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2002/11/08(Fri) 14:48
石田 昭
科学における拉致事件 
二ヶ月探求してようやく地震理論の間違いがホントの事らしいと思えるようになってきたというT氏の感想と、危惧です。小学校時代から洗脳(?)されてきたわけですから無理も無いことでしょうけれども・・・。

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 石田先生 今更ながらですが、事によると、地震発生原理は一通りでは無く、化学的エネルギーの開放こそが震災級の被害をもたらし、それ以外は小さな規模にしかならない事も、有得るかも知れません。・・・と思える様に為って参りました。

 優秀な地震学者が一万人も年間150億円もの国家予算を注ぎ込んで日夜研究されても、何も解らないと言った現状が有ります。もしその根本原因がその様な研究対象の取り違えに有るとしますと、弱り切った現在の日本の命運を分けるとも思われる一大事に対して、取り返しの付かぬ事と成ってしまいます。

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 以上です。拉致されて洗脳されてしまうと、拉致したのが将軍様の指令であっても、本心から「将軍様の暖かいご配慮により・・・」という心境になってしまうのと同じではないでしょうか。目が覚めるのには、同じ環境の中にいては不可能だったでしょう。日本に帰国されたからこそ、少しずつ真実が見えてくるのと、似ているように感じます。小学生の時から、プレート説を真実だと教え込まれ、問題を取り違えてきていることは恐ろしい浪費だと思います。科学における拉致事件とも言えるのではないでしょうか、いったい誰の指令で誰が拉致したのか!ふざけ過ぎでしょうか。

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2002/11/11(Mon) 10:29
エリキン
横浜の会議は如何でしたか。 
皆さん、おはようございます。地震関係の横浜での会議は如何でしたか。ご存知の方は会議の内容を知らせて頂ければ幸いです。これからもよろしく!

エリキン。イスタンブールにて。2002年11月11日

http://www5a.biglobe.ne.jp/~erkin

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2002/11/11(Mon) 11:2 
石田 昭
NPO  
NPOに関する情報がT氏から送られてきました。

石田先生 NPO設立に付いて良く出来たHPが有りましたので、ご参考までに・・・。設立まで半年は必要に成りそうです。東京都の物ですが、書式がHP上に総て出されています。人と手間だけで、登記費用等は通常の法人と異なり、無料です。資本・資産もゼロでも良い様です。近い将来設立が厳しくなるとの話も有ります。 http://www.watamasa.com/npo/npoindex.htm"

以上です。ANS観測網をスタートさせて見ないと分かりませんが、参加者が多くなれば、更新のために専従者が必要になるかもしれません。自動更新などのソフトの導入も必要かもしれません。任意団体ではなくて、正式にNPO法人組織が必要になる時がくるのかもしれません。そのとき申請する組織の目的は何にしましょうか。「会員の観測ボランティアによって大きな安心感を創造し、それを再配達する組織」とでもしましょうか。

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2002/11/11(Mon) 11:58 
石田 昭 
何も報告できません 
地震学会に参加された方がおられましたら、エリキン氏へ連絡してあげてください。私は参加しておりませんので、次のようなメールをおくりました。

 エリキン様  私は地震学会に参加しておりませんので、横浜へは行っておりません。何もお知らせできなくてすみません。 参加しない理由は、定説地震学から見ると、私の理論は四方八方、どこから眺めても異端説にみえるので、袋叩きに合うことが嫌だからです。新・地震学セミナーの案内文にも書きましたように、かつて地震学者と対談して、まったく歯車が噛み合わず、嫌な思いをしたからです。学会に論文を提出しても、[46]に紹介したようなことになるのは明らかです。よって、まず実績を作ること、大地震の予知に日本で成功することに力を注いでまいります。石田

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2002/11/11(Mon) 19:31 
石田 昭 
断層から水素ガスが検出される

 断層から水素ガスが検出されるという情報をT氏が見つけて送ってくれました。HPからの抜粋も紹介しておきます。

石田先生  断層から水素ガスが噴出している事は実測済みの様です。但し、岩石が壊れないと水素ガスが発生してはいけない様です。(そのような仮説のもとに、研究が進んでいるから・・・・)"http://www.eqchem.s.u-tokyo.ac.jp/panf/danso.html"

山崎断層から多量の水素が放出していることが発見された。断層直上の地中ガスの水素濃度は異常に高く(3%)、断層から離れると、大気と同じ程度の濃度(0.5ppm)であった。水素濃度の分布は断層の走行とよく一致しており、水素の放出が断層運動と密接に関連していることを示唆する。 断層運動は岩石の破壊を伴い、常に新しい岩石表面が形成される。この破壊面は化学的な活性が高く、地下水と反応して水素が生成するという仮説が提唱された。

以上がHPからの紹介です。岩石が破壊される時に地下水と反応して水素ガスが発生するという仮設を設けて、研究が進んでいますが、断層で常に岩石が破壊しているというのは、考えにくいと思います。

活断層というネーミングから、破壊が恒常的に起こっているというイメージが浮いてくるのでしょうが、そのような仮説を設けなくとも、熱解離によって発生する水素と酸素が、かつての地震によってできた断層という破砕帯から、漏れ出てくると考えた方がスッキリと分かり易いのではないでしょうか。熱解離は恒常的に起こっているはずです。 

拙著にも紹介しておきましたが、名古屋大学の杉崎先生の報告『地球化学的地震予知の基礎的研究』では、地震断層に残留しているガスの成分を調査すると、断層の岩盤が堆積岩である場合には炭酸ガスが検出され(地下水に炭酸カルシュウムが溶け込み、これが解離する時に炭酸ガスが発生する)、火成岩の場合には、水素ガスが検出されるということです。このことからも、熱解離によって発生する解離ガスの漏出と考えた方が良いのではないでしょうか。

 少なくとも、大火災の原因となるような可燃ガスの噴出は、岩盤破壊に伴うガスの発生という仮説では説明しきれないでしょう。もっと大量のガスの継続的噴出だと思われます。

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2002/11/11(Mon) 20:43
石田 昭 
断層からの水素ガス追加情報 
断層における水素ガス検出について、T氏から追加情報が届きました。

石田先生 見方を変えることで、大躍進するかもしれません。

http://www.gsj.go.jp/~koizumi/JSNDS97.html

「地球化学的地震予知研究について」 

小泉尚嗣氏 のHPより水素ガスに関する節からの抜粋を紹介しておきます。

 Wakita et al.(1980)が、山崎断層周辺の土壌ガス中の水素濃度の分布を調べたところ、断層上の土壌ガス中の水素濃度は大気中の値(0.5 ppm)よりも高濃度で、中には3%以上の濃度のものがあることを見いだした。この水素は濃度が高いだけでなく同位体比D/Hも非常に特異で、Kita et al.(1980)は、この同位体比から、測定した水素が水の還元反応から生成したものと仮定すると、生成された水素の反応時の温度は約200゚Cであると推定した。この温度は、日本列島の平均的な地温勾配(20〜30゚C/km)を考えると、地下10km程度の深部の温度に相当する。この深さが山崎断層周辺の微小地震の深さ分布と調和的であることから、Wakita et al.(1980)は、微小地震(破壊)によって形成された岩石の新しい表面と水が反応して水素を生成しているという仮説を提唱した。 この研究は、観測と実験・理論がかみあった見事な成果であった。しかし、その後の研究の進展は、上述の結果を必ずしも支持してはいない。観測を重ねるにつれ、土壌ガス中の水素濃度は、非常に時間変化が激しく、同一の場所でも、10日程度で2〜3桁も変化するのが珍しくないことが分かってきた。

(中略)反応機構の点についても、Kita et al.(1982)の示した反応機構だけでは、断層で観測される数%にもおよぶ水素濃度を説明するには不十分だとする立場(Sugi saki et al.,1983)や地表で測定される水素に対し(多様な水素の生成反応の中から)地震による岩石破砕時の化学反応のみを重視するのはおかしいという立場(Masuda and Tsurumaki 1982)がある。 地震の発生しているところで水素が生成されたとしても、水素のような反応性に富む気体が、生成時の情報を保持して地表にまで達すると考えるのはむずかしい。他方、断層部での水素に異常な同位体比のものがあることや、水素濃度のばらつきを考慮にいれても、活動的な断層では水素濃度が高いことを示す報告(Sugisaki et al.,1983)もある。水素を対象とした化学的地震予知研究は興味深い課題を提供していることは確かなことである。

 以上が抜粋です。「岩石破砕時の化学反応のみを重視するのはおかしいという立場」の中に、熱解離反応を入れていただければありがたいと思います。ガスの濃度が変化するのは、解離層の不安定な圧力を考慮すれば納得できますし、地表まで達するのは難しいというのも、ガス量を微小であると考えるからではないのでしょうか。熱解離から発生するガス量は、岩石の破壊面と反応して発生するガス量よりも多量なものであり、地表まで達するのは不思議ではないでしょう。とにかく興味深い課題として、熱解離も研究課題に入れてほしいものです。

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2002/11/12(Tue) 05:58
石田 昭 
地震前兆が伝播する距離と地震の規模
「地球化学的地震予知研究について」を報告された、小泉尚嗣氏の勤務される独立法人産業技術総合研究所のHP

"http://unit.aist.go.jp/geoscience/tecto-hydr/products/productsj.html"

上に、図2 地震のマグニチュードと榛原観測井からの距離 というのがありました。本文中には

「図2にしめすように地震が大きく、震源までの距離が近ければ、地下水位変動が観測されるということが、榛原観測井における長期の観測結果より分かってきました。」とあります。

この研究は、地下水を観測する井戸の変化から地震を検出しようとするものですが、地震のマグニチュードと距離の間に明確な関係があるようです。M8クラスですと、1000キロ先の地震でも、地下水に変化があるようです。 この図の関係と似たようなことが、電磁波異常に関してもあるのではないでしょうか。KAZU氏の報告にあるように、130キロ先のM6.2地震には反応がありませんでしたが、M8地震ならば、確実に反応するでしょう。

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