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2002/03/31(Sun) 05:24
ari
はじめまして
はじめまして、ariと申します。  富士山噴火に興味があり、地震が刺激になってしまうのなら被害が最小限に抑えたくて、今勉強してます。 とても、興味深く拝見させて頂きましたありがとうございました。今後も楽しみにしています。
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2002/03/31(Sun) 23:20
山口 達也
学問はロマンだと思いま
映画「日本沈没」の頃、初めてプレート理論を聞いたとき、不思議さとロマンを感じました。事実、地殻は動いているのでしょうが、大地震が起こるほどの反発をするには、その前に、かなりの地域が水没するくらい地面が沈むのではないかと素朴に思いました。当時良く目にした、こんにゃくを地表にみたてた説明を見るたびに、素朴にそう感じました。それが大地震の原因だって事は、きっと多くの人は実感としては、信じきれてはいないのでは?地震の原因が何であるかも知りたいですが、地震の兆候を知ることができたらそのほうが価値があると思うし、そこに誰でも参画することができたらとても面白いと思います。

ロマンを抱かない学問は面白くない。僕は思います。全ての事象を実証データや既知の科学で説明しようとすることは必要な作業です。でも、それは作業であって、本来の学問の魅力を感じられない気がします。それだけだったらきっと面白くない。地球の中身や、人の心や、宇宙の果ては見ることができません。未知のものを解明するときには、想像力とか創造力は大切なのではないかと思います。僕は、ビジネス分野でデータを扱う仕事をしていますが、そんな分野でもデータ解析にはユニークな発想や創造力が不可欠です。データが示すのは行為の結果、いわば残りカスのようなものです。でも、創造力を働かせて探求し、仮説を立てるのは、とても楽しいことです。ビジネスではその仮説は事業プランにつながり結果は収益となり・・・、物理とは違うのかもしれません。でも、人の身体の危機に関わることでないのなら、無理に今有る実証データだけで説明しきらなくてもいいんじゃないでしょうか。学問も楽しくなくちゃ!明るい未来はそういう姿勢からきり拓かれるものだと信じます。

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2002/05/07(Tue)09:32
石田昭
サロン開設者よリ
サロンを開設しましたが、足を運びにくいようです。いくつかのメールはいただき、ご返事も送っているのですが、サロンの形式だとなじめないようです。そこでまずサロンの主人が語ることにしました。

地震の予知には功罪二面があると思います。功はもちろん人命を護るという面ですが、罪は社会を不安にさせるという面です。地震の前兆は確かにあるでしょう、地震雲も否定できません、電磁波異常も発生するからメーターを持ちましょうと提案しているのですが、小さな地震にも気を執られ、心を揺らすのは感心しません。取り越し苦労の連続のような毎日になってしまうでしょう。

予知情報を出しているサイトを見ていると、自分が予知した地震が来ることを願望するような雰囲気を感じるのです。不幸を招来する心の傾向・パターンといえるでしょう。肝心なことは、命を無くす危険のあるような大地震だけを察知して、退避すればよいのです。だから動物挙動を見れば変だなとわかりますし、テレビ画面の乱れも地震発生を教えてくれるでしょうから、その時メーターで確認し、自分の判断で退避行動をとればいいと思います。定時に定点で観測することを、お願いしているのは、個別のデータをまとめた全体情報から、一人一人が的確な判断を下せるための正確な判断材料を提供するためです。

社会に不安をもたらすおそれのある地震予知は、経験を積んで予知技術が確立するまでは、当面の間あくまでも個人の判断責任に帰するべきものだと思っています。

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2002/05/07(Tue) 13:05
石田 昭
コンターラインとはなに?
題名のような質問を受けました。HP入り口にある文章にでてくる用語ですが、本来は地図の上に描かれている等高線のことです。HPでは電磁波メーターで測定された数値を高さに置き換えて、等高線・等数値線を引き、最高強度の震源を推定しようという意図をこめて使ったことばです。
5
2002/05/17(Fri)00:35
TTF
シミュレーション
地下爆発が起きて、それが地震になるのだとすると、ボーリングで深いところにダイナマイトを仕掛ければ、自然地震と同じデータが得られると思いますがいかがでしょうか?
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7
2002/05/20(Mon) 12:20
石田 昭
そのとうりです
現在地震学で研究手法として採用されているのが、人工爆破実験・人工地震研究です。それから判断しても、地震は地下で起きる爆発現象だと思うのです。HPの大改修を計画しています。もう少し分かりやすい新・地震学を紹介したいと思っています。
8
2002/05/29(Wed) 13:38

石田 昭
厳密には違います
もう少し丁寧にお答えします。人工爆破によって得られるデータは非常にシンプルな波形になりますが、自然の地震波は複雑な波形になります。その原因は密度の違う地層などからの反射波も混在することが一つの原因ですが、根本的には、自然界の地震は解離爆発という地震の第一段階とその後で起こる結合収縮という地震の第二段階の化学反応があるためです。

第一段階では押し領域(圧しという用語のほうがぴったりですが)が、第二段階では引き領域ができるのです。二つの科学反応が起こっているために、自然の地震波形は複雑になるのです。地下核実験による人工的地震波はシンプルな波形です。ですから実験が行われたことは、波形からバレてしまうのです。これが新説・地震学(解離爆発説)による解説です。

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2002/05/30(Thu) 07:01
ノリアキ
夕焼けも危険?
夕焼けも地震になる危険があるのですか?地震雲を観察している人達は、夕焼け雲を気にしているようですが。
10
2002/05/30(Thu) 07:50
石田 昭
無関係とは言えませんが・・
ノリアキ様                                                 

大きな地震の前に夕焼けになることはあります。けれども夕焼けになったから地震が発生する、と直結する訳ではありません。月が大きく見えるのと同じ理由で、大地震の前には、地中から湿った暖かい空気が噴出し、地表面に漂います。水蒸気が多い空気の層を通ってくると、光成分のうち波長の短いものは散乱して進入できなくなり、波長の長い赤い光線だけが人間の目に届くのです。よって夕焼けになるのですが、この理屈からいって、夕焼けになったからといって必ずしも地震に直結する訳ではありません。天気は西から移ってきますが、西のほうに湿った空気があって、明日は雨だと教えてくれているだけかもしれません。

同じことで、月が大きく見えるときも、特に地平線の低いところにある月は大きく見えることがよくありますが、地震に直結する訳ではありません。天空高く上がっても、まだ月が大きく、星が低く見えるときは、よほど屈折率に差がある二層状態になっているわけで、地震以外の自然現象では起こり難いことです。しかし、やはり地震に直結する訳ではありません。大地震かどうかは、そのほかにも、動物の動作や、他の物理現象、電磁波の異常などを総合して判断することです。

決め手は電磁波メーターであるということです。また、空気が二層状態になると、遠くの高い山などを普段よりも大きく見えるようにすることもあります。これも、地震の場合もあれば、そうでない場合もあります。

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