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1101 2005/12/26(Mon) 00:58 パトロス 人類史が忘却される理由 教科書で教えているエジプトの歴史を調べてみましたが、 大体次のサイト http://user.komazawa.com/~tessin/kaze/egypt/htm/his01.htm にあるようなことになっています。ギザの第3ピラミッド建設までを抜粋してみます。 ----------------------------------------------- ◆ B.C.4500〜3100年頃 先王朝時代 ---------------------------------------------- 今から6500年前頃に農耕・牧畜が始まり、文明の夜明けを迎えたということになっていますが、一万二千年も前に「アトランティス文明が存在し、古代ギリシャと戦争をした」(ソロンがエジプトの神官から聞いた)という話など、まったくウソなのかと思わせるような歴史が教科書には書いてあります。 こうした古代史が信じられているために、恐竜と遊ぶ人類の線刻画とか、恐竜時代の人間の革靴などは、オーパーツ(「Out Of Place Artifacts」の略で 「場ちがいの加工品」という意味)扱いになってしまっています。 しかし、人類の歴史がもっと古いことを示す物的証拠がたくさんあるわけですから、「あなた方は(ギリシャの)古い歴史を忘れています」とソロンが神官から指摘されたような歴史の忘却と言う事態が何故起こったのかを考えなければいけないと思います。 エジプトのアレキサンドリアの古代遺跡は、西暦4世紀の大地震によって海底に沈んだものですが、そこには大図書館があって、当時は古代の歴史記録なども収められていたと言うことです。 大地震、それによってしばしば(といっても7600万年に171回という程度)起こるポールシフト、またそれによって起こる大津波などによって、人類の過去の記憶は断絶してしまうのではないでしょうか。 |
1102 2005/12/30(Fri) 00:31 パトロス 定説では説明できない関東圏の微動 千葉県下に在住の「おりまま」さんのサイト http://river.advenbbs.net/bbs/olimama.htm に「下からごぼごぼするような小さな微動」があると報告されています。箱根の地獄谷などでで「ごぼごぼ」と湯が沸騰するような感じかと思いますが、関東圏は感度の良い硬い地殻が浅い場所にあって大変のようです。しょっちゅう揺れているって感じは以前東京に住んだときに経験したので良く分かります。「おりまま」さんのコンパスは中越地震の前に20度西にずれていたそうです。 http://blog.goo.ne.jp/hanahana_163/e/8c1680e446bc3f9981c8f16be772d291 そのサイトの最近の書き込みの中からコンパス異常を拾うと次の4件がありました。 @ 11/30東15度(時間は不明) また、以前に宮城(涌谷)の地震を敦賀のコンパスがキャッチしている気配があって不思議に思った事がありましたが、地電流を通しやすい岩盤、地震動を伝えやすい岩盤などがあるのだろうと思います。そうした一つの例が鹿島神宮の境内に露頭している要石のような地震動に敏感な岩盤なのだと思います。千葉県下にも要石的な感度の良い岩盤が浅いところに隠れているのかもしれません。 少なくとも、「下からごぼごぼするような小さな微動」という現象は定説の弾性反発地震説では説明が出来ないと思います。 |
1103 2006/01/02(Mon) 12:27 パトロス 超常現象スペシャル 明けましておめでとうございます。 大晦日のテレビ朝日系列「超常現象スペシャル」では、取材して収録したものの中から一部分だけしか使用されなかったようです。誤解があるといけませんので、少し解説をしておきます。 ポールシフトが起こるのは地殻の重心移動が起こるような事件が原因ですが、天体が衝突するのは可能性としてはそれほど高くは無いと思います。7600万年に171回起こったと解説しているのは、大陸的規模で沈没・隆起が生じるような巨大地震が起こったからだろうと思っています。 番組はすでにストーリーが出来ていて、彗星や小惑星の衝突が原因でポールシフトが起こる・・・と言うことになっていましたので、その線に沿った話だけが使用されています。 また洪水が発生するのは、両極の氷が溶け出すから洪水になるのではなく、回転軸が変化するときに、海水が陸上に遡上するからです。車の荷台に積んだタライの水が、急ブレーキをかけたり急カーブを曲がるときに、荷台にこぼれ出してしまうような現象のことです。 ハンコックさんが述べていた南極大陸に眠っているのがアトランティス大陸であると言う説も違っていると思います。アトランティスは大西洋の海底に眠っているでしょうし、南極の氷の下に眠っているのは別の文明だと思います。 |
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1104 2006/01/04(Wed) 18:17 ポールシフト否定論への反論 年末の「超常現象特集」ではポールシフトによって両極の氷が溶け出し、海水面が上がり、大洪水が襲うと言っていましたが・・・そんな悠長なことではありません。洪水になるのは、両極の氷が溶け出すからではなく、回転軸が変化するときに、海水が陸上に遡上して暴れまわるからです。車の荷台に積んだタライの水が、急ブレーキをかけたり急カーブを曲がるときに、荷台にこぼれ出してしまうような現象のことです。その大洪水に乗ってマンモスの死骸は運ばれ、極寒の地に墓場を作ったのです。 取材ではもっと多くを語ったのですが、彗星の分裂⇒地球衝突⇒ポールシフト⇒海面上昇⇒大洪水・・・というストーリーが出来ていて、それから外れた話はすべてカットになっています。 写真は地震爆発説を説明した手作りの小道具です。これを使って地震爆発論を説明したのですが放映ではカットされていました。 赤い部分(押し領域)は解離ガスが爆発し、爆発点(震源)から飛び出した瞬間を表しています。青い部分は収縮して震源に吸い込まれるように移動する部分です。大きな爆発(大地震)ですと赤と青の境界に食い違いが生じますが、これが断層です。 さて、「ポールシフト」で検索すると、「肯定説」としての石田理論も上がっているのですが、 物理法則は無視?という見出しがついていますが、ポールシフトとは決してそのような非科学的なものではありません、これまでにも何回も起こりこれからも起こる可能性のある恐ろしい地球の事件です。 「否定説」への反論をしてみたいと思います。 ◆ 安定して回転しているコマが、いきなり胴体を軸にして回り出す事が物理的に有り得るのだろうか。 (ポール・シフトとはつまりこういう事)<br>もし、起こるならばその〔巨大な力〕はどこから働くのだろうか。天体の引力としても木星ぐらいの巨大な天体と近距離で接近でもしないと無理だろう。 【反論】 ◆ 研究者達は、ポール・シフトは過去に起こっていたとする証拠をいくつか挙げている。例えば「過去に南極は温暖な気候であった」とする説等は、大陸移動のメカニズム(プレート・テクニクス)を完全に無視している。 【反論】 ◆ シベリアで見付かった、氷漬けのマンモスにしてもポール・シフトとは無関係。急激な気候の変化で氷に閉ざされたとあるが、地上で凍るとは考えにくい。〔氷漬けの白熊〕を見た事が無いように、4回もの氷河期を乗り越えたマンモスが寒さに弱いわけがない。これは、凍土のせいと考える方が納得がいく。凍土は文字通り凍った土であり、その温度は零下である。 何かの拍子に深みにはまったマンモスが、脱出出来ずに氷漬けになったと考える方がはるかに合理的だ。 【反論】 偶発的事件で穴に落ち込んで、「大量の動物の死骸で山が出来るほど」という現象は起こりえません。 ◆ 胃の中から、温暖な地域にしか分布していない植物が発見されたとあるが、これも間違い。白樺・松・モミ・柳・胡桃・スゲ・金鳳花等がそうだが、これらは寒帯・亜寒帯の地域にも広く分布している。 【反論】 ◆ ポール・シフトってそんなに頻繁に起こるものなのか?それと、歳差運動や磁極の逆転を勘違いしている人も多い。 【反論】 http://www.ailab7.com/log/eqlog731-740.html ポールシフト肯定論者が歳差運動と勘違いしていることは無いと思います。 |
1105 2006-01-06 (Fri) ポールシフトと地殻移動 年末の「超常現象特集」ではポールシフトの画像が誤解を生むような表示になっていましたので、コメントしておきたいと思います。 地軸は現在地球の公転面に垂直に立てた線から23.5度傾いていますが、たとえば30度のポーシフトによって傾斜した後も同じ軸の周り、つまり公転面に対して53.5(23.5+30)度傾いた軸の周りに回転するかのような表示になっていました。しかし正しくは下図にあるように、30度傾斜してからの新しい回転軸は依然として公転面に対して23.5度で回転するだろうというのがポールシフトの解釈です。シフトしてから公転面に対して元通りの傾斜を持つように回復するという解釈です。 したがって、この考え方は回転軸は23.5度のままで、地球表面の薄い地殻だけが30度だけ移動するという「地殻移動説」と同じことになります。 シフト後でも依然として23.5度の傾斜で回転するように回復するだろうと考えている理由は地球の磁場が太陽の磁場と無関係には存在し得えないのではないだろうかということですが、地殻だけが滑るという地殻移動のほうが説得力があるかもしれません。 地殻移動の考え方はアインシュタインが激賞した考え方だということですが、地殻が移動する原因は大陸規模での隆起・沈降による地殻の重心移動であると考えられます。番組では彗星の分裂した破片が地上に衝突して地殻がずれるという説明になっていますが、「可能性としては大地震による重心移動のほうが高い」とディレクターには語っておいたのですが・・・・。 ともあれ、ポールシフトと地殻移動とは結果的には同じことであるということになります。 |
1106 2006-01-07 (Sat) Re:ポールシフトと地殻移動 N氏から以下の質問がありました。 新しい掲示板は画像が入って理解しやすいですね。ポールシフトに関してご質問します。 「シフト後でも依然として23.5度の傾斜で回転するように回復するだろうと考えている理由は地球の磁場が太陽の磁場と無関係には存在し得えないのではないだろうかということですが・・」 とありますが、地球の重心が移動したのならば、シフトした後で旧地軸を中心に回転することはないのではないでしょうか。 【回答】 また、ご質問のように、回復するというのは、磁場のことですね。 それにしても、以上のようなこと(ポールシフト)を、地球の回転軸と公転面との角度が同じのままで地殻だけがズルッと滑ると解釈する「地殻移動論」は曖昧さを挟まずに説明できる優れた理論であることを改めて感じます。 アインシュタインが激賞した理由もそこにあるのでしょうか、聞いてみたいものです。 |
1107 2006-01-09 (Mon) 中越地震の地盤変動アニメ 技術ジャーナリストの山本寛氏から、中越地震の地盤変動が明らかに地震は爆発であることを示しているのではないか、というコメントを頂きました。 送っていただいた情報は国土地理院の作成した次のアニメーションです。 http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/NIIGATAJISIN/anime/CyuetsuMainWithAfterShock.html 上段の二つの図が本震の地殻変動で左が水平移動、右が垂直変動です。 これは震源で爆発がおこり、押し円錐の軸が垂直から南東方面に傾いた地震爆発であることを示しております。 山本氏はブラックライトプロセスによる水素がハイドリノに移行する爆発的変化が地震の原因であるとする理論を常温核融合国際会議に発表されたそうです。 |
1108 2006-01-11 (Wed) なぜプレートの一部が沈降するのか 地震のすべてが分かる本(成美堂出版)によれば津波が発生するのは、陸側プレートが「跳ね上がる」ケースと、海側プレートが「沈降する」ケースとがあると解説されています。 下の図は海側のプレートが沈降するケースとして説明されているものです。 図中には「正断層が動き、プレートがの一部が沈降することで、津波を引き起こす」と書いてありますが、なぜ剛体であるプレートがこのような動きをするのでしょうか。正断層が生じる原因が説明できないと思います。本文の解説では 「津波を起こすもう一つのケースは、海底が沈降する場合。 この説明で納得できる読者はいないと思います。ましてやスマトラ沖地震のようにインド側には引き波が、反対のタイ側には押し波が襲来したことを説明することもできません。 海底が沈降するのは、引き領域になる部分があるからですが、スマトラ地震の発生原因を解説したニューオフィスを参考にしてください。 |
1109 2006-01-11 (Wed) パキスタン北部地震の地盤変動アニメ パキスタン北部地震の地殻変動をアニメーション化したものが国土地理院から発表されています。中越地震のアニメとよく似ていますが、沈降を示す青色部分が広く分布しており、沈降部分の中に隆起を示す茶色の領域があります。http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/pakistan/animation/fnpk_sar.html この分布も中越地震と同じく定説の断層地震説では説明することが出来ないと思います。断層地震説ならば、茶色の隆起部分と、青色の沈降部分は直線で二分されるような配置になるはずです。 このアニメでは、引き領域の中に押し領域が楕円状に配置されていますので、爆発による押し円錐が円錐軸を傾斜させた形で地表に向いていることを示しています。 |
1110 2006-01-13 (Fri) マントル熔融論の裏付け実験か? hiromi氏から以下のようなメールをいただきました。 「新地震学セミナー楽しく拝見させていただいていますが、教養が足りないので理解にはほど遠い状況です。 ところで、東北大学が、つぎのとおり発表しました。 含水マグマの密度測定を高温高圧下で行うことに成功 ― マントル深部にマグマ溜まり ― (英国の科学雑誌「Nature」(2006 年1 月12 日号)に掲載) この、限定条件下での、高圧下の実験の意味するところを、先生なりに説明していただけたらありがたいのですが。 火山活動によって噴出するマグマが、これまで考えられていた地殻付近よりも深い、地下約400キロ・メートル付近にも幅広く存在している可能性が高いことを、大谷栄治・東北大学理学研究科教授らの研究グループが確認した。 地球の内部構造を解明する成果で、12日付の英科学誌ネイチャーに発表される。 研究グループは、鉱物を溶かすなどして作ったマグマを容器の中で、地下約400キロ・メートルに相当する高温高圧の環境下におき、状態を調べた。その結果、水を最大で6・7%含む条件にすると、この深部付近でも液体の状態を保っていることを確認。さらに、高温高圧下でも熔けないダイヤモンドの浮き沈みの度合いを見ることで、比重を測定したところ6・7%の水を含んだマグマは、上部マントルの下層部の比重と一致。この付近でもマグマが滞留できることがわかった。 (2006年1月12日3時3分 読売新聞) http://www.21coe.geophys.tohoku.ac.jp/files/nature-ootani-20060112.pdf ――――――――――――――――――――――――――――――――――― さて、「高温高圧下での実験の意味するところ」の解説をして欲しいということですが、大変興味深く読ませていただきました。 「火山活動によって噴出するマグマが、これまで考えられていた地殻付近よりも深い地下約400キロ・メートル付近にも幅広く存在している可能性が高い」ということではなくて、400キロ・メートル付近も含めて地球内部は固体ではなく、熔融マグマである可能性を指摘しているのではないでしょうか。 マントル固体説が何故登場したのか・・・、ですが、地震波の挙動から地球内部を調べるために、マントルを固体であると仮定しているわけです。固体であると仮定しないとS波は伝播しないからですが、そこに、地球物理学の大きな矛盾点が存在していると考えております。 なお石田理論では地殻とは下図(緑の部分)に示すような構造になっていると解釈をしております。青い部分は海水を意味します。 地震が多い地帯とは地殻内部にマグマの流れが多い構造になっており、地震空白地帯とはマグマの流れが少ない構造になっていると考えております。 上の図はニューオフィス35にある図ですが、地震多発地帯では毛細血管のようにマグ 一方地震の少ない地帯とは、マグマの流れも少なく、境界から反射する地震波も強くなります。地震空白域とは元々地震は少ない地帯のことであると解釈しております。 |
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