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2002/09/29(Sun) 11:57
ノリマン
「前兆現象1519」より
「前兆現象1519」に、電磁波異常はいちばんわかりやすい、という章立てがあり、そこに一ヶ月前あたりから前兆が出ていたことが報告されています。たとえば、

一ヶ月前、三宮付近を走行中にカーナビの矢印が逆方向を向いた。

・一ヶ月前よりポートアイランドのエレベーターが異音を立て始め、無線の受信状態が悪くなって、前日にはききとれないようになった。地震後完全ではないが回復した。

・昨年秋頃より、テレビのリモコンがききにくくなり、消したはずのテレビが、留守中についているなどの異常が続いた。

などなど、ですが、たくさんの報告があります。また直前になると、

・直前2日間、冷蔵庫の音が湯が煮えたぎるような大きな音に変わって、地震後には正常に戻っていた。

・数日まえから自宅の2台のエアコンが動作不良になったが、地震後自然に回復していた。

電波時計の針がひとりでにぐるぐる回った。

その他テレビ画面の異常など、非常にたくさんの異常が報告されています。

これをみても、簡易計測器による「電磁波異常観測網」は地震前兆をキャッチできると思います。なによりも、メーターの数値を報告すれば、天気予報の等圧線の様なものが描けますので、海域部の地震でも。震源をある程度推定することも可能ではないかと思います。

ネット上での「異常電磁波発生状況観測網」の構築、宜しくお願いします。

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2002/09/29(Sun) 16:36
管理人 石田 昭
「観測網」のありかた 
T氏からのコメント 異常電磁波発生状況をネット上で見ることが出来る「全国観測網」の構築に付きましては、私も大変関心を持っております。

しかし、現在、様々な形で実行されています現状の予知システムに付きましては、次の点で疑問があります。

@沢山の方が様々な角度から前兆を捉え様としていますが、”新・地震学セミナー”の中でも顕かに成りつつあります様に、地震の主たるエネルギー源さえもが不明瞭(セミナーでお教え頂いた私にとって最大の成果です)な状況で、予知としてのエネルギー発動のきっかけを全方位的に探って行く事は、大変困難な事と思われます。

A単に困難なだけでは無く、決定的に問題と思われますのは、地震の予知的現象が結果論の集大成と成り下がってしまう事です。例えば阪神大震災後の前兆現象の収集は大変意味の有る事であったとは思います。しかし、前兆が顕れれば、必ず大震災が近日中に発生する現象(だけ)を抽出し、それを広く観測する予知システムこそが真に防災上の意味ある物と言えるのではないでしょうか。

B前兆現象を数多く集め、その大半が一致して発生したものを大震災の前兆とみなす事も出来るかもしれませんが、PISCOの例を見ましても、ボランティアの協力にも長期化する観測体制維持には限度があり、又、余りにも多様な観測対象には分析上も無理がありそうです。

C現状で何らかの地震予知が出来たとしても、その発表自体が現実的には困難です。発生する地域・時間・規模の総てを正確に確実に予知する事は不可能ですから、国はもちろん地域単位でも予知のずれに対する責任体制不在の中、公的な形で発表される事はまず有得ません。

大勢の方が大変な努力で観測を根気強く継続されています事には、頭が下がりますが、真に対応しなければならない、大震災(噴火も含めて)には以上の理由から、対応が取れないのでは無いかと、危惧いたしております。

そのような中、今何が出来るかを考えて見ました。

@大地震に必ず対応する、大エネルギー開放のきっかけと成る前兆を特定する。大地震は地域にもよりますが、50年100年に一度の特殊な現象ですので、その前兆も特殊なものと思えます。古い言伝えや、近年の大地震後の前兆現象の集積には重要な経験則を含んでいる事は事実ですが、大地震の前に発生する事の一つであって、それぞれが大地震に必ずしも対応している訳では有りません。

ex 震災の前は夕日が赤かった。= 夕日が赤いと震災の前兆  では必ずしも有りません。しかし、

・広範囲に電磁波の異常が有得ないほど強度に観測される。

・永久磁石の磁力が一時的に消える。(原因不明の爆発現象?)

など、直接大地震に繋がる現象もあるはずです。

A50年100年に一度の特殊な現象ですので、毎日張り付いて観測する事は意味がありません。しかし、広範囲に多くの方の協力が無いと、実態が見えてこないのも事実です。

B強度の電磁波異常と永久磁石の磁力低下現象に限っても、簡単なキットでしたら、5000円程度で作れそうですので、異常が出たときのみネット上でセンターに通知すると言ったルールだけでボランティアを募れば、それぞれそれほどの負担ではなく、継続できる様におもわれるのですが。夢のような話かもしれませんが、全国に一万人(と言っても国民一万2千人に一人ですが)程度の会員が出来れば十分な観測体制と成ります。

C日本では地震予知のベースは個人単位でしか無いと思います。又、不確実で在るが故に予知と云う言葉さえも使用すべきでは無く、大地震に伴って発生すると予想される現象の観測とでも云った物に成るのでしょうか。参加される方にのみお知らせするのではなく、趣旨をご理解頂ける方以外に知らせる事による混乱を回避する為に、会員制とする事はやむおえないと思います。又、一万人程度を会員としませんと、正確なデータと成らないのではないかと思います。趣旨に賛同して頂ける会員が多くなれば、自然に防災意識も高まるでしょうから、あえて、成果の告知をマスメディア対象に考える事も無くなります。思いつくままの長文で失礼しました。

 以上がT氏からのコメントです。一万人は夢のまた夢という感じがしています。観測項目をシンプルにするためにも、大地震に共通して起きる、電磁波異常を取り上げたいと思っています。キットの件は良く知りませんので、市販のものを参加者に持っていただくしかないと考えています。最初のうちは、家庭内の有害電磁波の検知にご使用願い、ご家族の健康管理に役立てて頂く、ということになりそうです。

 とにかく、組織も資金もありませんので、草の根運動として、ボランティアの方々にお願いして、運営するしかないと思います。

 なお、「観測網」の構築であって、当面、地震の予知情報を出すつもりはありません。判断は会員一人一人の「智」によって行っていただくしかないと考えています。ノリマン氏からは協力の言葉を得ております。

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2002/09/30(Mon) 09:50
石田 昭
何とかしなくちゃ 
情報収集の達人T氏情報。

 中国の研究者が、赤外線スキャナーを搭載した衛星からの画像を利用して地震の直前予知技術を発明し、「強地震短期予測衛星熱赤外線技術」という名称で日本の特許を取得しているというメールをいただきました。「中国はここまで進んでいるのか、日本の地震学者はなにをやっているのか!」と叫びたくなりました。以前にも紹介した、ある方からの、メール「聞くところによると日本の地震予知の成功例はゼロとのこと。しかも150億円の年間予算を使って。それに比べ、中国国家地震局ではM7クラスで7回の予知に成功しているとのこと。「宏観前兆学」による成果であるとのことだそうで、日本もなんとかしてください。」が思い出されました。

 衛星を利用した熱赤外線技術とは、日本の(!)「静止衛星ひまわり」などの熱赤外線画像を利用するものです。それによると、地震直前に地表温度の異常上昇が観測され、それに伴って、上空に奇妙な形の雲が発生しているということです。情報の一部を紹介します。

 熱赤外線を応用し、地震を予測する時、地震の前に於いて温度上昇の異常現象がある外に、下記のような特殊な地震の前兆現象が発生する可能性がある。

1.地震を孕んでいる区域の雲の層の上方に温度低下リングの現象が発生する。該現象は区域性地震発生の前兆を示す。例えば、1998年1月10目、中国東部の張北一尚義でマグニチュード6・2の地震が発生した時、該区域の上空に明らかな温度低下リングの現象が発生している。

2、地震を孕んでいる区域の上空に、地震発生前に奇妙な形(怪状)の雲が発生する。

3.地震が内陸の高原区域で発生する時、地形の起伏が複雑であるために、地震の前兆の異常現象の観察、判断が困難である。この時、渓谷等の窪地に於いて温度上昇異常が出現する。これらの温度上昇区域を連結すれば、一定の応カ熱線をはっきリと示すことができる。これらの応カ熟線の交差部位がすなわち将来の震源である。

 以上が一部の抜粋です。中国では地震の発震機構そのものは不明のままでも、地震時の不思議な現象を忠実に追求して、予知に結び付けようとしています。それに対して、日本の地震学者はまず初めに、「プレートテクトニクス、弾性反発地震説」ありき、から出発しています。学説に矛盾する現象は無視するという、反科学的態度を執っているように思えてなりません。現象を見て、素直に何故だろう?と思い、探求するのが、科学のあり方だと思うのですが・・・、やはり、日本の地震学環境は「何とかしなくちゃ」と思います。

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2002/10/01(Tue) 01:03
エニアック
観測網構想に賛同します

「異常電磁波発生状況観測網」

「情報は個人の智による判断に委ねる」の理念に賛同します。

海外の成功事例をみても「組織主体:趣旨と理念」「活動主体:ボランティア活動」「運営主体:ボランティア事業」の各要素が基軸となることは必至でしょうし、USの場合でも、3万人位の組織は膨大な数があります。ゆえに、組織は必要ですが、資金や人員はご心配に及ばないと思いますし、草の根からボランティアが当然ながら最善策であろうと思います。

「市販のものを参加者に持っていただくしかないと考えています。最初のうちは、家庭内の有害電磁波の検知にご使用願い、ご家族の健康管理に役立てて頂く」って言うのは最高ですよね。

名称は「電磁波発生状況観測網」※異常をトルが良いのでは。

きっと大きく広がっていくと思いますよ!

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2002/10/01(Tue) 05:34
石田 昭
「非営利組織の経営」を思う
エニアック様

 御賛同ありがとうございます。アメリカでは、非営利組織が多く、かつ活発であることは、ドラッカー氏の経営論からも伺えますが、海外事情に疎いものですから、実態はほとんど知りません。「非営利組織の経営」も、書物の上の知識しか持ち合わせておりませんので、種々御指南をお願いします。

 草の根から出発して、大木となり、「国家が何をしてくれるのか、では無く、国家に何が出来る自分達であるのか」を問えるような成長を願っております。それも新・地震学セミナーの目指すところかもしれませんね。これからも、どしどし御意見をお寄せください。すべての人の知識と経験を総動員するのが、本セミナーの姿勢です。宜しくお願いします。

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2002/10/01(Tue) 15:21
石田 昭
観測網参加者の概略把握 
草の根運動としての「電磁波発生状況観測網」構築を企画する基礎資料として、御参加いただける方の概数・地域分布・機種などを把握しておきたいと思います。これから簡易メーターを購入予定の方でもけっこうですので、石田宛ご連絡いただけないでしょうか。投稿者欄の石田 昭をクリックしていただければ、メールフォームが現れます。

@ 連絡用のメールアドレス、よろしければお名前(ニックネームも可)。

A おおよその場所が地図上にプロットできる程度の観測場所(多分家庭かと思いますが・・)、市、区、町村名で結構です。

B すでに簡易メーターをお持ちの方は、メーカー名と機種名。

以上の3点をお知らせください。概略把握ですので、正式には追って、参加申し込みをしていただくことになるかと思います。お手数をおかけしますが、宜しくお願いします。

 ボランティア活動ですので、不備、手抜かり等々出て来るかもしれませんが、寛容の精神で、お取り組み願います。

 なお、計器は3千円位から3万円クラスまでありますが、なんでも結構です。エニアックさんが最高ですよね、とコメントしてくださったように、「最初のうちは、家庭内の有害電磁波の検知にご使用願い、ご家族の健康管理に役立てて頂く」ことがメインの使用法になるかと思いますので、その目的に合った機種を選択してください。有害電磁波による障害

については週間朝日にも取り上げてありましたが、日本では、これから話題になってくるかと思います。

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2002/10/01(Tue) 19:52
ノリマン
参加条件は?
石田先生 「観測網」構築に参加する場合の条件はどのようなものでしょうか。毎日観測し、報告する義務があると、少しわずらわしい感じがしますが・・。また会費などは必要ないのでしょうか。
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2002/10/01(Tue) 20:14
石田 昭
緩和な条件にしたい
ノリマン様

・電磁波の異常があったときだけ、報告していただければ、良いと思います。

・異常なしの報告は、任意報告にしたいと思います。

・ただし、近辺地域で他の観測者から異常報告があった場合には、こちらから、計測・報告の依頼を通知する場合があるかと思います。

・会費は考えておりません。

・報告いただいた計測値の地図上へのプロット作業は、当面手作業ですので、一日1〜2回の更新になるかと思います。

・報告形式はこれから決めますが、数値表示でない機種もありますので、それによって、形式を変える必要があると思います。 

・細部はまだ決めておりませんが、なるべく緩和な条件にして、学生さんでも参加できるようにしたいと思っています。

 その他にも質問があれば、そのつどお願いします。

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2002/10/02(Wed) 07:00
石田 昭
台風と地震の関係 
戦後最大規模の台風の上陸で大地震を心配された方も何人かあったようです。次のようにお答えしておきました。

 私はそれほど心配はしておりません。低気圧による、解離層の不安定化は考えられますが、大地震とはならないと思います。大地震は地殻の疲労破壊によって生じるクラックの発生や、マグマの移動現象が引き起こす圧力変動のほうが、大きな要因だと思っています。

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