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821 2004/09/23(Thu) 12:47 パトロス 関西に在住する方の不安 関西方面での地震発生を心配されておられる掲示板の管理人様の要請で、地震関連情報交換の掲示板 http://bbs1.fc2.com/cgi-bin/e.cgi/7631/ に以下の内容を投稿しました。 セミナー[816]には「コンパスは本当に大地震を検知出来るのだろうかという不信と不安をお持ちになるかもしれませんが、悲惨な被害が発生するのは陸域あるいは今回よりも陸に近い海域での地震です。関東大震災も、神戸の地震も震源は被災地のすぐ近くでした。」と書きました。 地震の被害は震災、火災、津波災害などにわけられると思いますが、このうち事前に予知して避難行動が必要になるのは震災と火災でしょう。世情で心配されている東海地震や東南海地震はM8クラスの巨大地震ということですが、起きたとしたら恐ろしい津波災害が発生するはずです。しかし津波の災害は発生後にすばやく行動すれば人的被害だけは回避できます。事前に避難しなければ手遅れになるのは家屋の倒壊と火災による災害ですが、これが顕著になるのは震源(震央)の近辺です。関東大震災、神戸の地震、唐山地震などなどすべて震源は被災地の近辺で起こったものです。 今回の地震は尾鷲からでも120キロ遠方の海域で起きたもので、コンパスはキャッチしませんでしたが、電磁波が出ていたことは畑先生の観測で明らかです。今回よりも陸域に近い地震、あるいは震源の直上付近ならば、実績が無いので絶対とは言えませんが、精密観測器でなくてもANSが採用している検知器で検知できると思っています。唐山地震では、地上の鉄筋からアーク溶接のような火花が出たいたそうですし、レーダーとか水中の出来事とかに、強力な電磁波が出ていた様子が報告されています。 前兆らしき現象が発生しますと小騒ぎしたくなる不安なお気持ちは分かりますが、人的被害が発生するような地震の気配は今のところ無いように私は受け止めております。 以上がその内容です。世情では東海地震、東南海、南海地震など、海洋型と区別されている巨大地震への関心が高まっております。しかし、プレート理論が間違っていて海洋型巨大地震という括り方に理論的根拠がないとしたら、現在の対処の仕方は可笑しなことになります。あれだけの惨事を引き起こした関東大震災も神戸の地震も、そして中国唐山地震もそうですが、津波以外で人命が失われるのは被災地の近くで起きた地震です。 地震が発生するのは解離ガスの爆発(爆縮)であるというのが正しい地震理論であるとしたら、測地的法方法に拘っている現在の予知体制では予知が出来ませんので、避難警報がでる事はないでしょう。神戸の地震と同じ場所で同じ規模の地震が発生しても、現状では気象庁から警報が出されることは無いでしょう。関西在住の方が不安感を抱かれるのはもっともなことだと思います。 |
822 2004/09/23(Thu) 16:57 パトロス カーナビ異常で地震の予知 「阪神淡路地震」というタイトルで、「とらみ」という方が地震の一週間前に東京でカーナビの方位が大きく狂ったと「地震の前兆現象研究情報交換用掲示板」 http://www.bekkoame.ne.jp/i/ge6968/kmtaisho.html このほかにも、大地震の一ヶ月前に三宮付近でカーナビが狂ったと言う話がセミナー[131]http://www.ailab7.com/log/eqlog131-140.html |
823 2004/09/25(Sat) 21:03 パトロス 広がって欲しい石田理論 昨日入会された方のコメントに次のようなものがありました。重要な論点を含んでいると思いますので、了解を取ってやり取りを紹介させていただきます。なお広報局長からの丁寧な説明もあったようです。 コメント「吉村昭さんの「三陸大津波」で、地震の時に海が光ったという報告があります。明治の時は赤い大きなちょうちんのようだという話、昭和の時は青白く光ったという話。この本を読む前に、石田理論を読んで半信半疑だったのですが、海が光ったというのを読んで石田理論が俄然本当に思えてきました。プレート理論では説明できませんからね。ちなみに、昭和の青白い光は解離水だけで、明治の赤い火は解離水からメタンハイドレートが誘爆したのではないでしょうか。 関東大震災の火災旋風も、興味を持って調べてみると、最初はただの竜巻で、少したってから、ガソリンに火をつけたようにすべてが火に包まれたとあります。これも解離水だと考えるとよく理解できます。 濃尾地震の断層が地震の最中にずるずるあがってきたという証言はどこで公表されているのかも知りたいです。 http://www.asyura2.com/0403/jisin11/msg/336.html に対する反論といいますか、人工地震との違いについて教えてください。 青森県の沖合いはM5クラスの地震がよく起こります。どれだけ感知できるか楽しみです。石田理論がもっと広がって欲しいですね。よろしくお願いします。」 回答 入会ありがとうございます。また石田理論へのエール感謝いたします。 大手の化学系企業研究所に勤務経験のある広報局長の丁寧な説明で、納得いただいていることかとは思いますが、補足してご説明します。 青白い光と赤い火の件はそうかもしれませんが、今後の研究に待ちたいです。 濃尾地震の件はライブラリー6http://www.ailab7.com/lib_006.html#lcn006 に載せてありますが、昭和4年2月7日の大阪朝日新聞に石本博士が寄稿されたもので、全文が「地震現象之新解釈」小川琢治著(古今書院)という書物のp.680に載っています。 人工地震と自然地震の相違点ですが、セミナー[641] http://www.ailab7.com/log/eqlog641-650.html を参考にしていただければと思いますが、人工地震はExplosionという爆発現象で、押し領域だけです。一方自然地震はImplosionという爆縮現象のために、押しと引きが現れます。そのために、ライブラリー33 http://www.ailab7.com/lib_033.html#lcn033 に解説してありますように地震波形が複雑になります。しかし核実験や、ダイナマイトを使用した時の人工的な地震の場合には地震波形が非常にシンプルなものになります。ライブラリー33にある「厳密には違います」もクリックしてみてください。 |
824 2004/09/26(Sun) 09:45 パトロス 続・広がって欲しい石田理論 広報局長からの回答も少し抜粋して紹介します。廃坑に水素ボンベを持ち込んで実験すれば解ることだと述べておられます。大手の化学系企業研究所に勤務経験のある広報局長の発想はさすが問題解決能力が高いと感じました。 ルフラン氏回答 この説明に対して、その方からは以下のような感想がありました。 |
825 2004/09/26(Sun) 13:19 ノリマン 不思議な批判 石田理論にエールを送ってくださる方の入会は心強いですね。以前から、石田理論に批判的な記事を書いているサイトに、 「そもそも,水素爆発では,メカニズムは説明できないのに….地下核実験だとすべて押しだったりします. ま,プレートテクトニクスは,いろんな現象をよく説明できるというだけなんですけどね.今回の南海トラフ沿いの地震は,説明が大変ですが.水素爆発よりは,ずっといろんなことを説明できるのですが.水素爆発で,ハワイが日本に近づいているのをどう説明するのだろうか.」 という文章がありました。水素爆発では今回の地震のメカニズムは説明できないのに・・とありますが、解離水の爆発(爆縮)のほうがプレート説よりもはるかに合理的に説明が出来るのに、不思議な考え方だなぁ・・・と思ってしまいます。 またハワイが近づいてくるというのがプレート論の強力な切り札のようですが、それなら、ニューオフィス5http://www.ailab7.com/kiteretu.html にある、同じプレート上にある日本とドイツが接近しつつあると云う観測結果はどのように説明するのだろうかと、これまた不思議な思いに駆られました。 |
826 2004/09/27(Mon) 10:39 パトロス 解離ガスを吸い上げる旋風 ノリマン様 石田理論に批判的な方たちは、ハワイが日本に近づいてきている、と思い込んでいるのです。同様にインド亜大陸が北上してアジアの大陸に衝突したのも、伊豆半島が北上して本州に衝突したのも、プレートが運んできたのだ、との固い信念があるのです。教科書や学者が教えること、マスコミ報道などを鵜呑みにし、自分の頭で納得するまで吟味する習慣がないからだと思います。私はプレート理論が10年後には消滅していると予想します。またそうしなければいけないと思ってプレート論に風穴をあけようとしているのです。 さて、一昨日入会されて「石田理論は核心をついていると思う」とコメントされる方から、[823]に紹介した「関東大震災の火災旋風も、興味を持って調べてみると、最初はただの竜巻で、少したってから、ガソリンに火をつけたようにすべてが火に包まれたとあります。これも解離水だと考えるとよく理解できます。」の中で、「ガソリンに火をつけたように」という表現をした理由は吉村昭著の「三陸大津波」や、セミナー[184] http://www.ailab7.com/log/eqlog181-190.html にも紹介した広井研究室資料を読んだからだ、ということをお聞きしました。ご自分で納得するまで調べようとされる様子が分かります。 そのセミナー[184]の中で、私は「「火災によって旋風が起こったというよりも、旋風そのものの正体が、地中から砂利・小石を巻き込みながら吹き上げてきた地球内部からの可燃ガスであることを、示唆しています。」と述べました。爆縮しなかった解離水(水素と酸素の混合ガスのこと、もちろん無臭です。)が噴出して旋風を作ったのではないかという解釈ですが、旋風自体は局所的な低気圧領域を作りますので、さらに地下の解離水を吸い上げて猛火の原因になったと考えられます。 |
827 2004/09/29(Wed) 10:13 パトロス コンパス異常体験記 セミナー[822]の中で「とらみ」さまのコメントを紹介させていただきましたが、前兆の重要な証言だと思いますので、お願いして改めて体験を記していただきました。神戸の地震の一週間前に体験された内容ですが、コンパスが180度も逆転する異常を神奈川県下で体験されていたようです。 「(異常があったのは)カーナビではなく3Dコンパスに近いものです。車の磁気に影響されないコンパスでした。実際の方向の確定は地図、及びその時期に勤めていた建物が方向があわせて建ててあったので簡単でした。場所は神奈川県相模原市麻溝台に存在する駐車場でした。 地震の起きた後はコンパスの狂いは全くありませんでした。起きる前は東を西と表示する程というか、180度狂っていたのでびっくりしたんです。ちょっとの狂いではなかったんです。 またその時期にラジオに北海道の放送がクリアに入っていたのも面白かったです。AMラジオですが、なぜそう言えるかというと、オートセットボタンをたまたま触ってしまったので、チューニングをし直していました。ラジオ関東より大きい周波数のところでクリアな受信を受けたので、しばらくそこに合わせていたのですが、北海道の札幌とか言っていたのが面白く、ずいぶん感度が良いんだなと、喜んだのを覚えています。残念ながら地震後は聞こえませんでした。」 以上が頂戴した体験記です。400キロ以上も離れた場所でのコンパス異常を俄かには信じ難いかもしれませんが、セミナー[202] http://www.ailab7.com/log/eqlog201-210.html にあるようにリスボン大地震の時には1800キロ離れたドイツの教会で磁石が狂ったと哲学者カントが述べています。地震の規模だけでは分かりませんが、大災害をもたらすような浅い場所での大地震では想像以上の遠隔地にまで局所的磁気異常を生じさせるものと思われます。ANS観測の可能性に勇気を与えてくれる体験記だと思います。 |
828 2004/09/29(Wed) 10:16 とらみ そのとき 827の体験をしたとらみです。 地震の前兆はなかなか判らないもので、起きていても覚えていない、あるいは時期を忘れているものです。 私の体験は、車に取り付ける新しい車の磁気の影響を受けにくい、はっきり言って高いコンパスを買って喜んでいたのに極端に狂い調節できなかった事に(調節機構はあったのですが)合わせてもずれる。また合わせてもずれる。そのうちに、真反対まで指し始める。くそーー、高かったのに、といった、感情が記憶に残させたことでした。<br>ただ、残念ながら地震の前触れとは考えなかったので 一週間後の高速道路の倒壊映像はショックでした。 |
829 2004/09/29(Wed) 15:51 パトロス 批判サイトのアドレス [825]に紹介された批判的な記事のアドレスが、分からなかったのですがルフランさんが調べてくださいました。http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20040913 批判されていた方も地震学は専門としていないということらしいです。 |
830 2004/09/29(Wed) 21:43 パトロス 地震学は進歩しているのか ルフランさんからの情報の中に江戸時代の地震観を紹介するメルマガがあるとの知らせがありました。ペリーの浦賀来航の3年前、嘉永3年(1850年)に、川本幸民(かわもと・こうみん)という蘭学者が世に問うた『気海観瀾広義(きかいかんらんこうぎ)』という本の話題で、「国際派時事コラム」6月14日号というメルマガの話題です。 http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000063858 江戸時代の地震観は拙著「地震の謎を解く」の中にも紹介してありますが、現代の定説地震学と違って、かなり石田理論に近いもので二説とも「地震は水素爆発である」あるいは「硝石、炭、硫黄の爆発である」という地震爆発説です。そのメルマガでは最期に次のような記述があります。 「さらに言わせていただければ、同じ「水素爆発」を(地震の原因と)考えるにしても、もうひとひねり出来たろうにと思う。 爆発の衝撃そのものが地震となるのではなく、水素爆発後に地中に生じる気圧の低い空洞で「大規模な落盤」が起きて地震が起きる、と考える手はあったのではないか。 これなら、原爆を上回る大爆発を想定せずともよい。地震で発生する断層のことももっともらしく説明できる。」 というようなコメントの他に、さらに「おぉ! 地中に巨大な水素溜(たま)りがあり、これが爆発しその震動が地上まで伝わると考えられていたのだ。」というような揶揄的とも受け取れるコメントがあります。最初のコメントはまさに石田理論に組み込まれている内容であります。 一、水素が熱を得て酸素と化合して燃焼する際に、地皮を震動させる。 これは大変洞察の優れた地震観察であると思います。同じく安政の頃に書かれた、広瀬元恭の「理学提要」という書物にも、 |
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