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1001
2005/05/13(Fri) 17:48
パトロス
インド:温泉ガスで地震を予知
温泉ガスで地震を予知しょうという研究がインドで開始されたそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050512-00000862-reu-int
これは大変に結構なことで、地震予知研究としては正しい方向に向いた研究だと思います。測地学的地震予知に頼っていては何時までたっても地震の予知はできないでしょう。
抜粋して紹介します。
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 5月11日、インドは、温泉から放出されるガスによって地震や津波の発生を予知する研究を進める。
 科学者らは、昨年12月26日に発生したスマトラ島沖地震による津波について、数日前から温泉地帯で地中深くから吹き出すガスの量が顕著に増加したことに注目。これを受け、東部の有力研究センターが調査を委託されたという。

 同センターの責任者は、熱いガスの放出は1200キロ四方で近く地震や津波が発生することを示している可能性があると指摘。
なお、「もう一つの地震学:解説版」は図面が不ぞろいで見にくいので、HTMLに書き換えました。
http://www.ailab7.com/kaisetuban.html

1002
2005/05/18(Wed) 12:24
パトロス
スマトラ沖地震での隆起と沈降
スマトラ沖地震では、新しく島が誕生したり、消えてしまったりした、と国土地理院が報告したそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050516i215.htm
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ニアス島北西部の海域は最大2メートル隆起し、地震前にはなかった島が、長さ100メートル以上のものだけで10か所程度、新たに形成されていることが確認された。
 大きな島は長さ1・5キロに及んだが、これとは逆に、同じ海域では、長さ400メートルの島が海面下に沈んでしまったケースもあった。
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とあります。
海側プレートの潜り込み量が蓄積し、一定値を超えたのでそれに反発して陸側プレートが跳ね上がったという定説が正しいのならば、島が消えてしまうということは起こらないはずです。島の消滅現象は定説では説明できません。「もう一つの地震学:解説版」

http://www.ailab7.com/kaisetuban.html
にある説明のほうが合理的だと思います。

1003
2005/05/22(Sun) 00:44
パトロス
新たなプレート?
産総研が新しいプレートの存在を発表するそうです。
http://www.sankei.co.jp/news/050521/sha048.htm
このニュースに関する私のコメントを述べさせていただきます。
「話題になっております新しいプレートの発見・・・とは全くのナンセンスな発表であると思っております。
フィリピン海プレートなるものは、誕生地を持たない幽霊みたいなものですし、太平洋プレートの破片なるものはどうして誕生したものなのか、説明が付けられません。地殻は存在しますが、何枚かのプレート・・・なるものは存在しないと私は考えております。石田理論はプレート理論を全否定しております。

地殻とは卵に見立てれば卵の殻に当たります。その下、つまり地球内部は流動体であり、産総研が発表しようとしているプレートなる部分は熔融した流動体としてのマントルが対流している一つの流れです。マグマオーシャンの中で起こる(暖流・寒流のような)海流みたいなものです。

潜り込んでいるプレートと考えている部分はマントル内部で解離ガスによる地震(深発地震)が起こっている部分ですが、和達・ベニオフゾーンと呼ばれているその部分と地殻内部の浅発地震が起こる領域との中間の深さ(地殻の下から和達・ベニオフゾーンの間)の部分には地震が起こらない部分があります。これはマントルの対流がほとんど起こっていない(解離度に変化が無い)領域ということで説明が付きます。決して陸側プレートと海側プレートとがこすれあって地震を起こしているわけではありません。記事には

「地球は十数枚のプレートに覆われ、プレートは年に数センチのゆっくりとしたスピードで移動、別のプレートに衝突したり下に沈み込んだりする。沈み込む際に巻き込まれたプレートが、やがて反発して巨大地震を起こす。衝突や沈み込みに伴ってプレート内にひずみがたまり、内陸で起きる地震の原因ともなる。」

とありますが、固体のプレートが押し合っているのなら、この部分にこそ地震が起こってもおかしくない筈です。
プレート論は合理的に考える思考力を阻害してしまう惧れがあると思っています。
「もう一つの地震学:解説版」
http://www.ailab7.com/kaisetuban.html
はプレート論よりは合理的に考える材料を提供していると思いますので是非じっくりと読んでみていただきたいと思います。

1004
2005/05/31(Tue) 10:25
パトロス
南関東圏の地震騒動
昨日はカウンターを見ると随分入場者が多かったようです。その原因は
「南関東圏で来月1日までに、阪神大震災に匹敵するマグニチュード(M)7級の地震が発生−。こんな地震予知情報がネット上で公表され、波紋を呼んでいる。」
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_05/t2005052806.html
上記のような八ケ岳南麓天文台の串田氏のご意見に基づくニュースが話題になっているのがその理由でありましょう。その串田氏の公開HPも苦情が殺到して閉鎖となったようです。
ANS観測網では震災級の地震が発生するというような異常は現在報告されておりません。
書き込み数が少ないので確実なことはいえませんが、ANSの会員諸氏は記録簿への記入は時間の制約上不可能であっても観測は行っていて(全国で200箇所以上)、異常発生時にはしっかりとご記入していただけるものと理解しておりますので、いまのところは安心しております。また、中越地震や、福岡西方沖地震のような前兆検知に失敗ということが再度起こらないようにしたいなぁと願っております。

この他にも、紀州で地下水異常が報告されていたりしますので、会員諸氏にはここしばらくはできる限りの観測と記録簿への記入をお願いしたいと思います。
中越地震では会員の方ではありませんが、千葉在住の方が20度のコンパス偏移を報告されています。200名を超えるANS観測会員の方々が注意深く観測すれば震災級の地震の前兆検知は可能であると思っております。また、過度に神経質になって不安な日常生活を強いられないためにも、冷静に観測を継続することが大切だと思っております。

どうかここしばらくの間の細心の観測、そしてできましたら記録簿への記入をよろしくお願いいたします。
本日は5月末の一斉観測日ですが、どうかよろしくご協力をお願いいたします。

1005
2005/06/05(Sun) 12:18
パトロス
地球が全球凍結したことはない
知人が中日新聞の記事を送ってくれました。
「地球が丸々マイナス50度・全球凍結」という内容のものです。
地球は6〜7億年前と22〜24億年前の二つの時期に全体が凍結し、平均気温がマイナス50度、海は千メートルまで凍結し、生物はほとん死滅した・・・という内容です。
これは、地球の寝返りに当たるポールシフトという現象を認めないで推理をしていくからたどり着く考え方であって、実際には地球は今現在の姿勢から何度も変わった姿勢をとっていたことがあるのです。

各地域の履歴として、あるときは極地入りしてその大地に氷河を載せていたり、あるときは赤道直下で日光がさんさんと輝いていたり、あるいはその中間で人間が一番生活しやすい地域にあたっていたことなどがあるのです。

ですから、「全球凍結を示す氷河堆積物のすぐ上に、熱帯で形成される地層が堆積していることが知られている」という文章は極地入りしていた期間が終わった後熱帯地域に相当するような姿勢に変わったというだけのことです。

地球物理学はこの7千600万年の間だけでも、171回のポールシフトを経験したということを認めていませんので、地球の履歴の本当の姿が見えなくなってしまっています。詳細はライブラリー43 http://www.ailab7.com/lib_043.html#lcn043

54 http://www.ailab7.com/lib_054.html
などを参考にしてください。

1006
2005/06/06(Mon) 08:47
パトロス
サーバーに障害
現在サーバー側に問題があって、トップページの更新や観測マップの更新ができません。簡単なものはモペラにつないで修正が可能ですが、画像を含むものは時間がかかりますので回復するまでお待ちいただきますことをご了承ください。

5月末の一斉観測でも、震災級というような異常前兆は観測・報告されておりません。
観測員名簿には230名を超える名前がありますが、[1004]にも書きましたように「過度に神経質になって不安な日常生活を強いられないためにも、冷静に観測を継続することが大切だと思っております。」・・・ので、ご協力をお願いいたします。

1007
2005/06/12(Sun) 07:37
パトロス
コンパス観測で安心感を!
知人の話ですが、区役所で開催された「地震時の注意事項説明会」のボランティアをしていたら、熱心に聴き過ぎていたせいなのか、中年の人が倒れて救急車出動の騒ぎがあったということです。

[1004]にも書きましたが、「南関東圏で来月(6月)1日までに、阪神大震災に匹敵するマグニチュード(M)7級の地震が発生」と言うようなニュースが流れていたりするので、過度に神経質になって不安な日常生活を強いられている方が多いのかもしれません。

一方ANSの会員には
「今回の騒ぎは多少気になりつつも、大地震にはならないという安心感が得られるのはコンパス等の観測のおかげです。改めて有難うございます。」
と言う報告があり、ウワサが流れても安心感をもてることが会員掲示板に載っています。
100円で購入できるコンパスで安心感が得られるのでしたら安いものです。どうか観測に取り組まれて、異常があった場合には事務局までご連絡をいただきたいと思います。

1008
2005/06/16(Thu) 22:39
パトロス
M氏からのメール
浜松市在住のM氏から以下のようなメールをいただきました。M氏は電子回路の設計をされているそうです。
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浜松在住のMと申します。
ここ最近地震予知に関心を持ち始めまして自分でも地震雲の観測を始めました。
私も地震はプレート説と断層説の2種類であると考えておりましたが、両方の説ともまだ立証されたわけではないことも知りました。
解離ガスの爆発現象による地震の発震について可能性は十分考えられると思います。
私なりに解釈を考えてみましたが、やはり地殻が落ち込んで津波が発生することを考えると、上部から強烈な圧力で抑えられている以上、地殻がこれ以上縮むことなど出来ないのではないかとずっと疑問に思っていました。

しかし、解離ガスの爆発現象であればこの疑問は容易に解決します。
また、先日浜松で起きた深発地震が関東北部沿岸で有感地震として捕らえられ、直上の浜松はまったく揺れませんでしたので、地震波が光ファイバーの様に地殻の2層目を伝達することも実に自然に説明できます。

最後に、高温高圧のガスを磁界のなかを通すと、ガス中の自由電子が分離して発電が出来ると電気関係の文献で見たことがあります。
地球には自然の磁界がありますから、解離ガスが地中で移動あるいは地上に噴出すとき発電を行うことを考えれば地震雲や電波の異常は説明がつきます。
となれば、解離ガスの噴出が短期での地震予知に、断層が動く前の岩盤破壊で発生する周期の短い電磁波で直前予知が可能ではないでしょうか。
ぜひともこの説に期待したいと思います。
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電子回路の設計者ですから、電磁気の法則には詳しいはずです。こうした方が自分の頭で考えて、通説はどうも矛盾が多いのじゃないか・・と発言してくださることが、通説地震学に変わる新しい地震学を創設していく流れになると思います。

他のサイトでは常連者が声だかに地震爆発説に否定的なコメントを出している中でこのような爆発説シンパの発言は大変心強く感じました。

1009
2005/06/17(Fri) 23:27
パトロス
M氏からの追加情報
M氏から追加の情報をいただきました。
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先日の高圧ガス発電の名前がわかりました。
MHD発電です。
東京工業大学MHD発電研究グループの
ページより詳細がわかります。
http://www.es.titech.ac.jp/okuno/mhd-e-j.html
ガスの温度との関係等も記載されていますので
参考になるものと思います。
抜粋すると、高温気体(プラズマ)を作動流体として磁界の中を通すことにより生じる起電力を利用すると言うことです。
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解離したガスは高温気体ですから、これが移動することで電気が起こるということは十分に考えられることですね。

詳細は読んでませんが、土木やには手に負えないかもしれません。地震学は地震学者だけが扱うのではなく、学際領域の問題として多くの研究者が参加して究明して欲しいと思います。

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