解説6 宮城沖M7.0地震について

本日(5・26)夕刻に宮城県沖でM7.0の地震が発生しました。地震規模の割りには、被害が少なくて安心いたしました。ANS観測網では盛岡、仙台ともに異常の報告はありませんでした。震源の深さが60kmということが、被害がでなかった理由であり、コンパスや電磁波メーターに異常が見られなかった理由かと思います。
阪神淡路のM7.2地震は震度が20kmと、大変に浅いところで起きた地震であることが、あれだけの被害を発生させたものと思います。浅い地震では、マイクロクラックも地表近くで起こることから、地電流の発生も地表近くに起こり、それが地上のコンパス異常、電磁波異常につながってくると思われます。
それにしても、東北地域に観測点がもっと欲しいものだと思います。