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2031 
Date: 2014-10-04 (Sat)
多数の意見が必ずしも真理とは限らない
 来春開校予定の「幸福の科学大学」で使用されるテキストの中の一冊「現代に天才教育は可能か」(シリーズ61)が届きました。霊人となった天才ミルが語る天才教育の話で、[2014]に紹介した「ソクラテスの幸福論」(シリーズ28)とともに大変興味深く読みました。

 「多数の専制」と言うテーマに関して、「『多数が決めたことだから』ということでやられると、多数の専制というものが起きる。実際上は、優れた少数の人の意見や言論を弾圧する結果を招くことがある」という著者の解説があります。
 霊人自身も「こうした、知識が氾濫している時代であり、意見が氾濫している時代であるからこそ、現代において、ソクラテス的な人が必要ですね。ソクラテス的な「無知の知」で議論の偽物を見破って、明快に方向を示す人は、今、ニーズとしては極めて貴重なのではないかと思います。」と語っています。

もちろん思想的な文系の学問の話をしているのですが、「地震学や火山学に当てはめても、成立する話だなぁ・・」と思いました。東大を頂点とする「多数」が決めたことが「専制的」にマスコミを通して押し付けられています。地震爆発論も今でこそ批判の声が少なくなって、無視に近い状態になっていますが、当初は「大学の教授を勤めた方が、ネット上で若者に怪しげな地震論を教え、進路を間違わせる恐れがある。だから、本当は発信を止めていただきたい。」と言う注文があったものです。ソクラテスのように「若者を堕落させる罪」みたいな批判を受けていたわけです。

「多数の専制」を心配するのは、もっと親しい友人との会話からも起ります。「今の時代は神代の時代と同じで、霊人の声が降りている稀有なる時代なんだよ。」といっても幼馴染は小馬鹿にします。

「君はそう思っているけど、大多数の人はそう思っていないよ。」
「多数の人が正しいと思う道を選択するのが民主主義でしょ。」
と言うわけです。
「多数の意見であっても、必ずしも真理や正義とイコールではない」ことが何時になったら幼馴染に分かってもらえるのでしょうか。

追記:興味深い内容

・今は、出版界もマスコミも玉石混交の状態
・知識が氾濫している今、求められる人材とは
・多数の専制は、走り出したら止められないところがある

民主主義とはソクラテスやガリレオを
抹殺する制度でもある
多数派が専制に走る危険性がある

2032
Date: 2014-10-07 (Tue)
御嶽山の噴火から推定する オデッサ(黒海)の津波原因

 黒海やアドリア海で不思議な津波(taidal wave)が起きていることを報じるブログがあります。日本では何故報道しないのだろうかと書いておられます。それによると、今年の6月27日(金)に黒海に面したオデッサの浜を謎の津波(taidal wave)が襲いました。地元の科学者にはその津波がどうした起きたのか原因が分からないそうです。

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http://en.itar-tass.com/world/738145
Scientists in Odessa unable to explain for tidal wave that rushed ashore

オデッサの科学者は浜を襲った津波(の原因)を説明できない ODESSA, June 27 /ITAR-TASS/. Scientists in the city of Odessa have failed to explain for the causes of an unusually tall tidal wave that rushed ashore Friday in the city’s beach areas and in the neighboring port town of Ilyichevsk.

オデッサの科学者は金曜日にオデッサの浜を襲った津波(tidal wave)の原因を説明できないでいる。
“Measuring equipment didn’t register any tremors of the crust or any other geophysical events that might have triggered a tsunami of this kind,” Dr. Konstantin Yegupov, the chief of a seismic survey station at the Odessa State Academy of Construction told reporters.

観測機器には津波を起こすような地震も地学的現象も記録されていない、とコンスタンチン博士は語っている。

A tidal wave more than 2 meters tall battered the beaches of Odessa and Ilyichevsk Friday. Eyewitnesses claimed its emergence had been preceded by an obtuse sound of an explosion.
2mを超える津波がオデッサの海浜になんども襲来した。目撃者たちは、異変の前に鈍い爆発音があったと述べた。

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津波が襲来する前に鈍い爆発音があったということから推定すると、黒海の海底で御嶽山のような噴火が起きたのではないかと思われます。噴火があれば地震計に記録されるはずだと思われるでしょうが、御嶽山の水蒸気爆発では地震としては記録されていません。
 気象庁のHPを見ると27日12時前後には深度1以上の地震は起きていません。

御嶽山の山頂付近にいた人の話でも、突然噴煙が上がったが揺れは感じていないようです。

オデッサの科学者が地震計などに何の記録も無いのに、津波が起きたことを不思議がっていますが、マグマ内部の水蒸気が垂直に気化爆発を起こした場合、今回の御嶽山噴火のように、地震は起きず、海水を垂直に持ち上げるのではないでしょうか。そのために起きた津波のように思えます。海底で水蒸気爆発のような噴火が起きていたことが原因による津波のように思えます。

 また、黒海の南岸に位置するトルコのギレスンでも、御嶽山噴火の2日前(9月25日)暴風津波(高潮?)が襲ったそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=PRLFrDjuJCU  

画像を見ると、確かに暴風の中で高波が押し寄せているように見えますが、ギレスンの浜だけに押し寄せているのは、何故でしょうか。
 地形の影響かもしれません。日本でも駿河湾には地形の影響で局所的に高波が発生することが知られています。ギレスンの高波は海底噴火とは関係が無い様にも思われますが、大洋に面していない黒海でこのような高潮現象が起きるのか謎が残ります。あるいは海底噴火が重なった可能性も否定は出来ないでしょう。  

 いずれにしても、海岸近くで爆発音を聞いた場合には、直ぐに高台に避難したほうが安全です。近年火山の活動が活発化していますが、海底にも未発見の目に見えない火山活動があることを知っておくべきです。[1719]で紹介したように琵琶湖の湖底にも熱水の湧出が発見されていますから、地球内部がフォトンベルトによって、高温化していることを疑っておいたほうが良いと思います。  

 さらに、アドリア海に面するクロアチアでも「謎の津波」が起きたとブログで報じています。Meteo-Tsunamiと報じられていますから、高潮が原因だとしているのでしょうが、引き波が大きいのは不思議な気がします。
http://www.facebook.com/photo.php?v=10203091785910133  

高潮は台風のような巨大低気圧によって、海面が吸い上げられて海水位が上がる“吸い上げ効果”と強風による“吹き寄せ効果”によって水位が上がる現象ですが、水位がこれほど下がることはありません。強風が吹いていないことからみて、高潮以外の原因が考えられます。
 これも、沖合いで海底変動を伴う本当の津波、あるいは水蒸気爆発のような海底噴火が起きていたのかもしれません。  

 水の都ベニスはアドリア海の最奥に位置しますが、年に何度も街が水没する被害にあっています([1729]モーゼ計画を参照)。クロアチアのMeteo-Tsunamiとも関連があるのでしょうが、世界各地で、未知なる現象が起きているようです。


Odessa、 Giresun、 Vela Luka の位置

追記:

海底から熱水が噴出するチムニーは、まだまだ未発見のものがたくさんあるようです。産経新聞が以下のように伝えています。

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海保が国内最大のチムニー群発見 久米島沖、海底資源埋蔵の可能性


海上保安庁が発見した国内最大のチムニー群とマウンド群(海保提供)

 海上保安庁は19日、沖縄県の久米島沖の海底で、国内最大規模のチムニー(煙突)群を発見したと発表した。チムニーは熱水に溶けた銅や鉛などが低温の海水と反応して沈殿したもので、海保は「周辺海域には海底資源が埋蔵している可能性がある」としている。

 海保は今年6月、久米島沖の水深約1400メートルの海底を測量船で調査した際、0.45平方キロ(東京ドーム約10個分)のエリアで熱水を噴出しているチムニー群を発見。最も高いもので約20メートル以上あった。チムニー周辺には高さ10メートル程度のマウンド(円錐(えんすい)状の高まり)も見つかった。

 これまでは平成7年に沖縄県北部の伊是名島沖で発見された0.33平方キロのチムニー群が最大だった。

2033 
Date: 2014-10-08 (Wed)
アドリア海の気象津波(Meteotsunami)
[2032]で紹介したMeteo-tsunamiとは局所的な気圧の変動と海面の変動が共振することで起きる気象起因の津波という解釈のようです。クロアチア沿岸にはアドリア海の湾軸に沿った方向に多くの島があり、その内側と外側のアドリア海の間で起きる現象であると解説しています。

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Meteo-tsunami is rare, tsunami-like, wave phenomenon of meteorological origin. Unlike tsunamis (Japanese word meaning “harbor wave"), which are caused by earthquakes or underwater landslides, meteo-tsunamis are caused by quick atmospheric pressure variations over relatively small areas. They are created when atmospheric disturbance wave resonance matches the open sea waves. Though the wave can be only 20 cm high and hardly observed when created, it can quickly grow as it approaches the coastline and cause serious damage and loss of lives.

In normal circumstances the amplitude of atmospheric disturbance is less than 1 hPa, while in extreme cases it can be over 10 hPa.

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考えられるのは、海水面が気圧変動と共振し、沿岸と、沖合いの島との間で湯船が揺れるような現象が起きることでしょう。あるいは、アドリア海の中で起きるセイシュ(靜振現象 副振動)と関係しているのかもしれません。アドリア海の湾の長軸方向に起きるセイシュがベニスの水害を起こし、短軸方向に起きるセイシュがクロアチアに水害を与えているのかもしれません。セイシュが起きるのは気圧変動が湾の固有振動数と一致するときの共振作用が原因です。
 どのような共振作用で起きているのかは、気圧変動とMeteo-tsunamiの周期を検討すれば分るように思います。
 どちらにも合っていなければ、やはり、海底噴火の疑いも残るでしょう。


出典:Darmacija News

2034
Date: 2014-10-12 (Sun)
何も分からない激論コロシアム
 昨日(11日)のテレビ愛知「激論コロシアム」

『火山列島ニッポン 御嶽だけじゃない!富士山は大丈夫か!?』・・・を見ていましたが、意見が真っ二つに分れ、それぞれの論者(木村政昭、山元孝広)が説得力ある「科学的論拠」を示さないので、結局見終わっても、よく分からない・・・ままでした。
 視聴者も専門家がこれだけ正反対の考えを述べるのではどちらが正しいのか迷ってしまうことでしょう。

 特別ゲストの高橋英樹がまとめたように、「自分たちで勉強して、よく知ることが大切だ・・」ということです。番組詳細は以下のようなものです。

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「河口湖の水位低下」「5合目付近での地割れ」「低周波地震」「山体膨張」・・・これらは富士山大噴火の前ぶれなのか!? スタジオには「富士山は数年以内に噴火する」と断言する専門家が登場。恐るべき予測の根拠とは?さらに、富士山が噴火した場合、大量の火山灰が首都機能をマヒさせ、溶岩流がふもとの街を襲う恐れも・・・「その時」ニッポンは一体、どうなってしまうのか?噴火予知の最前線は?

迫りくる危機にどう備えるべきか?今夜は生放送で、徹底討論!

【司会】 堀潤 春香クリスティーン 【レギュラー論客】 北野誠(タレント) 細川昌彦(中部大学教授)

【ゲスト】 木村政昭(琉球大学名誉教授) 武田邦彦(中部大学教授) 山元孝広(産業技術総合研究所 統括研究主幹) 森田正光( 気象予報士) 北藤勇( 火山追跡者) フィフィ( タレント) 【特別ゲスト】 高橋英樹(俳優)

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「河口湖の水位低下」「5合目付近での地割れ」「低周波地震」「山体膨張」・・・これらは富士山大噴火の前ぶれなのか!?・・・  を地震爆発論で説明するとどうなるか、順次説明したいと思います。

先ずは、河口湖の水位低下の問題です。
これまでは歩いて渡れなかった六角道が地続きになってしまったことが富士山の噴火と関係があるのではないかと心配されているわけです。


河口湖の急激な水位低下についての専門家の意見より

 木村氏は富士山噴火と関係すると言い、山元氏は地表の出来事だから関係無しと言いますが、科学的な理由は述べておられません。
 次図を見ると分るように、河口湖の水位は2013年3月に急激に低下しました。
河口湖の急激な水位低下についての専門家の意見(2013.03.24)をみると、

「 3月4日の午前9時直前までは、−3.2mくらいだったのが、たった1時間程度で−7.4mまで一気に下がっています。
その差4.2m。
3月4日の午前9時前までに、すで平均水位が基準値の0mから−3.2mまで下がっていたのですから、以前から少しずつ水が抜け出ていたのでしょう。
それが、このとき一気に抜けた。」 とあります。図を見れば当然、「一気に抜けた」ことが理解できます。 では何処へ抜けたのかということです。    実は次図に示すように富士山はこれまでに何度も噴火していて、何箇所かに過去に噴火したときの火道があるはずです。


歴史時代の富士山噴火はどこで起きたの?より

図を見ると、864年(青木が原付近)、937,1033、1435、1511年に富士山の北側で噴火が起きています。そのときの火道が現在は空洞となって地下に存在しているはずです。

溶岩チューブ、アイスランド火山探査より

アイスランドでは、火道の内部を見ることができるようですが、富士山の地下にあるこうした地下空間に、湖水が落下した可能性が高いといえるでしょう。  

 したがって、河口湖の水位低下が直接的に富士山噴火に繋がるとは言えませんが、富士山全体で異変が起きていることは確かであり、全く関係が無いとはいえません、私なら○でも×でもなく、△マークを挙げたでしょう。
 科学的な知見を基礎にした議論が大切であり、いたづらに不安を煽ることは避けるべきだと思います。

 次の「5合目付近での地割れ」の問題も、地震と水の問題で解決される謎だと思います。追って解説します。

2035
Date: 2014-10-12 (Sun)
富士山林道の侵食原因

 次に、滝沢林道の地割れの問題です。


滝沢林道の地割れは、山体の温度上昇が原因!?より

図を見ると分るように、道路陥没が起きている滝沢林道の上部には低周波地震が集中している場所(FJ5V)があります。
群発する低周波地震の震源位置を示すのが次図です。
http://vivaweb2.bosai.go.jp/viva/v_seis_fuji.html

地震が群発的に起きているということは、解離水が結合水に変化することを意味しており、異常出水による地滑りなどが発生することがあります。これは長野県の松代群発地震でも経験したことです。その他、東北大震災でも、いわき市などで、市街地から異常出水したことがありました。富士山の場合も、低周波群発地震による出水が、滝沢林道を浸食したことが考えられます。

同様に富士山の静岡県側にも群発地震が起きている場所(FJYV)があることが分りますが、この地震で発生したと思われる異常出水が富士宮市で起きています。

マグマが上昇してくる場合には、海嶺で浅発地震が起きるのと同じ理屈で爆発が起こり、解離水が結合水に変化します。海嶺ではこの水は熱水噴出現象となり、析出鉱物がチムニーを作ることは良く知られています。(参照:深発地震は何故海溝にしか起きないのか

以上の考察によれば、滝沢林道の侵食が富士山噴火と直接的な関係には無いことが理解できると思います。噴火が迫っているのであれば、群発地震の頻度が上がり、結合水の蒸気が噴気現象として顕著に見られるはずです。噴気水蒸気の噴出速度がもっと高速になり、火道の中で結合水の気化爆発が起こる寸前なのかどうかを検討すれば、水蒸気噴火の危険性の判断は可能だと思います。

 徒に心配を煽る必要はありませんが、科学的な判断を下すためには、新しい地震理論、地震爆発論を採用する必要があります。

2036
Date: 2014-10-13 (Mon)
噴気の速度で噴火を予測できるはず
[2035]で、噴気水蒸気の噴出速度がもっと高速になり、火道の中で結合水の気化爆発が起こる寸前なのかどうかを検討すれば、水蒸気噴火の危険性の判断は可能だと思います。と書きましたが、裏付けるような観察を御嶽山9合目にある山小屋の管理人が話しています。毎日新聞のニュースから紹介します。

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<御嶽山噴火>数日前から複数の異変 気象庁に届かず

毎日新聞 10月13日(月)11時40分配信

 ◇噴煙の高さ、普段の倍/山小屋まで硫黄臭

 御嶽山(おんたけさん)(3067メートル)が噴火する数日前から、噴煙が普段と違う様子だったことが、現地の登山ガイドらへの取材で分かった。気象庁は「異変があれば公的機関に通報してもらうよう、火山防災協議会やパンフレットで広報している」としているが、事前の通報はなかった。専門家は「山に詳しい人たちに協力してもらう体制を構築することが必要だ」と指摘する。【真野敏幸、飯田憲】

 「いつもと違った。違和感があった」。長野県木曽町の開田(かいだ)高原でペンションを経営し、登山ガイドの資格を持つ鈴木一光さん(51)は噴火5日前の9月22日正午ごろに見た光景が、脳裏に焼き付いている。御嶽山のピークの一つ「継母(ままはは)岳」(2867メートル)の南東側の谷間から、もくもくと上がる白っぽい噴煙を目撃した。年間20日以上登っているが、山頂より500メートル以上低い場所から噴煙が上るのを見たのは初めてだったという。

 9合目の山小屋「覚明(かくめい)堂」の管理人、瀬古文男さん(67)は、噴火の数日前から気にかかることがあった。「山小屋まで硫化水素の臭いが漂ってきている」。9月上旬に火山性地震が相次いでいたこともあり、噴火前日の同26日正午ごろ、山頂周辺の噴出口に向かうと、普段の倍以上の高さまで噴煙が上がっていた。「いつもはふわふわと立ち上っているが、噴火前日は『シュー』と勢いよく出ていた」

 御嶽山では、噴火の前兆や火山活動の変化をとらえるため、気象庁が関係機関とともに山頂周辺に地震計を、ふもとには監視カメラ2台などを設置し、火山監視・情報センターが24時間体制でモニター観測を続けている。ただ、現地に常駐して観測する専門家はおらず、今回のような小さな異変を捉えることは難しいという。

 気象庁火山課は「噴煙の異変だけをもって噴火を予測することは難しいが、山をよく知る人たちからの情報は重要。もし、異変があるとの連絡を受けていれば、火山性地震が増加したこととの関連性を調べるために調査員が現地に赴き、噴煙の量や成分を調べることで噴火を察知できた可能性もある」と話す。

 火山ガスに詳しい産業技術総合研究所活断層・火山研究部門の風早(かざはや)康平研究グループ長は「噴気などの異常について、気象庁が常時、確認することはできない。山小屋のスタッフらに協力してもらう体制作りも必要」と提言している。

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 噴火前日の観察にある「「普段の倍以上の高さまで噴煙が上がっていた」とか、「いつもはふわふわと立ち上っているが、噴火前日は『シュー』と勢いよく出ていた」という情報は貴重な噴火予知情報です。警戒レベルを2に引き上げるだけで、犠牲者数は少なくなったはずですから、情報が生かされなかったことは誠に残念です。
 火山噴火予知連絡会・会長は「今の噴火予知技術はこんな程度だ」と他人事のように語っていますが、「ならば、噴火予知を実施している」こと自体がウソになってしまいます。火山噴火予知連絡会議の学者が適切な警告を出してくれるはず、というのが一般の人の認識です。学者は猛省が必要でしょう。

追記:

こういう声があることを忘れてはなりません。
http://www.news-postseven.com/archives/20141007_280286.html

今回の噴火で、国民をあ然とさせたのは気象庁の諮問機関である火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣・会長(東京大学名誉教授)の「予知に失敗したというかもしれないが、ある意味では仕方のない状態。われわれの火山噴火予知に関するレベルというのはまだそんなもの」という発言だった。

 しかし、火山と地震を合わせた研究関連予算は年間約217億円(2013年度)にのぼり、この20年間の総額は4000億円を超えるにもかかわらずだ。

2037
Date: 2014-10-14 (Tue)
無知学者による独裁的横暴
 敦賀原発の断層審議に関して、島崎前委員長代理が「議論の度ごとに新しい資料を出されると(断層評価が)終わらない」と言う理由で、旧資料のまま審議を行った経緯があります。その間に、新資料による審議の了承を反古にした経緯があったことを新聞が報道しています。

 新体制になって“まともな審議会”になるのかと思ったのですが、内容的に変化はないようです。島崎氏の強引な“独裁”的な姿勢([2017]島崎邦彦氏の独裁制に抗議する)が残っているようです。
 失われた25年という言い方がありますが、ここ数年の国家的損失の責任は左翼政権とそれに追従する学者、マスコミによる世論誘導に大きなものがあります。やがて、国力を取り戻し、冷静に反省する時代が来れば、原子力規制委員会の「無知の横暴」がクローズアップされることでしょう。

  「当時は活断層なんていう幽霊のような概念が国家を縛っていたのか、縛りを掛けてたのが東大の教授陣というエリート達だから、しょうがなかったんだろうね。」と言う時代が来るでしょう。

2038
Date: 2014-10-16 (Thu)
「地震学と火山学の基礎にある間違い」の出版予告
 10月15日産経新聞の「主張」に原発の断層審議における原子力規制委員会の「お白州方式」を糾弾するコメントがありました。

島崎氏は信念として「原発を止めることは正義だ」と思っていたのでしょう。氏の眼鏡にとまって専門家委員に選ばれた研究者達(「2013」に紹介)も、氏の考えに近い方なのでしょう。氏が去っても、急に考えを変えることができず、頑なな姿勢をとっています。  

 また、御嶽山噴火で火山噴火予知連絡会の藤井氏の次のような発言「予知に失敗したというかもしれないが、ある意味では仕方のない状態。われわれの火山噴火予知に関するレベルというのはまだそんなもの」([2036]参照)が批判を浴びています。
 地震学者にも火山学者にも根本的な爆発のメカニズムが理解されていませんから、どんなに議論をしても正しい結論には至りません。  地震発生の真相、火山噴火の真相、が「妄想理論」によって眩まされている間はどんなに頑張っても地震も、噴火も予知はできないでしょう。

[2008]で予告した新著が、(KD出版社の2ヶ月の審査を経て)出版不可扱いとなりましたので、昨日工学社に著者購入の条件を飲んで出版依頼をしました。「地震学と火山学 ここが間違っている」(仮題)としました。
 第2章として「火山学の間違い」を加え、全9章になりましたが、分量の関係で割愛する章が出るかもしれません。

   出版が完成しましたら、著者購入分を消化しなければなりません。お分けしますので、申し込みを宜しくお願いします。追って詳細は告知させていただきます。

2039
Date: 2014-10-18 (Sat)
「火山学 ここが間違っている」のサンプル
北海道新聞が海洋プレートとマントルの間にマグマが存在することを北大准教授が実証したと報じています。

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海洋プレートとマントルの境界 マグマの存在を世界初実証 北大・山本准教授ら(10/17 19:00)  

海洋プレートとその下のマントルとの境界にマグマがあることを山本順司北大総合博物館准教授(40)らのグループが世界で初めて実証した。先ごろ発見した小さな海底火山の溶岩を分析し、存在を論理的に導き出した。プレートの動きの解明につながる大きな発見だ。

 地球の表層はプレートと呼ばれる岩板で覆われており、ゆっくり移動することで地震や地形の変化をもたらすとされている。しかし、プレートの下のマントルも岩石でできており、移動の際には激しい摩擦が起きるはず。それが起きないのは、間にマグマがあって潤滑剤の役割を果たしているとの説が有力だが、海面下100キロの地中のため、確かめるのは難しかった。

 一方、山本准教授は平野直人東北大准教授らとともに2006年、三陸沖の海底でこれまで知られていなかった標高数十メートルの小火山を発見し、「プチスポット火山」と名付けた。付近には同様の火山が多数あり、山本准教授は、この火山群こそ境界のマグマが造り出した―とする。火山群があるのは、海洋プレートが日本列島の下に沈み込む直前の地域。プレートは沈み込む際に折れ曲がって割れ目ができ、そこからマグマが流出したのが火山群だと考えられる。

 これを確かめるため、山本准教授は今年4月、有人潜水調査船「しんかい6500」に乗り込みプチスポット火山群から溶岩を採取。これを調べたところ、通り道の海洋プレートのかけらを取り込んだ「捕獲岩」が見つかった。

 この捕獲岩が封じ込めていた微小な流体を、新たに開発した分光分析システムで測定したところ、火山群直下の海洋プレート中心部の温度が従来考えられていたより約500度高いことが確かめられた。岩石に記録される地温の書き換えには長い時間がかかるため、これはプチスポット火山群が数百万年以上かけて形成されたことを意味する。

 「一般的な火山の活動は長くても10万年。数百万年続いているのは、直下にマグマの層があり、安定して供給されていることを示す。海洋プレートが熱せられているのもマグマが原因」と山本准教授。「この結果を基に、プレートの運動をさらに深く研究したい」という。(編集委員 橘井潤)

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 マグマの中に捉えられた“捕獲岩”とは、かつては大陸だったときの岩石が完全には熔融せずに、マグマ内部に残留したものです。マントルが固体という考え自体が妄想理論です。  「直下にマグマの層があり、安定して供給されていることを示す」と結論付けていますが、この研究は、海洋地殻の下には熔融マグマが存在していることを確認しただけの話です。

 こんなお粗末な火山学ですから、「われわれの火山噴火予知に関するレベルというのはまだそんなもの」という発言([2036]参照)になるわけです。

「火山群直下の海洋プレート中心部の温度が従来考えられていたより約500度高い」とか「海洋プレートが熱せられているのもマグマが原因」とか述べていますが、「海洋プレートは冷却されて、密度が高くなり、海溝部で地球の内部に沈んでいく」というプレート論の基礎的な話と矛盾するのはどう説明するのでしょうか、もっと真摯な態度で研究して欲しいものです。  地震学者も火山学者も税金泥棒だ・・・という声もあるのですから。

注: この問題に関してはすでに[1536][1624]などでコメントしています。

2040 
Date: 2014-10-19 (Sun)
学問バカによる社会の混乱
M9地震の後、東日本の火山が一斉噴火の準備に入っているとして、警戒を呼びかける地震学者がたくさんいますが、その理由はすべてプレート論によっています。以下の話も「つかえが取れてプレートの沈み込んでいくスピードが上がり、その摩擦でプレートが溶けて大量のマグマになり大噴火を引き起こす」という荒唐無稽なものです。マグマは地球内部の何処にでも存在します。

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M9大地震後に周辺火山噴火例多数 東日本の火山一斉噴火準備

20世紀最大級の噴火といわれる1991年6月のフィリピンのピナツボ火山の噴火も、前年の7月に発生したフィリピン地震(M7.8)に誘発されたものと考えられている。

 日本の周辺でも、1952年のカムチャツカ地震(M9.3)の3年後にカムチャツカ半島にあるベズイミアニ火山が1000年ぶりに噴火し、その後、現在に至るまで活発な火山活動を続けている。

 1707年の富士山大噴火は、いわゆる南海トラフに起因する宝永地震(M8.6)のわずか49日後のことだった。立命館大学歴史都市防災研究所教授の高橋学氏は巨大地震と火山噴火のメカニズムをこう説明する。

プレート境界で巨大地震が起きると、つかえが取れてプレートの沈み込んでいくスピードが上がり、その摩擦でプレートが溶けて大量のマグマになり大噴火を引き起こすと考えられています

 2011年の東日本大震災以降、高橋教授によれば通常年間10センチほどだった太平洋プレートの沈み込みが、年間30〜40センチにまで速度を上げているという。

「震災以降、東日本の火山は一斉に噴火準備に入っているということを前提に危機に備えなければいけません」(高橋氏)

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 大学で、火山学や地震学を勉強すると、トンデモナイ「お馬鹿な知識」を身につけて、善良な市民を惑わすようになるもののようです。
 御嶽山が噴火したのは、町内に癌患者が出たようなものです。だからといって町内の人全員が癌にかかるわけではありません。ひとり一人の摂生に掛かっているからです。これと同じように、噴火するかどうかは地球意識の警告とか何らかの意向があるのでしょう。東日本の火山が一斉に噴火準備に入っている、などという話には根拠がありません。

 火山学者ができることはまず噴気の勢いを調べることです。速度が速くなり、音を立てて噴出するようなら、警戒レベルを上げることです。政治家は公人としての反省を、市民は私人としての反省を行なうべきでしょう。  

マスコミ人は「学者」の意見をよく吟味して、
納得できたら報じてください。

2041
Date: 2014-10-26 (Sun)
宗教と科学が同じものになる時代
来春開校予定の幸福の科学大学で使用されるテキストのシリーズ67「デカルトの反省論」という書籍が届きました。

霊人のデカルトは「霊的な能力のあったデカルト」が後世忘れられてしまったことに無念さをこめています。そして「未来の科学と宗教」を推測し、「科学には、この世を便利にするための、いろんな研究もあるけれども、最終目的としては、やっぱり第一原因論を解明するところまで行かなければ、科学としては完成しないし、その第一原因論まで辿り着いたときには、たぶん、「宗教」と「科学」は同じものになるだろうと思うんですね。」(p.108)と述べています。第一原因論とは生命が何故発生したのかという根源的な原因のことです。
興味深深、新しい時代に突入する予感がします。

また、地震爆発論を提唱している自分にとって興味深いのは次の一節です。

「水というものは、みんなが手に触れたり、見たりすることはできるけれども、「水自体が、実は水素と酸素の結合体である」ということであれば、水には火を消す力もありますけれども、実は爆発し、燃える材料でもあるわけです。こんな不思議な世界です。」(p.115)

 つまり、現時点で常識となっている知識がまったく逆転し、 「「科学が発達したから、宗教が後退した」と思うかもしれないけれども、科学がより発達することによって、宗教の世界が実は目前に迫ってくるかもしれない。」(p.115) という「真逆」の世界が待っているようです。  

 最後の「あとがき」で著者は「頭の悪いガンコ者が、頭のいい人だ誤想される現代」と表現しています。

頭がいいと思われている一流大学の学者さんたちが“晩節を汚さない生き方”(「孔子の幸福論」シリーズ33)をされることを祈念いたします。

参考:(p.101−102) 地球そのものが、もともとはマグマであったんであろうから、中心部からも、熱の塊であるマグマによる「地熱」が出てると思うんです。
 

要するに、「太陽エネルギー」と「地熱」という「熱量」が地球には存在する。
 この熱量が、地球に発生している生命の根源である可能性は極めて高いので、「熱エネルギーが、どうして、霊的なエネルギー体に変換するのか」というところの解明が必要になってくるわけですが、これは、意外に、物理学の最先端のところと関係があると思うんですよ。

やがて、マントル熔融論が常識になるでしょう
 

2042
Date: 2014-10-28 (Tue)
GHQによる愚民化国民?
 本日の産経新聞に「東通原発「活断層」提示へ」という記事がありました。

 原子力規制委員会の専門家調査団が評価会合を開き「活断層の存在」を認定、次回の会合で評価書案を提示するとあります。  

 島崎邦彦氏の後任に選ばれた石渡明氏の「まともな判断」を期待していたのですが、がっかりしました。石渡氏も専門家委員と同じ判断をしています。  しかし、活断層は「妄想」です、「幻」の存在です。断層は地震という爆発現象の結果できる傷跡にしか過ぎません。現に小さな地震は断層の無いところでも発生し、地震の後に断層は発生していません。
 断層が危険であるとして、日本の原発を廃止することを最も喜んでいるのは隣国の指導者です。原発をなくせば、核兵器を自力では作れなくなることを知っているからです。  霊人孫文の警告を再度紹介します。

「つまり、原発を取り除いておけば、まず、原子力兵器は作れなくなります。外国から原材料を買わない限り、作れなくなるので、「今回の地震を利用して、日本の原発を一気に廃止させてしまいたい」というのが中国の戦略です。 そのため、いま日本国内では、久しぶりに、中国工作員の動きがすごく活発になっています。」

今日本は、こんな初歩的な「抑止力の意味すること」さえ知らない人ばかりになってしまっています。日本の知性は「国家の危機」にさえ対応できないくらいに衰弱しているようです。GHQによる「愚民化政策」が見事な成果を収めているということでしょう。  

 「地震学と火山学 ここが間違っている」の発刊を進めていますが、最初の第1章には「地震の原因は活断層ではない」を配しました。地震も火山もマグマの熱によって水から分解した酸素と水素が起こす爆発現象であることを理解していただきたいものです。日本は火山帯に位置し、地震や火山に対しては不利な条件にありますが、それを怖がって、隣国に「国家を占領される」事態になってはなりません。知恵を絞って技術の進歩を図るべきです。  

 GHQが押し付けた「憲法」の前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」という文言が、有効に機能するような極東情勢ではないことは誰が見ても明らかです。そんな隣国の報道担当者の執務する空間がNHKの建物の中にあること自体、「知力の低下」をさらけ出しています。  

 まさに、「頭の悪いガンコ者が、頭がいい人だと誤想される現代」です。少しでも、誤想を薄めていきたいものです。  

2043
Date: 2014-10-31 (Fri)
文科省の悪質な詐欺行為?
来春開校予定で準備が進められてきた「幸福の科学大学」の認可申請が「不可」になったという報道があり、驚いています。

 通常は文科省側との事前交渉があって、「内諾」が得られた結果、関係者は準備に入るものだからです。田中真紀子文科相が一悶着起こしたのも、答申の直前になって、「不可」を決めようとしたからです。すでに進学を予定していた生徒の問題もありますし、計画が破綻して騒動が持ち上がり、結局彼女は失脚しました。

 今回は付設・増設などではなく、まったくの新設であります。進学予定者はもちろん希望に胸を膨らませていましたし、校舎の建設、教員の採用まですでに相当の段階まで進行している段階での「不可」決定です。今後、様々な形で影響が出てくるでしょう。  

 報道では「特定の人物の「守護霊」がその人の意思を離れて意見を述べる「霊言(霊言集)」などを、科学的根拠として取り扱う記述があり、大学設置基準などの要件を満たさないと判断された。」とあります。  

 このセミナーでも「霊人」の言葉、すなわち「霊言」をいくつか紹介してきましたが、思考を深める貴重な材料つまり「考えるヒント」を与えてくれるものであることは明らかです。「ソクラテスの幸福論」「J.S.ミルの天才教育論」「デカルトの反省論」の一部を紹介しましたが、発想を刺激してくれる材料であることは明白です。

 報道では「本人の意思を離れて意見を述べる」とありますが、文科省は本人の意思に離れていることをどうやって確認したのでしょうか。確認する方法を文科省は持っていないはずです。それならば、「考える材料」を提供する教材として扱えばいいのではないでしょうか。  

 推測するに、下村文科相の守護霊の霊言に引っかかりをお持ちのようですが、教材になるのは過去の偉人達の「霊言」であって、下村氏の霊言を「教材」にするのではないはずです。下村氏の霊言は「考えを深める」何の足しにもなっていないからです。

 また、報道を見ると「霊言」ばかり教えているような「誤解」を文科省が持っているような気がします。もちろん普通の大学で行うような基礎的な内容を講義する教官は全国から採用しているはずです。その上で新時代を構築していける人材養成のための「教材」が用意されているのでしょうが、成果が上がればそれで十分だと思います。

 さらには、「認可の強要を意図する行為」とありますが、考える材料として使用するテキストは「こんなに内容の深いものです」といって、参考に供することが、認可の強要に当たるとは思えません。

 そもそも、文科省は私立の大学設立に関して、内容や教材にまで口を挟む権限はないはずです。建物や、教員数など一定の形式を備えているかどうかの「形式審査」であるはずです。就職先や入学生の心配までしているという話を聞いていますが、評判が悪くなって、経営ができなくなれば、自己責任で事業をたたむはずですです。それが「私学」の宿命ですから、その「挑戦」さえも「不可」にする文科省の姿勢は、「いじめ」に相当する行為のように思われます。「内諾」を与えておきながら、多額の出費を浪費させるような「騙し」は今はやりの「オレオレ詐欺」のような悪質さを感じます。

2044 
Date: 2014-11-08 (Sat)
ヒットラーを誕生させないために
 本日の産経新聞に、幸福の科学大学開設を不認可にした文科省に対して「『学問の自由』を否定、侵害するものだ」として、異議申し立てを行ったという報道がありました。

不認可となった最終原因は「「霊言」という非科学的」なものを教材にするのはまかりならんということのようですが、本当の原因は下村文科相の「守護霊霊言」を出版し、「恥をかかせた」という下村氏の私怨にあるようです。

 審議会委員による結論ではOKだったものを、下村氏がNOにしたようです。もちろん裏には政権としての政治判断もあるのでしょうが、学問の自由という高い見識を持っていなかった人物が文部科学大臣の椅子に座っていたことが混乱の原因でしょう。

 霊人の言葉「霊言」が科学的かどうかという「証拠」を求めても得られるはずがありません。イエスが「天にいる父の言葉」を聞いたという科学的な証拠などあるはずがありません。次元の違う話なのです。ソクラテスが聞いたダイモンの声を科学的に証明できないなどといって、お白州にて裁くような愚かなことをやっています。

   [2043]にも書きましたが、「霊言」の内容が聴聞者を「啓発」するようなものなら、貴重なものですし、下村氏の「守護霊霊言」のように、なにも「啓発」されないようなものなら、打ち捨てたらよいと思います。しかも「霊言」をテキストにする科目は全130単位程度のうちの4単位だけだと聞いています。下村氏の「守護霊霊言」があまりにも品格のないものだっただけに、「私怨」をもたれたのでしょう。

 私は下村氏とは過去にお会いしたこともあるので、答申が出る前の10月10日に文科省に挨拶に伺いました。面会はできませんでしたが、「歴史に名前の残る判断だと思いますから、ご英断をお願いします。」と名刺に裏書し、地震爆発論関連の自著3冊と一般常識的な手土産を置いてきました。しかし、翌日には自著も手土産も「規則によって、受け取れません。」ということで、返送されてきました。

 新聞報道にある「異議申し立て」を下村氏がどのように処理されるのかは分かりませんが、気になるのは不認可決定後の「霊言」のなかで、学問の自由を私学助成金によって縛り、職権を乱用されていることです。以下のやり取りから察するに、「英断」どころか、学問を統制し、文科省による「全体主義」へと向かっている空気を感じます。一節を紹介します。(文部科学大臣の「大学設置審査」検証(下)p.162)

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下村博文守護霊 私学といっても、文科省の私学助成金が出てるんだからさあ。そのもとで運営してるんですよ。

里村 じゃあ、あれですか? 「金も出すから口も出す」ということだ、と。

下村博文守護霊 いや、口を出しすぎたら、それは引っかかるからね。それは分かっているよ。「学問の自由」があるからね。 だけど、認可するところはね、やっぱり世間から見て、「学問」として認定して、その大学から育ってくる人たちが、社会に対して貢献するかどうか。社会を混乱させないかどうか。
 私たちは、どう考えても、ここから出てくる人材は社会を混乱させると思ったんですよ。学問的じゃないですもん。

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 下村氏は、ここから卒業する人材は“社会を混乱させる”と見ておられるのです。“自分の考える人材とは「兵隊アリ」なんだ”と言わんばかりの全体主義の雰囲気を感じます。
 私はここから卒業する人材には以下のような期待をしていましたので、下村氏とはまったく真逆な判断です。

イ、 宗教の本質を深く学んだ者にしか為し得ない、世界の宗教(紛争)問題調和士
ロ、 霊的な視点を練磨した者にしか為し得ない、世界の民族(紛争)問題調和士
という二つの調和士、つまり、真の意味での世界平和に貢献できる人材の排出が期待される。

 審査が続いていた6月の段階で、大臣と審議会委員に対して公開質問状の提出を企画したのですが、ある事情で中止しました。地震爆発論学会としては、まったく意味のない研究に大金を投ずる研究所と、将来の世界平和に貢献できる大学と、どちらに重きをおいているのか、その見識を知りたかったのですが、質問状を送れなくて残念な思いをいたしました。

今となっては下村大臣から「社会を混乱させる」という判断が下りたわけですから、別の方策を考えざるを得ません。「地震学と火山学 ここが間違っている」の発刊を待っているところです。
 原子力規制委員会もそうですが、文科省の姿勢も、知らないうちに「全体主義」という流れに乗ってしまう惧れがあります。ドイツ人もヒットラーの政権があのような恐ろしい結末になることを知らずに、民主的な方法で誕生させてしまったことを今は悔いていると思います。日本も二の舞にならないように、慎重に判断することが必要です。

2045
Date: 2014-11-14 (Fri)
研究者判「失業対策事業」を止めよ
本日の産経新聞に南海トラフで「今までとは違う形式の巨大津波が起きる可能性」があることが報じられています。東大地震研究所のチームが海底の地下構造を調べてわかったと言うことです。

「想定される南海トラフ巨大地震とはメカニズムが異なるため、新たな防災計画が必要かもしれない」とあります。
 しかし、プレートテクトニクスは間違い理論であるという「地震爆発論」が採用され、プレートが潜り込むような話は「御伽噺」であることが、周知されるようになれば、東大地震研究所そのものが、研究者判の壮大な「失業対策事業」であったことが認定されるでしょう。地震学や火山学の研究者は実は「失業」していることが判っていないのです。 
   失業中の研究者が、さらに失業対策事業を求めて“「新たな防災計画」が必要です、でないと、われわれの仕事場がなくなります。”と言っているようなものです。

 はやく、本当の意味で科学的な研究に着手し、「実効性のある防災対策」という「健全事業」に着手していただきたいと思っています。

2046 
Date: 2014-11-16 (Sun)
霊人ソクラテスの「学問の定義」より
 幸福の科学大学シリーズ72「ソクラテス「学問とは何か」を語る」が届きました。[2044]でコメントしたように、「霊言」はほんの一部の教材(4単位分)にしか採用されていないのに、審議会は全面的に霊言が教えられていると誤解(意図的な作為らしい)をし、さらには、「学問とはいえないものを学んだ学生は社会を混乱させる」と断定し、不認可としてしまいました。

 異議申し立てをしているようですので、最終的には認可されるものと思いますが、不認可を決めた下村文科相と今回の衆議院解散とが、関係しているらしいことが、「まえがき」に載っていました。政権に痛手とならないような方法で「文科大臣」を替える、そのための解散なんでしょうか。

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まえがき
 

安倍晋三総理が、北京のAPECで、ニコリとも笑わない外国力士のような習近平国家主席と形だけの握手をした。お互いに目も見ようとしない。と、その後すぐに衆議院解散説が日本のマスコミをにぎわせ始めた。
 誰も言わない公然の秘密だが、これは「文科省下村事件解散」である。さらに元をたぐれば、「学問」の定義をめぐっての解散である。
 文科省は、大学設置をめぐって、「一定の理論に基づいて体系化された知識と方法」が「学問」であるとする、「広辞苑」の解説を丸のみした。本書でソクラテスは、「学問」は「対話篇」から始まり、「神様が創られた世界の真理を明らかにすること」であると説く。イデアの世界(実在界)と守護霊の存在が学問の出発点にあるとする。
ソクラテス対文科省 。あなたはどちらを信じるか。じっくりと本書を読んでいただきたい。

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 さて、「まえがき」にあるように文科省は「一定の理論に基づいて体系化された知識と方法」が学問であると、考えているようです。本文では霊人ソクラテスが即座に「そんなことないよ。すでに、そこから間違っている。」(p.22)と語っています。

   この話は地震学に関してもまったく同様に言えることであります。地震学ではプレートテクトニクス理論とか活断層理論という一定の理論に基づいて体系化された知識を真理であるかのごとく講義し、研究活動をしています。それを学問だと勘違いしています。  ソクラテスは、学問を「産婆術」という比喩を使って次のように説明しています(p.26)。

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 つまり、真実の中身を覆っているもの、外側の覆いの部分を取り除いていくこと。これによって真実が現れてくる。まあ、そういう知的な作業をすることが「学問」ということになりますね。
 ある意味においては、学問とは「産婆術」でもあるわけで、まあ、哲学とも同義かと思いますけれども、哲学っていうのは、哲学自体というプロセスがあるんじゃない。母親が赤ん坊を産むときに、産婆がそれをお手伝いする。本来、自分で産み落とす力はあるんだけれども、それを介添えして、手伝って、産湯を使わせて、取り上げる。このお手伝いをするところが「学問の機能」だと思うんですね。
 赤ん坊そのものは、学問をつくることはできないんですよ。それは、つくるものではなくて、存在しているものなんです。もうすでに、この宇宙に存在している真理を、どのようにして発見するかということなんですね。
 その存在しているものを発見する方法の一つとして、やはり、間違っているもの、真理に反するもの、あるいは、知識人だと思って自分を偽って飾っているけれども、それが偽者であるということなどを、ピンセットでつまんで、その“偽者の皮”を剥がしていく。まあ、そういうことによって、「真理」が明らかになってくるという過程なわけですね。
われわれの考えは「学問っていうのは、もともと、神様が創られた世界の真理を明らかにすることだ」というものです。これが学問の定義です。「神様が創られた世界の真理を明らかにすることが学問である」ということです。(p.27-28)

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 以上がソクラテスの語る「学問の定義」です。一定の理論に基づいて、それを「真理」であると見立てて、体系化を図ってもそれは学問とは言えないわけです。前提条件の中にすでに「マントルは固体である」という「誤解」が入っていては、「真理」を見出すことは不可能です。

 30名の地震学者に送ってある公開質問状にあるのも、「前提条件の中に答えを含ませている」ことに矛盾を感じませんか、それは「真理」を見出そうとする「学問」とは言えませんよ、と言っているわけです。

 地球の内部、地震の原因などは、「すでにあるもの」で、それを探求するのが「学問」であるはずです。

 最後のあとがきには次のようにあります。

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 今こそ、政治家や学者は、ソクラテスの言う「無知の知」を悟らなければならない。

 自らが何も真実を知らないということ。「無知」という名の商品を詐欺商売していること。「真理」を隠ぺいする作業をもって「大学教育」をしていると誤解していること。そして正しき者を弾圧することをもって、「法に則って審査している」と称していること。役に立たない学問を護送船団方式で護って、その赤字責任を血税でまかなって、当然の大学の教育行政としているということを。
 真理の教師が「無知を叱ってくれる」ことを、不正な行為、不当な圧力があったと開き直っていることを。

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とあります。

 年内には「地震学と火山学 ここが間違っている」が出版されると思いますが、ソクラテスの「学問の定義」をも参考にして、一読いただければと願っています。

2047
Date: 2014-11-16 (Sun)
国家を絞め殺す偽学問の地震学
“偽学問”が国家を絞め殺そうとしています。ソクラテスは「一定の理論(プレート論、活断層理論)に基づいて体系化された知識と方法が「学門」であるとは言えない」と言っています。「神様が創られた世界の真理を明らかにすること」が学問であると言っています。地震が何故起きるのかを明らかにすることは「学問」ですが、明らかになってもいない一つの理論を基に国家を拘束し、最後には絞め殺すような愚行を“偽学者達”はやっているのです。

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敦賀原発、再び「活断層」 運転困難に 規制委追加評価書案決定
産経新聞 11月19日(水)17時59分配信
 

原子力規制委員会の専門家調査団は19日、日本原子力発電敦賀原発(福井県)の敷地内にある破砕帯(断層)について、原電の新知見に基づく追加の評価会合を開き、「将来活動する可能性のある断層(活断層)」との評価書案を決定した。活断層の真上にある2号機は再稼働が極めて困難になる。

 規制委は昨年5月、2号機直下を走る「D−1破砕帯」の延長上で確認された「K断層」をめぐり、活動性の目安となる「13万〜12万年前以降」に活動した可能性が否定できないと認定。KとD−1は一連の構造のためD−1にも活動性を認める評価書を作成した。

 ただ評価書は「新しい知見が得られた場合、見直すこともあり得る」と記載したため、原電は昨年7月、K断層の上部にある地層の年代を特定し、「断層に活動性はない」との報告書を規制委に提出していた。

 調査団は今年1月に再度現地調査を実施し、5回の追加会合を開いた。新しい評価書では、原電側の新資料を「断定できない」などとことごとく否定した。

 原発の新規制基準は、地盤をずらす断層(活断層)上に原子炉建屋など重要設備の設置を禁じている。

 規制委は全国6カ所の原発の破砕帯調査を実施しており、結論が確定したのは「活断層はなし」とした関西電力大飯原発(福井県)のみで、東北電力東通原発(青森県)では活断層の疑いを示している。

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原子力規制委員会委員長代理だった地震学者の島崎邦彦氏が退任し、地質学者の石渡明氏が新委員になりました。まともな“学者”の姿勢が見られるかと思ったのですが、ポピュリストなんでしょうか、「知らないことを知らない」と言えないのでしょうか、知的素直さに欠ける資質のようにお見受けしました。
これでは安倍政権も前途多難でしょう。
『ソクラテス「学問とは何か」を語る』のあとがきには「今こそ、政治家や学者はソクラテスのいう「無知の知」を悟らなければならない」とあります。そうでないと、無知ゆえに国家を絞め殺すような愚策を講じることになってしまいます。

著者は「ソクラテスの霊言を終えて」で、次のような感想を述べています。

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ソクラテスの霊言を終えて

大川隆法 はい(手を二回叩く)。  
やはり、古代の言葉を現代語に訳すようなもの、ギリシャ語を勉強して訳し、それを学んで得られるものよりも、現代の日本語で明確に分かりやすくお説きいただいたので、よかったのではないでしょうか。
 実際、哲学も、思った以上に“ガラクタの山”のようになっているということでしょう。これを全部剥ぎ取らなければいけないわけです。その周りに付いた牡蝸殼のようなものを全部取らなければいけません。宗教もそうですし、哲学もそうです。哲学も宗教も神学も、全部、“ガラガラポン”の世界に入ろうとしているわけであり、ましてや、末流の諸学問などというのは、もはや“ごみ溜め”のようなものであるので、これと戦わなければいけないのでしょう。  

そういう意味では、恐れてはならないということだと思います。  「恐れるべきは、自分たちのうぬぼれの心や名誉心である。自分たちのなすべき仕事のほうに焦点を合わせなさい」ということでしょう。そのように感じました。

2048 
Date: 2014-11-19 (Wed)
哲学は知識人用の宗教
 霊人ソクラテスは「ギリシャでは知識人用の宗教を説いていた」、「ダイモンという存在が伝統的なギリシャの神ではなかったので、迫害された」と言っています。「知識人用の宗教」だったので、組織的な広がりとらなかったのだそうです。その一節を紹介します。(p.105「ソクラテスから出た「哲学」には「霊的体験」がある」より)

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地上界の人間が神様が創られた世界を忖度して類推して見ているわけだけど、私は神様が創った、もう一段上の世界を見てきていたということですね。  
 そして、体験したことが、私の教説のなかで、いろいろなかたちの対話のなかで表れてきているわけで、一種のそうした確信に基いて、相手が間違ってる場合に、それを論破していくというスタイルを取っていたということだよね。(略)  
 この世から見たら、「民意」というものもある。民意というのは尊い。みんながそう言っているなら尊いけれども、民意でも間違っているものがないわけではない。民意でも間違っていると思うのなら、それに対してアジ演説よろしく「間違っている」ということを教えなければいけない。そう思うときもありますわね。  
 だから、そういうふうに自分の実体験したことを中心にしてやっていたわけですから、「宗教」というかたちにはならなかったのかもしれませんけれども、機能的にはそういう面もあったのかなあというふうに思っています。(略)

大きく広がるところまでは行かなかったけれども、そうした頭を使うのが得意な方々は、やっぱりついてきていた。そうい「知識人用の宗教」と言えば、そうなのかもしれませんけどね。  だから、ある意味では、「リーダーを育てる宗教」だね。

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なるほど、ソクラテスが四聖の一人といわれる理由が分ります。「知識人用の宗教」「リーダーを育てる宗教」を説いていたわけですね。「哲学者」が「知を愛する人」というのも、「真理」を探究する知識人という意味であるわけですね。納得です。

2049
Date: 2014-11-20 (Thu)
地震学は全体主義国家建設に加担するな
 [2047]でも紹介しましたが、原子力規制委員会が敦賀原発を運転困難な状況に追い込んでいます。一企業の消滅がかかっているような重大な案件が、「偽学問」によって決められています。

 新聞記事を見ると分かるように、活断層に否定的な見解の学者もいます。それなのに何故このような全体主義的判断が行われるのでしょうか。  
民主主義の欠点が表れているとしか言えません。ヒットラーも多数決、民意という一見公平なシステムから生まれました。多数決から生まれた民主党政権が仕掛けた独裁制の“罠”が機能しているからです。

 いみじくも菅元総理が「政権がかわっても、すぐには元に戻らない仕組みを残した、それが原子力規制委員会だ」と語っています。多数決によって誕生した民主党政権は国家を破壊しようとする外部勢力に操られていたのです。民主主義には大きな欠陥もあることを認識しなければなりません。

 ソクラテスも言っています。 「民意というのは尊い。みんながそう言っているなら尊いけれども、民意でも間違っているものがないわけではない。民意でも間違っていると思うのなら、それに対してアジ演説よろしく「間違っている」ということを教えなければいけない」  

今日本の社会は「国が多くの権限を持つ」大きな国家を構築しようとしています。国家が正しい方向に発展するのには民間に自由度を与える「国の権限はなるべく小さく」する必要があります。ヒットラーのような国家社会主義で繁栄しようと、役人や政治家が頑張れば頑張るほど、いびつな社会ができていきます。最後は不幸な結末を迎えることはドイツ国民が経験したことです。  

活断層なんて存在しないのですから、
もっと自由な企業活動を認めるべきです。
原子力規制委員会は民主党が残した“国家破壊の罠”です。

参考[1934]菅元総理の講演より)
[原発が]トントントンと元に戻るかといえば、戻りません。10基も20基も再稼働するなんてあり得ない。そう簡単に戻らない仕組みを民主党は残した。その象徴が原子力安全・保安院をつぶして原子力規制委員会をつくったことです。[中略]独立した規制委の設置は自民党も賛成しました。いまさら元に戻すことはできない。

自民党はアホですが、民主党はワルです!

2050
Date: 2014-11-24 (Mon)
ジャーナリズムの改革は起きるのか
「現代ジャーナリズム論批判」という書籍の中で、朝日新聞の天声人語を執筆していた深代惇郎氏が、「今、ソクラテス学派と別の学派が一つできて、ジャーナリズム自体も改革に入っていると見ていいんだと思いますねぇ。」と霊言している。

伝説の名コラムニストと言われている深代氏はソクラテスの弟子であったクセノフォンであり、横井小楠としての人生も送ったそうですから、改革後の朝日新聞をソクラテス学派と思っているのでしょうか。別の学派というのが、産経ジャーナリズムなのかも知れません。「本当は、「日本の国体をどう変えるか」っていうことに、いちばん主眼があるので、生きていたときにできなかったことを、あの世に還って、今、やろうとしているところなんです」とも語っています。

 その産経ジャーナリズムは、「政権交代は「歴史的な必然」である」として民主党政権誕生を煽った榊原英資氏の「対中経済関係を良好にせよ」というコメントを「正論」に載せています。榊原氏の判断に従って行動すると、またしても大失敗になるような気がします。中国経済は列車の転覆事故的な破滅的状況になるというご託宣もあるからです。

 一方、22日に発生した長野県白馬村付近の地震では、「コンクリート片」を活断層だと見誤った前科のある佐藤比呂志東大教授が現場視察し、「地表地震断層」などの解説をしていました。「断層が動いて地震が起きるのではなく、爆発の結果断層ができることを知りませんでした」という謝罪会見([1808]、[1809])が行われるのは遠くない将来だと思います。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014112300165
http://headline.yahoo.jpvideonews/fnn?a=20141123-00000349-fnn-soci

産経新聞も佐藤教授と同じ視点で、断層地震説に沿った解説をしています。

はたして、朝日ジャーナルと、産経ジャーナルとどちらが早く「地震爆発論」を報道してくれるのでしょうか。
因みに、地震爆発論で言えば、今回の地震は、直下型に近い地震で、爆発の方向軸が垂直に近かったので、震央(震源の直上)付近が押し領域(隆起)になり、その他が引き領域(沈降)になって、その境界に断層(逆断層)が現れたと言うことです。産経報道にあるように北西―南東方向に圧縮が作動したと言うものではありません。

 

日本のジャーナリズムは

活断層理論を卒業できるのでしょうか。
どこが最初に卒業するのでしょうか。

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