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891
2004/11/15(Mon) 19:54
パトロス
コンパス観測について
「石田理論」で検索しましたら「弥彦の庭」というBBSに東海アマさんのHPでたしか「新潟出身の無名」という方がANSを批判されていたことに関する記事がありました。そのHPには自分が紹介したので残念で申し訳ない・・・とありました。気になることもありましたので抜粋して紹介します。

http://www.bbsplus.net/cgi-bin/b2/joy.cgi?id=jh9vsf
東海アマでANS観測網がやり玉にあげられていました・・新潟の方のようです。私があちらで紹介したサイトなので残念であり申し訳ない気持ちになりました。
ただ・・・このような時にこんなことを申し上げるのは大変恐縮なのですが、私が新潟も地震か噴火があるかもしれないとここで予測出来たのは、この石田理論のマグマ地震説のおかげなのです。

確かにANSでは予測成果は出ていませんが、この理論の全てを否定するのもまた危険ではないかと思うのです。(アマBBSでは新潟の危険性を記載していなかったので)
プレートテクニクスだけで地震を理論づけようとすると、今後起きるであろう天変地異の根本原因を見出せなくなる可能性があるように思います。
地球が生きている、マグマ(マントル)エネルギーが活性化してきている・・このことを見逃したら結局災害予知も頓挫してしまうのではないでしょうか?
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アマの例の方から、こんな意見が出ているようです。
ちょっと気になったので私の所感を記載しておきます。
>死者まで出して多数の怪我人まで出して
この言訳はなんだ!!!ここにおられる宏観現象観察者の皆さんの警告をデマと言っことを撤回してからほざけ!
どうもANSを凄く信頼していて失望したというより、最初から攻撃が目的?の八つ当たりのような感じもするのですが・・?
死者を出した責任は果たしてANSにあるのでしょうか?デマと、何も東海アマ参加者さんを特定して批判したわけでもないと思うのですが・・?それにアマさんで今回の新潟地震を予知出来た人はいたのでしょうか?(新潟は北陸地方だそうです)

今回、予知出来なかったことで荒らしの矛先を故意にANSに向けようとしているのでは?と不審に思えてしまうのは私だけでしょうか?

本当にいろいろな人がいますね・・。
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ちなみに私はまだANS登録もBBS書き込みも(閲覧も;;)理論研究もコンパス観測も出来ておりませんでした。何分、他用で忙しかったもので・・。
コンパス観測、ダメなんでしょうかねえ・・?
まあ、それでも別にいいや、私にはまだ雲も鳥もあるし・・。あちらでもANSの見解がコピペされていましたが、解離水というか地熱の状態はやはり注目しておいた方がいいかもしれません。

以上がその抜粋ですが、批判されたことで「コンパス観測、ダメなんでしょうかねえ」という疑問を持たれたら残念だと思います。雲や鳥よりは科学的な方法ですし、お金を掛けないで誰でも観測できる方法ですから多くの方に参加していただきたいと思っています。

892
2004/11/16(Tue) 15:07
パトロス
コンパス観測の地域ネット
三重県名張市でコンパス観測の地域ネットが出来たそうです。
http://www.kobahoop.com/houkoku/
ANS会員のリオさんからメールをいただきましたが、観測点のマップまで作成してあります。彼女の尽力で観測点はまだまだ増えていくようですが、こうした地域のネットが各地に出来ると、信頼度の高い安心感が持てると思います。銀次狼さんが「今の地震学者たちの手法では永遠に予知できそうもありませんが、家庭の主婦が集まって地震予知できる時代来るような気がします。」と書いておられましたが、正にそのような流れになっていくようです。

地震学者はプレート論に拘っていますが、プレート論の矛盾も大きな話題になっていくでしょう。広報局長から雑誌ムーの今月号に「プレート論の矛盾」が満載だと連絡がありました。

893
2004/11/16(Tue) 22:12
パトロス
ついに4断層説登場
新潟中越地震では余震が長く続きますが、原因は三つの断層が動いているからとされていました(セミナー[878]で紹介)が、今度は四つ目の断層が活動したという報告があります。一方では断層は見つからず特定できない(セミナー[885]で紹介)という報告もありますし、余震が多いのは断層がでこぼこしていて一気に滑らないからだという解説(セミナー[871])もあります。これでは一般の読者はいったいどの報告を信じたらいいのか分からなくなるのではないでしょうか。とにかくどの報告もANSの見解とは相容れないものがあります。蛇足ですが4断層説を紹介し、真実はそうでないことを述べておきます。

「4つ目の断層の活動を確認 ・・京大などの余震観測で
 新潟県中越地震で、京都大防災研究所と九州大地震火山観測研究センターの余震観測から、これまで分かっていた3つの断層のほかに、新たにもう1つの断層が活動したとみられることが分かった。15日の地震予知連絡会で報告した。
 これまでの観測では、10月23日にマグニチュード(M)6・8の本震を起こした断層、それより下に位置し、平行するM6・5の最大余震を起こした断層のほか、10月27日にM6・1の余震を起こした前の2つに直交する断層の計3つが分かっていた。

 京大などは、新潟県小千谷市、山古志村、栃尾市の3カ所に地震計を設置して余震を観測。その分析結果から、これら3つから南西にずれた位置にある断層も、本震の約15分後に起きたM6・0の余震で活動していたことを確認した。」
(共同通信) - 11月15日21時10分更新

以上ですが、余震の震源が面上に並ぶことから断層を付け加えたのでしょうが、地上に現れない断層、地下内部だけでずれる断層というものが本当にあるのでしょうか。余震の震源分布が面上に並んでいるのは、地震爆発説ではなんら奇妙には思えません。

894
2004/11/17(Wed) 23:26
パトロス
東京直下型地震
東京に直下型地震が襲ったときの予測をNHKの解説でやっていました。都市の直下型地震というものの実体が曖昧であるのに、どうして予測が出来るのか不思議です。定説では曖昧な解釈しか出来ないことはセミナー[531][274]に述べてあります。

http://www.ailab7.com/log/eqlog531-540.html
[274] http://www.ailab7.com/log/eqlog271-280.html
たとえ都市の直下で起こった地震でも、爆発の方向が水平ならば震動災害は大きくはなりません。恐ろしいのは爆発が鉛直方向になる場合で、上下に激しく震動し、断層や地割れが発生します。唐山地震もそうですし、関東大地震や神戸の地震もほぼ直下型の地震です。水平の場合は沈降することによる被害の危険性があります。ライブラリー8http://www.ailab7.com/lib_008.html#lcn008

 などを参考にしてください。
直下型地震という言葉は地震爆発説ならば、言葉の意味がよくわかりますが、断層地震説では意味を持たなくなり、単なるマスコミ用語という事になってしまいます。被害が甚大であれば直下型、そうでなかったら普通の地震ということで処理するのでしょう。

895
2004/11/20(Sat) 23:50
パトロス
直下型地震の曖昧さ
会員専用掲示板に直下型地震とはマスコミ用語であって、地震学の専門用語ではないこと知らなかったと言う声がありましたのでそのやりとりを紹介します。
>セミナー〔894〕のリンク見て、直下型ってマスコミ用語だったんだ〜って知りました。
そうなんですよ。断層地震説では直下型地震の怖さが伝わらないんです。東京の地震というのはすべて東京の直下で起こるわけですから、どうして被害が大きくなったり、小さくなったりするのかその理由が分からないのです。大きかったら直下型といっているだけなんです。

以上ですが、最近では地震学者がマスコミ用語を使って説明しているような気がします。これでは一般の読者は学者の解説を聞いても何で直下型が怖いのか得心が行かないのではないでしょうか、被害が大きかったら直下型という・・そうでなかったら今回は直下型ではなかった・・・と言うようなことでは・・・。

896
2004/11/23(Tue) 00:14
パトロス
地球膨張論には与しない
雑誌ムーの12月号にある「地球膨張論」を読みました。かつてセミナー[709]と[710]http://www.ailab7.com/log/eqlog701-710.html
で話題になった星野先生の「膨らむ地球」説に関するコメントでも書きましたが、石田理論はプレート論を否定するという点以外はこの地球膨張論とは全く異なるものであります。ムーの記事の中にもありましたが、「地球半径の増大は年率5プラスマイナス3ミリ以内、つまり地球の大きさは“一定”といえると結論され、いわゆる“定常地球”説が正しいということになっている。」という点に関しては、私もその通りだと思います。記事の中で面白かったのは、「分厚いプレート(大陸)が薄いプレート(海洋)に衝突すれば、圧縮力に負けて皺がよったりへし曲げられたりするのは、薄い海洋プレートのほうではないのか?」とか、プレート論では大陸プレートの縁沿いに火山の多い山脈が押し上げられたということになっているのに、「ヨーロッパのアルプスやピレネー山脈、ロシアのウラル山脈、北米のアパラチア山脈など、プレートの境界から遠く離れていて衝突とは無関係そうな山脈がたくさんある。シベリア山脈に至っては理論上は衝突したプレートの縁沿いにあるとされているが、肝心の境界そのものが発見されていないのだ。」というように、プレート論の矛盾がたくさん書いてあることでした。

とにかく地球膨張論には与し得ないものがありますが、「体制科学側のプレート理論があくまで”定常地球”説に基づいた理論である以上、プレート理論学者たちの頑固な信念を変えさせるのは、まさに至難の業といっていい。」(p.90)というコメントにあるプレート論者の頑固な信念には”定常地球”説を採っている石田理論であっても難儀を感じています。

897
2004/11/27(Sat) 11:09
ノリマン
深発地震は大地震を誘発するのか
地震サイトを見ていましたら、深発地震がそれより上部の地震を誘発するような記述があり、「昨日から深発地震が続発しており、相当地殻が不安定になっていると考えられます。かなり大規模な地震になる可能性もあります。」という書き込みがありました。その記述によれば中越地震でも前日に長野で深発地震があっということですが、深発地震が地殻を不安定にするという可能性があるのでしょうか。
898
2004/11/29(Mon) 10:28
パトロス
Re:[897] 深発地震は大地震を誘発するのか
深発地震がそれより浅い部分の地震を誘発するという因果関係が見当たりません。地震爆発説では、地震によってマグマが移動・攪拌されれば、水の解離度が変化しますので、安定するまでは余震が継続するということになります。しかし上下方向にも水平方向にも遠く離れた場所にまで影響を与えることはないと思います。したがって、深発地震が多発するから大地震の心配があるという理屈は成り立たないと思います。

深発地震が多発しているとすれば、熔融マントルの対流現象が活発になっているということであろうと思います。

899
2004/12/04(Sat) 00:11
パトロス
現象無視の定説地震学
石本巳四雄博士の「地震とその研究」という本に海震を体験した船員の報告があります。船が衝撃的振動を受けるというのはどう考えても爆発現象であり、断層が動いて地震が起こるという定説は間違っていると思います。抜粋して紹介します。

「大地震が海底下に起こると海底に到達した上下震動はそのまま水に伝えられ、疎密波として海面に播伝し、その付近を航行中の船舶に衝撃性震動を与えるのである。斯様の現象を海震と呼ぶ。(中略)

最近の例としては昭和八年三月三日三陸沖合に発生した地震に対してその付近を航行中であった船舶から海震を感じた報告が数種あるが、(中略)その中特に海震状況を明らかにする為、日本郵船会社の平安丸の報告を挙げれば

同日午後二時三十一分から三十六分迄五分間激甚なる海震を感知し、当初恰も機関全速後退せし時の如き震動なりしが、瞬時にして上下動甚だしく羅針儀為に躍出せざるやと思わしめ、就眠中の船員一同寝床を蹴って室外に飛び出せし程度なりき。

と報告している事から見ると海震は極めて激烈な振動である事が判る。なほ他の場合の報告に船は恰も座礁した様であったとか、振動烈しく半折されるかと思ったとか云う記事も見える。これは全く震央付近の地震動が疎密波として海水中に伝播したものが船体を強制的に振動せしめる現象である。」

以上が石本博士の記述による海震の解説です。もぐりこむプレートのつっかい棒が外れるというようなことでこのような爆発的物理現象は生じません。地震は地下で起きる爆発現象であることを認識しないと、いつまでたっても地震の真相は見えてきません。

池上良平先生の「震源を求めて」という書物にも、ヨーロッパ全土を震撼させたリスボン大地震が起きた当時、「地震の原因について、当時の科学者たちは、「地下で突然起きるある種の爆発による」と考えていた。」という記述があります。地震学は観測計器の発達と共に現象論から離れてしまって、机上の空論的・現象無視の地震学に後退してしまっています。

900
2004/12/05(Sun) 00:29
パトロス
地震現象を把握していない現代の地震学者
古典地震学の幕開きを担った主要な一人はイギリスのジョン・マイケルだそうですが、彼は地震発生のそもそもの根源は地下で燃え続ける一種の「火」であるとみていました。地下の火を実証するものとして彼は当時各地で発生した地震で観察された次のような事実を挙げています。

@一七五五年十一月一日のリスボン大地震の際に、ポルトガルの海岸で煙と火炎が見えた。その後に発生した余震のときにも、煙が来たのと同じ方向から一種の「もや」が襲来し、それとともにかすかな硫黄の臭いが知覚された。

A一七五五年十一月十八日に起きたニューイングランド地震の際には、ボストンから40マイルの距離にあるニューバリーで大地が開口し、荷馬車に数台分の砂と灰が噴出した。その砂には硫黄がわずかに含まれていて、燃えている石炭の上においたら青い炎を発した。

B一六九二年のジャマイカ島地震では、キングストンに近いポート・ローヤルをはじめ、ジャマイカ島の多くの場所で、大地の裂け目から噴出したと思われる硫黄状の可燃性物質が見出された。この物質は火に触れると火炎を発してろうそくのように燃えた。

Cカリブ海に浮かぷセント・クリストファー島はそれまでも地震に苦しめられていたところだが、地震のたびに多量の可燃性物質が噴出した。
D一七二〇年二月二〇日には、アゾレス諸島のテルセイラ島の近くで、燃えている新島が海中から隆起し、その噴出に伴った地震のためにテルセイラ島では家屋が何軒か倒壊した。新島の形は大体円形で、直径は約九マイルあり、噴出した軽石と融解物質は莫大な量だった。アゾレス諸島では、このようなことがよくあった。

Eエーゲ海のサントリニ島の付近でも多くの類似の事例がある。その一つは一七〇八年に起きた爆発で、爆発前は約一八○メートル以上の深さがあった海底が隆起して海面上に達したのだが、その前後に地震が発生した。サントリニ島も海底からの隆起によって生まれた島である。また過去約二〇〇○年間に同様の隆起によってたびたび新島が誕生したり、旧島に継ぎ足されたりしていて、爆発時には常に地震が伴っていた。(中略)

以上は池上良平先生の「震源を求めて」から引用しましたが、「古典地震学の幕開きを担った学者」の方が何でもかんでもプレートの動きで解釈してしまう「現代地震学を担っている学者」よりも地震に伴う現象を忠実に把握していたと思います。これでは本当に地震学は進歩しているのだろうかという疑念が起こってしまいます。

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