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781 2004/07/08(Thu) 07:39 パトロス Re:[780] 極移動曲線について ネオ様 疑問の提起ありがとうございます。セミナー「767」には次にような解説をしておきました。 極点が現在から遡って白亜紀、二畳紀、カンブリア紀と古くなっていきますが、きれいな曲線を描いています。ニューオフィス39 http://www.ailab7.com/hukatai.htmlを見ると分かるように各時代が終わったのは白亜紀6500万年前、二畳紀2.5億年前、カンブリア紀5.1億年前です。白亜紀が終わってからだけでもライブラリー43http://www.ailab7.com/lib_043_data.htm から分かるように150回ほどの地磁気逆転があったのです。5億年の間には1100回を超える逆転があったはずです(1100回といっても平均すれば44万年に一回です)。両大陸の岩石から求めたという極移動曲線とは、無数の星の中から、白鳥やさそりの形に都合の良い星だけを選んで星座を作っているような恣意的な不自然さを感じます。 つまり、大陸がゆっくりと移動するというのは「斉一説」に自縛された学者の発想であって、実際はもっと激しく地球が姿勢を変えているのだと思います。 さてお尋ねの件ですが、極移動曲線と言われる図面には白亜紀以降でも150点のデータがプロットされてしかるべきです。カンブリア期まで遡れば満天の星屑のようにデータはプロットされる筈で、決してあのようなきれいなカーブを描くことはないと思います。あの曲線は私には恣意的に選んだ星座のように思えるのです。 |
782 2004/07/24(Sat) 11:46 パトロス 定説地震学への疑問 萩原尊禮著「地震学百年」という本を再読しておりましたら、地下核爆発の探知という節でこんな文章がありました。 「1958年夏ジュネーブで開かれた核爆発探知に関する専門家会議において、核爆発探知に関する技術上の問題が討議されたが、当時の技術では地下で行なう小核爆発実験の探知、特にその自然地震との識別が困難であることが明らかになった。」 というものですが、核爆発と自然地震とは素人には区別がつかないくらいに振動波形が酷似しているというのです。また地震波の伝播状況を調べるために、ダイナマイトを爆破させて研究しているというのはよく知られたことです。であるのにどうして地震学者は地震爆発説を頭から否定するのでしょうか。 この問題に関しては、すでにセミナー「641」http://www.ailab7.com/log/eqlog641-650.html |
783 2004/07/24(Sat) 15:55 パトロス 定説地震学への疑問(2) 大地震の前にはかなり大きな地電流変化があることを利用して大地震だけを予知しようというのがANSのコンパス観測の原理ですし、坂柳先生の磁石落下観測(ANSでも安心センサーなどに応用されています)の背景にある物理現象です。この現象は関東大地震の数時間前に震源から350kmも離れた仙台市内で観測されていたという話が「地震百年」に載っていますので紹介します。 「関東地震の後、地震の前兆としての地電流が学会の大きな話題となった時代がある。事の起こりは、東北帝国大学の白鳥勝蔵が仙台市内で地電流の観測をしていたところ、たまたま大正十二年の関東地震の数時間前から大きな地電流変化が現れたのである。このことが報告された結果、地震と地電流の関係が大きくクローズアップされた。」 というものですが、この節は「しかし地震と地電流の関係は、その後多くの人の研究によりこの時代に期待されたような安易なものではないことが次第にわかってくる。」という文章で締めくくられています。多くの人の研究結果というのは、「中小規模の地震では地電流の変化がない。」ということなのではないでしょうか。中小規模の地震まで予知出来なければ地震予知の手法として採用できない、というようなことが原因で「この時代(昭和初期)に期待されたような安易なものではない」という結論になっているように思えてなりません。 しかし必要なのは人命が失われるような大地震を予知して悲惨な出来事を回避する事のはずです。地震学者は関東大地震前に仙台で観測された地電流変化をどうして無視するのでしょうか。地震学は本当に進歩してきているのでしょうか、私には石本巳四雄博士が活躍された昭和初期のほうが地震学は核心に近いところにあったように思えてなりません。 |
784 2004/07/25(Sun) 12:33 朱雀丸 地球の大陸についての質問 初めまして、朱雀丸です。世界地図を見て思ったんですけど、いろいろな大陸が、パズルみたいにつながりそうなところがたくさんあるんです。 実際につながっているところを思い浮かべてみて、地球の広さを考えると、大陸全てがつながって、地球を取り囲むには面積がどうしても足りないんです。 それで思ったんですけど、元々地球は小さくて、地球が広がるにつれて大陸が、分かれたのではないでしょうか? 意見・反論お願いします。 |
785 2004/07/27(Tue) 07:52 パトロス Re:[784] 地球の大陸についての質問 朱雀丸さん疑問提起ありがとうございます。 地球の誕生がどのようなものであったのかは分かりませんが、少なくともマグマオーシャンが固まって陸地が出来、海洋が誕生してからの地球はそんなに大きくスケールを増減したことはないと思っています。この点では星野通平先生の「膨らむ地球」(セミナー709-710参照)http://www.ailab7.com/log/eqlog701-710.html という急激な地球膨張論には疑問を持っております。また、おっしゃるように、たしかに南米大陸とアフリカ大陸は分裂したものでしょうし、紅海も陸地が裂けて分裂したものでしょう。しかし今ある陸地すべてが2億年前にはパンゲアという一つの超大陸であったと言うこともあり得ないと思っております。(セミナー92参照)http://www.ailab7.com/log/eqlog91-100.html |
786 2004/07/29(Thu) 10:10 パトロス 定説地震学への疑問(3) 「地震学百年」の中に、アメリカが地下核実験を探知するために構築した地震計配置計画「ベラ・ユニホーム」の話が載っています。地球上各地に地震計を配備して探知しようというものですが、その一環としてモンタナ州東部に位置する直径200キロという広大な草原の21箇所にそれぞれ25個の地震計を配備し、合計525台の地震計で世界中の地下核実験を探知しようという大型群列地震観測所(LASA)を構築したそうです。これは爆発の振動が地球内部を伝播してくることを前提にして、考え出されたもので、モンタナ州で地球上全ての地震・核実験を把握できると考えたからです。このLASAの精度に関して次のような紹介がしてあります。 「しかし、この試みは、七三〇万ドルを費やした大がかりな施設にもかかわらず思ったほどの成果は上がらなかつた。たとえば、日本の松代で起こった地震をLASAで観測すると震央が日本海中に求まるという程度の誤差を生じた。結果から見れば従来のように世界中にあまねく地震計を配置するほうがよい結果が得られることを証明することになってしまった。現在はこの施設は極端に縮小されている。<br>ちなみに、地下核実験探知の間題は、その後の研究の結果、地震の表面波の観測が決め手となるということで、関係国の合意ができたという。」 以上が紹介記事ですが、これは地震波が地球内部を通過して伝播するという定説地震学に疑問を投げているのではないでしょうか。正確な爆発箇所(震源)は表面波の観測でなければ位置が確定出来ないというのは、地震波はP波の一部を除けば地球内部を伝播しているのではなく、二層構造の地殻内部を反射・屈折を繰り返しながら、伝播しているということを示しているように思えます。ということは地球トモグラフィーに関してもその有効性に疑問が持たれるということを意味するのではないかと思います。(以下を参考にしてください。 http://www.ailab7.com/tomogura.html |
787 2004/08/08(Sun) 14:48 ん?? Re:[704] マスコミ報道には困惑する [704]をコピー・ペーストしただけの投稿ですので、管理者が削除しました。 |
788 2004/08/12(Thu) 16:10 パトロス 原子力発電所での事故原因 福井県美浜の原子力発電所で事故がありました。冷却用管路の減肉が進行して、10ミリあった肉厚が1.2ミリまで減少し、破断したようです。流量計測のためのオリフィスメーターの下流では、渦乱流が発生するので、減肉が起こることは予測されることなのですが、高熱水が流れる管路ではそれ以上に解離ガスの発生による悪影響を考慮しないといけないと思います。オリフィスなどの断面急縮・急拡がある場所、または管路が急カーブになる場所などでは、局所的に圧力が減少する場所が出来るために、水の解離度が局所的に高くなる場所が出来るはずです。こうした場所に解離して出来た水素ガスが蓄積されれば、セミナー「593」でも述べましたが、水素ガスの爆発による事故も発生します。 |
789 2004/08/13(Fri) 11:51 パトロス 高熱下のキャビテーション考 管路の肉厚が壊食によって減肉される現象はキャビテーションという水理作用で起こるものです。東京大学のHPには以下の説明があります。抜粋して紹介させていただきます。 |
790 2004/08/14(Sat) 00:25 パトロス 高熱下のキャビテーション考(2) 美浜原発事故に関しては毎日新聞には、「破損した配管の肉厚が最も薄い部分で0.6ミリだったことが分かった」とありました。また産経新聞(13日朝刊)によれば捜査本部は「破損部の磨耗が異常な速さで進行したことから「減肉」によって破損したメカニズムの解明が必要と判断、専門家に鑑定を依頼することも決めた」と書いてありました。 やはり、通常の管路で起こる現象より激しい壊食が起こるようで、高熱水が流れる管路内での壊食現象は冷水が流れる管路のそれとは違っているように感じます。専門家に鑑定を依頼したとしても、解離現象が原因だとすれば解離現象の専門家と言われる人がいないのではないでしょうか。未知の現象として研究を始めるしかないように思います。その際に、解離現象は地震の原因となる可能性もあるのですから、民間の電力会社だけに任せないで、国の責任において研究して欲しいと思います。地震関係の国家予算は膨大な額になっている筈です。研究費の効果的な使用を考えて欲しいと思います |
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