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3751
Date: 2023-02-07(Tue)
BBCの科学専門記者の幼稚な科学知識
BBC Newsに「地震の原因」を説明している記事がありました。抜粋して紹介しますが、

圧力が貯まり、片方のプレートが急に動く(the pressure builds until one plate suddenly jerks across)なんてことはありえません。

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【解説】 トルコ南東部地震、規模は? なぜこれほどの大惨事に?
2/7(火) 11:14配信
BBC News


【解説】 トルコ南東部地震、規模は? なぜこれほどの大惨事に?

パラブ・ゴーシュ、BBC科学担当編集委員

シリア国境に近いトルコ南東部で6日未明、マグニチュード(M)7.8の大きな地震が発生し、これまでに両国で4000人近くが亡くなっている。

震源地のガジアンテプ市付近ではその後、余震を含む地震が多発しており、半日後にはM7.5規模の地震も起きている。

■地震の原因は? 

地球の地殻はいくつかのプレートに分かれており、互いに寄り添っている。

プレートは動こうとするが、隣り合っているプレートとの摩擦に阻まれる。しかし時に、この圧力が貯まり、片方のプレートが急に動き、地表面が振動する。

(These plates often try to move but are prevented by the friction of rubbing up against an adjoining one. But sometimes the pressure builds until one plate suddenly jerks across, causing the surface to move.)

今回の地震では、アラビアプレートが北方向に、アナトリアプレートをこすりながら動いた。


こうしたプレート同士の摩擦は過去にも、大被害をもたらした地震を引き起こしている。

1822年8月13日にこの地域で起きた地震はM7.4と、今回の地震よりもマグニチュードはかなり低かった。

しかし、その被害は大きく、アレッポだけで死者は約7000人に上った。その後、余震が1年近く続き、被害を重ねたという。

今回の地震でもすでに余震が起きており、科学者らは過去の地震と同じような傾向をたどるのではないかとみている。

(英語記事  Why was the earthquake so deadly?  )

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BBCの科学担当編集委員でも、「圧力が貯まって突然破壊的に動く」と思っています。「歪が貯まって」でも同じことですが、そんなテクトニクスでこれだけ激しい余震が起きるわけがありません。

地下10〜20km付近で突然大混乱が発生し、何時までもおさまらない原因が、「圧力が岩盤の耐力を超えたから」などと理解しているような地震学は幼稚すぎます。

幕末の寺子屋でヨハネス・ボイスの蘭学教科書を学んでいた平民の理解力にも負けています。

「アラビアプレートが北方向に、アナトリアプレートをこすりながら動いた」ことによって数千galの加速度が生まれ、ビルが倒壊するような現象が起きる、と考えているのなら、「バカ!」と言われても仕方がないですね。

そもそも、地震学者がいけないのです。

3752
Date: 2023-02-09(Thu)
『太陽のメッセージ』に載っている真・大陸移動説
ノストラダムスが書いた「諸世紀」の中に『東の国で、「太陽の法」が説かれる時、私の予言は使命を終える』という一節があります。

今、太陽の法が説かれ、その解説書『太陽のメッセージ』(part1,part2)まで出版されています。時代はノストラダムスの予言を超えて新しいステージに入っています。

その『太陽のメッセージ』には「真・大陸移動説」という項目があり、「エジプトあたりの土地はかなり古く、ずいぶん上がったり下がったりしている」とあります。


『太陽のメッセージ』part2 p.108-110より

これまでの大陸移動説に替わって、新しい「真・大陸移動説」はプレートの水平移動よりも垂直移動、つまり大陸規模の「浮き沈み」が明記されています。

つまり、ウイルソン教授らのMobilist派よりも、ベロウソフ教授らのFixist派の考え方の方が真実に近いということになります。


『巨大地震は「解離水」の爆発で起きる!』p.180より

地震が起こっているトルコ辺りもかなりの浮沈があったことが塩分濃度の高い「死海」の存在から推定できます。エジプト西部の砂漠にはクジラの化石が存在しますし、地中海の深部には「死海」が沈降したかのような塩分濃度が高い塩水湖が沈んでいます。([1250][2462]


地中海の海底には死海の塩分濃度25.0%よりも濃い32.8%の塩水湖が沈んでいる。
地殻が激しく沈降・浮上を繰り返していることが判る。断層帯とはその時発生したであろう大地震による
地殻の傷跡である。断層が動くことが地震の原因ではない。
また、岩塩層は陸上([1784][1815])にも海底下にも([1814])存在します。 在の地球の観測データから、古代の地球を推定することはできません。真・大陸移動説によれば、地球の変化を『斉一説』で推定することは不可能です。地殻の沈没や浮上は激変的に起きてきたこと、つまり『激変説』を取り入れないといけないことも教えています。

3753
Date: 2023-02-10(Fri)
ノーベル賞の価値を下げている山中伸弥教授
山中伸弥教授がコロナワクチンの接種を奨励している。
ワクチンを製造した会社の幹部が、ワクチンは効果がないと言っているし、現実に接種した人の方が感染しやすいことが明らかになっているのに、何故このような発言をされるのだろうか?

接種したことによって大切な人を亡くした人々や後遺症に悩む多くの人たちの苦悩が分からないのでしょうか?

「大きな罪」を背負うことになるのが理解できないとすれば、ノーベル賞受賞の医学者といえども凡庸な頭脳なのかなぁと思ってしまいます。

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【京都市公式】正しく知ろうワクチン接種〜若い世代の皆様へ〜
「ワクチンを打つと将来何か起きるんじゃないか、不妊になるんじゃないか、という心配をされているかもしれません。
それはデマですワクチンはあなたを感染から守ります。
そして、多くの人がワクチンを接種すると、社会全体の感染が減ります。


【山中伸弥 教授】コロナ禍で「どうしても言いたかったこと」葛藤と情報を伝える難しさ…桝太一キャスターが聞く!
インタビュー完全版

コメントには以下のような辛辣なものもあります。

◆いったい何を仰りたいのでしょうか?まるで本当に言いたい事では無い事を発信し続けた自分に対する言い訳のように感じます。研究者は一度嘘を付くと終わりです。

◆ノーベル賞受賞者、でもコロナには全くの専門外でど素人と同じレベル。 お金や利権に左右されないおつもりでしたら、ご自分の言葉の重みや影響力を踏まえて言動されたほうがいいと思いますよ。

井上正康氏はツイッターで以下のように発信しています

◆井上正康 @Kgb0mJQi4f1WXId

山中伸弥君はそんな馬鹿げた事を発信する前に、「巨額研究費確保の為にワクチン安全デマと接種を推進し、自責の念から研究所長を辞めた経緯」を国民に伝える義務がある❗️

それ無くして貴方が研究者として国民に逢わせる顔は無いはずである‼️ 午後3:42 · 2022年12月20日

井上氏の言う通り!

尾身茂氏と頻繁に対談しておられるのは、巨額研究費にありつきたいからなんでしょうか? https://www.youtube.com/watch?v=iE_g_StinjI

北九州市の1月の死者数が例年に比べて異常に増加しています。

北九州市虐殺

参考:
井上正康先生【3カメ高音質】特別講座in八女11月7日part@

https://www.youtube.com/watch?v=6qgXDhxxgBk

全編は以下参照

https://rumble.com/v1x0mpg-41125.html

3754
Date: 2023-02-13(Mon)
世界大戦に向かわせるバイデン政権の火遊び
ノルドストリームを破壊したのはバイデン政権であると米国のジャーナリストが報じていますが、バイデン政権は否定しました。
米国が計画し、ノルウェー軍が協力したとの話は以前から出ていましたが、本当に米国がやったのなら及川氏が言うようにバイデンのアメリカは「テロ国家」ということになります。

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「ノルドストリーム爆破に米国関与」…米ジャーナリストが暴露
2/10(金) 7:09配信
ハンギョレ新聞

著名なジャーナリストのハーシュ氏、「米海軍のダイバーが爆弾を設置 2022年6月に爆弾を設置し、9月に爆破」 米国防総省は直ちに否定、ロシアは説明を要求。
 昨年9月にロシアとドイツを結ぶ海底パイプライン「ノルドストリーム」が爆破されたのは「米国の工作」によるものだという米国の調査報道ジャーナリストの主張が出た。だが、米国政府は「関与していない」とこれを否定した。

 外交・安全保障分野の調査報道でピューリッツァー賞などを受賞した米国のジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏(85)は8日(現地時間)、匿名の消息筋の話として、自身のブログに米海軍の潜水士たちがバルト海を通過するパイプライン「ノルドストリーム」に爆弾を装着して爆破したと書いた。ハーシュ氏は「この工作計画を直接知っている消息筋によると、昨年6月、海軍の潜水士たちが『バルチック作戦22』(ベルトップス22)というNATOの合同訓練の隠蔽の下、遠隔作動爆弾を設置し、3カ月後に4つのノルドストリーム1・2のパイプラインのうち3つを爆破した」と主張した。また、議会に報告義務のないパナマシティ駐留米海軍の「ダイビング救助センター」の「熟練の深海潜水士たち」が動員され、C4爆弾を設置したと主張した。

 ハーシュ氏の主張によると、2021年12月、ジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が米軍合同参謀本部や中央情報局(CIA)などの関係者を招集した会議で、当時高まっていたロシアのウクライナ侵攻の可能性に関する対策を協議し、この工作が決まった。その後、ウィリアム・バーンズCIA長官が海軍潜水士を含む工作計画を作ったという。ハーシュ氏は「この過程を直接知っている消息筋によれば、サリバン補佐官がこのグループにノルドストリーム破壊計画の作成を依頼し、彼が大統領の意中を伝えていたことは、出席者たちにとって明らかだった」と主張した。

 工作チームは昨年初め、「パイプラインを吹き飛ばす方法がある」と報告した。昨年2月7日、ジョー・バイデン大統領が「もしロシアがウクライナに侵攻すれば、ノルドストリーム2はもう存在しなくなるだろう」とし、「我々はそれを終わらせる」と述べた。同年2月24日、ロシアはウクライナに侵攻した。

 ノルウェー海軍の支援を受けた工作チームは、水深が浅く工作が容易なバルト海にあるデンマークの島ボルンホルム付近を通過するパイプラインに狙いを定めた。NATOの合同海軍訓練である「バルチック作戦22」が開かれる6月、潜水士たちは48時間タイマーが装着されたC4爆弾を設置した。だが、土壇場でホワイトハウスから爆破延期指令が出された。3カ月後の9月28日、ノルウェーのP8哨戒機が水中音波探知機のブイを工作地点に投下して爆弾を作動させ、1時間後に爆破が起きたという。

 ハーシュ氏は、米政府関係者たちは以前から、ノルドストリームを欧州のロシア依存を強める一方で米国の影響力を低下させるプロジェクトとみなしていたが、ウクライナ戦争が勃発したことを受け、工作を敢行したと主張した。

 米国とNATOはこの事件を「サボタージュ行為」と規定した。スウェーデンとデンマークの調査官もパイプラインの破裂は「サボタージュの結果」だと結論付けたが、誰の責任なのかは明らかにできなかった。西側ではロシアの自作自演、ロシア側では英国の工作だという主張も出た。

 米国防総省のギャロン・ガン報道官は声明を発表し「米国はノルドストリームの爆破に関与していない」と否定した。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は自身のテレグラムのポストに「米国は(これについて)説明すべきた」とし、ロシアは米国とNATOが爆破に関与したと信じていることを繰り返し表明してきたと書いた。元ニューヨーク・タイムズ記者のハーシュ氏は、ベトナム戦争当時、米軍によるソンミ村(ミライ集落)虐殺などを報道し、ピューリッツァー賞を受賞した著名な調査報道ジャーナリストだ。

チョン・ウィギル先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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ロシアは説明を求めていますが、「デッチあげだ」とバイデン政権は答えています。
今やバイデン政権は「極東のならず者国家」と同じレベルの国家になってしまったように感じられます。ウクライナの戦況もアメリカの「戦争研究所」が脚色した嘘話ばかりがメディアで報じられ、政治家までがその線に沿った判断をしています。 自分で情報を取りにいかないと全く逆転した世界観を持たされてしまいます。

世界を破壊し、世界大戦に誘導しているのはバイデン政権です。上念氏が紹介する渡部元陸相の話などを信じていたら、後世に「大うつけ」と呼ばれてしまいます。

https://youtu.be/5Nd1hcd8sNQ?t=7

3755
Date: 2023-02-16(Thu)
トルコの地震で谷ができた理由
トルコの地震では耐震基準を守らない建築屋が逮捕されていますが、山岳地帯でもない平地で『谷』ができるような地変には対処のしようがありません。

何故このような地変が起きたのか、その原因をよく調査しておく必要があるでしょう。

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オリーブ園が真っ二つ、地震で300mの「谷」出現 トルコ南部
2023.02.15 Wed posted at 08:28 JST


トルコとシリアを襲った大地震の影響で、約300メートルに及ぶ巨大な谷間が出現した/DHA

(CNN) 緑豊かなオリーブ園が先週のトルコでの大地震で真っ二つに割れ、幅約300メートルの谷が出現する事態となった。

オリーブ園が二分される驚くべき光景が出現したのは、シリアと国境を接するトルコ南西部のアルトゥノジュ地区。とがった岩肌をむき出しにした、砂色の峡谷を思わせる割れ目は、深さ40メートル以上に達する。

亀裂の発生は、6日に発生した地震の凄まじい威力を改めて示すものだ。マグニチュード(M)7.8の地震によりシリアとトルコの両国で合わせて数万人が死亡し、複数の市街では全域が崩壊する被害が出た。

亀裂の近くに住む男性は地元メディアの取材に答え、地震発生時に「信じられない轟音(ごうおん)」が鳴り響いたと説明。「戦場のような音で目が覚めた」と振り返った。

男性は将来の危険の可能性について、専門家による調査を求めている。もう少し亀裂の位置がずれていれば、1000棟の家屋が立つ町の中央部が地割れに巻き込まれていたかもしれないと恐怖を口にした。

トルコは複数のプレートの境界をまたぐ地域に位置するため、強い地震が起こりやすい。M7.0以上の地震に見舞われたのは過去25年間で7度。しかし今回ほど多くの死者が出た事例はこれまでにない。

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トルコで発生したM7.8地震では、ハタイ県アルトゥノジュ地区で大きな陥没が発生しています。

地震学者は岩手・宮城内陸地震で起きた荒砥沢ダム上流の斜面崩落のと同じメカニズムだと解説していますが、オリーブ園が広がるこの地区は荒戸沢のような急な斜面とは言えません。

もちろん遠田教授(下記の参考)の言うように断層の上で起きた地変ではないですから、断層のずれで起きたとは解釈できません。

地震爆発論で解釈すると、この谷ができたのは、この地区が「引き領域」になったために、沈降したのではないかと解釈できます。



アルトゥノジュ(トルコ、ハタイ県)の位置と押し引き分布関係図との関連性
トルコ大地震 震源地周辺で最大2m超の地盤変動 国土地理院解析より加工

地震発生時に「信じられない轟音(ごうおん)」が鳴り響いたという現地の声は、地震が『爆鳴気爆発』であることを証明していると思います。

地変域の動画をみると、直下で別の地震が起きていたかのような惨状です。M7,8の震源からは100km以上はなれた地区でこのような惨状が起きるとは驚きです。地下で起きた爆発のエネルギーが地表に向けて放出し易い構造(通路)があるのかもしれません。

早く地震の発生原因を爆発論に切り替えて欲しいと願っています。

参考:遠田教授の意見:

報告
このオリ−ブ園が引き裂かれた写真は、今回の地震の大きさを象徴していて、とても衝撃的です。
一部に「今回の地震を起こした断層のズレで300mの谷が出現したのではないか」という噂もあるようですが,アルトゥノジュ地区は断層上にはなく,断層(地表地震断層)のズレに関連したものとは思えません. ちなみに,今回の地震による断層のずれは水平に(横ずれ)数m程度です.むしろ強烈な揺れで丘陵地で地すべりが生じたのではないかと考えられます.このあたりの地質は,おそらく新第三紀層でガチガチの岩盤ではなく,少し柔らかめに固結しています. 2008年岩手・宮城内陸地震や2004年新潟県中越地震の時に生じたような地震性の斜面崩壊の1つだと思われます. 岩手・宮城内陸地震では荒砥沢ダムの背面斜面が深層崩壊を起こして,崩落土塊が約300m水平移動しました.奇しくも今回の「谷」の大きさと同じです.

3756
Date: 2023-02-17(Fri)
アルトゥノジュよりも震源に近いエルジン地区で被害が無かった理由
トルコの地震ではこれまでの地震では見られない一見して奇妙なことが起きています。
[3755]で紹介したハタイ県アルトゥノジュ地区の「300mにも及ぶ谷の出現」もそうですが、震源により近いハタイ県エルジン地区では建物の倒壊はなかったそうで、不思議です。

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トルコ・ハタイ県の地区名

建物は倒壊せず、死傷者もなし……トルコ南部エルジンはなぜ被害が少なかったのか
2/16(木) 12:38配信

BBC News

6日に発生したトルコ・シリア地震では各地で多くの建物が倒壊し、死者は15日までに両国で計4万1000人を超えている。

こうした中、トルコ南部ハタイ県エルジン地区は、最初の地震の震源地に近いにもかかわらず、死傷者の報告がゼロだ。建物の被害も最小限で、倒壊した建物もない。

なぜなのか。

同市のウッケシュ・エルマソール市長は、建築基準を順守した建物が多いことが理由ではないかと述べた。

また、地理的にも、エルジンは地震の被害を受けにくい特徴があったという指摘が出ている。

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知事が言うように、耐震基準を守ったことも理由でしょうが、震源から離れたいくつかの場所で地盤が崩壊してしまう現象が局所的に起こっていることが不思議です。


トルコ南部のカフラマンマラシュを走る高速道路に、巨大な亀裂が発生しているのが、ドローンによって2月12日に撮影された。
トルコ南部のシリア国境近くを震源とする大地震は13日、発生から1週間が経過。
これまでに確認された死者数は両国合計で3万7000人を超えた

震源から50km北部にあるカフラマンマラシュ地区の高速道路では地盤の崩壊が起きていると、ロイターが報じています。図をクリックリすると、記事に飛び動画が見れます

近くの道路には車が走っているのに、高速道路の一部に局所的に崩壊が発生しています。この部分が建設中で堅固性が弱いのかもしれません。

地表近くの地質構造によって崩壊の規模が局所的に違うのは当然起きることですが、崩壊の原因が、地震時の『揺れ』というものではなく、爆発現象としての第一波つまり、キラーパルスと言われる『衝撃的な力』で崩壊が起きることを理解しないといけないと思います。

日本でも中越地震ではホールダン金具(家屋をコンクリート基礎に固着する金具)がちぎれてしまいましたが、地震学会も建築学会も問題として取り上げようとはしていません、無視しています。([1472]参照)


金属製の留め具を破壊するほどの力は爆発による衝撃波(キラー・パルス)以外には説明できません。

金具の破壊もそうですが、震央から100km以上も離れたアルトゥノジュ地区の崩壊は断層地震論では説明がつきません。

地震学の革命的な改革が必要です

3757
Date: 2023-02-187(Sat)
地震による被害や地変が震源からの距離に比例しない原因の一例
東大の教授が衛星画像に基づき、トルコ地震の震源近くで「25キロを越える断層が地表に見える」と紹介しています。

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トルコ大地震 地表に断層が25キロ超 特徴的な亀裂も
2/16(木) 11:54



トルコ大地震の被災地をとらえた衛星画像の分析から地表に現れた断層が25キロ以上に及ぶことが分かりました。  東京大学の渡邉英徳教授は公開されている衛星画像を分析し、トルコ南部の震源に近いガジアンテップ県ウスラヒエ付近で地震の痕跡を見つけました。  東京大学・渡邉英徳教授:「ここに地割れが大きいのができているわけです。
ここからずっとたどっていくと、もうとめどなく続いている。これはすごいですよね」
 地割れはおよそ27キロ続くのが確認できました。
 活断層の調査などを行う専門家はこれが今回の地震で地表に出た「横ずれ断層」だとしました。  (株)パスコ防災技術部・小俣雅志副部長:「こういうふうになってますね。こういうふうに並んでいる。
これが左横ずれ(断層)の典型的な形になってます」
 空を飛ぶ雁(がん)の列のように、斜めに亀裂が並んだ「雁行配列」で、横ずれ断層の特徴です。

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内容を見ると「左横ずれ断層」のズレは大きなものではありません。長さは25kmを超える長大なものですが、この程度の「ズレ」が原因で住宅などの建築物が倒壊するとは思えません
断層が動くことが地震の原因である」という謬説を早く捨ててほしいものです。(「とめどなく」という表現は動詞に使う言葉であり、傷痕には使いません。とめどなく出血、なら分かりますが)

建築物が倒壊したり、地盤が崩壊するのは「爆縮と爆発」によって大きな加速度が発生するからです。

この二つの現象により、震源に向かう加速度と、震源から離れる加速度が発生し、その境界に[傷痕]としての断層が新しくできるのです。断層は地震の結果として生まれる地表の傷であって、傷である断層が「自動」的に動くことはありません。

遠田氏がまたコメントを出していますが、地震学者は地震現象を正しく把握していません。

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遠田晋次
東北大学災害科学国際研究所 教授

トルコ大地震を起こした地下の断層のズレが地表に到達しています.渡辺教授の示された衛星画像で明瞭にわかります.ただ,衛星画像が得られている部分は限られているので「25キロ超」となっています.画像そのものではなく,衛星からのレーダーで地震前後の地面の動きを解析したところ,最初のM7.8を引き起こした断層は長さ300kmにわたって左横ズレをおこしているのがわかりました(サウジアラビア・アブドラ王立科学技術大学などの解析結果).すなわち,衛星画像のようなシーンが延々300kmも続くということです.最大の食い違い(ズレ)は7mにも達しているとのこと.また,9時間後に約100km北で発生したM7.5の地震でも約150kmの長さの断層が出現したようです.こちらは最大8mも地面が食い違っているとのこと.ちなみに,熊本地震では地表断層は長さ約30kmで最大2.2mの横ズレでした.

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[3755]に紹介したアルトゥノジュでの300mに及ぶ谷の形成に関して、発生原因の可能性をもう一つの考え方を紹介します。

トルコには近年陥没穴が急増しているという一昨年のニュースです。


トルコの平原で600個の“陥没穴” ここ1年で急増(2021/5/1)
トルコで大規模な陥没が多発しています。  平原にポッカリ空いた巨大な穴。もし落ちてしまえば、自力での脱出は不可能にみえます。
これはトルコ中南部の穀倉地帯で地下水が干上がり、地面が沈下したことで発生した「陥没穴」です。
 現在、トルコは気候変動などによる干ばつに見舞われています。
原因は分かっていませんが、AFP通信は、現地農家の話として、農業で使うために地下水の過剰な汲み上げが行われてきたと伝えています。
調査にあたっている専門家は、この地域で確認された「陥没穴」はおよそ600個に上り、この1年で2倍近くに増えたとしています。

この映像はトルコ中部のコンヤ県での「シンクホール」ですが、アルトゥノジュの地下には『シンクホール』になる前の地下空洞が形成されていたのかもしれません。


アルトゥノジュ地区で<発生した陥没

震源から100km以上離れていても、浅い位置に空洞があれば、地震動で陥没することは容易に推定できます。

地震被害や地形の変化が震源からの距離に比例しない一因は、この地下内部の空隙にあると考えられます。

3758
Date: 2023-02-20(Mon)
140kmも離れた場所での地盤崩壊の謎を解明せよ
ハタイ県アルトゥノジュ地区のオリーブ園崩落を岩手・宮城内陸地震での崩落現像と同じメカニズムで解釈して「地震現象の恐ろしさ」とする見解があるようです。

しかし、140q(東京―静岡の距離)も離れた遠くの地震で大崩落が起きるとは考えられません。

産経新聞が伝える現地の声を紹介します。

◆◆◆◆

畑に突如、巨大な谷=@大地震で発生、幅100m超

地割れはハタイ県アンタキヤの郊外、シリア国境に近い村テペハンにあり、一部は幅約200〜300メートルに達しているとの報道もある。

現場からやや離れた畑で農業を営むジハンギル・ハジュオマールオウルさん(20)によると、1回目の大きな揺れの直後、丘の方角から雷が落ちたような「バリバリ」というごう音が響いた。驚いて外を見ると、暗がりの中「緑色の煙」が立ち上っていたという。(共同)

◆◆◆◆

ハタイ県アルトゥノジュ地区テぺハンで発生したオリーブ園の崩壊は岩手・宮城内陸地震(2008年6月14日M7.2 深さ8km直下型地震)で起きた荒砥沢地区の崩落とはメカニズムが違います。

[1431]では荒砥沢での崩落を以下のように紹介しています。   

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「今回の地震では震源付近で4000ガルを記録したということですが、これは垂直方向に爆発が生じた正に直下型地震であったことを意味します。震源の深さが8kmでExplosionが鉛直であったとすれば半径8kmほどの円形の外側は引き領域になる可能性があります。
荒砥沢ダム周辺の崩落は引き領域に当たったために生じた大陥没であるという可能性も考えられますが、振動によってドミノ的に崩壊したという解説(テレビ報道)もありました。
どちらにしても爆破による振動が継続的に起こったために発生した地変であり、「断層運動という地変によって地震動が発信した」という解釈は成り立たないと思います。」  

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荒砥沢の崩壊現場と震源とは20kmの距離しかありません。押し円錐軸が鉛直でなければ、崩落はExplosionによる加速度で起きた可能性もあります。

一方テぺハンの崩落は引き領域で発生していますが、震源からは約140kmも離れています。 井口隆氏はツイッターで荒砥沢崩壊と同じような斜面崩壊を図示されています。

黄色で囲った範囲が矢印の方向に滑ったとしていますが、この部分は動いておらず、赤い矢印の部分だけが沈降したのではないでしょうか。 現地調査をすれば分ることですが、崩壊はしていないように感じられます。

赤の矢印部分だけでも相当な地盤崩壊ですが、140qも離れた場所でこのような大きな崩落が起きることは通常の地震被害では考えられないことです。 よって、[3757]のように「シンクホール前段階の地下空隙」を推定しましたが、現地の声には、

1回目の大きな揺れの直後、丘の方角から雷が落ちたような「バリバリ」というごう音が響いた。驚いて外を見ると、暗がりの中「緑色の煙」が立ち上っていた

というものがあるので、別の地震がテペハンで起きていたのかもしれません。

地震学者は地震現象をもっと詳しく調査し、正しく把握しないといけないと思います。

このように震源から140qも離れた場所での大崩壊の原因を解明しないで、放置することがあってはならないでしょう。地震学を発展させるために正しい「地震の原因」を探求してください。

3759
Date: 2023-02-20(Mon)
『神は詩(うた)う』・日本人よ善と悪を分かつ知恵を磨こう

『怨霊的存在であったにもかかわらず「天神様」として祭り上げてきました。
学問の神のような扱いで「祟り」を鎮めたのも、「不滅の正義」という海外では賛同を得る思想とは無縁のものです。

善悪を分けることが「知恵の始まり」なのですが、日本精神にはそれが薄く、マッカーサーから精神年齢が12歳と言われてしまった原因でもあるようです。

記念対談は206編の「言い切り」俳句に関して、作者(大川総裁)と生活を共にする総裁補佐とのご夫妻の対談でしたが、最後に大変気が重くなる解説がありました。

岸田首相の「善悪を分けられない」日本的過ぎる政治姿勢が国家を危険水域にまで導いているという警告でした。

その前の安倍政権に対しても「善悪の判断」に誤りがあったということです。

安倍政権が自慢した安倍ノミックスは当会の政策をパクったものだが、2度にわたる消費税上げだけは別で失政の原因になったという話題がありました。

当会の大学設立申請を不認可にしたのも「票田である宗教団体を大切にして、当会を裏切った行為」という裁定がなされていました。

それにもまして、岸田氏のウクライナ寄りの政治姿勢は日本という国家の存在を危うくしているようです。最後の首相になる可能性に言及されていましたから、外国の支配下になる危険性が急速に出てきたということでしょう。

本日、バイデン大統領が電撃的にキエフを訪問し、「軍事支援5億ドルやロシア制裁表明」を打ち上げていますが、いよいよ世界大戦に向かう危険性が出てきました。

それが見抜けない政治家諸氏のことを「国会にいる人の頭が悪すぎる」と嘆いておられました。

日本は政治家もマスコミも「善悪を分ける知恵」を持てず、バイデン政権の言うなり、CNNなどのマスコミの言うなりに動いていますが、危険度が急増しているようです。

そのアメリカにはまだ「正義漢」と言える「善悪を見抜く」人がいます。
身にかかる危険性を知りながらも「かくすれば、かくなるものと知りながら、やむにやまれぬ大和魂」と言った人でもありましょう。 及川氏が「ノルドストリームを破壊したのはバイデンだ」とすっぱ抜いたシーモア・ハーシュ氏のことを紹介しています。

ハーシュ氏はプーチンが同胞を救助するために行った「特別軍事行動」の2か月前から「ノルドストリーム爆破」を計画していたとすっぱ抜いた人です。

大本はオバマの時代から、ドイツとロシアが連携したら、独・ロが繁栄しアメリカの衰退につながるという政策がアメリカにあったのだということです。

バイデンはオバマ政権の副大統領時代から、ロシアの衰退を画し、ノルドストリームの遮断を狙ってウクライナに工作していたようです。

プーチンはバイデンが仕組んだ『罠』に嵌ったという見方もありますが、プーチンは「ウクライナのDS」を掃除するのだ、と思っているのかもしれません。大きな任務のために立ち上がったのかもしれません。

日本人も平安時代の続きのような「日本神道」ではなく、世界や宇宙を俯瞰できるような合理的で「不滅の正義を守る」新宗教を信仰したいものです。

それが『神は詩(うた)う』の真意だと感じました。

3760
Date: 2023-02-23(Thu)
国家リーダーとして立派なプーチン演説と情けない日本のリーダー
プーチン大統領が議会で年次教書演説を行いました。
抜粋して紹介します。

国家のリーダーとして、立派な演説だと思います。

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【全文】プーチン大統領 議会で年次教書演説
2023年2月22日, 16:20 (更新: 2023年2月22日, 22:03)

(抜粋)

1年前、我々の歴史的な土地に住む人々を守るため、我が国の安全を保障するため、そして2014年のクーデター後にウクライナで生まれたネオナチ体制による脅威を取り除くため、特殊軍事作戦実施の決定が下された。 そして我々は一歩ずつ、慎重に、そして一貫して、我々の前にある課題を解決していく。
ドンバスは2014年から戦い、自分たちの土地に住み、母国語で話す権利を主張し、封鎖と止まない砲撃、ウクライナ政府からの露骨な憎しみという条件の下でも降伏せず、ロシアが助けに来てくれるのを信じて待った。

一方、あなた方もよくご存じのように、我々はこの問題を平和的手段で解決するために、本当にできる限りのことを行い、このきわめて困難な紛争を平和的に解決するため、忍耐強く協議を行った。
しかし、我々の背後ではまったく別のシナリオが用意されていた。

今、我々は、西側の指導者たちがドンバスの平和を目指すとした約束が口実であり、残酷な嘘であったことを理解した。
彼らは時間を引き延ばし、形式主義を取り、政治的な殺害や気に入らない者に対するウクライナ政権の迫害、信者たちに対する侮辱的行為に目をつぶり、ドンバスにおけるウクライナのネオナチのテロ行為をますます強く奨励した。
民族主義者の大隊の将校らは西側の軍事アカデミーや学校で訓練を受け、武器も供給された。

特に強調したいことは、特殊軍事作戦の開始前から、キエフと西側諸国との間では防空システム、戦闘機、その他の重装備のウクライナへの供給交渉が行われていたことだ。キエフ政権が核兵器を獲得しようと奮闘していたではないか。これを彼らは公言していたではないか。

米国とNATOは、我が国の国境付近に自国の軍事基地と秘密の生物学研究所を急速に展開していた。彼らは、将来の軍事行為の演出をマスターし、自分たちに従属させ、自分たちの手で奴隷化したウクライナの政権に大戦争に向けた準備をさせていたのである。
そして今、彼らはそれを公然と、あからさまに、恥じることなく認めているではないか。ミンスク合意も「ノルマンディー形式」も外交的なショーではったりだと言って、まるで自分たちの背信行為を誇り、楽しんでいるかのようだ。ドンバスが燃え、血が流され、ロシアが誠実に(私はこれを強調したい)平和的解決に邁進していた時に、彼らは人々の命を弄んでいたことが明らかになった。

我々はウクライナ国民と戦争しているわけではない。このことは今で何度も言ってきた。ウクライナの国民は、キエフ政権とその西側の支配者らの人質となった。西側は事実上、この国を政治的、軍事的、経済的に占領し、数十年にわたってウクライナの産業を破壊し、その天然資源を略奪した。その論理的帰結が社会の退廃、貧困と不平等の爆発的な増加だ。そして、そのような状況では当然ながら、戦闘行為のための材料集めなど容易くできる。人々のことなど誰も考えず、人間を破滅のために準備し、最後は消耗品にしてしまった。痛ましく、語るのも恐ろしいことだが、これは事実である。

ウクライナ紛争を煽り、拡大させ、犠牲者を増やした責任は、すべて西側エリート、そしてもちろん、キエフの現政権にある。この政権にとってはウクライナ国民は本質的に他人だ。ウクライナの現政権は自国の国益のためではなく、第三国の利益のために奉仕している。

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一部では、プーチン演説に、長崎と広島の原爆は必要がなかったという話も紹介されていますが、プーチン・ロシアの実像は西側メディアの報道とは違っているようです。

先日の及川氏の動画に登場したロシア人の女性大学教授は日本とロシアは同盟国になりたい、と語っていました。ロシア人には日本文化への憧憬のようなものがあるようです。

プーチンの見解にもありますが、マイダン・クーデターはバイデンやヌーランド(現在国務次官)らによるオバマの外交政策によって実施されたものです。

イーロンマスクはヌーランドがウクライナの戦争を激化させたと言っています。
プーチン大統領 議会で年次教書演説

岸田政権はウクライナにウクライナに55億ドルの援助をするそうですが、何という恥ずかしいことをするんでしょうか。情けない限りです。

3761
Date: 2023-03-04(Sat)
大川隆法総裁の「死亡報道」が意味すること
『幸福の科学総裁大川隆法氏の死』を産経新聞をはじめ多くの新聞が報じています。
テレビ朝日でも報道しています。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/0406326504aa7ca32a7a1d7b70da2ae8efa0071d

「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法氏が死去
3/2(木) 17:11配信
テレビ朝日系(ANN)

新興宗教団体「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法氏が亡くなりました。66歳でした。

 関係者などによりますと、大川隆法氏は先月28日、東京・港区の自宅で倒れ、近くの病院に救急搬送されましたが、2日朝、死亡が確認されました。

 幸福の科学は取材に対して「お答えできない」としています。

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救急搬送された病院で、医学的に「死亡」が認定されているのに「幸福の科学では『お答えできません』としている」というのは、何故なのでしょうか。

医学に対する大きな挑戦なのかもしれません。

医学は心臓が停止したら「死亡」と判断するのでしょうが、宗教では「霊視線が切れた」ときを「死亡」と判定しています。ですから大川隆法氏の「霊視線は切れていない」と言っているのではないでしょうか。

プラトンの書いた『国家』の中にある「エルの物語」では、心臓が停止して「死亡した」とみられた青年エルの肉体が腐敗するような状況が見られないため、火葬するに忍びなく、ようやく周囲が決断して2週間後に薪に火をつけようとしたときにエルは生き返ったという話が載っています。エルの霊視線は切れていなかったということを物語っています。

カントと同時代の北欧のスエーデンボルグも一週間程度の「幽体離脱」の記録があることを、大川氏の小説『揺らぎ』の中に紹介されています。(参考)

イエスが十字架に磔にされて埋葬後、3日後に復活したという話も、「霊視線が繋がっていた」ということなのかもしれません。

宗教教団の「お答えできません」という回答は宗教的には「死亡認定」ができていない、ということでしょう。

さて、大川総裁が、エルやスウェーデンボルグのように、何日か後に「息を吹き返す」ことがあれば、医学は「死の判定」を変えないといけないことになります。
そして一般的な風習として行われている『お通夜』には意味があること、「通常(凡人)は霊視線が切れるのに24時間かかる」という習俗的知恵を大切にしないといけないことになります。

『大川隆法氏の死』という事象は「医学への挑戦」であるのかもしれませんし、数日経っても霊視線が切れず、蘇生することがあれば、イエスの復活と同じような扱いをしなければいけないことになります。

私は「幸福の科学」の信仰者の一人として、「幸福の科学」がカルト扱いから「世界宗教」へと脱皮・変身する一コマの事象だと思っています。

因みに、大川総裁は2004年にも、「心臓停止」で医学的な「死亡宣告」を受けた過去がありますが、報道はされませんでしたので、会の外には伝わっていません。

しかし幸福の科学の信仰者は皆が知っていることです。イエスが「天にまします我らの父」と呼んだイエス以上の霊格を持つ存在であることも、です。

参考:


大川隆法著小説『揺らぎ』より

3762
Date: 2023-03-13(Mon)
日本の危機的状況を説く矢野氏の解説
矢野義明元陸相補がウクライナ戦争の現状を解説しています。
44:50辺りからの基礎的な認識、つまりウクライナがロシア系住民の「民族浄化作戦」をやっていたことがプーチンの「特別軍事作戦」の基礎にあることが、なぜ渡部悦和元陸相([3739]参照)を始めとする日本の「解説者」にないのかが不思議です。

スペインから来たサッカーのイニエスタが「日本は平和な国」と述べていますが、危機がそこまで来ているのに、何も気付かないで公園で遊んでいる子供のように思えてなりません。 いつまで「平和」が続くのか非常に危険な水域に来ています。

矢野氏や用田和仁氏(元陸将 https://www.youtube.com/watch?v=lJFVXEYvzqI)のような自分の頭で考えている解説者は少数派で、多くはアメリカの戦争研究所が脚色する「嘘報道」を信じているように思えます。

矢野氏の解説にもありますがソ連時代の「野蛮なロシア兵」という固定観念で見ていて、今のロシアの民度を正しく見ていません。

ベースにあるのは日本神道の神々が伝統的に持っている「シャーマニズム」に近い信仰観にあるようです。この信仰観の元では「原因と結果」を論理的に追究したり、[[間違いを糾す」という作業が「曖昧模糊」としたもので終わってしまいます。 高等宗教としての「心の教え」がないことが原因です。先の戦争においても、国民を不幸にした「責任」を感じ、「反省」して姿勢を正すといった行動が希薄です。

幸福の科学出版での「地獄の法」が発刊された理由は、日本の宗教に「善悪を分かつ差別知」が無く、死んだらみんな「仏様」になり、「地獄界」なんて存在しない、という低レベルの宗教観に警鐘を鳴らすためのようです。

日本の歴史は高等宗教である仏教の教えとシャーマニズムに近い日本神道との間での「攻防」が繰り返されてきたという見方ができます。
聖徳太子の名前が教科書から消えるという流れがあるのも、日本神道系の「無反省」の空気感が優勢になってきているのでしょう。

このままでは日本は極東のある国に占領されて「日本省」になる可能性さえあります。

目覚めないと大変なことになることが矢野義明氏の解説から分かります。

3763
Date: 2023-03-18(Sat)
プーチン逮捕状、トランプ起訴、日本の子育て支援策に見る『悪魔の天下取り』活動
ICC=国際刑事裁判所がロシアのプーチン大統領に逮捕状を出したことについてウクライナや欧米諸国から評価する声が上がっているという報道があります。


プーチン氏逮捕状を欧米は評価

[3762]にも書いたことですが、キエフ政権がロシア語話者である東部の自国民を虐殺しているのをやめさせるのが「特別軍事行動」であったことが無視されています。この事実を無視して、「領土侵略者プーチン」というレッテルを張って「逮捕状」を出しています。

また、アメリカでは、トランプさんが起訴される可能性があるという報道もありました。
トランプ氏自身が「21日に逮捕される、抗議せよ」と訴えています。 このような報道を見ると霊人ハイエクが13年前に語っていた『まもなく”悪魔の天下”が始まる?』という警告が現実になったような気がしてきます。


13年前[子育て支援」は民主党の政策だった

当時(2010年4月)ハイエクが言っていた『民主党の子育て支援』という政策は13年後の現在自民党岸田政権が打ち出していることにも驚きを感じます。

岸田氏が言っている「全ての子育て世帯を切れ目なく支援する総合的な制度体系というのは共産主義的な思考であり、イギリス病の原因となった「ゆりかごから墓場まで」というスローガンと同じです。しかし、「地獄への道は善意で舗装されている」という警句が教えるように、手厚すぎる善意は地獄への舗装道路のようなものです。

首相は演説の中で、

「全体の構造、意識の改革に加え、子育て支援サービスの内容についても、親が働いていても、家にいても、全ての子育て家庭に必要な支援をすること、幼児教育・保育サービスについて、量・質両面からの強化を図ること、これまで比較的支援が手薄だった妊娠、出産時から0〜2歳の支援を強化し、妊娠、出産、育児を通じて、全ての子育て家庭の様々な困難、悩みに応えられる伴走型支援を強化すること、子供の貧困、障害児や医療ケアが必要なお子さんを持つ御家庭、ひとり親家庭などに対して、より一層の支援を行うことなどが必要になっています。」

と述べていますが、これも人類を地獄に誘導する”悪魔の天下取り”が開始されたような思いがしました。

最近の世界的な流れの中に『悪魔の跳梁』が感じられてなりません。 「制度的なもの、国家的なもの、大きな枠組みのものが悪に覆われた時には、『自由』の防衛のために、個人は戦わなくてはならない

というハイエクの言葉が重みを増してきています。

注1:

この政策は「票を買う」為のものであり、衆議院解散・総選挙が近い、という説もあります。

もう、この国の政治には「高邁なる理念」など何処にもありません。岸田首相が日本をどのような国家にしたいのか、何も伝わってきません。一度堕ちるところまで堕ちて、再建国するしかないのかもしれません。

注2:

トランプ大統領声明 私たちの国は今、第三世界となり、滅びようとしています。アメリカンドリームは死んだのだ。急進的な左翼アナーキストは、大統領選挙を妨害し、それに伴い、私たちの国の中心を破壊した。

アメリカの愛国者は逮捕され、動物のように監禁され、犯罪者や左翼の凶悪犯は通りを歩き回ることを許され、何の報復もなく殺し、燃やされている。

何百万人もの人々が国境を越えて押し寄せ、その多くは刑務所や精神病院からやってきました。犯罪とインフレは、私たちの生活様式を破壊している。

3764
Date: 2023-03-19(Sun)
『悪魔の天下』では天使が逮捕される
プーチン大統領とともに逮捕状が出されたのはプーチンから子供の権利担当として任命されたマリア・リボワ・ベロアさんです。
多くの孤児を引き取って養子にしている人物を「誘拐犯」扱いして逮捕するというのは、ICCこそが悪魔に支配された組織であるとしか思えません。
及川氏が彼女のことを紹介しています。
二人に逮捕状を出したのはICCの主任検察官カリム・カーンですが、[3662]ブチャの惨劇を命じたのは国際刑事裁判所の主任検察官だで紹介したようにブチャで起きた虐殺を命じた本人です。

自分は虐殺を計画し命令した悪党であるのに、子供を保護養育する天使のようなマリア女史を「誘拐犯人」として逮捕しようとしています。

地球上の国際的な組織が暴力団に乗っ取られたかのような事態です。

やがて目が覚めれば分ることでしょうが、日本のテレビ報道は「悪魔のプロパガンダ局」のような役割を演じています。


プーチン大統領と会談「子どもの権利担当」
 “連れ去った”子ども「養子縁組」主導か(2023年2月20日)

ハイエクに見えていた「悪魔の天下」とはカリム・カーンのような悪党が公的な機関に入り込んで、悪事を働いている姿、そして、真相が見えずに報道する言論人のことだったのでしょう。

しかし、不昧因果は真理です。悪因は悪果を齎し、善因は善果をを招来します。
たとえ、恐ろしい現実が現れたとしても、再構築のための解体工事・整地作業のようなものだと考えて、推移を見たいと思います。

ただ、情けないことは日本のメディアには[悪魔の天下」が読み取れず、悪魔が善人に見えてしまっている言論人がいることです。
その中の渡部悦和、中村逸郎の二方のコメントが載った記事を紹介しておきます。

プーチン氏を追い詰める「終身刑」時効なし ロシアによる戦争犯罪をICC捜査 

「元陸上自衛隊東部方面総監の渡部悦和氏は「ロシアは国連安保理の常任理事国であり、プーチン氏を裁くのは難しいのではないか。ただ、ロシア軍は明らかに人道的に許されざる行為を繰り返してきた。国際社会へのメッセージとして調査や報告がなされることが重要だ」と語った。

ICCの捜査が中長期的にプーチン氏を追い詰める可能性も指摘されている。人道に対する罪やジェノサイドなどで訴追した場合、123ある加盟国・地域には被告の拘束・引き渡し義務が生じるため、国外渡航は大きく制限される。最高刑は終身刑で、時効はない。

1990年代の旧ユーゴスラビア紛争で集団殺害を犯したとして訴追されたスロボダン・ミロシェビッチ元大統領は、2000年に政権の座を追われた後、特別法廷に引き渡された。

ロシア立て直しへ… 中村名誉教授
筑波大学の中村逸郎名誉教授は「プーチン氏も永遠に大統領の座に留まっているわけではない。次期指導者が孤立化したロシアの立て直しに向け、プーチン氏を拘束して国際社会の審判を仰ぐというシナリオは想定できるのではないか」と語った。」

3765
Date: 2023-04-03(Mon)
バフムートが包囲され陥落しようとしているのに、ゼレンスキーを応援する岸田氏の愚昧さ
及川氏が『バフムートの実質的陥落』を伝えています。

ゼレンスキーがチャウシェスクのような運命を辿りつつあることは、元報道官の言葉からも真実性を帯びています。どこへ逃亡するのでしょうか、ヒットラーのように自殺するのでしょうか。

動画にあるマクレガー氏の見解を紹介します。

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NATO、数日以内のウクライナ・バフムトの陥落を懸念
3月 09, 2023 20:43 Asia/Tokyo


ウクライナ・バフムトの陥落

NATO北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長が、今後数日以内にウクライナ東部バフムトが陥落し、ロシアに制圧される可能性があると語りました。

ロシア準軍事組織ワグネルの長は8日水曜、「ロシア軍が、ウクライナ東部ドネツクの要衝バフムトを完全に制圧した」と表明しました。

バフムトはウクライナ東部の交通の要衝であり、同国軍は東部ドンバス地域にあるこの都市を通じて武器、軍事装備、弾薬を調達しています。

バフムトの人口は、昨年2月にロシアが攻撃を開始する前は7万人でしたが、現在は5000人未満にまで減少しています。この都市はウクライナ首都キエフ(ウクライナ語読み;キーウ)とロシア首都モスクワの間の主要な前線の1つであり、最近では最も凄惨な戦闘地帯になっています。

ウクライナのゼレンスキー大統領も「ロシア軍がバフムトを占領すれば、ウクライナ東部の重要都市を占領するためのスムーズな道が開かれてしまうだろう」としています。

EU加盟国の国防相らは8日水曜、スウェーデン・ストックホルムでの非公式会合で、ウクライナへのさまざまな種類の弾薬の供与・移送に20億ユーロを割り当てることを承認しました。

こうした中、元米国防総省職員のデビッド・T・パイン氏は、ウクライナ支援をめぐってNATO内で意見対立が強まっているとし、「舞台裏では、ウクライナ政府内での紛争疲労と西側陣営の内部亀裂が深まっている」と語りました。

パイン氏はまた、「バイデン米政権は、ウクライナが必要とする限り同国を支援すると言っているだけである。だが、アメリカは舞台裏ではゼレンスキー大統領に、現在のレベルの軍事支援をあと3か月も維持できないと通告している。それは、アメリカが提供できる軍備が尽きてきているからである。アメリカ政府はゼレンスキー氏に対し、この夏のロシアとの二国間和平交渉の前に、できるだけ多くの領土を占領するよう助言した」としました。

トランプ前政権下で国防総省元顧問を務めたダグラス・マクレガー大佐も最近、「もしウクライナが戦争に負ければ、米国はゼレンスキー大統領をあっさり忘れるだろう」と述べました

また、「この戦争ではロシアが勝利する」との予想を示し、「ウクライナの軍隊は破壊され、その結果NATOは消滅し、ヨーロッパの人々は最終的に米国が何を行ったか、そして我々が彼らに対して戦争を引き起こしたことに気づくだろう」としています。

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西側マスコミが全く報道しないこの現実を矢野義昭氏は的確に把握しておられます。

一方で全く現実が見えていない渡部悦和氏は「なぜロシア軍はこんなに弱<いの?」という真逆の解説を行っています。

矢野 義昭氏の見解

ウクライナ軍はまもなく大敗北喫し戦争終結、これだけの証拠紛争の東アジア飛び火に備えて日本がすべきこと
2023.3.1(水)

渡部 悦和氏の見解

なぜロシア軍はこれほど弱いのか、中国人民解放軍が徹底分析
3/4(土) 6:02配信

[3739]大局観のない秀才が国を滅ぼすにも述べましたが、日本が戦争に巻き込まれた場合に、どちらのタイプの将軍を抜擢するのか、岸田氏ならば東京大学工学部卒の渡部氏を選ぶような気がして心配です。

参考: スコット・リッター氏の見解

米国がロシア軍についてのフェイクを拡散する理由とは=米専門家
2023年4月1日, 08:00 (更新: 2023年4月1日, 15:31)
Sputnik 日本,

米政府はウクライナにおけるロシア軍の状況についてフェイクニュースを拡散している。元海兵隊員のアナリスト、スコット・リッター氏がYouTubeチャンネル、「Red Pilled TV」 の取材に応じた中でコメントした。リッター氏によると、米国はウクライナが敗北した際の結果に対処できないため、あえて「目をそらす作戦」を遂行しているという。米国とウクライナはもはや「神頼み」の状況で、ロシア軍の状況についてプロパガンダを流すしかないとのこと。その例として弾薬不足、恐怖、軍内部の不満をあえて強調することで、「モスクワ版のマイダン」(カラー革命)を目指しているという。
リッター氏によると、激戦地のアルチョモフスク(ウクライナ語ではバフムト)でウクライナ側は壊滅的被害を受けており、最大で8万の兵が死傷、または捕虜になるとのこと。

3766
Date: 2023-04-04(Tue)
「反証と科学」の解説に見る「蟻の科学と鳥の科学」
武田邦彦氏が虎ノ門サイエンスで解説している「反証と科学」を聞いて納得できる人がいるのだろうかと疑問に感じました。

分かっていない人の話をいくら聞いても分かりはしない・・・・という感じです。

そもそも、カール・ポパーの言っている「反証可能性を有しないものは科学ではない」という話そのものに「分かっていない似非哲学者」の雰囲気を感じます。

[3542]ジョージソロスの師カール・ポパーの間違いで紹介した一節を再掲します。

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ジョージソロスが組織している「開かれた社会」という概念にはソロス、そしてその師匠であるカール・ポパーの思想に間違いがあることを「黄金の法」から紹介します。

そもそも開かれた社会とは、釈尊も説いていた「色即是空 空即是色」という霊的な世界が本物の世界であるという観点があります。 霊能力者であったプラトンは霊的な世界を知っていたので、「それを本物の世界、開かれた世界」と言っていたわけです。

霊的能力もなく、信仰心もないポパーには逆に見えるわけで、無知なる原始アニミズムのような世界だと勘違いしているわけです。

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かみ砕いていえば、二次元(平面)の世界で生活している蟻には3次元(空間)に住む鳥の科学は理解できません。鳥が食べかすを落としても、蟻には突然”異なる世界”から現れた「蟻にとってのUFO」の出現のように見えるはずです。蟻は"非科学的な出来事が出現した"、と断定するでしょう。

間が「UFOは科学で説明できない、非科学的事象だ」と騒ぐのと同じことです。

ここで、ネット上にある「科学とは何か」を紹介します。

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科学的とは何か

まず、物理学とは、自然科学の一分野です。科学という分野で、よく科学的、非科学的という言葉を聞きますが、この科学的ってなんでしょう?例えば、数学は科学的な学問でしょうか?宗教はどうでしょう?科学と宗教とはどのように区別されているのでしょうか。また、世の中にはインチキ臭い科学が大量に存在します。そのような、いわゆる疑似科学と科学はどのように分かれているのかを最初に説明します。

再現性と反証可能性
自然科学の理論構築において重要なものが2つあります。

一つが再現性、もう一つが反証可能性です。前者は科学的なものであれば当然持っているべき性質で、後者は非科学的な性質のものを弾くための性質です。少し詳しく説明しましょう。

再現性とは
再現性とは読んで字の如く、理論で予言されていることや、実験で得られた結果をほかの人が「再現できる」ことを指します。
最近、STAP細胞という夢の万能細胞が得られたという論文が出た後、その後その論文には捏造があるとして、論文は撤回されました。
科学の世界にいない方からすると「この論文に不備があったとしても、STAP細胞という夢の万能細胞は実際発見されていたかもしれないし、その発見が間違いだったとしても、いつか同じものが見つかるのではないか」という意見があるかもしれません。

しかし、科学者がこのSTAP細胞について否定しているのは、論文の捏造は勿論、論文で言われているSTAP細胞を他の研究グループがいくら作成しようと実験したところで、全く作れないところにあります。つまり、再現性がないのです。
再現性の無い結果は一般的に科学的根拠として認められません。「私が祈ったら、神が現れてSTAP細胞をもたらしたのです。神が現れたのはその一回だけで、以降は現れていません。」というのと同等の主張でしかないのです。

反証可能性〜何故神や幽霊の存在を語ることは非科学的なのか〜
反証とは「ある仮説の間違いを証明すること」です。要は「ほら、ここ間違ってるじゃん」と証拠をつきつけることです。
よく、「反証可能性を有しないものは科学ではない」と言われたりします。つまり、現存する科学理論は、全て何らかの形の反証可能性を持っているわけです。
例を挙げると「太陽は東から昇り、西へ沈む」というのは、科学的な話です。何故ならば仮に「太陽が西からのぼり、東から沈む」というようなことが起きれば、反証されてしまうから、つまり反証可能性を有しているからです。
実際に反証されてしまうと、それは間違いということになりますが、このように「反証される可能性」というものを基本的に科学理論は持っています。

神や幽霊
例えば「神がいる」の反証は「神がいない」となります、当たり前ですね。しかし、神がいないことなど果たして証明できるでしょうか?このような「いないことを証明する」というのを、悪魔の証明と呼びます。何故なら「神がいること」は実際に神様を連れてくれば簡単に証明できますが「いないこと」はどうやったって証明しようがないからです。このように、反証可能性がないもの(どうやっても反証される可能性が0)なものについては科学的ではないとされます。
ここで勘違いする人がいるかもしれないのですが、「神や幽霊がいるなんてのは嘘っぱちだ」という結論になるわけではないです。
単に科学的対象になり得ないというだけです。個々人が信じるのは当然自由ですが、「幽霊の存在は科学的に裏付けられている」とか言い出したら嘘になるという感じです。

科学は不変の真理ではなく、現状反証されていない暫定的真実にすぎない
反証可能性があるということは、今の科学理論は将来的に反証される可能性があるということです。
未来永劫正しい可能性もありますが、明日にでも否定される可能性も決して0ではありません。

これは公理の真偽がされないため、一度証明されたことは永遠に否定されることのない数学と大きく異なるところです。

次週にでも書きますが、高校で習ったニュートン力学は、物体の移動速度が高くなると成り立たなくなることが知られていますし、物体が非常に小さくなった場合も、成り立たなくなります。これは、ニュートン力学から予想されない実験結果が高い再現性を持って示され、反証されたからです。

まとめ
科学とは、再現性と反証可能性があるものでなければならない。
・神や幽霊は、その存在がいることを再現することも出来なければ、いないことを証明する手段そのものがないので、反証可能性もなく、科学の枠組みで語る対象から除外される。
・全ての科学は将来的に反証され、「実は間違っていました」という可能性を否定はできない。

◆◆◆◆◆

要するに、ポパーの言っていることは、カントが言っていた「私には霊能力がないから、スウェーデンボルグの業績が判定できない。よって大学での研究対象とはしない」と言っていたことを小難しい表現で言っているだけです。

ただしカントは「スウェーデンボルグの研究を否定はしない」と言っていますが、ポパーは「非科学的」というレッテルを張って見下しているように見えます。

でも鳥から見たら「かわいそうな蟻さんだね」と同情されているのです。

また再現性に関しても「欲にくらんだ知欲餓鬼(鈴木正三の言葉)でも、清い心の科学者でも、同じ結果が出るのが「科学的」というのなら、その科学と称するものは次元の低い学問になってしまいます。

スタップ細胞を発見した小保方晴子氏が欲心にまみれた科学者たちによって排斥された、という見方の方が正しいのかもしれません。歴史が正邪を決めることでしょう。

ポパーを支持している科学者とは「蟻の科学」を信奉しています。UFOが飛来する時代の科学者は少なくとも「鳥の科学」を信奉し、更なる高次元の科学を見据えているはずです。

参考:反証可能性

反証可能性(はんしょうかのうせい、英: falsifiability)またはテスト可能性、批判可能性とは、「誤りをチェックできるということ」であり、「科学的理論は自らが誤っていることを確認するテストを考案し、実行することができる」という科学哲学の用語である。

科学哲学者カール・ポパーは、反証可能性を科学的基本条件と見なし、「科学」と「非科学」とを分類する基準とした。反証可能性は、「ある言明が観察や実験の結果によって否定あるいは反駁される可能性をもつこと」とも説明される。

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要するにカントが言っていた「私には霊能力がないからチェックできない」ということです。
チェックできるものだけを「科学」と呼ぶということです。 チェックできる能力のある人から見れば、「低いレベルの科学だね」と言われてしまいます。
UFOに乗ってくる宇宙人が居たら彼らは「レベルの高い科学」を持っていますが「心のレベル」がどうだかまでは分りません。

WBCでの、大谷選手にならって

ジョージ・ソロスの師であるカール・ポパーや
カントを『憧れる』のは止めましょう

そうしないと彼らを超えられませんから

『幸福の科学』とはポパーの定義による科学を超えた科学なのです

3767
Date: 2023-04-06(Thu)
今起きていることは「真に開かれた社会(Real Open Society)」幕開けの狼煙であろう
ジョージ・ソロスの選挙資金で当選したニューヨーク市検事アルビン・ブラッグがトランプ逮捕で動いていますが、その裏にはオバマの側近だったマシュー・コランジェロがいて、全体を仕切っているのはオバマであると、及川氏が解説しています。

2023.4.5【米国】トランプ逮捕の指揮をとったのはオバマか?sorosu

既に時効になっているような微罪を理由に、起訴をして、来年の大統領選挙の邪魔立てをしようという薄汚いやり方にアメリカ国民は怒っています。

ところで、ソロスやオバマが目指している社会は唯物論者の哲学者カール・ポパーの『開かれた社会( Open Society)』なんでしょうが、それは間違った概念です。人々が幸福になれるユートピア社会ではありません。

既に[3542][3766]で述べたように、本当に開かれた社会とは『実在界』を意識して生きる社会のことであって、彼らの考える社会は『閉じた社会』なのです。地上だけ、この世だけを認識して生きている社会なのです。実在界とはギリシャ的に言えば「イデア」の世界です。 [3542]に紹介した「黄金の法」の続きを紹介します。


大川隆法著『黄金の法』p.76-77より

プラトンも師匠のソクラテスも幽体離脱をし、何度も天上界に足を運んで「イデアの世界」を見聞して帰っています。
『黄金の法』の著者も今、「イデアの世界」を見聞されていると思われますが、「人間をこの世だけの存在であると規定する思想は、閉じた社会の哲学なのです」と記しています。 ポパーの哲学を『あこがれる』のは止めにしましょう。

カール・ポパーと対比されるのがハイエク(ソクラテスの魂の兄弟)ですが、我々が目指しているのはハイエクの哲学の方です。

今の科学は唯物論の科学で、『閉じた社会』で通用するものではありますが、『本当に開かれた社会』に於いては通用しません。
言い換えれば、『実在界』からのインスピレーションに基づかない科学者のアイディアは価値が低いのです。

悟性を磨いた科学者に降りるインスピレーションには、『実在界』の霊存在が願うような「地上をユートピアにし、人々を幸福に導く『幸福の科学』」が内包されているのです。

地震爆発論は宗教法人を取得する前の「幸福の科学」に私が入会した直後、(多分)『実在界』からいただいたインスピレーションを温めて発展させたものです。

地震爆発論は『幸福の科学』に該当する科学だと思うのですが、そうした声は内部からもまだ聞こえてきません。

追記:

そのオバマは6月からケニア((母国?)へ移住と報道されています。
悪行がバレて、逃げ出すのでしょうか。 オバマ元米大統領が6月からケニアに移住予定との報道。


ケニアの祖母を訪問した時の写真らしい。

3768
Date: 2023-04-22 (Sat)
「視点の大転換」を促す霊性革命
[3761]で紹介した「大川隆法氏 死去」から、51日が経過しました。

氏の御存在は、

『地球の全てを司る大神霊がアルファ、エローヒムという名前に続き三度目の降臨を果たされ、名前をエル・カンターレと称された』

という公式解釈になっています。

そのような存在者の活動が新聞報道にあるようなことで終了する筈はないだろう、という期待感が世界の信者から寄せられています。

7年前の2016年に発刊された「正義の法」には、これからの時代に起きることは「霊性の革命」であるという一節があります。


「正義の法」p230より

世界の中の二つの大きな潮流として述べられている一つは、カントやポパーのように合理性のみを固く信じる流れです。もう一つは非合理性をも包含した神や仏の存在を信じる信仰者の流れです。

今後、"いわゆる科学者"にはとても信じられないような出来事が起きてくるでしょうが、その時に「霊性革命」という言葉が真実味をもって語られるようになると思います。

ポパーの哲学に魅せられて「反証可能性がなければ非科学的」と言って見下すような姿勢は霊性革命によって「陽光の下の霜」のように姿を消していくでしょう。

再度述べますが、カントやポパーを崇拝するのは止めましょう、
さもなくば時代に乗り遅れます。

 また、『太陽に恋をして』という書籍にあるガイアの霊言では「科学が、ここ二、三百年で相当発展してきましたが、科学者、医学者のなかには、魂や神を信じていない者も、かなり紛れ込んできております」という言葉があり、「宇宙から霊視すると、地球の表面上が「カビの生えたチーズのように見える」らしいのです。「チーズの表面のカビをどうにかしなければいけない」という危機感があるのが、現代だと語っています。

そして、エルカンターレの降臨は、「地球レベルでの精神革命」を起こすのが目的である、とガイヤ霊は語っています。


『太陽に恋をして ガイアの霊言』p.73-75より

3769
Date: 2023-04-28 (Fri)
地震の原因を伝えられないもどかしさと、小説『遥かなる異邦人』の悲しみ
若きエルカンターレを『鏡川竜二』として描いた自伝的小説『遥かなる異邦人』のなかで、著者は、思想に近い学問を教える東京大学の「法哲学者」達もカール・ポパーに傾倒していることを指摘しています。

東大には若きエルカンターレが魅入るような学問はなかったのです。

カール・ポパーは科学の路線もそうですが、思想の面でも「閉じた社会」を「開かれた社会」と感違いして、人類を誤導しているのです。


『遥かなる異邦人』p143-145より
そのポパーの哲学を信奉するジョージ・ソロスがスポンサーになっている米国の民主党政権下では、でたらめなことが行われています。 巷には薬物中毒者が溢れ、政権内部でも、人身売買に絡む悪事が横行しているということです。


バイデン一族が人身売買に関係している?
そうだとしらたハイエクが言うように「悪魔が天下を取る」社会をOpenな社会だと、彼らは思っている。([3763])

ポパーの描いた”Open Sosiety”とは明らかに悲惨な社会です。

信仰心なき社会、霊性を忘れ去った社会とは、とても真剣に求めるべき世界ではありません。

主人公竜二は次のように詩っています。

なにゆえに
私はこの星に生まれ落ちたのか
この破壊と闘争の星に
愛を持ち来たらすことが
なぜ こんなにも難しいのか

人間の一人として生まれて
私は己の 未熟なるに涙する
人には「心」があることすら伝えられない
魂に「善悪」があることすら伝えられない

ああ我は異邦人
遥かなる異邦人

私が提起する「地震の原因説」もリバティー創刊号には取り上げられましたが、その後全く関心が寄せられません。

地震は断層が動くから起きるのではない

断層は爆発の結果である

ことすら伝えられないでいます。

巨大地震はプレートとは無関係に発生します。

プレートテクトニクスは間違っています。

大陸が沈没する前に早く気付いていただきたいのです。

後記:

『遥かなる異邦人』には哲学者カントの評価もあります。


『遥かなる異邦人』p110-111より
「『理性』を人間の最高精神とするカント老人の迷妄」とあり、悟性の重要性を謳っています。

3770
Date: 2023-05-03 (Wed)
新・地震学セミナーの知見が常識化するか?
「地震爆発論学会」の会員さんかな?と思われるような書き手の記事がありました。

花崗岩と玄武岩の違いを説明していますが、通説論者からは否定される意見ですから、これが通説に置き換われば、地球物理学の革命になるでしょう。

花崗岩 玄武岩
カテゴリー: 科学
公開日:2023年4月22日

 大陸が誕生し、アルプスのような山脈が生成されるのは、直下型地震という垂直方向の爆発が頻発して、海底が浮上することが原因です。そのとき、マントル上部の結合水を多く含んだマグマが固化し、結晶化して花崗岩の大陸が誕生します。

 花崗岩は、玄武岩マグマが大陸という空冷式冷却によって、時間をかけて ゆっくりと深部で冷え、結晶質の岩石に変化したものです。  

上層のマグマには結合水が存在して結晶化するので、花崗岩は玄武岩より白く軽い。そのため、大陸地殻が軽い物質で構成されるわけです。

 なお、結晶化すると体積が増えますので、軽くなりますが、下部の重い玄武岩が花崗岩を浮かせているのではありません。

 海洋部の薄い地殻が浮上して大気にさらされると、熱が奪われて熔融していたマントル物質、つまりマグマが冷却されます。このとき、マントル上部にあったマグマの内部は解離度が低いので解離水は少なく、結合水を含んだままの状態で浮上します。火山から噴出するマグマと違って、水を含んだまま、しかもゆっくりと冷却されるので花崗岩が形成されるのだろうと思います。その下にあるマグマは、解離度が高く酸素と水素に解離してしまっているために、花崗岩とはならないで、玄武岩のような岩石となるのではないでしょうか。

 玄武岩は、下部マグマ(水は解離しているので無水状態)が冷却する場合と、上部マグマが地表被覆を破って噴出して冷却する場合とがあると思われる。噴出すれば、上部マグマであっても発泡して水は抜けてしまうので、花崗岩にはならない。大陸が浮上すると放熱されるので、マグマは固化するが、無水の下部マグマは重い玄武岩となり、水を多く含む上部マグマは結晶化して軽い花崗岩になる。花崗岩の下に玄武岩があるが、その深さでは結合水がなく、解離水(酸素と水素)として存在するから結晶化しないのです。

 火山の火道を上がってきたマグマは結合水を多く含んでいますが、地表付近で水蒸気が発泡して抜けるため、固まっても玄武岩にしかなりません。たとえ、発泡しないとしても、短期間で冷却しますので、花崗岩になることはないのでしょう。これが大陸部分にのみ花崗岩が存在する理由なのです。

 水が解離状態で存在するマグマの下層部は、浮上して冷却されても無水ですから、結晶化せず、黒い苦鉄質になるのです。大陸の地表に見られる玄武岩は、火山から噴出したものか、昔海底にあった玄武岩の一部なのでしょう。

 玄武岩は黒っぽい。構成する鉱物が有色のものが多く、花崗岩の白っぽいのは無色あるいは白っぽい鉱物が多いということです。有色の鉱物とは、色のついたもののことで、玄武岩をつくる鉱物では、濃い色を持ちます。そして、有色鉱物は、マグネシウムと鉄を多く含む鉱物の場合が多く、そのようなマグネシウムや鉄を多く含む鉱物は、苦鉄質鉱物といいます。

 無色の鉱物とは、色のない鉱物で、一般には透明です。白っぽい鉱物は、少量含まれている成分やできた後の変質や風化によって、もともと透明な鉱物が、白っぽく見えることもあります。無色あるいは白っぽい鉱物の代表は、珪酸(珪素と酸素)をたくさん含む石英や長石(アルカリ元素とアルミニウム、珪素と酸素)などです。無色あるいは白っぽい鉱物とは、珪長質鉱物とも呼ばれます。
 鉄を多く含む鉱物は比重が大きくなり、アルカリ元素やアルミニウムは比重が小さくなります。そのため、玄武岩のほうが比重が大きく、花崗岩が小さくなるわけです。

 マグマの中における水の解離現象が大きな影響力を持っており、解離度が高くなっている深部では、完全に無水状態となるために、より密度の高い橄欖岩のような岩石が生成されるのではないでしょうか。

 陸側プレートの地殻が薄い場合は、マントルダイアピルが浅い場所でマグマを分離することができるため、安山岩質マグマが直接生成される。

 陸側プレートの地殻が厚くなると、マントルダイアピルが低圧でマグマを分離できるような部分が無くなるので、玄武岩質マグマしか生成できない。

 大陸が沈降した場合はどうなるでしょうか。厚みのあった大陸地殻も海底に沈降すると、熱が奪われ難くなって、かつて玄武岩や花崗岩であった部分が熔融して、マントル物質に同化していくものと考えられます。熔融しない部分も熱作用を受けて変成岩に変わっていく。これが、海洋底には花崗岩が存在したとしても、僅かであって、陸地のような厚いものにはならないという理由です。

 かつて山脈であったような部分は、大西洋のロッコール海台のように、花崗岩のまま大陸性地殻の性質を持ったまま存在します。そして、海底火山の活動などで噴出する玄武岩に覆われるようになり、海洋化していくものと推定されます。

 海底部分は、浮上すると温度と圧力が下がりますので、橄欖岩は蛇紋岩などに変質します。また、堆積岩にはアンモナイトのような海底生物の化石などが混じることになります。海底での熱放出は水冷式であり、陸上では空冷式ですが、深海での海流と陸上での空気移動を比較すると、はるかに空気移動のほうが激しいので、空冷式放熱で冷却されるほうが激しいと考えられます。大陸の地殻(固体部分)が厚いのは冷却されやすいからです

上記の記事を補完する図面として、[1996][2474]に載っている図を再掲しておきます。

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