというデモ行進をやったこともありますが、当時は“営業権の自由”だと回答していました。

やがてもっと大きな声になってくるのでしょうが、「マスコミの敗北」という主張がありましたので、紹介します。

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時事ネタを切る
2017年5月1日月曜日

マスコミの敗北
最近、マスコミの敗北と言われる現象が起きている。国民がマスコミに対して疑いの目を持つようになり、笛吹けど踊らずになってしまったのだ。国民に影響力を及ぼせなくなってきたマスコミに高いスポンサー料を払う企業があるわけもないのだから、これからはスポンサー料の値段が崩れて行く事だろう。マスコミの在り方を根本的に見直す必要がある事態が発生しているが、まだ変わろうとしてはいない様子なのが今では無いだろうか?

では、マスコミの敗北という現象が生まれた理由を一つ一つ見て行こう。

1、報じない自由の崩壊

これが決定的な理由だ。先のアメリカ大統領選挙を見ても、9割以上のマスコミが支援したヒラリーが負け、ほぼ全てのメディアに否定されたトランプが勝ってしまった。これは何故なのか?その理由は報じない自由の崩壊に他ならない。

報じない自由と言うと聞きなれない言葉かも知れない。だが、報じる自由があれば、報じないほうの自由もあると言う話。そして、マスコミが第4の権力と言われ大きな力をもつのは、この報じない自由による部分が大きいのだ。今までは報じるか報じないかは報道の自由だと言えば、都合の悪い情報は一切表に出さない事ができた

そのため、叩かれたくない企業が頭を下げたし、政治家もマスコミの規制には及び腰になる。マスコミを叩かないから、自分も見逃して欲しいという取引だ。報じない自由がマスコミに大きな力を持たせる事が理解できるだろう。マスコミは報じない自由を駆使することで、自分たちにとって都合の悪い情報は知らせずに運営されてきたのだ。

それが今、ここに変化が起きている。ネットによってマスコミが意図的に伏せた情報が暴露されてしまうのだ。こうなると、マスコミによる情報操作は効かなくなる。今までは例えばTV、新聞さえ押さえておけば情報操作できたが、間違った事を言おうものならインターネットで反論され周知されてしまう。そして、TVよりインターネットのほうが情報が早い事もよくあり、プレスコードのような規制がない分、ネットでは本当の事を言う場合が多い。そんなこんなでマスコミの敗北という現象が起きている事を理解しよう。

2、誰でも一次情報に当たれる

トランプ大統領のTwitterが良い例だが、今やだれでも一次情報に当たれる時代だ。昔ならトランプ大統領と国民の間にマスコミが入っていたため、国民がマスコミというフィルターを通してしかニュースに触れられなかった。それが、今やマスコミを抜いて直接情報を得られるのだから、マスコミが死活問題になってきたのが想像できるだろう。

この流れは基本的にもう止められない。規制を掛ければというアイデアもあるだろうが、レガシーメディアが信用をなくした状態で規制をかけてもしょうがないし、国民に直接情報を発信できる利便性は政治家にとっても悪い話ではない。今までは何を書かれるか分からないとおびえたわけだが、これからは自分で情報を発信できるのだから反論もしやすいだろう。(メディア自身の影響力が下がるわけだし)

3、誰でも情報発信できる

ネットでは誰でも情報発信できる。そこを利用した一部の専門家が率先して正確な情報を発信しており、レガシーメディアの情報操作が効かなくなっている理由の一つとなっている。ネットの情報発信の手軽さがレガシーメディアの情報独占を強制的に解いてしまった。

4、ネット利用者の増加

日本だけでも1億人と言われ、歩きスマホが社会問題になるくらいネット利用者が多い。ネット利用者はネットから情報を得る場合が多く、それがレガシーメディアを無力化させている要因の一つだ。ここら辺を考慮してか、最近はTV放送をネットでも配信すると言うサイマル放送も多く行われているが、プレスコードを守って情報をゆがめている事が周知されている以上、何処まで効果があるか興味深い。

また、ネット利用者がSNSや掲示板などで交流するようになった結果、ネットによる情報拡散も無視できなくなっていて、ネットで騒いでいるニュースを後追いでTVが報じ始める事もある。情報の鮮度でレガシーメディアが後手に回っている場合もあるのだ。

マスコミの敗北の理由を4つ書いてみたが、要はマスコミに変革の時が訪れたという事だろう。本来、メディアはお互いを批判し監視しあって良いはずだ。それが独占と既得権益の大きさゆえ、なれ合いになっていた。そこにネットいう監視者が現れ、今までのようにいかなくなってきた。ネットはもはや第5の権力だ。

変化できないなら淘汰されるだけになるマスコミ業界は、これからどう再編されるだろうか?今まで大いに影響力を行使してきた新聞社も押し紙訴訟でつぶされるかも知れないし、NHKも反日放送が多すぎるため存在意味を問う抗議集会が行われている。広告代理店の電通にも捜査のメスが入っているし、今までならあり得なかった事が実際に起きている。レガシーメディアは恐らく規模を縮小しながら生き残る事になるのだろう

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戦前は「お上の方針」を素直に報じていた朝日新聞も戦後は逆転して「お上が」「外国」になってしまったようなところがあります。

産経新聞では「朝日新聞こそ民主主義の敵だ!」というような書籍を出版していますが、大きな地震が発生するといつも決まって「お上学者」の意見をタレ流すだけに終わっています。

マスコミ各社はトランプさんの当選を読めなかった原因をもっと追求しても良いと思うのですが「アメリカのメディア」を「お上」とするような姿勢も見えます。

いずれにしても、「お上」が代わるだけで「お上意識」が変化しないのでは情けない事です。ハイエクに日本の特質は変化しましたよ、と言いたいものです。

「マスコミの敗北」の他にも、「地震学の敗北」という声も聞きました。正確な情報が発信されて、国民が自分の頭で正確な判断を下し得るまともな社会、日本人は変わったと言えるところまで進歩して欲しいと願っています。

2716
Date: 2018-04-03 (Tue)
アメリカ全土で起きている謎の地震の原因
 石油生産量が世界一になったアメリカで、不思議な局地的爆発音と震動が多発しているようです。

オクラホマの地震に関してはすでに[1926][2007][2071]などで、「廃液の地中処理はやめるべきだ」と警告していますが、「聞き耳を持たず」「無視状態」が続いています。

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局地的すぎる地震、深夜に謎の爆発音・・・一体これは!?アメリカ各地で説明のつかない謎現象が多発しているらしい

2018年02月16日

 一体何が起きているのか分からない、分からないから超怖いんですけど・・・そんな謎現象がアメリカ各地で発生して住民たちをビクビクさせているようだ。

 それを体験したのが自分だけなら気のせいか、気のせいだよな!って納得することもできるかもしれないがそのエリアの人々が同じ体験をしているらしい。

 爆発音とともに地震が起こったり深夜に爆発音が聞こえたりして、なんだか分からないけれどとにかく怖いことになっている。

 異常気象が関係しているのだろうかそれとも超常現象なのだろうかそれとも・・・?

自宅が激しく揺れて爆発音が聞こえる

  1つ目の謎現象は2月6日、オクラホマ州・オクラホマシティ近郊で発生した。地元住民によると自宅が激しく揺れて、ダイナマイトの爆発音のようなものを耳にしたという。

 地元住民の一人、ドナ・フードさんは

地震かな?と思ったんだけどニュースで報道されないし、インターネットで検索するとほかの地域では起こらなかったみたいなの。何だったのかしら?

と首をかしげる。

深夜に爆発音が聞こえて地元警察に通報多数

  2つ目の謎現象はその2日後、コロラド州ホイート・リッジで起こった。「大きな爆発音が聞こえた」として地元住民から地元警察に多数の通報があったそうだ。

 地元住民は口をそろえて「週末の午前3時ごろ、決まって爆発音がする」と訴えたらしい。

地震に似た揺れ「氷震」の影響か?

 専門家によるとオクラホマシティ近郊で発生した謎現象については何も心配することはないようだ。

 これは「氷震(ヒョウシン)」と呼ばれるまれに起こる地震事象とのこと。地下水面が急速に凍結することで大きな圧力がかかり、亀裂が生じる際に地震に似た揺れが発生するのだとか。

 しかしホイート・リッジで起こった謎現象については解明されていない。

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 これは、シェールオイルを採掘するときに使用した薬液混じりの廃液を地中に圧入して処理することに原因があります。

アメリカはデンバーでの地震危険な注水実験で経験したことを学習していないようです。

米国の地震学会は、地震は「断層が動くことが原因」という固定観念に縛られていますので、「地下水を地球内部に押しやることは危険、解離ガスが発生し爆発することが地震の原因である」ということに気付いていません。

日本の地震学者も気付いていませんので、圧入操作が二つの中越地震、岩手・宮城内陸地震、東北大震災などの原因になったことを理解できていません。

マスメディアは「地震爆発論」を紹介すべきですが、日本のメディアは「お上意識」が抜けませんので、偉い学者の言い分を聞いているだです。これが悲しい現実であります。

地震爆発論学会は、お上(学者)の理解は間違っていると批判しているのですが、ソクラテスの言うように「批判の内容を理解できないし、学ぼうとしないし、聞こうとしない。それは向こうの自由」です。([2066]現代のソクラテス裁判への危惧参照)

あまりにしつこいと「毒人参」を飲まされるかもしれませんね。

参考 Unexplained Mystery Booms Continue Across America

Brett Tingley
February 16, 2018

Seriously though: what is causing all of these unexplained booms all across North America? From coast to coast, the sounds of thunderous explosions in the sky have rattled windows and shaken homes without any definitive official explanation. Is something strange going on overhead? Then again, when is something strange ever not going on overhead?

注:

定期的に聞こえる謎のBoomというのは、秘密裏に行なわれている弾薬処理のDetonationである可能性もあります。
Another California Town Hit by Mysterious Daily Booms

2717
Date: 2018-04-04 (Wed)
南極の氷床下でギョーが形成されつつあるのではないか
南極の氷床の下にエッフェル塔クラスの高さを持つ堆積物があるそうです。発見者は氷床下を流れる堆積物によって形成される地形「エスカー」だと推測していますが、300mにも達する堆積物の山が氷床下の流れで形成されるとは思えません。
エスカーとは氷河・雪氷圏辞典によると以下のような説明があります。

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ローレンタイド氷床の下で形成された巨大エスカー(カナダ・カルガリー近郊)

氷河の融解水は、氷河の表面・内部・底面など、様々な流路を経て流出する。中でも氷河の底を流れる融解水によって、氷河の底と地表との間に連続的なトンネルができる場合がある。融解水によって運搬された砂礫がこのトンネル内に堆積すると、トンネルの形状に従って細長く伸びた丘が形成される。氷河が消滅しても砂礫からなる堆積物はそのまま残り、堤防状の地形が地表に現れることになる。これをエスカーと呼ぶ。かつて巨大な氷床に覆われていた北米や欧州などでは、数キロメートルにわたって続いているものも分布している。写真はローレンタイド氷床の下で形成された巨大エスカー(カナダ・カルガリー近郊)。エスカーの語源はアイルランド語の "eiscir"。 (T.Sa.)

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Wikipediaには以下のような説明があり、氷河が衰退するときにできるもので、高さは5m〜50m程度としています。南極には本当に300mものエスカーがあるのでしょうか、疑問です。

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エスカーは、氷河衰退(退氷)時に形成される地形である。氷河を形成している氷の中には、それが流れてくる過程で岩盤から削り出した砂礫(ティル)が多量に含まれている。このティルが氷河が後退する時に残される(堆積する)ことによってできる地形としては、他にモレーンや氷堆丘などが挙げられるが、このエスカーもそんな地形の1種である。したがって、モレーンや氷堆丘などと同様に、エスカーも主に砂礫(ティル)によって形成されている。エスカーのサイズは様々であり、周囲よりも5m〜50m程度高く、幅は10m〜200m程度、長さは500m〜50000m(50km)程度の範囲にあるものが一般的とされる。ただし、中には途中途切れる場所こそあれ、長さ500kmに及ぶ長大なエスカーも存在する。エスカーの形状は、ちょうど河川に作られる人工の堤防のように、側面は急峻な斜面であるのに対し、頂部は平坦になっている。エスカーの形成され方は、主に2通りあると考えられている。1つは、後退中の氷河の前方にできる氷河の氷が融解した水の流れに沿って形成される場合。もう1つは、同じく後退中の氷河の下の氷に囲まれたトンネル(氷河底)に、やはり氷河の氷が融解した水が流れる場所に形成される場合である。いずれにしても、これら氷河が溶けつつある時にできる水流によってエスカーは形成される。典型的なエスカーはヨーロッパ北部やカナダなど、かつて氷河が広範に存在していた場所にしばしば見られる。

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石田理論では、南極の氷床の下で、平頂火山であるギョーが形成されている(進行中)のだと考えています。

 将来、地殻の移動が起き、氷床が消えたときには、海面下なら、ギョーと呼ばれるでしょうし、陸上ならばテーブルマウンテンかテプイと呼ばれることになるでしょう。(ギョーの形成メカニズムについては、[1817]などを参照)

トカナの記事を抜粋して紹介します。

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超古代文明の遺跡か、エイリアンの土木工事跡か!? 南極の氷床下に眠る“エッフェル塔級”の巨大構造物が確認される!

古代ギリシア時代から“未知の大陸”として、その存在が予言されていた南極大陸。この場所では近年、数多くの奇妙な物体が次々と発見されている。2012年には、ロシア国防省が南極氷底湖・ボストーク湖から“黄金の鉤十字”を発見したという衝撃的なニュースが世界を駆け巡った。氷底湖の調査を行うロシア調査団が、氷床下3,800m付近のボストーク湖内で、明らかに人工構造物と思しき、幅・高さ共に推定100m程の黄金に光る鉤十字を見つけたのだ。

 また同年には、米国とヨーロッパの国際チームも、南極大陸上にそびえる3つのピラミッドを発見したと報告している。奇妙な物体の報告例が相次ぐ中、今月10日には超常現象を報じる海外ニュースサイト「EWAO」が、またも南極の氷床下に眠る巨大な構造物の存在を伝えた。これは果たして、地球外生命体による土木工事の痕跡、もしくは過去の人類によって生み出された超古代文明の遺跡なのだろうか!?

 今回、専門家は航空レーダーのデータと反射器を使った調査により、棚氷に3つの水路口を発見した。それと同時に、南極大陸の氷床下に、他の観測地域と比べて5倍以上もの大きさを誇る水路と、隆起した堆積物が存在することも明らかになった。ブリュッセル自由大学(ベルギー)とバイエルン科学アカデミー(ドイツ)による研究では、問題の地下水路の幅が海へと近づくにつれ拡大していることや、それに伴い氷の融解速度も減じていることが判明している。  

なお、融解速度が減速することで、水路口付近には数千年分もの堆積物が存在し、現在それらがエッフェル塔(321m)並みの大きさの隆起を形成しているという。一部の科学者は、この奇妙な構造物について、氷床下を流れる堆積物によって形成される地形「エスカー」だと推測するとともに、彼らがこれまでに記録してきたどのエスカーよりも巨大であると発表した。


 謎が謎を呼ぶ未知の大陸、南極――。残念ながら今回の発見はUFOや古代遺跡に関するものではなかったものの、数千年にもわたって氷床下に巨大な堆積物が積もっているとは、何とも興味深い現象である。 (文=山下史郎)

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著者ら(ベルギーとドイツの研究者)の解説では「氷床下の水路が海水の混入で断面が広がり、流速が緩くなって堆積物が蓄積される」となっていますが、陸上の河川の力学のような現象は起きないと思います。エスカーという堆積物が300mもの山になるものかどうか、よくわかりません。

石田理論で考えられるのは、次図のように氷床に活火山があり、その上に氷底湖が形成されて、その内部で平頂火山、つまりギョーやテプイのような形状の火山が形成されているという推定です。Wikiの説明では海底からの高さが1000mを超えた海山のなかで平頂なものをギョーと呼ぶそうですから、現在進行形で形成されつつあるギョーまたはテプイということになります。


マリアナ海溝に存在するギョー     南極氷床下のレーダー画像

ギョーは西太平洋に多く存在しますが、世界中に分布していることが分かっています([2438]参照)。ハプグッド教授が提示した地殻移動(ポールシフトのことですが)がかなり頻繁に起きていて、極地入りした場所にギョーやテプイのような平頂火山が形成されてきたのだと考えています。

西太平洋に多いのは、そこが極地であった期間が長かったということだと思います。白亜紀には正磁気の期間が3千800万年という長期間継続したようです([2438]参照)から、西太平洋のギョーはその期間に形成されたものかもしれません。最大のギョー光孝、2番目の推古、3番目のPalladaが西太平洋にあるのも、白亜紀に形成された可能性が高いと思われます。

レーダー画像を説明できるエスカーとギョー以外の可能性は、南極に存在したミュートラム文明が作った超古代のピラミッドでしょうか。とすればこの近辺に人類の住居跡、あるいはギョレメのような地下都市があるかもしれません。飛躍過ぎる発想でしょうか・・・。

どちらにしても、地殻移動により、氷床の下に埋まったわけですから、地殻移動を合理的に説明しなければなりません。その理屈は[1783]ミュートラム大陸が極地入りした原因を参考にしてください。

参考:ミュートラムの最後

『太陽の法』には地軸の変化によるミュートラムの最後が載っています。今から十五万三千年前の出来事です。海底からの高さ(比高)が1000mを超えるというギョーが出来るのにはもっと時間が必要なんでしょう。
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この新大陸にも、さまざまな文明が起きましたが、もっとも有名なのは、いまから三十万年から十五万三千年前ごろまで栄えたミュートラム文明す。この名をとって、この大陸は、ミュートラム大陸と呼ばれています。この大陸は、その八割までが、現在の南極大陸と重なっております。ただ、地球の地軸が、現在とはかなり位置を異にしていたため、ミュートラム大陸は、南極大陸とちがって、気候温暖な地でした。そのため、この大陸では、小麦によく似た穀物が非常によくとれ、農耕中心の文明を築いておりました。

ミュートラム文明の最期は、地軸の変化が原因となっています。いまから十五万三千年前のある夕暮れ、人々は、空が異常に赤いことに気づきます。まるで血のような赤さです。識者のもとへは、たくさんの人からの問いあわせが殺到しましたが、だれひとりとして、その現象に答えることはできませんでした。
その夜、十時ごろ、空の星がすべて流れ落ちてゆくのを見た人々がいました。 しかし、人々は、それが流星ではないことに気づきます。星ではないのです。地球が揺れているのです。たとえば、海中に沈めたボールが、水上に頭を出すときに、ぐるりと一回転するような具合で、地球がその首を振り、位置をかえたのでした。
それから、数ヶ月たつうちに、その影響が、地上にはっきりと出はじめました。温暖なミュートラムに雪が降り、大地が凍りはじめたのです。ミュートラムは、農耕を主体とする文明だったのですが、このとき、この現象は、致命傷となりました。たちまちにして、人々と飢えとの闘いがはじまったのです。地下の町をつくって生きのびようとした人もおりましたが、彼らも、わずか、二、三年で、死にたえました。

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2718
Date: 2018-04-05 (Thu)
西太平洋のギョーは白亜紀に形成されたと推定される
ギョーの多くが西太平洋に存在し、規模も大きいことを[2449]などでも述べました。その西太平洋のギョーが形成された時期は白亜紀であろうと[2717]で述べましたが、その根拠となる磁極の変化図を再掲します。

 白亜紀には3800万年もの間、地軸(少なくとも磁極)は変化せず、地球の姿勢は安定していました。その間にギョーは高さを増大させたはずで、ヘスが発見したヘスギョーや近くにあるジョンストンギョーから採取されたサンゴの化石は白亜紀中頃(一億年前)のものだそうです。(ホームズ一般地質学Lp564)

[2449]に紹介した佐藤任弘氏の『ギョー問題の展望』にも「大多数のもの(中部太平洋海山系)は白亜紀後期に生成し波蝕された」とあります。

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[2449] ギョー・テプイそしてテーブルマウンテンの成因は同じであるより再掲

IX ギョー問題の総括
これまで述べたところから、ギョーの問題点や今までにわかつている知識などについていくらか明らかになつた。ここでは、これらを筆者なりにまとめてこの報文の結論としておきたい。
ギョーのあるものは海中で一次的に生成したものもあるかもしれないが、大部分は確実に波蝕され海中に沈下した火山島であつた。白亜紀後期より以前のこれら大洋性の火山島の生成時代は知ることが出来ないが(アラスカ・天皇海山系)、大多数のもの(中部太平洋海山系)は白亜紀後期に生成し波蝕された

これらは白亜紀末の海況変化(海退または海流変化)によつて珊瑚礁とならずに海中へ没していつたが、第三紀に入つてから生成した火山島は(マーシャル・ギルバート・東カロリン諸島)珊瑚礁となつた、これらの沈下の原因としては、火山自体の沈下・大洋底の沈下・海水量の増加といういくつかの間題が提起された。筆者は最後の説に期待をよせているが、その解決は今後の問題である

 いずれにせよ、ギョー問題は大洋底の地質構造をとく一つの鍵であるとともに、海水の歴史に関連する大きな問題であり、これからの海洋地質学の一つの焦点であることに間違いはない。

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現在でもギョーは波蝕によって切頭されたものと考えられていますが、[2449]で述べたように、波蝕途中の海山が存在しないことから判るように、波蝕の後に沈降したものではありません。
波蝕後に沈降したのなら、ギョーの頂部水深が一帯で同じになるはずですが、実際にはバラバラです。

その原因は極域の氷底湖内における火山活動によって誕生したものですから、頂部水深は個別バラバラになっているのです。

佐藤任弘氏の総括にある「白亜紀末の海況変化(海退または海流変化)」というのは地殻移動による氷床の融解で説明がつきますし、「沈下の原因としては、火山自体の沈下・大洋底の沈下・海水量の増加といういくつかの問題が提起された」というのは、本質的な問題ではありません。氷床が消えた時にギョーの頂部が海面下にあったのか海面上にあったかのかというだけのことです。

海面下でも、造礁サンゴが生育できない水深ならば、ギョーになり、生育できる水深で、かつ熱帯域ならばその上にサンゴ礁が発達し、環礁(Atoll)になります。ギョーの上に環礁が形成されている例がビキニ環礁やエニウェトク環礁などです([1813]参照)。海面上にあればテプイやテーブルマウンテンのようになります。



地殻が滑動(地軸変動)した後の海面位置によって、ギョー、環礁、テーブルマウンテンとなります。
平頂火山の形成メカニズムを波蝕による切頭と理解していると、真相が把握できません。


珊瑚とサンゴ礁より
図3 世界のサンゴ礁分布
サンゴ礁の分布は、最寒月の平均水温が18°C 以上の暖かい海域とほぼ一致しています。
温帯では、サンゴはサンゴ礁を作らなくなります。日本はサンゴとサンゴ礁の分布の北限域にあたります。

  波蝕による切頭に拘るから、ピントが外れ、本質が見えなくなっているだけです。

[2435]に紹介したヘスの考えた「ギョー形成プロセス」も間違っています。海洋底拡大説そのものが間違いです。

参考1:ギョーの形成Wikipediaより

海洋底との比高が1,000m以上の孤立した円錐形の山は海山(seamount)と呼ばれ、特に頂部が水深200m以深にあって平坦なものをギヨーと呼んでいる。数多くの調査と採泥の結果から、ギヨーを含む海山のほとんどが火山であることが分かってきており、ギヨーの平頂面から玄武岩の円礫や浅海性の化石などが採取されたことから、波蝕によって平坦化されたことが判明した

ハリー・ハモンド・ヘスが1946年に北大西洋で160にのぼる頂上が平坦な海山を発見し、スイスの地質学者アーノルド・ヘンリー・ギヨー(英語版)(1807年 - 1884年)にちなみ、ギヨーと名付けた。

参考2:珊瑚とサンゴ礁

Q:造礁サンゴはなぜ浅い海にいるのでしょう。

山野:造礁サンゴは、体内の褐虫藻の光合成のために光が必要です。このため、光が届く浅い海に生息しています。水深20mくらいまでには、様々な種類のサンゴが分布しています。澄んだ海でしたら、水深80mくらいまで造礁サンゴが見られます。私たちが研究対象としているのは、この造礁サンゴです。以下サンゴといえば、造礁サンゴを指します。

参考3:エニウェトク環礁



水深5000mの太平洋海盆に巨大な姿を見せるエニウェトク環礁
土台は極域の氷床湖で生まれたギョーである
ギョーの上に環礁が形成されている

参考4:太平洋西部のギョーの上には円磨された巨礫がある

「太平洋西部に存在するすべてのギョーの頂部には(サンゴではなく)、円磨された巨礫および小礫がある」とアーサー・ホームズは「一般地質学L」で述べています。
その理由を[2595]太平洋西部のギョーに巨礫が存在する理由で考察してあります。ムー大陸の存在を想定したものです。

2719
Date: 2018-04-07 (Sat)
チャールズ・ダーウインの環礁形成理論(定説)の矛盾
環礁(Atoll)の形成について、定説ではダーウインの沈降説による環礁の形成理論が信じられているようです。石田理論とはまったく違いますのでWikipediaの解説を紹介してしておきます。

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Wikiによる環礁の説明


トケラウ諸島の中心的な島アタフ島(環礁の一例)


チャールズ・ダーウィンの沈降説による環礁の形成過程
1)火山島ができた後、
2)島の周囲にサンゴ礁が形成され(裾礁=きょしょう)、
3)やがて島が沈降するに従いサンゴ礁だけは上に成長して島を環状に囲み(堡礁=ほしょう)、
4)ついに島が海面下に没してサンゴ礁で囲まれた礁湖(ラグーン)が残る。

概要
主に亜熱帯に分布している。環状の礁の部分と、環礁内部の礁湖で構成される。環状の礁の外形は、大きいもので数十キロメートル、環の幅は広いもので数百メートルあり島を形成することがある。環は円になるとは限らず様々な形状をしており、水面に現れる部分が環状に点在するケースが多い。礁湖の海水が満潮時と干潮時に外洋に出入りする自然にできた水道(礁門)があり、船舶が礁湖に出入りできることが多い。世界最大の環礁はマーシャル諸島のクェゼリン環礁。モルディブなどは環礁で形成されている国として知られている。

形成過程については、チャールズ・ダーウィンが唱えた沈降説によって説明できる。すなわち、まず熱帯の火山島の周囲に珊瑚礁が形成される。その後、火山島が沈降することにより、珊瑚礁のみが上方に成長、中央の火山島が完全に海面下になると、環状の珊瑚礁のみが海面に残る。現在では、沈降の原因はプレート運動で説明される。したがって、環礁は海洋プレート上の、ホットスポットから離れた周辺部で、しかも低緯度の地域に存在する

環礁上に形成される島を、環礁州島又は州島と言う。珊瑚礁のみで形成されているため、州島の標高は低く、高いところでも数メートルである。礁湖の水深は50 〜 80mであるが、礁の外縁の海底は急崖となっており、海岸よりさほど遠くないところで、水深4,000〜 6,000mの大洋底になっていることも珍しくない。礁湖の深さについては氷河制約説がその説明に使われる。

なお、環礁が大きく隆起すれば、周囲を絶壁で囲まれ、中央にくぼみのある島になる。これを隆起環礁といい、南大東島・北大東島などがその例である。

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ダーウインの沈降説では火山島がプレートの移動によって深部に沈降し、珊瑚礁だけが成長を続けることになっています。矛盾点を挙げておきます。

・東太平洋や大西洋に何故環礁が少ないのか説明できない。
・インド洋(モルディブ諸島)にある環礁の説明が出来ない。
・プレートが誕生したばかりのはずである太平洋中央海嶺付近に地層があることはプレート論が成立しないことを示している。したがって、火山島が沈降する理由を説明できない。
・波蝕された後に沈降したギョーと環礁が同じ海域に存在することが説明できない。ギョーの波蝕・切頭が起きていたときに、何故珊瑚礁が発達しなかったのか、環礁にだけ珊瑚が生育した理由を説明できない。
・環礁の土台がギョーであるのなら、基本的には成層火山になっているはず、単なる火山島の沈降では説明できない。

などなどですが、
波蝕・切頭という概念を捨てないと、
ギョーや環礁の形成の謎は解明できません

2720
Date: 2018-04-07 (Sat)
インド洋にあるモルジブ諸島の環礁の形成メカニズムを考察する
[2449]ギョー・テプイそしてテーブルマウンテンの成因は同じであるに世界中のギョーの分布を示しました。それをみるとインド洋には大きなギョーは存在しないことが分かります。このことは、blue habitatsの下図を見ても明らかです。


ギョーの分布図
 インド洋には大きなギョーまたは環礁が存在しない

しかし、モルジブ諸島は美しい環礁がたくさんあることで有名です。小さな環礁が多くあることは、モルジブ近辺にも極地があったが、期間が短く(と言っても地軸の変化は平均して数十万年)、平頂火山が大きく成長しなかったことを示唆しています。

西太平洋に存在する白亜紀の平頂火山(光孝、推古ギョーなど)に比べると、面積も高さもはるかに小さなものです。


さて、この海域の環礁の形成過程を考察します。

モルジブ諸島がプレートに乗って深海部へ運ばれる仕組みは考えられません。従って、ダーウインの火山島沈降理論では、モルジブの環礁の形成を説明することは不可能だと思います。プレート移動を伴はない沈降が説明できるのであれば別ですが・・・。

石田理論で考察すると、もっと長期間氷床の下で火山活動が継続したなら、四国の面積を超える巨大なギョー(光孝や推古ギョーなど)にまで発達したことでしょう。

どの時代に形成されたのかは判定できませんが、平頂火山としてはテプイ級の小規模なものだと思われます。

あるいは、短期間での極域入りと熱帯域への移動を複数回繰り返した可能性もあるでしょう。環礁上でのコア調査(ボーリング)を行えば、どの時期のものかが分かるでしょう。

ここで、モルジブに氷床が広がった可能性を“極移動の軌跡曲線”から推定してみます。

[1813]の解説では、以下のように、インド洋や大西洋に極域が存在した可能性は無いと述べました。
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この移動曲線を見ると、guyotが見つかっている太平洋の北側に昔の極が存在した可能性があり、インド洋、大西洋には存在した可能性がないことが見えてくるのではないでしょうか。太平洋の北部域に極(北極)があった時代に広大な氷床・氷河が発達し、その下で噴火した火山によって今のguyotができたと考えられます。([1807]のギョー分布図を参照)
 とすれば、一方の極(南極)は地球の反対側にあるはずです。その位置は地球儀を見ると、現在の南大西洋に相当します。アフリカ大陸と南アメリカ大陸とは、繋がっていた可能性が高いですから、[1807]のPS部分で述べた推定、すなわちアフリカ南部や、南アメリカのギアナ高地(の平頂火山)などは、当時の南極氷床下で誕生した可能性が見えてきます。

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しかし、同じように分析すれば、赤丸印で示す太平洋の赤道付近に北極があったときは、南極はインド洋の青丸印にあったはずです。南極の岩石から辿った軌跡ではインド洋に極があった可能性もあります。したがって、モルジブ諸島付近に氷床が広がっていた可能性は存在します。ただし、白亜紀のように長期間移動しなかったのではなく、短期間で極域から脱したのではないでしょうか。

モルジブ諸島を形成している環礁は何時の時代かに、この地域が極域に入り氷床が広がっていて、その氷底湖ないで形成された可能性は十分にあります。

大陸は浮沈を繰り返していますし、分裂もしています(定説で言われるようなものではないですが)。また、岩盤がゆがむ事もありますから、”極移動軌跡”も高い精度のものとは言えませんが、凡その推定には役立つのではないでしょうか。

2721
Date: 2018-04-07 (Sat)
再度の批判・ダーウインの「サンゴ礁沈降説」の矛盾
東北大学大学院理学研究科地学専攻地圏進化学講座のサイトに「炭酸塩堆積学・地球化学グループ」の報告がありました。サンゴ礁と海山の関係をわかり易く解説してありましたので抜粋して紹介します。

[2719]にも紹介しましたが、石田理論とはまったく違うダーウインの「サンゴ礁沈降説」などを中心にした解説です。学会では、これが定説として流布している考えなのでしょう。

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サンゴ礁と海山

はじめに

 進化論の提唱者として知られるチャールズ・ダーウィンは、1842年に出版した名著「サンゴ礁の分布と構造」において、サンゴ礁を地形上の特徴に基づいて裾礁、堡礁、環礁に分類し、その成因としてサンゴ礁の沈降説を提唱しました。この説を検証するために、19世紀後半から20世紀前半にかけて、世界各地のサンゴ礁、特に海洋島でボーリング調査が行われました。

ダーウィンの沈降説

 熱帯〜亜熱帯海域でみられるサンゴ礁は地形的な特徴に基づいて裾礁、堡礁、環礁に区分されます。

裾礁:島などの陸地のふもとに直接発達したサンゴ礁。

堡礁:島などの陸地との間に礁湖が存在するサンゴ礁。

環礁:環状の形態をもち、中に礁湖を有するサンゴ礁。  

ダーウィンは、サンゴ礁がこのような3つの地形をなす理由を説明するために沈降説を提唱しました。沈降説とは、サンゴ礁はまず火山島の周辺に裾礁として形成され、火山島がゆっくりと沈降するに従って堡礁へと代わり、ついには環礁となるとする説です。現在の沈降説は、「プレートテクトニクス」の視点を加味し、より洗練されたものになっています。


島の沈降に伴うサンゴ礁の形態の変化

ギョーの発見とSchlagerのパラドックス 〜サンゴ礁はなぜ溺死するのか?

 1942年、H. H. Hessが北西太平洋から160 個の頂部が平担な海山を発見し、19世紀の地理学者Arnold Guyotにちなんでそれらをギョ—(平頂海山又は卓状海山)と命名しました。ギョ—の頂部は現在1、000 m以上も深いところに沈んでいますが、そこからは白亜紀などに形成された石灰岩が採取されます。したがって、ギョ—は長い年月をかけて浅海域から1、000 m以上も沈降したことになります。

 1981年、W. Schlagerは、 礁・炭酸塩プラットフォームの溺死のパラドックスを提唱しました。そのパラドックスとは、「礁の成長速度は島の沈降速度や海水準変動(上昇)よりも1桁速いので、礁は水没することなく海山(火山島)上で成長し続けることが可能なはずである。しかし、現在の海洋底には溺死したサンゴ礁が多くみられる。これらは、礁が、何らかの要因により成長活動を停止し、海洋プレートの沈降によって水没したことを意味する。」というものです。

 礁の成長速度と海洋島の沈降速度の問題に関しては、今日まで多くの研究が行われてきました。しかしながら、この問題を解決するには至っておらず、私達に解明が委ねられています。


礁ならびに炭酸塩プラットフォームの溺死

サンゴ礁の溺死を説明するために提唱されてきた仮説

『干出ダメージ説』(省略)

『富栄養化説』(省略)

『墓場説』 (省略)

 このような仮説の検証のためには、海山や海洋島を掘削し、礁・炭酸塩プラットフォーム堆積物を採取する必要があります。近年では、炭酸塩堆積学・地球化学の進歩により、連続性のよいコア試料さえ得られれば、熱帯浅海域での海洋環境の変遷を高精度で解析できるようになっています。また、掘削技術も向上しています。よって、現在は、サンゴ礁の生涯を描き出すというダーウィン以来の夢を実現する絶好のチャンスであるといえるでし eqlog2711-2730.html ょう。

今後の課題と目標

 北大東島におけるサンゴ礁の形成開始は、四千数百万年前まで遡ると推定されており、現時点では、島の歴史の前半部が未解明ということになります。
 また、日本の周辺海域には、北大東島だけでなく南鳥島や沖の鳥島といった隆起環礁の島々が存在し、海底には溺死した過去の礁・炭酸塩プラットフォームが多数発見されています。これらのサンゴ礁堆積物を掘削すれば、10万年オーダーのタイムスケールでサンゴ礁の生涯を描き出すことができます。そして、これが達成された時、『サンゴ礁はなぜ溺死するのか?』という古くて新しい課題が解明できると思われます。私達はダーウィン以来の謎を解き明かすため、今後も更なる努力を続けていきます。

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これまでに解説してきたように、サンゴ礁沈降説では合理的な解説は出来ないように思います。
まず、プレートテクトニクスというものが、破綻している事実を認識する必要があります。ここでは解説しませんが「ほころび」は明らかです。
また、火山島として誕生した海山が沈降するメカニズムが説明されていません。石田理論では巨大地震の“引き領域”に当たる場合には劇変的に大陸規模でも沈降する可能性がありますが、斉一的変化で沈降するメカニズムは存在しないと思います。

ボーリングによるコア調査は重要ですが、基本的なメカニズムを見出さないと、調査結果を正しく解釈することが出来ないのではないでしょうか。

たとえば、エニウェトク環礁のボーリング調査では1300m以上も石灰岩が存在します。したがって珊瑚礁が沈降していると解釈したくなりますが、環礁の高さは5000mもあり、その下に火山性の玄武岩が存在する可能性があります。白亜紀という長い年月の間に完成した土台のギョーが、沈降したのではなく、その後1300mの珊瑚が形成されたと考えられます。

ダーウインの「進化論」はやがて破綻が明らかになるでしょうが、「沈降説」も破綻が見えています。

[2718]で解説したように、ギョーと環礁は共に、氷床にできる氷底湖内の火山活動で誕生するのです。やがて氷床が溶け去ったときに、サンゴが生育できない環境、つまり深海なら、ギョーになり、造礁サンゴが成育できる環境、つまり浅ければ環礁になります。
 サンゴ礁の土台は火山です。火山が沈降するなどということはありません。

ダーウィン説はデタラメです。

海山は溺死などしていない!

2722
Date: 2018-04-08 (Sun)
定説理論ではボーリングデータを正しく読み解くことが出来ない
[2721]で、「ボーリングによるコア調査は重要ですが、基本的なメカニズムを見出さないと、調査結果を正しく解釈することができない」と述べました。

 エニウェトク環礁のボーリングでも、1300mの石灰岩(造礁珊瑚)をどのように解釈するのか、沈降した証拠なのか、そうでないのかは、基本的メカニズム(理論)が違うと結果が違ってしまいます。
 同じく、北大東島のボーリングについても基本の理論によって解釈が違ってしまいます。ここで、通説としての大東島の形成論を紹介します。

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南北大東島

沖縄本島から約400km。海上8kmを隔てた隣同士に南大東島と北大東島は存在します。


大東島は堡礁のようにも見えるが環礁と考えられている(参考2:

島の成り立ちは水深4000mの海底から立ち上がった火山の頂上にサンゴ礁が堆積し続け、さらに隆起を繰り返して出来ていった、世界でもあまり例を見ない珍しい島です。

これぞ南大東島が世界に誇る地球からの贈り物。星野洞は東洋一美しい鍾乳洞として、世界中の洞窟研究者から注目されています。大東諸島(北大東島・南大東島・無人島の沖大東島)は、赤道近くのニューギニア沖で海底火山として生まれ、プレートに乗って6000万年かかって3000kmも北上してくる間に、サンゴが堆積して誕生しました

周りは深さ4000mの太平洋で2000mの厚みの珊瑚性石灰岩でできている島なので、たくさんの鍾乳洞があります。その中で一番大きく美しく唯一観光洞として整備されているのが星野洞。地上差40m広さは約1000坪もあり、ほとんどが外気にふれることなく、まっ白い鍾乳石です。大規模で状態が良いので、世界的にも貴重とされています。

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島の形成に関しても、付加体理論と同じ“通俗説”が出回っていて、「プレート論」で解釈されています。「赤道近くのニューギニア沖で海底火山として生まれ、プレートに乗って6000万年かかって3000kmも北上してくる間に、サンゴが堆積して誕生しました」というのは一つの仮説です。しかし、何度もいうように、プレートテクトニクスや付加体理論は間違っています。

造礁珊瑚は水温18度以上でないと生育できません。日本近海に達してからでは生育できませんから6000万年のうち造礁期間が何年あるのか判りません。石灰岩が移動しつつ形成されたのか、この地域が熱帯域に存在した時期に形成され、その後地軸が変化して劇変的に今の緯度に定着したのか、基本的な枠組みが決まらないと解釈は進まないと思います。

また、大陸の沈下や浮上などの劇的な変化が起きたとするほうが現実的ですから、プレート論や付加体論のような斉一(的変化)論で解釈しても何も真相は分からないような気がします。

ボーリング調査の結果も海域によって変化があります。氷床が何処にあって、どのように展開していたかも考慮しないと、調査の目的が達せられないと思います。


世界のサンゴ礁分布

[2721]に紹介した図面では、ムルロア環礁は500m前後で玄武岩が存在し、エニウェトク環礁、ビキニ環礁では石灰岩が1000m以上存在します。ミッドウェー環礁ではサンゴ礁と玄武岩との間にドロマイト化したものなどが交互に現れますが、それはなぜか。環礁は圧倒的に太平洋に多く、裾礁は圧倒的にインドネシア付近に多い、これはなぜか。

こうした謎を解くのには、掘削のデータを正しく読み解く必要があります。データを読み解くには、基礎になる理論が大切です。
斉一論、プレート論、付加体論は様々な矛盾をふくんでいて、合理性が無く破綻しています。
地球の変化は劇変が主流で、大陸の隆起沈降があること、ギョーや環礁の形成理由の新説(石田理論)などなど、新しい視点を導入して地球物理学を発展させなければいけないと思います。

参考1:

ダーウィンの“環礁形成理論”をWikiよりも詳しく解説した図面がありましたが、間違っています。沈降する明確な理由がありません。プレート論は間違いです。

ダーウィンは間違っている!


なぜ海洋島のサンゴ礁は姿を変えるのかより
Reef-SL Cycle 3

礁原による砕屑物のトラップは引き続き継続し、火山島は沈降し続けるので、


最終的にサンゴだけが水面に顔を出す、環礁が形成される。
タヒチもゆくゆくは環礁になるのかもしれない。

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興味深いのは、サンゴ礁の地形発達はプレートテクトニクスとも関係があることだ。
中央海嶺にて形成された海洋プレートはその後両側へと広がっていくが、
徐々に冷却される過程で密度を増し、
沈降するので海の深さは次第に増すことになる。
そこに下のマントルからプリュームが上昇してきてホットスポット火山が形成される。
活動が終わった火山は冷却とプレートの移動によって次第に沈んでいくのである。

サンゴが好む低栄養、澄んだ水、高水温の海域に火山が形成されれば、その周囲に裾礁が形成される。
条件が整わなければサンゴ礁は発達しない。
ただし、実際にはすべての火山島が同じような歴史をたどるわけではなく、プレート境界に位置し隆起している火山島もある。
そこでは陸上に過去のサンゴ礁が露出している、隆起サンゴ礁(バルバドス・喜界島など)が見られる。

また一度沈んだ環礁が再度顔を出し、大規模な隆起サンゴ礁となった島もある(南大東島など)。

ブルーホールやセノーテなど、サンゴ礁には変わった地形が多くダイバーの憧れの的となっているが、
地球の地質学的過去に思いを馳せてその成因を考えてみると、また違った楽しみができるかもしれない。

参考2:

南大東島の地形地質
一琉球列島の島々との比較一
渡 辺 康 志 

南大東島の成因は、多くの研究により次のように考えられている。約5000万年前、赤道付近で火山島として大東島は誕生し、プレート運動により、北西に移動するとともに徐々に沈降して(プレートは時間とともに冷却し重くなり沈降すると考えられている)、大東島のサンゴ礁は、裾礁、堡礁、環礁と形態を変化させながら何千万年にもわたってサンゴ礁の堆積物を堆積し続け、これが大東島の厚い石灰岩を形成した。

現在、このようなプレート運動は衛星を使った位置測量で計測することが可能で、北西方向に年間約7cm の移動速度が知られている。このまま、大東島が北西方向に移動を続けると、約140km で琉球海溝に達し、7cm/年という移動速度で計算すると200万年で到達することとなり、この時点で、確実に大東諸島は地球表面から消えることとなる

 現在の南大束島は、鳥瞰図に示したように、中央部がへこみ(標高数m )、周辺部が高くなった(最高標高75m ) ドーナツのような形状をした島である。このような形状から、南大東島は隆起した環礁であると考えられている。普通、太平洋の島々は、裾礁、堡礁、環礁と変化した後さらに沈降し、サンゴ礁の成長できない深度まで沈降すると、頂部に石灰岩を乗せた海山となり、海面下に没するものと考えられている。ところが、南大東島は今から約百万年前から隆起に転じ、新たに形成された環礁がさらに隆起して現在の南大東島に成長したものと考えられている。そのため、南大東島の地質は、赤道付近で誕生以来成長し続けてきたサンゴ礁石灰岩(古大東石灰岩)を基盤とし、隆起に転じてから形成された環礁の堆積物(新大東石灰岩) よりなる。

また、島の周辺部の高まりには、島が隆起する過程で刻まれた平坦面が何段か残されている(海岸段丘)、このように島の進化の途中から隆起に転じ、隆起環礁となった島は、世界的に見ても珍しい存在である。


南大東島の断面イメージ図
南大東島地方気象台HPより

2723
Date: 2018-04-09 (Mon)
チャールズ・ダーウインの環礁形成理論(定説)の矛盾(その2)
コトバンクの解説によれば、ダーウィンが1842年に発表した環礁の成因説(裾礁→堡礁→環礁)が現在でも有力な定説であり、近年の調査によって裏付けられた、とあります。

アメリカの海洋大気庁(NOAA)のサイトにも、沈降説のアニメーションが載っています。

沈降説が正しいとはとても信じられませんので、反論しますが、先ずはコトバンクから紹介します。

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環礁

裾礁
きょしょう
fringing reef

サンゴ礁の一種。岸サンゴ礁ともいう。島または陸地の周縁に接して発達しているもの。その幅は砂浜のある緩斜面や風浪の弱いところで広く、磯の部分、風浪の強いところ、海水の濁りやすいところで狭い。サンゴ礁の発達段階の初期に相当するもので、次第に堡礁に移化すると考えられる。

堡礁
ほしょう
barrier reef

沖サンゴ礁ともいう。海岸からやや離れた沖合いに存在するサンゴ礁。基盤陸地の沈降または海面の上昇によって裾礁 (きょしょう) が変化したもの。沈降によって海岸線は陸側に移動するが、サンゴは上方にのみ成長するので両者は分離し、間に礁湖が形成される。オーストラリアの東北岸の沖合いには、約 2000kmにわたり大堡礁が発達している。

環礁
かんしょう
atoll

ドーナツ状に、中央部に島のないサンゴ礁。やや小高い部分もあるが、輪郭の大部分は海抜数m程度で、波で砕かれた岩片が打寄せられて現れた礁原が、環状を呈する。礁原の幅は 100mぐらいで、大波のときには礁原が洗われることもある。中央の礁湖はごく浅いが、礁原が切れた水道で外海と通じる。外海側の環礁の斜面は、かなりの深さまで 45°以上の傾斜のことがある。環礁はおもに太平洋南部とインド洋に分布し、大きなものは径が 60kmをこえるものもあり、マーシャル諸島に特に多い。

環礁の成因については、C.ダーウィンが 1842年に発表した説がある。ダーウィンは火山島のまわりの裾礁 (きょしょう) が沈降し、火山島から離れた堡礁となって成長し、中央部の火山島も海面下に没して環礁ができたと考えた。

近年の各地のサンゴ礁試錐調査や人工地震による調査で、この考えを裏づける資料が得られている。試錐ではフナフチ環礁が約 350mまで、ビキニ環礁が約 800mまで、全部がサンゴ礁などの石灰岩であることがわかった。 1960年のエニウェトク環礁試錐では約 1300〜1400m下に玄武岩が出て、火山島が確認された。一方人工地震による調査では、ビキニ環礁も約 1300mの深さに火山島があるとみられている。

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プレート論を容認すると仮定して話を進めます。

定説では環礁とギョーの関係が説明されていませんが、火山島の沈降(プレートの移動による水深の増加のこと)よりも造礁サンゴの成長速度が早いから環礁になると考えているようです。したがって火山島の沈降速度が速いときにはギョーになるということになりますが、中央海嶺から同じような距離にある海底で、ギョーと環礁が共に存在することは矛盾があります。また、プレートに乗っているだけで島の形が平坦になることはありえません。

太平洋で考えればギョーは北西部に多く、環礁はその南に多く存在します。しかし、プレートの移動速度が太平洋の北部と南部で違うことは考えられませんので、沈降説には矛盾があります。

石田理論では[2718]で説明したように、氷床がなくなった環境下で、海面水位が何処にあるのかによりギョーと環礁とテーブルマウンテンの違いができます

環礁は造礁サンゴが生育できる程度の深さなら、上方に成長して石灰岩が形成されるはずです。その規模が1000mを超えることが可能かどうかはよく分かりませんが、日本列島の伊吹山や秩父の武甲山のような例を考えれば、可能性はあるはずです。

太平洋にギョーや環礁が多いのは、極域がこの地域に長期間あり、氷床が広がったからです。最大規模のギョーがある天皇海山列付近(北部)にも、エニウェトク環礁のある地域(南部)にも極域が位置した時代があって、平頂火山を形成したはずです。

天皇海山列付近に在ったときはエニウェトクやビキニなどは赤道付近になったはずですから、活発な造礁活動があったでしょう。石灰岩が厚いのはそのためでしょう。 両地域で違うのは地軸が変化し、氷床が消えたときの火山頂部の水深の差です。エニウェトクの海山頂部は浅く、天皇海山の海山頂部は深いという差があると考えられます。

氷床下で形成された平頂火山がその後の地殻変動で隆起したり沈降したケースもあるでしょうが、基本的にはグランドレベル(地盤高)の高低と火山の規模(高さ)が三者(ギョー、環礁、テーブルマウンテン)の違いを決めたはずです。

なお、ギョー(平頂海山)についてはコトバンクで以下のように解説しています。

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平頂海山

ギヨー
guyot

平頂海山ともいう。大洋底から 1000m以上そびえ立つ海山のうち、その頂部が海面から 200m以上深く、頂上部が平坦なものをいう。 1946年に H.ヘスが北太平洋で発見、地理学者 A.ギヨーにちなんで命名。その後南太平洋、アラスカ湾、インド洋、大西洋からも続々と発見され、全世界の大洋に広く分布していることがわかった。

ギヨーの頂部は 200〜2500mの深さにわたるが、多くは 1000〜2000mの深さに分布する。頂部に玄武岩の円礫や浅海性の化石があることから、かつて海面に近いところで波食を受けたものが、なんらかの原因で沈降したことを示す。現在までに 1800mの深さのギヨーからは白亜紀、1000mのものから始新世の化石が発見されている。太平洋では西側ほど古い時代のギヨーが分布するとみられ、海洋底拡大説の根拠の一つにされる。

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ギョーは、ダーウィンの“サンゴ礁沈降説”ではとても説明できません。波蝕(食)による切頭説もナンセンスです。沈降説とプレートテクトニクスが合体してスマートな説明になったという解説もよくありますが、説得力はありません。

環礁の土台はギョーですから、ギョーの形成を合理的に説明できなければいけません。さらに西太平洋のギョーには巨礫が載っている理由も必要です。

その解説はくりかえしません([2595]参照)が、少し内容を深めてみたいと思います。

次図はタスマニア海溝にあるgiffortギョーです。斜面に明瞭な渓谷のような筋が見られますが、海流によってこのような渓谷ができるわけがありません。ではこの渓谷のような筋は何時、どうして出来たのでしょうか。


平頂海山ギョーの斜面には水流による渓谷のような筋がある(Giffortギョー)

 小笠原海域や日本海のような海没した場所に見られる海底峡谷と同じ原因で形成されたものとは違うようです。

地軸の移動が起きて温暖化し、氷床が消滅していく段階([2717]で紹介したエスカーの形成時期と類似)で氷底湖内部の水が氷床との隙間を通って抜け出るときに、火山の表面を浸食したのではないでしょうか。富士山の雪解け水を氷底湖内の水に置き換えれば、富士山西斜面の大沢崩れのようなものが形成されているのではないかと推定できます。 頂上にある小山は噴火したときの熔融マグマが残っているのかもしれません。

下図に石田理論での解釈によるギョー(環礁の土台)の形成メカニズムを概念図として載せておきます。


氷床が消滅する段階で氷底湖の融解水が流下し、その水流が斜面を削り、渓谷を作ったのではないか。
なお、氷底湖は徐々に大きくなっていくので、初期の成層状況は図とは違うと考えられるが、表示方法が難しい。

ダーウィンはタヒチ島を訪れ、太平洋に三種類のサンゴ礁があることに気付きました。タヒチの中心島も、やがて沈降して環礁になるのだろうと考えたようですが、中央島は氷床の下で誕生したものではありません。普通の火山島ですが、沈降(プレートの西進)によって、平頂になることはありません。

沈降論は環礁の進化論ですが、生物の進化論と同様、やがて明確に否定されるでしょう。


C.ダーウィンが訪れたタヒチ島
典型的な裾礁

なお、冒頭でNOAAのアニメを紹介したWikiには南北の大東島は「プレートの下に潜り込む直前で一時的に隆起したものと考えられる」と解説してあります。 SF作家の話を拝聴しているようなもので、まったく根拠がありません。

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火山島が海上に顔を出すと、そこが熱帯であると、その周辺にサンゴ礁が発達を始める。それによって裾礁ができる。火山島は次第に水平移動するにつれ、海底は深くなって行くので島が沈降する。それによってサンゴ礁は上への成長を始め、堡礁から環礁へと進んで行くわけである。

さらに、最終的にはサンゴ礁は海溝に落ち込んでしまう。これが石灰岩の巨大な岩塊として地層に取り込まれる場合もある。

太平洋の場合、太平洋プレートは西方向に移動して日本海溝やマリアナ海溝に没する。ホットスポットはハワイ諸島などにあって、この辺りで島ができて、西へ向かって移動しながら沈んで行くものと考えられる。したがって、環礁は太平洋でもやや西よりの海域に分布する。

また、日本の北大東島と南大東島は、いずれも海岸線付近は絶壁であり、島の中央部は凹地となっている。これは、隆起した環礁であると考えられている。他の部分で沈降する現象とは、一見矛盾するようであるが、海溝へ飲まれて行く直前に、一時的に隆起したものと考えられている。

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海山が隆起して、海上に姿を現すことは巨大地震の押し領域の動きを見れば十分に納得できる話ですが、海溝に飲まれていくという話は、[1491]山が地下に潜るという寓話、や[2022]NHKの思考放棄番組に書いたようにまったくの御伽噺です。

2724
Date: 2018-04-10 (Tue)
ギョーと環礁の成因に関する考察・体系的廃棄を急ぐべし
ギョーと環礁の形成メカニズムに関して、[2723]では以下のように考察しました。

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「太平洋にギョーや環礁が多いのは、極域がこの地域に長期間あり、氷床が広がったからです。最大規模のギョーがある天皇海山列付近(北部)にも、エニウェトク環礁のある地域(南部)にも極域が位置した時代があって、平頂火山を形成したはずです。

(極が)天皇海山列付近に在ったとき(多分白亜紀)はエニウェトクやビキニなどは赤道付近になったはずですから、活発な造礁活動があったでしょう。石灰岩が厚いのはそのためでしょう。

 両地域で違うのは地軸が変化し、氷床が消えたときの火山頂部の水深の差です。エニウェトクの海山頂部は浅く、天皇海山の海山頂部は深いという差があったと考えられます。

氷床下で形成された平頂火山がその後の地殻変動で隆起したり沈降したケース(大東島のような)もあるでしょうが、基本的にはグランドレベル(地盤高)の高低と火山の規模(高さ)が三者(ギョー、環礁、テーブルマウンテン)の違いを決めたはずです。」

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三者のうちで、ギョーと環礁の分布位置を合わせて表示すると次図のようになります。


ギョーと環礁の分布位置

考察した天皇海山列とムルロア環礁の距離はほぼ地球円周の1/4に相当しますから、どちらかが極域に在ったときには片方は赤道に在ったことを意味します。また、次図を見ると、太平洋北部の水深は、環礁の多い南方海域よりも深いことも分かります。
以上から、[2723]で考察した内容は支持できるのではないでしょうか。

太平洋の深さ:北西部が深く、南東部は浅い

環礁の形成メカニズムはギョーの形成メカニズムと合わせて考えるべきであり、ギョーの成因を説明できないダーウィンの沈降説、プレートテクトニクス理論などは廃棄処分にするべきです。

[2436]ヘスとディーツの業績を科学の金字塔とは呼べないに紹介した中陣隆夫氏の記事にあるように、(沈水の謎というのは見当ハズレですが・・・)

ギョー沈水の謎は、今日なお地球科学にとっても、太平洋の構造発達史にとっても、未解決の重要な問題になっている

なのですから、体系的廃棄を急ぐべきです。

注:

[2723]で紹介したgiffortギョーはタスマン海溝にあって、それほど深海でもなく、頂部水深も深くない。何故環礁にならなかったのか? 答えは造礁サンゴが生育できる環境下に在ったことが無いからでしょう。

環礁ができる条件は、平頂海山が土台にあることの他に、その頂部水深が浅いこと、さらに、熱帯に位置した過去があること、など、造礁サンゴが生育できる環境下に位置したことが必要になります。何よりも、ハプグッド教授が思いつき、アインシュタインが支持した「地軸の変化」「地殻の滑動」を導入する必要があります。

ポールシフトや大陸規模での浮沈をオカルト扱いしないこと

地球物理学を新しい世界に導くこと
でもあります。
2725
Date: 2018-04-10 (Tue)
苫小牧でのCCSは実験終了後も地震発生の危険性が残る
苫小牧で実施されている「CO2貯蓄(CCS)実証実験」の現地ルポ報道が東洋経済オンラインに載っていました。CCSの詳細は公開情報バックナンバーで見ることが出来ます。2018年度で圧入は終了のようです。

地震爆発論学会としては、CCSによって人為的に地震を起こしてしまう危険性がありますので、警告を何度も出しています。([2001][2255][2321]動画など参照)

これはアメリカ全土で行なわれているシェールオイルの採掘における地震発生と同じ問題を含んでいます。採掘時の廃液を圧入するのか、液化CO2を圧入するのか、の違いですが、どちらも地下水をマグマに近づける行為である、ことに違いはありません。

苫小牧は近くに樽前山という活火山があり、地下水を移動させる行為は危険です。

地震は断層が動くことで起きるというのは間違った地震原因説です。地震は水を熱解離させると発生する水素の爆発現象です。

現地ルポを抜粋して紹介します。

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地下3000メートル!「CO2貯蓄施設」の実態
苫小牧の実証実験センターを現地ルポ


日本CCS調査の苫小牧CCS実証試験センター。
正面の3つの塔でCO2を分離・回収している。奧に見えるのは出光興産の製油所(記者撮影)

北の大地で、期待の温暖化対策技術の検証が行われている。

北海道の玄関口、新千歳空港からほど近い苫小牧市。製油所や自動車部品工場が並ぶ湾岸の工業エリアに「苫小牧CCS実証試験センター」がある。 CCSとは、二酸化炭素(CO2)を回収し、地中深くに圧入・貯留する技術だ。大気に放出されるCO2量を削減できるため、地球温暖化対策の切り札の1つとされる。

IEA(国際エネルギー機関)によれば、2100年までに世界の気温上昇を2度以内に抑えるために、2060年までに必要とされる累積CO2削減量の14%をCCSが担うことが期待されている。日本でも2014年のエネルギー基本計画で、2020年頃のCCS技術の実用化を目指す方針が示されている。

回収したCO2は最大22.8メガパスカル(228気圧)まで圧縮されたうえで地中深く送り込まれる(圧入)。圧入地点(圧入井)にある大きな蛇口のような坑口装置には、さまざまな安全機能が付与されている。たとえば、津波などで坑口装置が破壊された場合、地中50メートルにあるCO2の逆流を防ぐ弁が自動で閉じるといった具合だ。

海外では稼働しているプラントも

CO2の分離・回収プラントは化学工場などで使われる技術。掘削は油田などの資源開発の応用技術である。技術的には十分に実現可能なのだ。そもそもCCSは海外で1970年代から多数実施されている。もっとも海外のCCSの大半はCO2削減のためではなく、原油増産が目的である

油田は操業が進むと地下の圧力が低下することなどから、原油埋蔵量があっても生産量は減退してしまう。そこで液体やガスを送り込み、原油増産を図るEORという技術がある。海外のCCSの大半は、CO2を使ったEORである。

ここにCCSの最大の難しさがある。CO2の回収にも地下への圧入にもコストがかかる。EORならば原油増産のメリットでこのコストを回収できる可能性がある。しかし、EOR以外のCCSでは利益を生まない。

CO2排出に対する課税、もしくはCO2排出削減に対する補助金がない限り、事業者に導入するインセンティブが働かないのだ。油田がほぼない日本でCCSを実用化できるか。これを検証するのがセンターの役割だ。

再エネが頼りにならず、原子力発電も受け入れないとなればCCSは必要になる可能性がある。相対的にCO2排出が少ない天然ガス火力でも、排出はゼロではないからだ。また、製鉄所や石油化学プラントなどからもCO2は放出される。こうした産業からの排出は、発電と異なりCO2フリーの代替手段がない。
地球温暖化が深刻化し最低限のCO2排出しか許されないとなれば、CCSに頼らざるを得ない局面が出てくるかもしれない。結局、再エネなどの技術進歩とCO2削減の必要性のバランス次第で、CCSが不要かどうか決まってくるのだ。

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バックナンバー資料によると、CO2の圧入は次図左のように、本年2月末で萌別層に14万トン圧入されています。注入との関連は不明ですが、苫小牧周辺においては圧入作業中である2018年1月31日にM4.7の地震が発生しています。

資料には2018年で注入は終了とありますが、中越沖地震は長岡市でのCCS実験終了後の二年半ほど後に起きています。しかも、長岡での実験の10倍近い圧入量であることが危惧されます。


 中越沖地震はCCS終了後に発生しています。
苫小牧には近くに樽前山という活火山があります

長岡と違う点は水平堆積層になっていて、キャップロック状ではない点です。圧入によって地下水が地下深部へ押しやられることは少ないと思われますが、水平方向への移動でも、火山があれば危険です。火道付近に押し出されれば、解離ガスを発生させ、地震に繋がる惧れがあります。

火山がたくさんあり、高熱のマグマが地下の浅い場所にある日本で、CCSを実施することは危険です

。 今日の記事でEORの話を初めて知りました。圧した分を補うために圧入するのなら、地下水を大きく移動させることはありませんから、問題は少ないかもしれません。しかし、日本の場合は圧入だけですから問題は大きくなります。

あるいは本音では、日本で技術を開発し、その技術を輸出するために実証実験を行っているのかもしれません。

しかし、トランプ大統領も気付いているように地球温暖化はウソですし、環境に配慮するのなら、CO2排出を規制するよりも、技術の進歩に期待して安全な原発を開発する方がよほど効果があります。

輸出用の技術を開発するために、そして地震論が未熟なために国民に地震災害を押し付けるような政策は中止していただきたいと思います。

シェールオイルの採掘が盛んなオクラホマで何故地震が多発しているのか、採掘前には地震などなかった地域住民は困惑しています([2332][2381]などなど参照)。

マスコミ人や地震学者は良く考えて「地震発生メカニズム」を見直してください。

2726
Date: 2018-04-11 (Wed)
新しいナスカの地上絵発見は宇宙時代の訪れなのかも
ナスカカ高原で新しい地上絵がドローンを使用して発見されたそうです。(TOKANA参照)



ペルー・ナスカで新たな地上絵が発見された。
その数はなんと50個以上、しかもこれまでに発見されている地上絵より古い時代に描かれたものだというから驚きだ。
今月5日付けで「National Geographic」が詳しく報じ、複数の海外メディアも後に続いている。

地上絵は何のために誰が作ったのか、本当に雨乞いのためなのだろうか?

[2689]では『宇宙からのメッセージ 宇宙人との対話Part2』を紹介しました。霊存在は次のように語っています。

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「当時、今のアンデス山脈に当たりますけれども、標高四千メートルぐらいの高地に王国があって、リエント・アール・クラウド王が治めておられました。  

 そのとき、宇宙人がかなり飛来していまして、それを信仰する一派が出てきていたのですが、クラウド王は、「あの宇宙人たちは、あまりよい宇宙人ではないし、神ではないので、その信仰をやめなさい」と言っていました。そのため、国のなかで対立が少し起きていたのです。  

 それは、映画「太陽の法」(二〇〇〇年公開)でも描かれていたと思います。

 あの映画では、クラウド王が気球を飛ばし、「われわれも気球を空に飛ばすことができる。空を飛ぶことでもって、彼らを神として崇めてはならない」と言っていたと思うのですが、実は、それだけではないのです。  

 結局、悪い宇宙人の宇宙船は逃げ出していますけれど、あの映画に出てこなかった「よい宇宙人」がいて、実はクラウド王に協力したんですね。  その「よい宇宙人」は、実は、クラウド王とつながりがあって、クラウド王と交信していたのです。そして、地上に下り、クラウド王たちと実際に会い、友達になって話をしたりしました。。。。。。」

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また、[2695]では宇宙人らしきミイラのレントゲン写真が本物であるという話題も紹介しました。

「太陽の法」を信じるなら、悪い宇宙人がやってきて「宇宙人信仰」に陥ったナスカの住人が宇宙船から見えるような場所に地上絵を描いて、「神よこの地に降臨してください」と祈っていたことになります。

そして賢明なる王様が「空を飛べることが神ではない」といって、熱気球を飛ばし、住民を悪い宇宙人から守ろうとした、という話になります。

地球はこれから、再度宇宙時代に入っていくと思われます。

この方面ではペルーは先進国ですが、日本は後進国です。
物質科学を万能と考えて「科学先進国」の慢心があるとすれば、手痛い目にあう可能性もあるでしょう。

地球物理学一つを取ってみても、まったく迷路のような泥沼に陥っているのですから、謙虚になって「未知なるもの」への関心を深めなけれいけないと思います。

2727
Date: 2018-04-11 (Wed)
裾礁と堡礁の形成メカニズムを考察する
[2724]ではギョーと環礁の形成メカニズムを考察しました。

それでは裾礁と堡礁はどのようにして形成されるのでしょうか。

裾礁は海山が成長して陸上に顔を出し、造礁珊瑚が生育できる環境にあれば当然形成されるはずです。

堡礁についてはオーストラリアのグレートバリアーリーフなどは別の成因があるかもしれませんが、ギョーの上に新規の海山ができた後、造礁珊瑚が生育したと考えればいいのではないでしょうか。
次図に概念図を示しました。


堡礁の形成メカニズム
ギョーの上に新規の海山が形成されるのがスタートではないか

ギョーが形成される環境、つまり極域の氷床下から、地軸変化(地殻滑動)によって抜け出た時に、火山活動が継続される場合も当然あります。氷床が消滅した新しい環境下では、新規に海山がギョーの上に形成されます。
たとえば、[2597]に紹介したシャッキー海台のようなケースです。平頂海山の上にさらに海山がある形状の海域が熱帯で、かつサンゴの生育が可能な環境に移動した場合には堡礁になるものと考えられます。


佐野貴司著「海に沈んだ大陸の謎」に解説してあるシャッキー海台の噴火時(一億年前、白亜紀)と現在の説明

ギョーの上に普通の海山がある地形から、熱帯域での造礁珊瑚の活動が始まれば、中央島にも、ギョーの端部周辺にも珊瑚は成育できるのではないでしょうか。

中央島が沈下するというダーウィンの沈降説よりは合理的な説明だと思います。

注:

佐野貴司著「海に沈んだ大陸の謎」p.184に

「ギョーはサンゴ礁が作った環礁が海底へ沈んだものと考えられ、したがってかっては暖かく浅い海だったはずです」

とありますが、まったくの逆です。

「ギョーは極域の氷床に発達した氷底湖内で形成されたもので、頂部には氷河堆積物を乗せたものもあり、かつては寒い氷の中で出来たものです」

となります。

2728
Date: 2018-04-12 (Thu)
人類の歴史は物的証拠主義者には分からない

アラビア半島で8.8万年前の人骨が発見されたと報道されています。
「太陽の法」を信じれば。南極大陸にはもっと古い人骨が眠っているはずです。人類史はどんどん書き換えられていくでしょう。
ナショナル ジオグラフィックから、抜粋して紹介します。

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アラビア半島で8.8万年前の人骨発見、人類の出エジプト史を書き換えるか
4/12(木) 7:13配信
ナショナル ジオグラフィック日本版


サウジアラビア北東部のアル・ウスタ遺跡で発見された、ホモ・サピエンスの指の骨の化石。(PHOTOGRAPH BY IAN CARTWRIGHT)

人類はこれまで考えられていたより早く、広く拡散していた

 8万5000年以上前のアラビア半島は、現在のように砂がどこまでも広がる土地ではなかった。

 そこは豊かな草原地帯で、雨期が来るたびに緑が芽吹き、数多くの淡水湖が点在していた。アラビア半島の砂の中からはこれまでに、カバをはじめ、アフリカにすむ水生および半水生哺乳類の存在を示す証拠が見つかっている。このほか石器が見つかっており、人類がアラビア半島にいたらしいことはわかっていたが、人類の化石そのものが出土したことはなかった

 ところが先日、その直接証拠を見つけたとする論文が、学術誌『Nature Ecology and Evolution』に掲載された。2016年にサウジアラビアのアル・ウスタと呼ばれる古代の湖で見つかった1本の人類の指の骨が、8万8000年前のものであることが判明したという。

定説より早い出アフリカ

 現生人類(ホモ・サピエンス)がアフリカを離れた正確な時期については、考古学者や古人類学者の間で議論が繰り返されている。現在支持を集めている説は、6万年前より古い時代に人類がアフリカの外へ大量に移住した確かな証拠はないというものだ。

 ペトラグリア氏は2007年、現生人類は7万4000年前にははるか東のインドまで達していたと主張して、大きな議論を呼んだ。  

今年1月に、イスラエルで18万年前の人類の顎の骨が見つかった例があるものの、6万年前より古い時代の人類化石は、アフリカ大陸の外ではほとんど見つかっていない。  

ペトラグリア氏とグルーカット氏によると、今回サウジアラビアで見つかった指の骨は、従来考えられていたより幅広い地域へ人類が移動していたことを示唆していると言う。

「アラビアでは100カ所ほどを調査しましたが、その大半で石器が見つかっています」とグルーカット氏。「車から降りるたびに石器が見つかります。ただし人類の化石がある場所だけは、なかなか見つかりませんでした」

アラビアは宝の山

 ペトラグリア氏もまた、外国からの調査チームの入国制限を最近緩和したばかりのサウジアラビアでは、より大きな発見がある可能性が高いと考えている。

「サウジアラビアでは、調査のたびに新たな発見があります。現在、我々は古代の湖の調査を継続するための大規模な計画を立てており、これからは範囲を洞窟の中まで広げる予定です。ここはまさに宝の山です」 .

文=SARAH GIBBENS/訳=北村京子

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ハプグッド教授が言うような地殻の滑動が起これば、南極の氷床の下に掘られたカッパドキアのような地下都市の内部に、13万年前のミュートラム文明人の遺骸が見つかるかも知れません。

でもそのときは、大災害が発生し、どこかの地域の現代人が犠牲になり、移住しなければいけないことになるでしょう。

人類はもっともっと古い過去をもっているようですが、物的証拠主義が勝っていますから、信じるしかないようです。

物的証拠主義の科学者はアトランティスやムーについてさえ、証拠が無いものは科学とは言えない、といって否定します。神話や言い伝えを信じたシュリーマンのような人が、歴史の扉を開けていっています。

これからは霊人による霊界情報なども地上の科学をリードしていく時代になっていくのかもしれません。

2729 
Date: 2018-04-12 (Thu)
広島県帝釈台にある白亜紀以前の珊瑚礁が意味するもの
沖村雄二著「サンゴ礁の謎」の中に興味深い記事がありました。
広島県のカルスト台地にある帝釈台の一部に、白亜紀より前にできたサンゴ礁が存在するという内容です。

基盤となる海底火山があり、その上に石炭紀とペルム紀のサンゴ礁があり、二回海面より高くなった、そして、ペルム紀の後半には泥が堆積しだした、ということです。


沖村雄二著「サンゴ礁のなぞ」p.60-61より

どうして2回も海面より高くなったのか、理由は書いてありませんが、地軸の変化や大陸規模での浮沈など、様々な激変を考慮しないと解けない謎です。

石田理論で考えると、海面上に出たという他にも、一旦寒帯域に移動(地殻の滑動により)して成長が止まり、珊瑚の不連続があるという可能性もあります。

グランドキャニオンの地層には不整合(地層の順序が連続しない)が何回の記録されているそうですから、日本列島も浮き沈みがあったとしても不思議ではありません。

少なくとも帝釈台は過去の環礁であることが分かれば、日本列島付加体説は成立しないことになります。環礁の形を崩さないで“剥ぎ取り”作用があるとは思われません。また“剥ぎ取り”作用も受けず、“潜り込んで”さらに地下から“浮上”したというのでは、合理性がまったく感じられません。

2730
Date: 2018-04-12 (Thu)
『大陸移動説』を体系的に廃棄せよ

沖村雄二著「サンゴ礁の謎」の中には、ペルム紀に大量発生したフリズナの分布図も載っていました。


アジア周辺の黒丸だけをマーキングしてみました

フズリナとは古生代(石炭紀〜ペルム紀)に全盛期を迎えた有孔虫で、白亜紀の珊瑚虫より古い示準化石になっています。
図を見ると、日本、中国、チベット、トルコ、イタリア、そして北米などが海の底にあることが分かります。

 次図はアジアのジュラ紀の古地理(徳岡・武井著『恐竜の王国』p.9)ですが、同じように海域が分布しています。徳岡先生らは「ジュラ紀に入ると、中国からモンゴルにかけての広大な地帯には湿原や森林が広がり、恐竜たちにとっての楽園をもたらした。事実、中国は、北アメリカととも恐竜化石の宝庫として知られる」と解説しています。


アジアのジュラ紀の古地理 『恐竜の王国』p.9より

フズリナが成育できるのも、恐竜が棲息できるのも、現在のような寒冷な環境ではなかったからです。
[2702]などに紹介したチベットの古代文明も今のような寒冷地では可能性が薄くなります。

地殻は隆起と沈降と滑動(地軸変化)を繰り返しているのであって、大陸が分裂して移動しているのでありません
海水を全部取り除いた地球を鳥瞰してください。張り詰めた池の氷と同じで、たとえ、地殻が割れたとしても動けるものではありません。

図中にあるテーチス海とか、ゴンドワナ大陸というのは『超大陸説』というものを認める通俗説ですが、何の根拠もありません。


『大陸移動説』は正しくない

南米とアフリカのように、局所的に分裂するケースもありますが、大陸が分裂したとしても、恒常的に移動することはありません。移動させる原動力が存在しません。

石田理論では大陸規模での『隆起と陥没』が起きるとしていますが、その原動力は水が解離してできる水素の爆発、つまり地震で説明できます。解離させるエネルギーは結局はマグマの熱エネルギーです。
サハラ砂漠も海底が浮上したから、今もタウデニで塩が採掘できるのです。


Pangea animation 03.gif
By Original upload by en:User:Tbower - USGS animation A08, Public Domain, Link


USGSのサイトにも、Wikiにも載っているこのような漂移現象は起きていません

大陸が分裂し移動したのは特殊な場所だけ、
実際には隆起と沈降と地軸の変化という現象がおきている

『大陸移動説』を廃棄せよ

どの大陸にも岩塩鉱が存在するのは、海底が隆起した証拠である

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