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2002/09/15(Sun) 08:43
石田 昭
Re 電磁波メ-タ-
KAZU様、 私は大須アメ横(名古屋)の電気工具店で購入しました。今は、もっと安価なもので日本製もでているようです。しばらく定時観測しましたが、通常はほとんどメーターは振れませんので、家庭内有害電磁波を確認する程度に利用しています。

今は、動物の動きや、電波異常など、おかしいなと感じたら、またそういう情報に接した時に、計測するようにしています。メーターが普段と違う異常値を示したなら、この新・地震学セミナーに、お住まいの場所と共に掲示して、皆さんに知らせてあげてください。

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2002/09/15(Sun) 21:53
ノリマン
雲仙普賢岳大火砕流の正体             

石田先生  天泣現象から火山噴火を予知されたという鍵田市長の話では、唐山地震でも、関東大震災でも地震後に大雨が降ったということです。私は雲仙普賢岳の噴火の時に、大火砕流に見舞われた後、泥混じりの雨が降ったのを覚えています。あの大火砕流というのも、噴煙と見えたのは、高熱の水蒸気に火山灰が混じったものなのでしょうか。それが冷却されて泥雨になったのでしょうか。

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2002/09/16(Mon) 13:46
石田 昭
地中を吹く風の正体
ノリマン様 その通りだと思います。火災の煙とはまったく異なるものだと思います。おっしゃるように、高熱の水蒸気、または、酸素と水素に熱解離した高熱の混合ガスに火山灰が混じって、噴煙のように見えるのだと思います。 火砕流の中では、水素が燃焼する結合反応が起こっていると思われます。だから家や立ち木を燃やしてしまうのです。地震だとこの反応は地下で起こるのですが(地震の第二段階)、火山の場合は噴火口から噴出して、大気中で起きているのです。

 規模が大きくなると、セントへレンズ噴火や、磐梯山噴火のように、山体を吹き飛ばしてしまうような、惨事を引き起こします。 良く知られている、関東大震災直後に現れた不気味な入道雲のような噴煙は、東京の都内のどこかから噴出したものだと考えられます。これが冷却されて泥混じり雨を降らすのです。 唐山地震の体験者談によると、「ひゅーひゅー」という風のような音を聞いたといいます。関東大地震では旋風(つむじ風)が吹いたといいます。火災によって旋風が生じたという解釈になっているようですが、地中から噴出した旋風だと思います。

 ギリシャ・ローマの時代から、大地震を経験してきたひとびとは、地下には風が吹いているに違いない、地下には、水、火、風が存在していると想像したのですが、それも科学的知識がない時代には当然の推測かと思われます。 以上、定説地震論の解釈とはまったく異なった内容ですが、これも新しい地震理論の提示である石田理論の一環です。

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2002/09/16(Mon) 15:11
石田 昭
T氏からの返信 
T氏には[94]にある「T氏メール」のあと、水の解離現象について、専門知識を伝授してくださる方を紹介して頂けないかというメールも差し上げてありました。その返信が参りましたので紹介します。

お返事が遅れてすみません。

大変難しい宿題を頂いてしまいまして、水の熱分解について説明できる適任者を当って見ましたが、結論から言いますと、少なくとも私の周辺(知人の知人も含め)で地中における水の熱分解について説明出来る人はいませんでした。温度と圧力と水の状態の理論値は在りそうですが(すみません未だ見つかりません。)・・・

正直な所未だ何も判っていないと言うのが正解の様です。ご存知のとおり、環境負荷の小さいエネルギーとして水素は大変注目を集めていますが、原子炉の高熱利用ということも含めて、水の熱分解は各方面で研究されている様なのですが

1000度C以下で常圧で分解できる熱化学分解サイクルを見つける事が中心のようです。

とくに高圧下の現象は実験的にもまだ始まったばかりといったところです。超臨界などと言うものですから、どんなに凄い条件かと思いますが、水で、374度c 221気圧  メタノールでは 239度c 81気圧程度の事です。 

逆に言いますと、この程度の条件がやっとメジャーに研究対象に成ってきたという事のようです。地震の震源エリアの何万気圧、何千度と言った条件とは大違いです。

そう言えば、ダイヤモンドを人工的に作る為の装置のページを見つけました。

   http://www.kobelco.co.jp/p109/05/p167.htm

天然ダイヤモンドは地下120〜130km以上の深い地球深部で493GPa(5万気圧)、1500℃という極限状態で作られます。そして地球深部のマグマがダイヤモンドを噴き上げて、初めてそれを手にすることが出来ます。このプロセスを地上でしかも短時間で実現させるのが固体超高圧発生装置です。 との事です。テーマは違いますが、この装置のマニュアル等で、水に対する注意事項等が有れば何か解るかもしれません。

あまり参考に成らないメールで失礼しました。

T氏から以上のような返信をいただきました。これとは別にアカデミーの世界にいる方にも、「化学知識の伝授」をお願いしたことがありますが、伝授してくださる方にめぐり合うことが出来ずにいました。T氏の返信にあるように、まだこのような高圧・高温の下での研究を専門とするような人がいないということなのでしょう。

 ならば、この新・地震学セミナーにおいて、総ての人の知識を総動員して、地震に関する新しい常識を作っていきたいと思います。特に化学的知識の提供をお願いいたします。

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2002/09/16(Mon) 19:39
石田 昭
地中を吹く風の正体(2)
唐山地震の時の体験談は「ウーウー」という表現でした。お二人の話を紹介します。

李洪義(二五五病院のもと伝染病科看護士)

・・・あの日の夜、私は遅番に当たっていました。蒸し暑くてそれまで眠れなかったので、十二時に交代したあととても眠くなり、病院の部屋で三時半ごろまで我慢していましたが、涼もうと思って外へ出ました。(中略)

周りは静まりかえっていました。いつもその時間には、虫の啼き声、カエルの声などで結構うるさいのに、どうしたのだろうと不思議でした。もの音一つしません。あまり静かで気味が悪いほどでした。

突然「チチ…」という異様な音が頭の上を通りすぎるのか聞こえました。風の音ではない。動物の啼き声のようでもない。何にもたとえようがないので説明できないのですが、とにかくいままでにあんな変な音を聞いたことはありません。「ビューツ」と、刀が空を切りさくような感じとでも言えるでしょうか。私は身震いし、全身にとり肌が立ってきました。

空を見上げると、どんよりしていて、赤でもなく、紫色でもない変な形の雲が見えました。とても暗かった。「雨でも降るのかな」と思って立ち上がり、急いで部屋へ戻ろうとしました。

わけもなく突然、ぞーっとして、逃げだしたい衝動に駆られたのです。あんた気持ちになったのは初めてです。妙に怖くてたまらなかった。胸がどきどきして、歩いていると走りだしたくなるのです。

途中でちょっとふりかえると、西北の方向の空が異様に明るく見えました。火事でも起こったようでしたが、人の騒ぎ声は聞こえない。なにもかも死んだように静まりかえっていました。私はますます怖くなって、大急ぎで部屋に戻り、電気をつけて、ドアをバタンと閉めました。

ちょうどそのとき、「ウー、ウー」という大きた音が響きわたりました。何十台もの自動車が同時にエンジンをかけたような音でした。「大変だ」。私は、形台地震(一九六六年)のとき滄州で同じような音を聞いていましたので、これは地震だ、とすぐ分かりました。

そのうちに、もう部屋中が猛烈に揺れ始めました。机の上の魔法瓶が落ちて割れました。私は無我夢中でドアを開けようとしましたが、半分も開けられません。その隙間から部屋をとび出して、さっきの大きな木のところへ走りました。
私は木にしっかり抱きついていました。真っ暗やみの中で地面がぐらぐら揺れて、私はその木もろとも深い谷にどこまでも落ちていくような気がしました。あたりには何の音も聞こえません。建物が崩れ落ちた音も、私は全然聞いていないんです。ただ、さっきまであった建物の影が、あっという間に消えてしまったのを見て呆然としていました。

姜殿威(開藻印刷工場の古参労働者)

・・・地震のとき私は鳳凰山公園の入り口の広場で太極拳の稽古をしていました。

血圧が高かったので会社をしばらく休んで、七十歳を超える老人に「二十四式」の太極拳を教えてもらっていました。先生は毎朝三時に起きるので、弟子の私も遅れるわけにはいきません。七月二十八目の朝も三時半に公園の入り口で待ち合わせていました。もう一人、唐という人も来ていました。

少しばかり世間話をして、そろそろ太極拳を始めようかというとき、「ウー、ウー」という音が聞こえてきました。大風が吹く音のようにも聞こえたし、旧社会炭鉱のサイレンのようにも聞こえました。そのとき、私はちょうど西南の方向を向いており、先生は東北の方向を向いて立っていました。先生は「大変だ、火事だ」と大声で叫びました。ふりむくと、東北のあたりが確かに真っ赤でした。

なんのことやら分からないうちに地面が揺れ始めました。最初は上下に、それから左右に揺れました。唐という人は公園の鉄の手すりにしがみつき、私と先生はお互いに抱きあって両足を開いてふんばっていました。そうしながら最初のうちは二人でまだ話していました。

「地面が揺れ、山が揺れれば、乞食も道具を捨てる。昔のことわざによれば来年はきっと豊作だ」 と私を言うと、先生は、「いや違う、これは火事だ」 と言いました。私は、 「いや、地震だ」 と言いました。

言い争っていると、間もなくガサガサと揺れ始めて、身体がバラバラになるようで、まるで大きなふるいにかけられているみたいな感じになってきました。「ガラガラ・・・」と公園の壁が崩れ落ちました。つづいて道の向こう側の建物が倒れました。あっという間でした。れんがや瓦礫がばらばら落ちて、ひどい土ぼこりで息がつまりそうでした。

以上です。「唐山大地震」銭鋼著 朝日新聞社 より抜粋

大地震の前は虫も動物も鳴りを潜めて、身構えているのでしょうか、不気味な静けさであったようです。この証言にあるように、じっとしているか、別の証言にあるように、忍耐に耐えかねて騒ぐのか、どちらにしろ、普段とは違う行動をするようです。

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2002/09/17(Tue) 05:42
石田 昭
T氏からメール、研究者の協力 
T氏から再度メールが届きました。「研究が始まったばかり」を訂正する必要がある、というものです。紹介します。

ネット上で四日ほどさ迷いまして、石田理論に少しでも御役に立てそうな情報をやっと見つける事が出来ました。キーワードは、”ダイヤモンドアンビル”と言う超高圧の発生装置でgoogleで検索したところ581件も超高圧関係の研究資料等が有りました。”ダイヤモンドアンビル 地震”でも49件有ります。

と言うことで、本日メールでお送りした。”高圧下の現象は実験的にもまだ始まったばかりといったところです。”  は訂正する必要が有る様です。

とても、まだ総てに目を通してはいないのですが。ざっと眺めました所では

・超高圧で地底の物質の構造等(延長線上には地震発生原理の解明も含む)に挑戦している研究者が予想外に多い。

・超高圧・高温の条件下では、地上では予想も出来ない現象が起きる。

・超高圧・高温の条件下で鉱物と水等複数の物質の相互作用と言う複雑系が本来の対象ですので、これまでの研究成果だけでは、石田理論の検証は困難と思われる。

・逆に石田理論から導かれ、予想される反応を検証して頂ける研究者が現れると良いのですが。

急に膨大な資料が手に入ってしまいましたので、もっと読み込んで見ます。

というものです。地震学を確かなものに成長させ、マヤの酋長のような地震予知を国民の常識とするためにも、多くの研究者の協力がいただければあり難く存じます。T氏の頑張りを期待しております。

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