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3191
Date: 2019-12-05 (Thu)
拙著英訳本の案内チラシ

「巨大地震は「解離水」の爆縮で起きる!」の英訳本を出版します。発刊予定は年内ですが、若干遅れるかもしれません。

予約受付のチラシができましたので紹介します。 今回は小部数の発刊で、A-5版のカラー印刷にしました。 英語圏に拡散していただければ幸甚です。

3192
Date: 2019-12-07 (Sat)
アメリカの共和党と幸福実現党の政策が似ている理由
「鋼鉄の法」が届き一読しました。宗教には珍しい政治の指南も書いてあります。

トランプ政権は「地球温暖化対策」に疑念を抱き、パリ協定から脱退を表明しましたが、このセミナーでは日本もトランプさんを見習う勇気を示せと述べてきました。
「鋼鉄の法」を見ると、アメリカの共和党に相当する日本の政党は幸福実現党であり、アメリカの民主党に当たるのが日本の自民党であるとなっています。日本の野党のような存在はアメリカでは泡沫政党に当たるそうです。

政策に関してはたしかに、よく似たものがあります。その遠因はトランプさんに降りるインスピレーションと日本に降りるインスピレーション(ただし自民党でもキャッチできていないが)は同じであるそうです。安倍さんはランプさんと仲良くしていますが、オバマさんとも仲良くしていました。八方美人的な性格なのでしょう。

政策に関しては幸福実現等とトランプさんは似ていますが、宗教的な面では違いがあります。
この書にはアメリカの二重基準を批判してあります。トランプさんはユダヤ系の保守票を必要としているせいもあって、イスラエルに肩入れしすぎています。ゴラン高原をトランプ高原と命名するのはやりすぎです。アラブの地に国を建設できたことをイスラエルはもっと謙虚に感謝し協調路線を歩むべきだとしています。

イエスが天なる父と呼んだ存在「主なる神」も、ユダヤ教のエロウヒムも、イスラム教のアッラーも、中国の天帝も、そして日本神道の「天御祖神(あめのみおやがみ)」も、同じ存在であることを知って、仲良く地球上のユートピア建設に励むべきであるとしています。

そのためにも、間違った科学によって、地球温暖化を信じ込まされたり、CCSによって誘発地震を起こさせられたりする「科学詐欺」を排除しなければなりません。
その一環として「地震爆発論」の英語圏への拡散を企画しています。

3193
Date: 2019-12-07 (Sat)
廃液の地下圧入と地震発生点の距離を調査
ある地震学者の報告です。廃液の地下圧入と地震の関連性は明らかだが、どのくらいの距離で地震が起きるかを知りたくて、調査したそうです。その結果10km離れた場所でも地震が起きること、固い岩盤よりも(間隙の多い)堆積岩に注入する方が、大きな地震が遠くでも起きることが分かったそうです。興味深い話ですので抜粋して紹介します。

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Injecting wastewater underground can cause earthquakes up to 10 kilometers away
Science Sep 2, 2018 10:20 AM EST


アーカンソー州の道路わきに立てられた住民側の訴訟看板(二つの石油会社に対する訴訟)



Injection wastewater underground ca cause eartyquake up to 10kilometers awayより

アメリカ中部、東部地区ではこの10年間で人為的な地震が劇的に増加した。こうした地震が地下深部への廃水圧入と関連していることは明らかだが、自分のような地震学者は圧入地点からどのくらいの距離で地震が起きるかを知りたいのだ。協力者と世界中の注入井を調べたが、場合によっては10km離れた場所でも地震が起きる可能性があることが分かった。これまでの常識に反し、固い岩盤よりも、堆積岩に注入する方が、大きくかつ遠方で地震が起きることが判明した

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既存の断層への力学的影響という点だけで考えれば、圧入点の近くのほうが、影響が大きい筈です。
その常識に反して間隙率が高く透過性の高い堆積岩に圧入した方が、大きな地震が遠くで発生するということは、断層が滑ることが地震の原因ではないことを意味しています。

液体の注入によって断層に掛かる圧力が変化することが地震の原因ではありません。透水性の高い堆積岩の中を温度の高い遠方にまで水を押し出して、そこで水を解離させ、水素と酸素を発生させることに原因があります。

この調査の内容は地震爆発論の正しさを証明しているのですが、報告内容は『断層地震説』の立場で解釈していますので、残念ながら説得性は薄れています。

液体の地下深部圧入が地震を誘発することは世界の常識である
しかしHydrogen Implosion(地震爆発論)を知らず、原因が分からない

3194
Date: 2019-12-07 (Sat)
3トンもの土が22mも放り投げられたミステリー事件
大きな地震では垂直加速度が980ガルを超える場合があります。岩手・宮城内陸地震では4300ガルを記録しています。
この様な地震では、「飛び石現象」が見られ、「畑の大根が抜ける」とか、「墓石が飛びあがって、殺人凶器になる」という現象が発生します。
これに関しては[2787]で紹介しました。

断層地震説からはとても説明できませんが、地震爆発論では「押し円錐」の軸が垂直に近い場合と考えられます。

ところで、35年前にワシントン州で発生したミステリーな穴が話題になっています。3m×2mの地面から約3トンの土壌が22mも離れた場所に吹き飛ぶという現象があり、穴が発見される前に起きM3.0の地震(震央は32km離れている)との関連が話題になっています。地質学者のGreg Behrens氏がインタビューで答えています。

Mystery hole still draws interest

December 4, 2019 | Vol. 78 - No. 36
An unexplained phenomenon took place 35 years ago on a farm on a plateau west of Omak Lake in which a three-ton piece of earth was lifted out of the ground, landing some 73-feet away. It's still a mystery.

記事には以下のようなベーレンス氏の解説があります。


「今でもそれは地震に関連していたと思う」とベーレンスは言った。 「地震が発生すると、大量のエネルギーが放出されます。このアースクッキーが飛び出した領域は、玄武岩の岩盤のくぼみにあり、その時点で濡れていました。これを視覚化する最良の方法は、直径10インチほどのアルミ製の容器に、水をほぼ上まで入れます。つぎに、木のスプーンで器の上部をたたきます。すると同心円状の波が形成され、中央に焦点ができて、水滴が飛び上がります。 「ポップアウト」、つまり地震で発生した表面波は、飽和した土壌堆積物で満たされた岩盤の窪みに対して同じことをする可能性があります。」

この解説のようなことで3トンの土壌が22mも飛ばされるとは思えません。かなりの加速度が発生しない限り、このような移動はありえません。
地震を爆発現象として把握すれば、飛び石現象の一つではないかと考えられます。

[2787]でも紹介しましたが、中国の雲南省では写真のような飛び石現象が確認されています。

あるいは、地震時の爆発エネルギーの放出が、何らかの地下の通路を通過してクッキーのような形状で土壌を跳ね上げたのかもしれません。

3195
Date: 2019-12-09 (Mon)
習近平に媚びる日本が異端に見え出したそうだ
産経新聞の古森記者が「対中融和を唱える日本」の姿勢が国際社会の中で異端に見えると書いています。

中国人が憎いわけではありません、しかし中華思想によって国家を拡大しアジアの友人を支配下に収めようとする指導者のやり方を容認することはできません。

その指導者は同じ民族の香港の仲間にも銃口を向けようとしています。
日本のリーダーは「経済効果」だけのために、融和を図り、仲間の苦しみには目を瞑っています。

そんな国家に誇りがもてるでしょうか。

その国のトップを国賓として向かえて何を語ろうというのでしょうか。
古森記者の目に映る「中国との融和を唱える日本の異端が目立ってきた」という先にあるのは、どこかに書きました([3161])が、金儲けだけの理念なき国家なら、やがてはフェニキアのように抹殺され、「国土に塩を撒かれる」未来かもしれません。

今の政治家達は日本人の本質を忘れているように思えてなりません。

私は日本の共和党・幸福実現党から出馬した経験がありますが、「攻撃された後でなければ、反撃もできない憲法では国が滅びる!分かるでしょうが!」と今も叫びたい気持ちです。アジアの民は友人ですがそこのリーダーは「隣国が弱いのなら攻撃して奪取しよう」という思想であることを忘れてはなりません

3196
Date: 2019-12-09 (Mon)
NHKスペシャル「直下型地震」の評判は?
NHKスペシャル「体感 首都直下地震」が終わったようです。初日の最初を何分かを見ただけで、失望し、その後は見ていませんので、詳細な感想は述べられませんが、元NHKの参議院議員和田氏が酷評していますので、相当程度の低い出来なのでしょう。和田氏のブログから紹介します。

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NHKスペシャル「体感 首都直下地震」 Nスぺのレベル低下がはなはだしい

2019年12月07日 12時31分27秒

NHKスペシャル「体感 首都直下地震」。ドラマを交えた4日間を見た。

やはりB級パニック映画の域を出なかった。

ドラマ後のスタジオ部分についても、どうやったら命を守れるのか、どう逃げたらいいかの解説が少なく、「大変だ」で終わってしまう内容。

例えば、火災旋風は脅威であるから火災旋風から「事前に逃げろ」と言うが、具体的に発生の可能性が強い地域でどの方向にどうやって逃げたらいいのか全く分からない。

感震ブレーカーの活用などで火災を防ぐことにより被害が減るなどのデータは具体的に示せていたが、その他の事象は命を守るすべも含め「別番組でご覧ください」との案内で、番組としての完成度が低かった。

救助はどのように行われていくのか、それまでに命を守るためにどう行動するのか、緊急車両を通すために何をしなくてはならないのか、などの部分も希薄。

しかも、救助にあたる消防は描かれたのだが、自衛隊のことは全く描かれず。

自衛隊はスタジオの背景映像でほんの一瞬、災害派遣の車両の映像が流れたがだけで、その他は全く触れられず。

ドラマ自体は不安を煽るだけの内容で、ドラマが放送局の中の話で展開されるので、実際に地震が起きた現場でどうなるのかの描き方も弱かった。

何か新しいことをやろうとしたのか、お金をかけて変化球的になってしまったNHKスペシャルであり、NHKスペシャルのレベルもこうなってしまったのか、と率直に感じた。

熊本地震の初動の報道でも、NHKより日本テレビのほうが現地の状況がよくわかり優れていた。

NHKのレベルは緊急報道や防災でもどんどん落ちていくのだろうか。

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そもそも、直下型地震とはどんな地震なのか、地震学会のFAQには

「地震学において「直下型地震」の明確な定義はありませんが、内陸で発生する浅い地震で被害をもたらすものを「直下型地震」と呼ぶことが多いようです。」

とあります。何のことは無い、「首都で起きる大きな地震」ということです。

この番組の酷評は世相徒然ブログでトラ氏が論評しておられますので読んで頂ければ納得できるでしょう。

私が驚いたことはこの番組の作成に地震学者が一人も関与していないことです。

NHKニュースWEB首都直下型地震を見ると、分かりますが、税金から支出されている日本の地震研究費の大半を分配している東大地震研究所からは誰も参加していません。 これはどういうことなんでしょうか。 直下型地震のメカニズムなどどうでもいいから、被害を大きく推定して国民を恐怖感と絶望感に包みこめ、ということなんでしょうか。

驚きました。この番組がなんの役に立っているのか、和田氏やトラ氏の批評を待つまでもないことです。

この路線でコメントするのなら、「アレキサンドリアも海底に沈みましたし、瓜生島も土佐湾も沈没しました。やはりノアの箱舟が必要です。映画「2012」を参考にしましょう」と言い出すことだって可能です。何でもあり、竹内均先生なら「日本沈没」に対処するべしとでも言うかもしれません。

それとも地震学の嘘八百はもうテレビ受けしないとでも読んだのでしょうか。

3197
Date: 2019-12-12 (Thu)
パンダは地震前兆信号をキャッチして脱兎の如く避難している
パンダが地震前兆を感知して急いで木に登ったという話題が報じられています。 のんびりと笹を食べていたパンダが、普段の動作からは考えられないようなスピードで脱兎の如く飛びだし、木に登る姿が観光客のカメラに捉えられています。

水素の爆縮現象に伴って発生する地電流か、微弱な震動か、何かに反応して地震をキャッチしているのだと思われます。木に登ってしばらくして、揺れが来た(M4.6)そうです。

2004年に発生したスマトラ沖地震では観光客を背中に乗せた象が地震をキャッチして近くの丘に逃げだして、10人の命を救った話がネット上には残っていました。

インド洋津波[ニュース特集](読売新聞)

 ゾウが津波を事前察知、観光客の命救う−。スマトラ沖地震の津波が起きた昨年12月26日、被災地になったタイ南部の海岸にいた観光用のゾウが、津波の来襲する前に近くの丘に向け“疾走”、背中に乗せていた外国人観光客約10人の命を救っていたことが2日、分かった。ロイター通信によると、甚大な被害を受けたタイ南部カオラックで飼われていたゾウ8頭は、スマトラ沖で地震が起きたころ、突然鳴き始めた。すぐ静かになったが約1時間後、再び鳴き、客を乗せていた複数のゾウが突然丘に向かってダッシュ。客なしのゾウもつながれていた鎖を引きちぎって後に続いた。当時、ビーチには外国人観光客ら少なくとも3800人がいたが、逃げ遅れ、津波にのみ込まれたという。 【日刊スポーツより

また、英国からやってきた観光客の少女を背中に乗せ、高台に逃げて少女を救ったニンノンという小象の話題もありました。


当時8歳の少女を背中に乗せて逃げた小象ニンノンの話題

家畜などが地震を事前にキャッチする話は唐山大地震でも報じられています。

断層地震説では、動物がキャッチできる信号が発信される理屈が説明できません。

パンダの行動は明確に信号をキャッチしていることを示していると思われます。

地震学は発信機構をもっと探求するべきです。

3198
Date: 2019-12-14 (Sat)
アメリカでは廃液を圧入した数年後に地震が起きたケースがあり、苫小牧も危険が去ったわけではない
世界のこぼれ話(2012年4月19日)として紹介されていますが、アメリカ内陸部での地震増加は確実に人為的であるとUSGSは結論付けています。しかし、何が原因で地震が起きているのかが把握されていませんので、理解が進んでいません。各地で訴訟になっています。

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米内陸部での地震増加、「ほぼ確実に人為的」=USGS

[ワシントン 17日 ロイター] 米地質調査所(USGS)の研究者らは、米内陸部にある石油やガスの掘削で利用した廃水を処理する場所の近くで、地震の回数が「飛躍的に」増えたとする報告書をまとめた。

報告書は、アーカンソー州、コロラド州、オクラホマ州、ニューメキシコ州、テキサス州の米内陸部で昨年、マグニチュード(M)3以上の地震が20世紀の平均の6倍に増えたと指摘。

化学処理された水や砂を地下に注入して石油やガスを採掘する「水圧破砕」と地震の増加をはっきりとは関連付けていないが、水圧破砕で出る廃水などが断層をずらす原因になっている可能性を示唆している。

同報告書の内容は、サンディエゴで開催される米地震学学会の会合で詳しく協議されるが、抜粋では「M3以上の地震増加は現在進行中」と指摘。「ここに記述された地震活動率の変化は、ほぼ確実に人為的だが、採掘方法の変化もしくは石油・ガス生産の生産速度にどれぐらい関係しているかはいまだに分からない」としている。

USGSの統計によると、M3以上の地震発生回数は1970─2000年には年間21回(誤差7.6)だったが、2001─2008年には同29回(誤差3.5)となり、2009年には50回、2010年には87回、2011年には134回と飛躍的に増えた。 USGS地震科学センターのアーサー・マッガー氏は、急激な地震の増加について「理由は分からないが、自然現象とは思わない。なぜなら自然では、これほどまでの増加は余震や火山環境でしか見られないからだ」と語っている。

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また、フラッキング反対運動が各地で起きていますが、フラッキングそのものよりも廃液を圧入処理することの方が危険であることや、地熱発電なども危険であることが以下の記事では報じられています。

Wastewater Injection Spurred Biggest Earthquake Yet, Says Study

記事の最後には、注入開始後数年で地震を起こしたケースもあると報じています。

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これまでに記録された多くの廃水注入事例では、液体注入開始から数日または数ヶ月以内に地震が発生しました。対照的に、オクラホマの群発地震は、西テキサスのコグデル油田およびブリティッシュコロンビア州のフォートセントジョン地域での群発地震と同様に、注入が開始されてから数年後に発生しました。

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廃水の圧入処理と、CCSによる液化CO2の圧入とは液体を圧入している点では同じことですから、苫小牧のCCSも圧入は終了していますが、危険性が去ったわけではありません。

今後も注意しておく必要があります。

一方で、ロシアがアメリカのシェールガスをストップさせようとしているという記事もありますが、トランプ弾劾を狙う民主党的な発想でしょう。


ニューズウイークの記事プーチンがひそかに狙う米シェール産業の破壊からです。
<ロシアはエネルギー利権防衛のためアメリカ国内の反対運動を陰で操っている>
というのはトランプ政権の評判を落としたいがための民主党の作った策謀でしょう。
デモそのものは政治性は無いと思います。

マスコミの多くは、民主党系のリベラル発想ですが、フラッキング反対運動は環境左翼の運動とは違うように思います。

ロシア疑惑とかウクライナ疑惑とか、民主党系は「猜疑心」で動いているように思えますが、デモは純粋なものではないでしょうか。

ロシア疑惑は何も出てきませんでした。ウクライナ疑惑も「やぶ蛇」に終わるのではないかと思います。

3199
Date: 2019-12-27 (Fri)
USGSやオクラホマの地震学者は地震現象の因果関係を間違えている
オクラホマの人為地震は、廃水規制によって減少してきているようです。

しかし、地震の発生を断層理論で考察していますので、正しい理解には至っていません。
今年3月の記事を紹介します。

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Earthquakes continue to decrease in Oklahoma for third straight year Bailey Lewis, news reporter Mar 14, 2019


オクラホマ州では、3年連続で地震が減少しました。

米国地質調査所によると、オクラホマ州では3年連続で地震の頻度が減少している。

米国地質調査によると、2015年の887の地震と比較して、2018年には154、2017年には272、2016年に639の地震が発生した。

オクラホマ大学の地質学および地球物理学の教授であるXiaowei Chenは、地震の頻度が減少した理由は廃水注入の減少に起因すると述べた。

2015年以来、オクラホマコーポレーション委員会は、州全体の廃水処理井を閉鎖するか、廃水処理量を削減している。

「オクラホマコーポレーション委員会は廃水処理状況を規制しており、注入量を減らすように要求しているため、この廃水注入の減少は地震率の低下につながった」とチェンは述べた。 「この廃水注入は、地震活動を増加させるのと同じ理由であり、地震活動を減少もさせる。」

オクラホマ地震学者であり、オクラホマ地質調査の責任者であるジェイコブ・ウォルターは、特にアーバックル処分井への注入の停止と注入量の減少が地震の減少につながったと述べました。

「廃水注入は、地下深くの断層帯の安定性に影響する」とウォルターは言う。 「最近の地質時代に滑りがなかったかもしれない断層帯は、断層帯内の圧力が増加することによって、以前安定に保持していた摩擦を緩和するため、再活性化されるかもしれない。 その摩擦が緩和されると、断層が滑り、地震を引き起こします。」

しかし、多くの井戸を掘削して排水を維持するために廃水処理井戸が作られているので、ガスや油井の亀裂からよりもはるかに多くの水が入る。

米国地質調査によれば、排水処理井は水圧破砕よりも長く作動するため、地震を誘発する可能性がさらに高くなる。

チェンは、オクラホマには地震の歴史があるが、現在まだ地震の発生する割合は高いと言った。

「オクラホマには1950年代以降の地震の歴史がありますが、それらは比較的に低い地震活動率でした」とチェンは言う。 「現在、地震率は低下しているが、オクラホマ州の過去の地震率よりもはるかに高い。」

ウォルターは、オクラホマの地震の規模は放出されたエネルギーに基づいているが、増加していないと述べる。

米国地質調査によれば、2015年にはマグニチュード4から4.7の間で30の地震、2016年にはマグニチュード4から5.1の間で20の地震、マグニチュード5.8の地震が1回発生しました。

しかし、米国地質調査によると、2017年にはマグニチュード4から4.3の間に6つの地震しかなく、2018年にはマグニチュード4から4.6の間に8つの地震がありました。

「2016年にPawneeおよびCushingの地震を含む、建物に損傷を与える中程度の地震がいくつか発生した」とWalter氏は言う。 「2016年後半以降、表面的な軽微な損傷を引き起こす地震が発生した。」

ウォルターは、マグニチュードは、地震が滑った断層の領域と地震の間に起こったスリップにも関係していると言う。したがって、大きなマグニチュードの地震は、断層上のスリップ量が大きなものです。

「スリップする領域は、長期の注入により増加する可能性があります。

「断層の安定性を保つ有効応力が広い領域で減少するため、長期間の注入ではスリップする領域が増加する可能性がある」とウォルターは言う。

「これは、廃水という長期的な水処分によって、より大きなマグニチュードの地震がなぜ促進されるかについての、ただ一つの仮説です。」

チェンは、オクラホマ州の地震率が低下していても、それは地震が消えるという意味ではないと言う。

「コロラド州の地域では、流体注入サイトが閉鎖されてから、地震は10年間続いた」とChen氏は語った。 「そして、テキサスでは、廃水処理が減少した後、地震活動も約7年間続いた。ですから、将来も継続的に地震活動が起きる可能性を考える必要がある。」

チェンは、オクラホマの人は今後も地震に備えておくことが不可欠であると言いました。

「地震がいつより大きな断層に当たるかわからないので、地震活動が続くなら、より大きな地震の可能性がある。そして、オクラホマ断層の分布に関する完全な知識はまだありません。」とチェンは語った。

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液体の地下圧入が地震を引き起こすことは明白である!

現代地震学は、因果関係を逆転させて考えています。Causalityが逆になっていては、何も明らかにはなりません。

地震の原因はHydrogenとOxygenのImplosionであり、結果として現れるのが断層です。断層は結果であって、原因はImplosionです。

断層のスリップ量が大きな地震につながる、というのは明らかに物理学的な矛盾があります。

拙著を英訳したものをUSGSやオクラホマの関係者に送って地震を再考してもらうつもりです。

3200
Date: 2019-12-27 (Fri)
「国難来る」の記事から思う
産経新聞に「国難来る」という湯浅博氏の記事がありました。 加工して一部を紹介します。

中国に対して何も言えない日本の社会は、政治もマスコミも情けない状態です。中国は安倍総理に特別扱いで厚遇したと報じられていますが、トランプさんの圧力で弱気になってきた証拠です。安倍氏を何とか味方につけて圧力を避けられないかと考えての弱気な姿勢が見えています。習近平体制にもヒビが入ってきたようです。

しかし、安倍政権のとっている航路は「八方美人的で」間違っています。

そうではなくて、もっと毅然とした政治姿勢が欲しいと思います。

ヘリテージ財団の研究員キム氏はブレグジッド後のイギリスは国力を取り戻すから、日米英の三国で中国包囲網を構築し、民主的な世界運営ができると考えています。


Liverty誌2020年2月号から抜粋

トランプ大統領に倣って日本もパリ協定から離脱するべきです。そうしたら、CCSなど不要ですし、化石賞など気にしなくても済みます。国力を回復し、世界の繁栄に貢献するべきです。

国連が機能しなくなって久しいですが、リバティー誌2月号には「G8が新しい国連になる」という記事もあります。

3201
Date: 2019-12-28 (Sat)
火星の地震が教える地震の発生メカニズム
火星にも地震があるそうですが、月震と同じ理屈で、星の内部にはまだマグマが存在し、解離水の爆発現象が起きているからでしょう。ナショナル ジオグラフィックの記事を紹介します。

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火星に活断層帯、初めて発見、M3〜4の地震を観測 1
2/27(金) 17:08配信 ナショナル ジオグラフィック日本版


2018年1月に欧州宇宙機関(ESA)
の火星探査機マーズ・エクスプレス・オービター
が撮影した、火星の赤道付近にあるケルベロス地溝帯の一部。
大小のクレーターに覆われた火星の表面に、数本の深い亀裂が走っている。
(IMAGE BY ESA)

科学者ら騒然、「言葉にできない感動」とも、 NASAの探査機インサイト  

はるか遠く火星の埃っぽい表面に、ロボット地質学者が一人、地震による地下のかすかな響きに耳をすましている。赤い惑星の脈を聞くその耳は非常に敏感で、風がヒューヒュー吹く音や、つむじ風の低音や、地殻がひび割れる音など、多くの振動を拾うことができる。

 2018年11月に火星に着陸したNASAの探査機インサイトが観測するシグナルの大半は、ぼんやりしたさざめきのようなものだ。だがその中に、大きく明瞭な振動が2つあった。科学者たちが震源を特定したところ、火星で初めて活断層帯が見つかった。成果は米地球物理学連合(AGU)の年次大会で2019年12月12日に発表された。

科学者たちは騒然

 発表されたデータによると、2つの地震のマグニチュードは3と4の間だったという。地球の地震に比べると小さいが、火星で検出された地震の中では最大規模だ。科学者たちは2つの地震がどちらもケルベロス地溝帯で発生していたことを突き止めた。深い亀裂が何本も走るケルベロス地溝帯は、インサイトの着陸地点から東に約1600kmのところにある。

 この研究成果は、査読付きの学術誌で掲載を待っている段階であり、インサイトに関わる科学者たちは、論文が正式に発表されるまでコメントは差し控えたいとしている。しかし、はるか数千万kmの彼方で活断層帯が発見されたとの発表は、地球を離れられない科学者たちを早くも騒然とさせている。

「火星の地質活動がどれだけ活発かに関する私たちの予想やモデルを、今回の測定結果と比較評価できるようになります」と米ノースカロライナ州立大学の惑星地質学者ポール・バーン氏は話す。なお氏はインサイトのチームには参加していない。「今回のデータで、火星は従来よりも少しだけ活気ある惑星として見られるようになりました」

 この発見が、人類の火星定住計画にどのような影響を及ぼすかはわからない。火星に活断層があるなら地熱エネルギー源として利用できるかもしれないが、振動は高感度の科学機器にとっては問題になるかもしれないと、火星を専門とする惑星科学者で、現在は人工衛星開発企業プラネット・フェデラル社の科学プログラム責任者であるターニャ・ハリソン氏は指摘する。とはいえ、いずれ火星に降り立った人類が直面する危機の中で、地震はそれほど大きなリスクにはならないだろうとバーン氏は言う。

 もっと近い将来の話をするなら、今回の火星の地震は、インサイトが今後も新たな発見をもたらすことを期待させてくれる。インサイトのミッションは、現在の火星の地質活動を解明するとともに、(人体のエコー検査のように)かすかな振動を利用して、火星の内部構造のマッピングを目指している。

「火星の科学にとってはとてつもなく大きな取り組みで、非常に刺激的です」とハリソン氏は言う。

プレート運動がないのに、なぜ地震?

 インサイトには、「惑星表面に設置された中では最高感度の地震計」が搭載されていると東京工業大学地球生命研究所の地震研究者クリスティン・ハウザー氏は説明する。インサイトの地震計は「地殻で生じたあらゆる“きしみ”や“うめき”」だけでなく、大気のさまざまな状態変化も検出できる。そして、ほかの検出器が測定する気圧、風速、気温などのデータとあわせれば、地震とそうでない現象を区別できる。

 インサイトの地震計がこれまでに検出した振動の大半は風によるものだが、日没後の数時間だけ風が弱まり、ほかのシグナルが姿を現す時間帯がある。インサイトが、火星の騒々しい表面ではなく内部からくる地震の揺れを初めて検出したのは2019年4月6日のことだった。

 それ以来、地震の頻度は増していて、300回以上検出されている。だが、その理由を解明するにはさらなるモニタリングが必要だ。

 火星内部でさまざまな振動が発生するメカニズムもよくわかっていない。地球の地震は、延々と押し合いへし合いしているプレートの運動によって生じるものが多い。この地質学的なダンスによって岩盤にひずみが蓄積し、耐えきれなくなった岩盤が破壊されて大きく動くと、地震と呼ばれる揺れが生じる

 一方、火星にプレート運動はない。形成直後の火星は、高熱のマグマに厚く覆われていた。それが徐々に冷え固まって、動かない地殻ができ、岩石質のマントルを包んだ。しかし、現在の火星内部がどのくらいの温度かははっきりしない。かつて表面に溶岩を吐き出していた火山は、ずっと前から沈黙している。しかし科学者たちは、火星の地下には今でもマグマだまりが残っているのではないかと考えている。動かない地殻がコーヒーカップの蓋のような役割を果たし、火星が形成された当時の熱を保っているのではないかとハウザー氏は言う。

 そうだとすると、火星の地震は、岩石が冷却・収縮する過程によって生じている可能性がある。この収縮により、亀裂の片側の岩盤がもう片方の岩盤に対してずれ上がる「衝上断層」(逆断層の一種)が形成されうる。そのほかに、火星の地下にあるマグマや水の動きによる地震もあるかもしれない。

マグマか地下水が原因か

 ケルベロス地溝帯で発生した今回の地震活動の原因は、インサイトの科学者チームからのデータが出そろうまでは不確実だが、この地溝帯の歴史が手掛かりになるとバーン氏は言う。

 ケルベロス地溝帯は火星で最も新しい断層帯の1つで、形成からまだ1000万年も経っていないと考えられている。地質学的な新しさを示す証拠は、点在する古いクレーターをきれいに切り裂く深い谷だ。谷の斜面はほぼ垂直に切り立っていて、歳月による風化が起きていない。地質学的に新しい活動の痕跡も残っている。この地域には、元の場所から転がり落ちたと考えられる大きな岩石がいくつもあって、その痕跡を残しているのだ。

 地下から湧き上がるマグマが、地面を引っ張って亀裂を作った可能性もある。ケルベロス地溝帯の北西には、もしかしたらまた噴火するかもしれない高い火山があるので、これらと関係があるかもしれない。実際、一部の亀裂は、かつて溶岩を噴出したように見える。

「今回検出された地震は、亀裂の形成がまだ続いていることを示唆しているのかもしれません」と米カリフォルニア大学サンタクルーズ校の惑星科学者ミーシャ・クレスラフスキー氏は言う。なお氏はインサイトのチームには参加していない。

 亀裂のある表面には、洪水によって地形が刻まれたように見える場所もあるため、地下を流れる水が地震を引き起こした可能性も否定できないとバーン氏は話す。ただし氏も、マグマが原因である可能性が高いと考えている。

 原因が何であれ、今回の地震は、ケルベロス地溝帯がまだ死んでいない可能性を示唆するものだ。バーンズ氏は、「この地域の歴史は今日も新たに綴られているのです」と言う。「言葉にできない感動です」 .

文=Maya Wei-Haas/訳=三枝小夜子

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月震に関しては14年前の質疑応答([1062]−[1063])で解説しています。

火星の地震も同じことでしょう。火星の内部にはまだマグマと地下水が残っているのだと思われます。

つまり、「地球の地震は、延々と押し合いへし合いしているプレートの運動によって生じる」と考えることが間違いなのです。プレートの押し合いへし合いなどで、加速度を生むような地盤の変動は生じません。

海洋があることとプレート運動とを「同等」扱いしていますが、まったくナンセンスです。

プレート運動など存在しません。プレート論の矛盾はこのセミナーでたくさん述べてきました。

プレートがないのに、月や火星で地震があることからみて、地震の原因はプレート運動でないことは明白です。

目を覚まそうよ、地球物理学者の皆さん!

3202
Date: 2019-12-28 (Sat)
地震爆発論をアメリカ社会へ拡散する計画
7年前の記事です。フラッキングよりも、それに使用した廃液の地下圧入処理で地震が起きることは当時から認識されています。ロイター記事の訳文を抜粋して紹介します。

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アメリカ合衆国中央部で人工地震を疑われるM3以上の地震が激増している
2012年4月21日

Human-made earthquakes reported in central U.S Reuters

ロイター通信によると、アメリカ合衆国政府の地質学者がアメリカ合衆国中央部で地震が劇的に増えていると報告。震源となっている地域は石油や天然ガスを水圧破砕法という方法を用いて採掘しており、その際に地下で廃水を処理しているために断層が滑って地震が起きているのではないかとのことです。

アメリカ地質調査所の科学者が研究の摘要の中で、カンザス州、コロラド州、オクラホマ州、ニューメキシコ州、テキサス州を含むアメリカ中央部で、2011年に発生した地震の回数が20世紀の平均と比べて6倍にもなっていることを明らかにしました。

摘要では地震の増加と石油、天然ガス採掘に用いる水圧破砕法との関係は明言されていません。しかし、水圧破砕時や、その他の採掘に関する工程で発生する廃水が断層が滑って地震の原因となるのに何らかの役割を果たしているのではないかと指摘しています。
アメリカ地質調査所によると1970年から2000年にかけて、1年間のM3以上の地震の回数は21±7.6回だったものが、2001年から2008年の間では29±3.5回に増加。その後の3年間では2009年に50回、2010年に87回、2011年には134回と特筆すべき増加を見せています。

カリフォルニアの地震科学センターのマガー氏は「なぜこのようなことが起こるのかは分からないが、自然現象とは考えにくい。自然界ではこうした地震の増加が起こるのは大きな地震の後の余震の発生している期間か火山活動が起こっている時だ。」と述べています。

2011年にコロラドとオクラホマで群発地震が起こった際、アメリカ合衆国環境保護庁は資源採掘と地震との関連の可能性に関する地質調査を要請。マガー氏が2011年8月にニューメキシコ州境に近いコロラド州トリニダード付近で発生したM5.3の地震を調査したところ、その地震の震源は資源採掘地の水圧破砕法で発生した廃水を最も大量に破棄している地中地点の2つに非常に近接していました。

また、コロラド州とニューメキシコ州では水圧破砕法の廃水の処理の仕方が異なっており、全ての廃水を地中に破棄するコロラド州では、一部を地表に破棄するニューメキシコ州に比べて地震の回数が多い、という結果になっています。

マガー氏はこうしたことから排水処理設備が引き金となって地震が起きたのではないかと考えるようになりました。

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アメリカの文献をいくつか読んだのですが、現在でも([3199]のように)「圧入水によって、断層が滑りやすくなった」という地震断層原因説で説明しています。

アメリカ東部ではフラッキングを禁止にした州が多いのですが、オクラホマのような中央部一帯では今も継続して採掘されており、[3199]に示したように地震を誘発しています。

早く「地震発生メカニズムの真相」を拡散しなければなりません。

拙著の英訳本「The cause of the earthquake is not active fault, but is Hydrogen Implosion」をアメリカの図書館へ寄贈する計画を立て、100件以上のリストアップが終わりました。

アメリカのマスコミ界(特にアメリカ中部)などにコネクションをお持ちの方は、連絡いただければ献本しますので地震爆発論学会(info@bakuhatu.org)まで、宛先とアドレスを教えてください。

  参考

以下の記事の中ほどにEOR(Enhansed Oil Recovery)の引用があります。(They propose that injecting fluid quickly may induce earthquakes ....の中)

Huge study links wastewater injection wells to earthquakes

enhanced oil recoveryというのは、既に汲み上げ済みで効率の悪い枯れ油井にもう一度CO2などを入れて油を搾り出す技術です。廃液の圧入処理は行ないませんので、地震発生率が少ないのは当然です。  

3203
Date: 2019-12-29 (Sun)
IPCCなどに騙されない本来の日本に戻したいものだ
Liverty2月号でIPCCの幹部が「温暖化対策は環境保護ではなく、政治運動だ」と語っていたことを報じています。科学的な問題ではないということを白状しています。

それならば、科学的な話だと信じて、CO2を地中に貯留し、地震を誘発して国民を難渋させている日本政府はバカじゃないでしょうか。

同じ記事に[3172]CO2温暖化問題は国際的な詐欺行為で紹介した「日本はバカなのか?」と批判している渡辺正先生が登場しています。

環境学者は基本的に脅威論を唱えなければ研究費を確保できない、いい生活ができないという「お金の問題」だと語っています。その流れを作ったNHKや朝日新聞の記事は酷いものだと語っています。


Liverty2020年2月号より

地震研究に関しても同じようなことでしょう。プレート論をベースにしない研究には研究費がつかないでしょうし、「首都圏直下型地震」とか「南海トラフ連動地震」などの危機を煽った研究には優遇処置がとられるのではないでしょうか。

IPCCに煽られ、「化石賞」を贈られて、CO2を地下に貯留し、地震を起こして、国家を衰退させていく愚策ばかりの政治家にいい加減に「お灸」をすえないといけないのではないでしょうか。

その空気を作りたくて、英語圏に拙著の英訳版献本を企画しています。英国、カナダ、オーストラリアの図書館もリストアップしました。

本当の日本はこんなバカじゃない筈です

3204
Date: 2019-12-30 (Mon)
断層調査・「バカじゃないのか?その2」
熊本市が立田山断層と水前寺断層のボーリング調査などをすると発表しています。
バカじゃないのでしょうか。

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「立田山」「水前寺」断層調査へ 熊本市、20年度にも 市街地の危険度探る

12/30(月) 14:07配信
熊本日日新聞

 熊本市は、市街地の地下を走る立田山断層と水前寺断層による地震の危険度を探るため、早ければ来年度にも独自の地質調査を実施する検討を始めた。

 立田山断層は北区楡木から西区小島へ走る約16・7キロ。1889年の熊本大地震の一因とされている。2016年の熊本地震後、北東方向に2・4キロ伸びているのが確認された。水前寺断層は熊本地震後に発見。中央区渡鹿付近から東区沼山津付近まで約7キロにわたり、複数の断層線が走っている。

 立田山断層については1996年、県が一部の地質調査をしているが、地震の発生周期など詳しいことは分かっていない。市は水前寺断層も含め、国に調査を求めていたが、対象となるのは長さ20キロ以上の主要活断層のため、実現していない。

 市は「二つの断層とも市街地を走っており、地震が起きれば甚大な被害が出る可能性がある」としており、地質調査を検討。今後、大学の専門研究グループに依頼し、ボーリング調査などの結果を踏まえて分析する方針。 .  

市危機管理防災総室は「熊本地震後、両断層に関する報道などで危機感を持った。断層の危険性を把握した上で、防災計画に反映させたい」としている。(高橋俊啓)

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断層は地震の結果として起きる「傷痕」です。手術の痕を見て「あなたは将来またここを切開するような病気になるでしょう」というような「愚かしい」ことをやっています。
特に水前寺断層とやらは熊本地震の後に発見されたもののようです。

断層の調査には何の科学的な意味合いもありません。因果関係を逆転させた地震学を何時まで信奉するのでしょうか。

グレタ嬢が煽っている温暖化対策もそうですが、科学者が提案することだから正しい、という思い込みで、様々な無駄金がドブに捨てられています。

日本にもトランプ大統領のような信念のある政治家が欲しいものです。

3205
Date: 2019-12-30 (Mon)
中越地震でCO2が漏れ出なかったから安全であるというGlobalCCSのすり替え論議
[2945]に紹介した「CO2 を地中に貯留すると、何が起こるか」というGlobalCCS-Instituteの日本語版記事が現在読めなくなっています。英語版サイトは読めますので、そこからQ37「CO2サイトの近くで地震が起きたらどうなるのか?」というG&Aを紹介します。なお、Q31からQ36まではここに載っています。

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Q37: What if there is an earthquake near a CO2 storage site?

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GlabalCCS-Instituteの解説は、[2893]産経新聞の論説委員もCCSを見抜けていないで紹介した長辻氏の情報源でもあるのでしょうが、中越地震と中越沖地震によって、CO2が漏れでないことが実証された、としています。(苫小牧のCCSもそうですが、CO2が漏れ出すことしか心配していません。)

重要なのは長岡のCCSによって二つの地震を起こしてしまった可能性のほうです。また苫小牧でも大きな地震を起こしてしまっています。

こうした悲惨な災害の原因が「ICPPの非科学的な政治運動」に遠因があるとしたら、人類史にとって大きな汚点です。

グレタ嬢に振り回されている無知なる大人がいることが情けない限りです。

渡辺教授のインタビュー記事([3203])の終わりには『国連の基本発想は先進国からお金を奪って、ばら撒く一種の共産主義運動だ』とあります。


Liverty 2020年2月号渡辺正教授のインタビュー記事より

共産化を広げる一環としてのCO2削減環境運動ですから、共産主義を国是にする中国の習近平氏が「エコ文明を築くリーダーになる」([3161]参照)と宣言するのも分かりますし、GDPが世界2位の国になっても、中国が”発展途上国扱い”になっているのも頷けます。

エコ運動、環境運動など、国連という組織を裏で操る中国(発展途上国扱いなのに常任理事国)が共産主義を拡張するためにやっていることを認識しないといけません。

米民主党はじめマスコミの多くもこの「世界共産化運動」に操られていることが分からないのでしょう。目を覚まそうよ!

3206
Date: 2019-12-31 (Tue)
中国の「藍金黄工作」に染まっているマスコミ界からは真実は報じられない
及川幸久氏のBREAKINGニュースで、マスコミの嘘を見抜けと言っています。真実はネット上にしかないと言っています。

香港デモ マスコミの嘘を見抜け

マスコミの多くは中国政府の側に立って報道しているかのごとくです。香港人権NGO「星火同盟」の寄付集め行為をマネーロンダリングだという嘘報道で妨害しています。香港報道に関して、マスコミは嘘報道(北京政府寄り)をたくさん流していると語っています。

しかし、今、中国寄りのマスコミは報道しませんが、中国をNew Evil Empire(新悪の帝国)と定義して打倒しようという運動が開始されているということです。
チベット、ウイグル、内モンゴル、キリスト教やイスラム教の宗教人などが連帯しています。その流れでインドネシアのジャカルタでも反中国の運動があり、世界中にこの運動が燎原の火の如く広まっているそうです。日本は眠っているのでしょうか。

地球温暖化問題や環境問題、CCSの問題そしてそのベースにある地震学に関してもマスコミ報道からは真実が見えてきません。

2020年
3207
Date: 2020-01-02 (Thu)
大衆の反乱・エリート地震学者の間違いプレート論が没落する時代の到来
あけましておめでとうございます。 2
年前の元旦に、NHKの「脱炭素革命」について、中国政府の日米離間策かと気付いたことを述べました。([2641]なるほど「離間策」という計略なら理解できる参照)

2年後の今年の元旦は「10Years After 未来への分岐点」が放映されました。偏向姿勢は全く同じです。


NHKはいつまでグレタの言動に翻弄されるのか!
国民の多くは彼女を動かす政治勢力の本質を知っている!

多くの科学者がCO2による地球温暖化は非科学的であると述べているのに、未だにNHKは「地球温暖化で水位が上がる危機」などを展開し、温暖化の危機を煽っていました。ツバルの潮位はほとんど横ばいです。

リバティー誌2020年2月号より
それも、渡辺正先生のような批判派の専門家を呼ばないで、素人集団で話を進めています。[3196]に紹介した「首都直下地震」の番組も地震の専門家を呼ばずに、専門外の人で「脅威」を煽る構成は同じです。素人といっても大衆の代表ではありません。

NHKの首脳陣は公共放送という理念を失っているのではないでしょうか。中国政府が喜ぶような姿勢が目立ちます。[2642]に紹介した「日本と台湾の離間策」でも、酷い偏向報道がありました。

世界はトランプ政権の誕生やブレグジットを支持する英国民の選択、そして香港民主化デモに見られるように「大衆による革命」が主流である中で、NHKは流れに逆行しています。大衆から浮き上がっています。やがて大衆の反撃を受けるのではないでしょうか。君は舟、民は水を理解しないで、エリートぶっていると海の藻屑になってしまうでしょう。

トランプ大統領の誕生以来、多方面でエリートといわれるピラミッドの上層部にいる人たちの転落が目立ってきました。「民」は本当に上に立つべき「君」を見抜いて支える時代に入ったのでしょう。

地震学も同じ流れにあるようです。学識を積んだつもりのエリートたちが、全く役に立たない「間違い科学」を後生大事に信奉する時代は終わります。

その作業を日本の大衆(水)が実行できることが理想ですが、どうも戦後日本の大衆は自分の頭で考えることが苦手になっています。憲法の縛りもあって、力を持たない国家体制が勇気が出ないのかもしれません。

エリートと自負する地震学者が没落し、大衆のなかから「これはおかしいのじゃないか」と気付く流れをアメリカの社会に期待したいと思っています。廃液の地中処理で地震を起こされ、生活を破壊される大衆が科学の間違いにも革命を起してくれるのではないでしょうか。

3208
Date: 2020-01-03 (Fri)
廃液を深部に圧入するほど大きな地震が発生する理由
昨年の日付がある記事に、オクラホマで廃液を圧入すると、圧入が深いほど大きな地震を誘発するという紹介がありました。深いほど、大きな圧力が働いているので、断層が破裂(rupture)するときに大きなエネルギーが放出される、というものです。

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Even if Injection of Fracking Wastewater Stops, Quakes Won’t

By Anna Kuchment on September 9, 2019


クリックすると大きくなります。

また、彼と彼の同僚の分析は、高マグニチュードの地震の割合が、その地震が発生した深さとともに増加することを発見しました。 深い断層はより多くのストレス下にあり、したがって、それらの断層は、破裂したときに、より多くのエネルギーを放出する可能性があるため、こうした関係が起こります。

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この記事もそうですが、今まで見た記事は全て断層が破裂(rupture)するとずれて、地震が起きるという解釈です。

しかし、以前から述べているように、地下深くは力学的には[固定端]に当たりますから、せん断応力が大きくなって滑るということはありません。唐山大地震のような規模の地震でも炭鉱内にいた人は安全であったという事実がこのことを証明しています。

圧力というのは全方向に作用しますから、いくら大きくても、せん断力に置き換わることはありません。
地上に980ガルを超えるような加速度を与え、震動被害を発生させるのは、爆発的なエネルギーでしか説明できません。
この記事の説明では地下の空隙(pore)に廃液が注入されるとしていますが、そこには最初から地下水が存在するはずです。

Porusな堆積層ほど規模の大きな地震になるというのは、Porusであるほど、圧力によって遠くの地下水まで「可動状態」になるということです。遠くというのはさらに深い場所でもありますから、より深部ほど地下の温度は高いはずで、解離度も高いはずです。
解離層を不安定化させることが地震につながることを理解し、認めなければCCSや廃液圧入による地震発生の問題は解決しません。

3209
Date: 2020-01-04 (Sat)
廃液圧入などでの地下圧力を改変すると遠方の地震で誘爆する可能性があるという報告
シェールガスの採掘や地熱発電などで地下の圧力を人為的に変化させている圧入井戸では、遠くで発生した地震の影響を受けやすく、地震が起き易いという研究があります。
東北大地震やスマトラ地震などの後数日間にオクラホマで地震がいくつか起きたと報告されています。メカニズムに関しては何も報告がありませんが、興味深いものがあります。

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Fracking Sites More Vulnerable to Tremors From Distant Earthquakes
By Tasha EichenseherJuly 12, 2013 3:33 AM


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これが本当かどうかは、分かりませんが、本当ならば、東北大震災で少なくとも5回の爆発が起きていた理由の根拠になるかもしれません。

最初の爆発は牡鹿半島沖で起きていますが、その2分足らずの間に少なくとも4回の大きな地震が発生しています。

500kmにも及ぶ断層が滑ったという解釈になっていますが、どうして一枚の断層の数箇所で爆発的な現象が起きるのか、断層地震説では説明できません。

勿来沖ではCCSは実施されていなかったことになっています。しかし、準備段階で水の注入があったのかもしれません。また、CCSの以前に行なっていた天然ガスの採掘によって地下圧力が低下(21GPa⇒5GPa)していたことによる解離ガスの発生が起きてた可能性もあります。

縦波であるP波の「押し引き」で、水素爆発が誘起されたのかもしれません。

3210
Date: 2020-01-06 (Mon)
地球温暖化は大嘘・南極の氷もシロクマも増えている
地球温暖化が大嘘であることを報じる記事がありました。南極の氷もシロクマも減っていないということです。

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南極もシロクマも異常なし 温暖化ホラー話の大嘘
1/6(月) 7:35配信Jbpress

 世界の気温がまた最高を記録! 極地の氷が消える! 海面が上がる! シロクマがあぶない! アル・ゴア元米副大統領やグレタ・トゥーンベリさんなど「地球温暖化脅威論」派の環境活動家は、CO2が地球の気温を上げるせいで災いが次々に見舞うと煽り立てる。しかし本当にその通りなのか。ジャーナリストのマーク・モラノ氏が、よく聞く温暖化ホラー話の一部をとり上げて科学事実と比べてみたら・・・。(JBpress)

小見出しだけ紹介します。

・南極の氷は増えている
・海面上昇ペースは加速していない ・
シロクマの数は過去最高に近い

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「南極の氷は増えている」に関しては、このセミナー[2606]〜[2610]でも紹介しましたが、西部域には複数の火山があり、棚氷が流出しています。しかし、東部では火山は無く、氷は増加しています。

ライブラリー4153でも紹介したように、温暖化シミュレーションには海底火山などの地球内部からの熱放出は考慮されていません。シミュレーションの結果は組み入れる要素や係数によって、どうにでも変えられるような雑なものであることは、多くの研究者にはわかっています。

「海面上昇ペースは加速していない」については[3207]で紹介したようにツバルの海面上昇の記録が証明しています。

「シロクマの数は過去最高に近い」については、NHKが「氷が消え悲劇が始まった」として、「シロクマが絶滅する」かのような報道をしましたが、まったくのお笑いです。

NHKは何時まで無責任な偏向報道をするのでしょうか。どこかで、鉄槌が下り、大恥をかかされる時が来るでしょう。

エコ文明の真相

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