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2002/09/11(Wed) 06:16
石田 昭
T氏からのメールの紹介その2
T氏からメールが届きました。熱解離のことなど、貴重な科学知識ですので紹介します。

本日、1957年発行の武者金吉(寺田寅彦の弟子で地震史家)の”地震なまず”と言う本を読みました。(正確には1995年の明石書店からの復刻版)

その中で、地震、津波の時の世界中の発光現象が詳しく纏められていました。大半が地電流による発光と思われますが、可燃ガスの焔と思われるものも有ります。最古は三代実録の中の869年陸奥地震の記述に、津波が発光したと思われる記述又、”吾妻鏡”の中にも、1257年鎌倉の大地震の時地割れから青い焔がでた記述等が 有るそうです。地上ではメタンガス等の可燃ガスの可能性も有りますが、津波の発光は酸水素ガスの海水中での燃焼も検討の余地が在る様に思います。

津波の原因の一つに、メタンハイドレートの爆発的な噴出も考えられるそうですが、メタンだけでは海水中での燃焼はありませんので、少なくとも燃焼ですと地中からの酸素の供給が不可欠です。

地電流による海の発光も検討の余地は有りそうですが、広いエリアの海が発光したり、発光帯が津波に乗って押し寄せたりする様子は、海中での燃焼が相応しく思えるのですが。

通常酸水素ガスは爆発的に燃焼するのですが、水蒸気が含まれると比較的ゆっくり燃焼する様ですし。

尚、水は常圧では、2000度Cで酸素と水素のガスに分解するそうですが。地中では触媒作用物質も有りそうですから、温度、圧力、触媒のバランスの取れた水の分解に適したエリアが常識的な深度に確かに存在しそうに思われます。

燃料電池の普及も有りまして、水素センサーが安価に販売されるのも時間の問題の様ですので地中から噴出する水素ガス濃度の監視も可能と成りそうです。

水素ガス濃度の測定はフィールドでは一般的ではなかったと思いますので、地中から噴出している事を前提として測定すれば、地震予知に大きな前進が有るかもしれません。

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2002/09/11(Wed) 08:15
石田 昭
Re:[89] 大陸移動説の正しい解説
>大陸移動説を考えるに至った大きな原因が、両大陸がジグソーパズルのように一致するという事実です。それは否定できないように思えますが、正しい解説をお願いします。

 両大陸が分裂・移動をしたことは事実でしょう。同じように、小さな規模ですが、紅海が分裂したのも地殻が裂けて、離れたのでしょう。その意味で大陸が分裂し移動することは事実だと思います。

しかし「斉一説」が主張するように、年間何センチというような一定の速度で移動するのではなくて、地殻が疲労破壊を起こして大きく分断された時にのみ移動する「激変説」としての移動なのです。その意味で常に移動していると解釈している大陸移動説を否定するのです。

両大陸が分裂移動したのは、約70万年前のことです。今は移動などしていません。それ以前には、くっついたままの状態で、海底にあった時代があるから、アンデス山脈やギアナ高地に堆積岩があり、アンモナイトの化石が出るのです。大陸は水平移動ではなく、銀次狼氏が言われるように、垂直移動(ベロウソフ教授のブロック移動説)のほうがはるかに顕著なのです。それゆえ、海底に、鍾乳洞があったり、陸上に堆積岩や、貝の化石があるのです。海底にあったヒマラヤ地域程の土地が隆起すれば、補償作用で、どこかが沈降するのは当然です。

カナディアンロッキー、グランドキャニオン、アンデス、ギアナ高地、ヒマラヤ、など大陸の高山は堆積岩からできています。海の底にあったことを実証しています。それがどうして、超大陸パンゲアから分裂・移動して現在の配置になったなどということになるのでしょうか。いつ堆積岩を作り、貝の化石を作ったのでしょうか、また海底の鍾乳洞はいつ出来たというのでしょうか

 つまり、「斉一説」としての大陸移動はありえないということで、「激変説」としての大陸移動は認めますということです。

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2002/09/12(Thu) 09:40
管理人石田 昭
T氏情報
T氏からメールが届きました。

トーマス・ゴールド博士の「地球深層ガス」を読んでおりませんので、こんな事を申し上げるのもどうかと思って居りましたが、どうしても気に為るものですから。

と言いますのも、地中の高温、高圧の中で水が熱分解し、酸素ガスと水素ガス(酸水素ガス)に解離する事は、理解出来るのですが、この熱分解反応が地震を起こすほどに大きなエネルギーを持つとは、考えにくい様に思えるのです。

例えば水を電気エネルギーで分解(電気分解)する場合、急激にエネルギーを与えても破壊的な反応には成らないと思います。元々安定している物にエネルギーを与えて分離する訳ですから。熱分解反応も同じく、熱や圧力で分離するエネルギーを付加する事に成ると思います。そう言った意味では、電気分解・熱分解反応・酸水素ガスの爆発的燃焼も、エネルギーの大きさは当然同じ大きさですが、破壊的な反応としては、酸水素ガスの爆発的燃焼のみでは無いかと思います。(反応速度と言う意味ですが)  水を急激に熱した場合(水が熔岩に触れた場合等)水蒸気爆発しますが、これは液体から気体への急激な膨張によるものです、水の熱分解反応はエネルギーを吸収する方向で有る様に思えるのですが。

もう少し調べてみます。

今、丁度、臨界域のメチルアルコール(超臨界メタノール)に食廃油(使用後のてんぷら油等)を反応させますと、瞬時にジーゼル燃料(しかも硫黄酸化物が無く、ススも少ない)が出来ると言う未来技術を工業化するお手伝いが出来ないかと企画をしている処ですし。

という内容です。

概略次のような返信を差し上げました。 私も熱解離が爆発現象になるのかどうか、不安があり、「・・・・・」の著者や、「・・・・」の著者らにコンタクトをとり、教えていただこうとしました。しかし、よくわからない、お教えできるような情報は無い、ということで、専門分野に忙しく、地震に関心を持たないアカデミーの世界の方の協力は期待出来ないと残念に思ったものです。

 私の素人判断では、マグマ溜りを一つの容器と考えると、容器内のマグマが移動することで、一種の平衡破綻型蒸気爆発のようなものが起こっているのかと考えています。「初動の押し引き分布」を説明できる理論はこれ以外に考えられませんでしたので、解離爆発説として、展開していますが、T氏が地震の真相を解明してくださることを期待しております。

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2002/09/12(Thu) 16:59
ノリマン
天泣現象と地気
石田先生の「地震の謎を解く」を読みますと、唐山のような大地震の前には、晴天なのに雨が降るという天泣という現象があることが紹介されています。

「最初はどんなことか良く理解できませんでしたが、どうやら地中から高温の水蒸気がふきだしてくることによる現象のようです。高い温度の水蒸気が地表に出て、冷却されると、水滴ができて、それが雨のように降る」と解説されています。これは、地震予知グループの人達が口にされている「地気」という言葉と関連があるように感ずるのですが、どうでしょうか。

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2002/09/12(Thu) 18:48
銀次狼
インドスラト沖海底の9500年前古代都市遺跡

海底に沈んだ古代文明の話は結構好きなのですが、インドでも海底に沈んだ文明があるようです。この文明が沈んだのは紀元前7500年前でアトランティス文明より後になるわけですが、本当だったとしたら、現代文明と古代文明のつながりが少しぐらい分かるかもしれませんし、大陸が浮沈を繰り返していると言う裏づけの一つぐらいになるかもしれませんね。

インドスラト沖の海底遺跡に関してその確認取材の記事(ジャーナリスト大地 舜氏による)が9月8日発行の読売ウイークリー誌に掲載されました。

参考までに当時の毎日新聞ニュースを引用させていただきます。(記事がネット上にもう無くなっているので)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【ニューデリー16日=佐藤浅伸】インドのジョシ科学技術相は16日、

同国西部グジャラート州スラト沖で9500年前のものとみられる古代都市の遺跡が見つかったと発表した。

インド政府の声明は、「紀元前3500年ごろに出現した

イラクのシュメール文化をさかのぼる世界最古の都市の可能性がある」としている。

発見されたのは、木片やつぼのかけら、骨の化石などで、

同相によると、放射性炭素を使った測定法で木片を調べたところ、紀元前7500年ごろのものと推定された。

また、海底には、建造物らしいものがあることが水中音波探知装置で分かったという。

インド政府は、考古学の専門家による特別チームを編成し、さらに調査を続ける方針だ。

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2002/09/12(Thu) 21:41
石田 昭
Re:[95] 天泣現象と地気

「高い温度の水蒸気が地表に出て、冷却されると、水滴ができて、それが雨のように降る」と解説されています。これは、地震予知グループの人達が口にされている「地気」という言葉と関連があるように感ずるのですが、どうでしょうか。

「地気」とは何か、良く知りませんので何とも言えませんが、天泣現象までいかない、軽度の霧とか霧雨が、晴れているのに漂っている状態は「地気」が高いという感じにはなると思います。この「天泣」に関しては、「これが地震雲だ」に載っていますので抜粋してみます。地震学者からは無視されていますが・・。

   天泣(無雲の雨)は噴火の前兆である

鍵田市長 日本では、ここ二、三年の問に噴火が四つありました。(中略)私は三つまで予知いたしております。

それはすべて天泣によってです。(中略)

呂先生 そういう無雲の雨ですが、日本の気象学者はどのように解釈していますか。

真鍋先生 まったく意に介しておりません。(中略)天泣という言葉は、唐書に出てますので、みなさんご存知かもしれません。原文には

元和十二年正月乙酉(二十五日)、すなわち八一七年二月十九日の条に、「星見れて雨ふる。占いに日く雲無くして、雨ふる、是謂ふところの天泣なり」と記されております。

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2002/09/13(Fri) 11:42
石田 昭
Re:[96] インドスラト沖海底
銀次狼様

 情報ありがとうございます。インドにも水中考古学の現場があることを初めて知りました。海に沈んだ古い文明に関して、結構たくさん世界に存在しているのに、学者からは一笑に付されてしまっていますね。学者にとっては、自分の学説に都合の悪い話は、聞きたくも無いのでしょう。

チャーチワードの「ムー大陸の子孫たち」に「蛇になったステッキ」という節があります。イギリスから古代史の調査と称してやってきた高慢な大学教授が院主の霊力でひっくり返る話ですが、ふとその場のやり取りを思い出しました。紹介しておきます。

「あなたのご研究はどこまで進んでおるのか、わしにはわからんので・・・。お知りになりたいことの要点を言って下さらんか。そうすれば、わしが寺院の資料に基づいてお答えする。」

「では、××について、知っていることを・・・」

「この寺の記録によると、それは××××ということに・・・」

「それはまちがいだ。A博士のインドに関する論文によれば・・・・」

「A博士が正しいと言われる。では、この寺院の記録がまちがっているのでしょう。」

「次に、××のことについて・・・・」

「この寺院の記録によれば、それは××××ということじゃ。」

「ああ、また間違いだ。みんなちがっとる。この間題については特に造詣の深いB教授は、こういっている・・・」

「では、その偉大な教授が正しいのでしょう。この寺院の記録は、すべてまちがっているのかもしれません」

こうして、十以上の質問が発せられたが、結果は同じであった。ついに教授は立上り、ぱたんとノートを閉じた。

「なんだ、ここまで二日も使って、わざわざやって来たのに、どうやら無駄な骨折りだったようだな。坊さん、あんた、まるきり何も知らんのじゃないか。まるきりだ。図書館に行った方が、まだましだったよ。」

という会話です。この後で院主の霊力によりステッキが蛇に変わって、大教授が慌てふためく、というストーリーです。チャーチワードも頑迷な学者の姿を見ていたのです。

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2002/09/14(Sat) 09:53
石田 昭
大地震の後に雨がふる 
「これが地震雲だ」には「大きな地震の後に大雨が降る」という一節があります。これも地中から噴出する高熱蒸気が冷却して雨になったのでしょう。著者の鍵田忠三郎氏は「私は雨というのは、地面が呼ばなければ絶対に降らないんだという考えをもっています」と述べておられましたが、そこまで言うことはできないと思います。地震現象の一環で雨が降ることもあるし、南の海から運ばれてきた湿った空気が冷却されて雲になり、雨になる場合もあるでしょう。書籍の中のやり取りを一部紹介します。

大きな地震の後に大雨が降る

呂先生 だから、唐山の地震の時も、震源地にいる人は、ただ雲が非常に厚くて、重くていかにも雨が降りそうで、降ってこない。その時の気象予報によりますと、大雨が降る予報が出されていたわけです。だけど実際には、地震が起きてから大雨が降ったんです。

真鍋先生 日本の関東大地震の時もそうでした。地震が起こってから大変な雨が降りました。

鍵田市長 唐山も関東大地震も、地震後の大雨は同じですね。

一部の抜粋ですが、大雨が降る予報が出ていたというのは、地震とは関係の無い気象上の予報でしょう。

100
2002/09/15(Sun) 07:54
KAZU
電磁波メ-タ-はどんな店で購入できますか?

はじめまして。

貴HP拝見しまして電磁波メ-タ-に興味をもちました。

どのような店で購入できますか?

教えて頂けないでしょうか。

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