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481
2003/06/20(Fri) 18:11
パトロス
ある地震学者の言葉
これまでにも、このセミナーのどこかで紹介したと思いますが、地震学者たちは胸を張って「地震予知などできっこない」、と述べています。それを知っていて地震予知という名目の研究費を貰っているのだとしたらこれはおかしなことです。抜粋して紹介しましょう。これもT氏情報からです。

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http://www.weeklypost.com/jp/001103jp/edit/edit_1.html
・今の科学では 地震を予知できない。まず初めに、こう断言しておきます。そのことを誰よりも知っているのは地震学者たちです。証拠を挙げましょう。
・通説を覆すような地震が起きる度、新しい仮説を打ち立てながら試行錯誤している段階。このことからも、現段階では、地震予知が絶望的なことがわかるはずです。
・その結果、何が起きたかといえば、予算ばらまき型の政策決定。一例が全国の市町村での地震計設置でした。これは学者の間でも効果を疑問視する声が多く、官僚主導だからこそ、こんなことが罷り通ってしまったといえます。
・地震学者に良心があるのなら、情報公開こそ必要、と私は考えます。「現在のところ、地震予知は不可能である。しかし、将来的には、このような可能性が期待できる。だから研究を続けさせてほしい」 と現実を訴えてこそ、国民も納得するはずです。
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最後の地震学者の良心の件では、「民間研究者の声にも耳を傾けよう」と言う言葉も欲しいと思います。

482
2003/06/20(Fri) 21:07
ノリマン
Re[480]3秒後に何故写ってないの?
140秒で160キロ移動する火球だとすると、秒速1143メートルになります。マッハ3.5です。3秒後には3.4キロ移動しますので、伊東市の上空を撮影中の画面に十分写っていると思うのですけどねー。それに、横浜や東京の上空をも通過するはずですので、火球目撃者は伊東から千葉北部、茨城南部までの間、帯状に現れてもいいはずです。そんな話があるのでしょうか、何か不思議な感じです。
483
2003/06/20(Fri) 22:43
ノリマン
火球、隕石の軌跡
[476]の解説にある金沢大学の専門家の推定は、明らかに伊東沖から流れた火球の軌跡とは違っています。
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気象庁や東京大学地震研究所などの情報をもとに、金沢大大学院自然科学研究科博士課程の石原吉明さん(26)=惑星科学=は「隕石が栃木、茨城県付近の上空を北西から南東に通り、千葉県銚子沖の上空で燃え尽きたか、海に落ちたのではないか」と推測している。
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推定のもとになった気象庁や東京大学地震研究所などの情報と言うのがどんなものか知りませんが、北西から南東ではなくて、南西から北東でないと気象庁地震火山部火山監視・情報センターのカメラ(伊東市)の観察事実と矛盾します。どちらが正しいのでしょうか。
484
2003/06/21(Sat) 09:55
パトロス
敦賀で微小地震を検知
本日(21日)午前7:41に敦賀市の真下(ごく浅い場所)でM2.8の小規模の地震がありました。敦賀では先日から10度を超えるコンパス異常が続いていましたが、地震発生前の午前6時過ぎには西5度に減少し、午前7時には殆んど異常はなくなったそうです。地震発生後も異常は見られないそうです。またこの地震は揺れも感じなくて、地震があったことすらわからないくらい、ANSから観測報告の依頼があってはじめて「やはり微小地震であったか」と気が付かれた程度のようです。

このようにごく浅い地震の場合には、無感地震でも震源の直上(震央)付近ではコンパスで検知できることは、伊東沖の無感地震を熱海で検知したように、可能であることが分かります。これもANSでの貴重な観測による経験知であると思います。

なお、全国で、異常報告の地点がありますが、離散した状態での異常発生ですので、大地震の発生を心配する必要はないと思います。

485
2003/06/21(Sat) 11:53
パトロス
熱海沖海底送電線切断事件その後
共同通信及び時事通信によると、初島への海底送電ケーブル切断事件は自然現象と判断されたようです。原因不明のまま・・・。(T氏情報)
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 4月に起きた静岡県熱海市と同市沖の初島を結ぶ東京電力の海底送電ケーブル切断事故で、海上保安庁は20日、切断面にショートしたような形跡があったことから、人為的に切断された可能性は極めて低く、腐食などが原因で自然に切れたとの見方を固めた。専門家の詳しい鑑定結果を待って最終判断する。 下田海上保安部(静岡)が、東京電力から提出を受けたケーブルを専門家に鑑定依頼していた。 海保によると、ショートが、腐食した電線に海水が入り込んで発生したかどうかははっきりしないが、事故当時、現場周辺で不審な船舶の目撃情報などはなかった。 また、送電を止めずに海中でケーブルを切断することも困難なため、海保は「何者かが焼き切った可能性は極めて低い」と判断した。 東電は「人為的に切断された可能性がある」として下田海保に被害届を提出していた。(共同通信) [6月21日0時9分更新]

次は時事通信です。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030620-00000106-jij-soci
長年の腐食でショートか=東電の初島ケーブル切断
 静岡県熱海市と沖合の初島を結ぶ東京電力の海底送電ケーブル切断トラブルは、経年変化による腐食によって、ケーブルがショートし、切断した可能性が高いことが20日、分かった。 海上保安庁は東京電力から提出を受けたケーブルの切断部を専門家に鑑定を依頼した。その中間報告によると、切断部の被覆や防護鉄線には、いかりなどが当たってできたと見られる劣化や腐食の形跡があった。また、ケーブルの切断面を調べたところ、熱海側には焼け焦げた痕があったものの、初島側には焼けた痕はなく、何者かが焼き切った可能性は低いことが分かったという。 (時事通信)

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結局は時間がたって、風化し、原因不明で処理されていくのでしょうか。その後も、近辺の伊東沖で、無感の群発地震が続き、兆候を熱海のコンパスが検知したりしています。この近辺の海底には、解離ガスの噴出する可能性がいっぱい存在します。このように、天然水素ガスバーナー説という合理性のある立派な原因説があるというのに、旧地震学に拘って、貴重な観測事実を風化させていくのでしょう・・・・。

486
2003/06/21(Sat) 12:22
石田 昭
ANSの理念にご協力を

[484]で敦賀のコンパスがM2.8の微小な地震を検知したことをお伝えしましたが、ANSでは全ての地震を検知しようと意図しているわけではありませんので、ご承知置きください。ANSではあくまでも、老人や婦女・子供たちを前もって避難させた方が良いような大地震の検知を目的としております。まだまだ実験的な研究段階といったところですが、微小地震をも含めて、数多くのデータを収集して、大地震検知の精度を高めていきたいと考えております。それにはボランティア観測員の増加が必要不可欠であります。年配者や子供さんをお持ちのお母さん方が、お仲間に伝えたり、誘ったりして、観測網の輪が広がりますように、ご協力を願えれば有難いと思っております。なお、PCや携帯をお持ちでないお仲間がありましたら、中継していただければ有難いと存じます。よろしくご協力お願いいたします。パトロスこと石田研究所所長

487
2003/06/21(Sat) 18:46
パトロス
どこまで続く国家の浪費
下に示すのは、各新聞社、通信社の流す情報の一覧ですが、「佐渡沖でM7.5以上の地震が30年以内に起きる確率は6%」というニュースが一体どんな意味を持つと言うのでしょうか。住民を不安にさせて、長期に渡って地震の対策をさせようというのでしょうか。しかし、長期予報にどれだけの科学的根拠があるというのでしょうか。地震学者が地震予知なんてできっこない、と白状しているその地震理論(旧地震論ですが)に基づいて計算される地震の発生確率とは、一体どれほどの合理性と信頼性を持っているのでしょうか。地震学者も述べているように、また関連する官僚、業者たちの予算獲得作戦の一環としか思えません。税金の無駄な使い方はやめて欲しいと思います。

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・本県沖最高3%、30年以内の地震発生率/M7・5以上の海溝型 - 秋田魁新報 (21日17時41分)
・30年以内に庄内沖震源の大地震発生率は6% - 山形新聞 (21日17時24分)
・秋田沖M7.5が3% 30年以内の地震発生確率(河北新報) (21日7時7分)
・発生確率最大3―6% 日本海東縁部海溝型地震(河北新報) (21日7時6分)
・佐渡島沖で30年以内に大地震の確率、最大6%(読売新聞) (21日1時13分)
・<大地震>佐渡沖で発生確率高く 調査委が今後30年予測(毎日新聞) (20日20時19分)
・<大地震>佐渡沖で発生確率高く 調査委が今後30年予測(毎日新聞) (20日19時55分)
・M7.8の地震30年で6% 佐渡島北方沖で調査委(共同通信) (20日19時7分)
・佐渡北方沖の地震確率、最大6%=今後30年のM7.5以上を予測−政府調査委(時事通信) (20日18時10分)

488
2003/06/22(Sun) 11:07
パトロス
ゴールド博士から学ぶ(12)
ゴールド博士が紹介する大地震の次の三例はアメリカとドイツのものです。火災は全て同時に現れたようです。同時出火であって、延焼、類焼といった概念では説明できない現象のようです。南ドイツの例では、地震の5分前からめまいを引き起こさせるガスが噴出したようです。

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(13)オーエンス・バレー(カリフォルニア)、一八七ニ年三月ニ十六日


「インデペンデント付近の住民の話によれば・・・衝撃が繰り返し起こるたびごとに百カ所ほどの地点でみかけの長さにして一〇メートルもの巨大な炎のシートが、ひき裂かれた岩石中から同時に噴き上がるのがはっきりと見えた。炎は一瞬の間渦巻き、折り重なったのち見えなくなったという」(サンフランシスコ:クロニクル紙、一八七二年四月二日付)

「大きな衝撃の直後、エクりプス鉱山近くの地面に坐っていた人たちは何が何だかわからないままに、わずか一キロメートル先のイニョー山脈の裸岩地帯が炎の海になるのを見た。炎はいくつもの場所に認められ、まるで大地から浮き上がって無数のたいまつがゆらぐように前後左右に波打った。炎が現われていたのはほんの数分問であった」(イニョー:インデペンデント紙、一八七二年四月二十日付)。

(14)ソノラ(メキシコ)、一八八七年五月三日

「この地方の住民を恐怖におとしいれた地震に伴って、震源を取り巻くすべての山々、なかにはアリゾナ州の山やコスタりカのサン・ホセの山並みにまで火災が現われた。そのうちのいくつかは何日問も輝いていたといわれている」(アクイレラ、一九二〇)。

「シェラ・マドレの火災はすべて同時に現われ、立ち昇り方も同じであったことに疑いの余地はない。数こそ少ないものの、ガス噴出の動かない証拠があった。第一に、あちこちの地点で炎が立ち昇るのを見たと主張する大勢の人々の証言がある・・・。(その他の証拠として)川の割れ目の周辺や壁の割れ目に灰が見つかったり、そのような場所にある枝が焼け焦げていたことが挙げられる。主断層に近い丘や山の中でも、同様の証拠が見つかっている」(グッドフェロー、一八八八)。

(15)スワビア(南ドイツ)、一九一一年十一月十六日

以下は、数多くの目撃者の談話からシュミットとマック(一九二二)が引用したものである。<br>「私たちは、電気ではなくガスのような炎が市場通りの舗装道路から一面に噴き出すのを見た。炎の高さは八センチメートルから一ニセンチメートルぐらいだったと思う。石油かアルコールを地面に撒いて火をつけたような感じだった。」

「私は、青みがかった明るい火が牧草地から上がってくる様子をつぶさに観察した。火の高さは八○センチメートルぐらいであった。・・・火は牧草地ばかりではなく、わが家のまわりのどこでも見えた。」<br>「通りにいた人たちのなかには・・・地震の少し前と地震の直後は息が詰まるようないやな空気のために、ほとんど呼吸することができなかったと訴えた人がいた。」

「私たちは、夕方はずっと快調だった。ところが、最初の揺れの少し前、多分五分前ぐらいだったろうか、私は突然めまいに襲われた。まわりのものが後退していくように感じ、突然立っておれないぐらいに気分が悪くなつ、ベッドヘ行こうとして脚がふらついていることに気がついた。その途端、地震が起こった。しばらくして、気分はまたすっきりと良くなった。」

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これでもか、と言うほどガス噴出の実例が紹介されています。断層地震説では決して説明できない現象ですが、何故最近の地震学者が無視しているのかよくわかりません。アメリカ生まれの地震学説一色になってしまっていますが、それも繰り返しますが、20世紀の後半になってからのことです。それ以前の地震学者は、こうしてガス噴出現象を真面目にとりあげて、説明しようとしていたのだと思います。

489
2003/06/22(Sun) 13:41
パトロス
新地震論に関しての質問
ある方から、滋賀県とか石川県とか内陸部の深部(600〜700km)に発生した解離ガスが、和達・ベニオフゾーンと呼ばれている深発地震面に沿って上昇し、沿岸部で発生する安政東海地震などの巨大地震の原因になった、という考え方は成立しないか、と言うご意見をいただきました。こうした理由で和達ーベニオフゾーンが出来るのではないのだろうかということです。次のようなご返事を質問差し上げました。

「石田理論のユニークさの一つは深発地震面の合理的説明が出来ることだと思います。マントル対流に乗って地球内部へ侵入する時にも、また、対流を終えて海嶺部で上昇する時にも、地震が起こることが合理的に説明が出来る点にあります。<br>解離ガスがマントル対流に逆らって上昇すると言うのは残念ながら考えていません。ニューオフィス2326の内容と矛盾してしまうと思います。」

また水が解離(分離)する明確な条件を見出す必要があると言う指摘も受けましたが、それに関しては次のようにお答えしました。

「工学的・商業的な有意さで解離する条件を立証しなくても(できなくても)、当面は、圧力の減少と、温度の上昇とによって解離する度合いが(たとえ1〜2パーセントであっても)上昇するのだ、と言うことで解離ガス(解離水)が貯留されることは説明がつくと思います。弾性反発説より、うんと合理性があると思うのですが・・・」

もちろん工学的・商業的に有意な解離条件が見出せれば、石油に代わる21世紀のクリーンエネルギーとして、人類への大きなプレゼントになることは間違いありません。

490
2003/06/23(Mon) 15:22
ノリマン
Re:[487] どこまで続く国家の浪費
> 「佐渡沖でM7.5以上の地震が30年以内に起きる確率は6%」というニュースが一体どんな意味を持つと言うのでしょうか。
> 住民を不安にさせて、長期に渡って地震の対策をさせようというのでしょうか。

これはM7.5の地震は94%の確率で起こらない、という意味を持つのではないでしょうか。だから、住民に安心していていいですよ、と言うメッセージとも受け取れますが・・・・。

東海地震だってその程度の確率ということでしょうから、そう受けとめて来たら、静岡の人達ももっと安心して、楽しい生活が送れたのじゃないのでしょうか、これから先もですが・・・。

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