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2002/10/02(Wed) 11:06
石田 昭
電磁波メーターの情報

電磁波メーターはライブラリー19に紹介した、アメリカ製の物のほかにも、日本製でいくつかあります。

簡易メーターの情報をおしらせします。
http://www.kyohritsu.com/CATALOG
http://www.mothertool.co.jp/
http://www.mothertool.co.jp/cat/sougou_cat/s06.pdf

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2002/10/02(Wed) 22:40
管理人 石田 昭
今こそ建設的な取り組みを 
地震が来るぞといわれ続け、心休まることなく過ごしてこられた地域の方からのメールです。 

 東海大地震が危惧される静岡県島田市に在住いたしております。明日起きてもおかしくないと言われながら30年近くの年月が過ぎようと致しております。その間に忌まわしい阪神の震災が発生いたしました。 

 ・ 現状はどうなっているのか?

 ・ 当初言われていた駿河湾空白域は一体どうなってしまったのか?

 ・ 2002年説もあるが、発生がなかった場合、次に考えられる事は? 等 

発信された情報のその後は結局何ひとつクリアになっていないような気がします。学説とはそのようなものなのでしょうか? 

 その意味ではインターネットの普及に伴い、さまざまな情報を自分の意思で収集できるようになった事に感謝しています。ひとつの情報や考えに偏るのは何事においても、避けるべきだと考えております。(中略)

 もし、先生がご計画されている「観測体制」のお手伝いが出来るようでしたら、是非参加させて頂きたいと考えております。

 以上ですが、情報発信源である地震学者、マスコミ関係者等の、無責任さに不信感を抱く方は、他にも一杯おられることでしょう。愚痴を言っても責任はとってくれませんので、この方のように、前向きに、建設的取り組みに、邁進いたしましょう。

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2002/10/03(Thu) 10:52
管理人 石田 昭
地震の「安心センサー」
T氏より観測ネットの構築についてコメントがありました。

 大きな地震こそ、捕らえなければなりません。捕捉技術未成熟な段階では、被害の無い規模の地震を如何に捕らえないかが重要です(極端かもしれませんが、実生活への影響を考えますとそうなります)。感度の良いセンサーの前で、常時数値に釘付けになり、少しの数値が出る度に、地震に怯える、そんな方が増える事を懸念します。

 阪神大震災の知見もあって、現在多くの方が電磁波測定で地震の予兆を捕らえようとされ、成果も出始めています。しかし、地震以外の原因に拠る異常が多く、後追いでデータを見ると、この件はこの電磁波異常に対応していた、と言った検証が出来そうと言った段階です。

極力感度の悪いセンサーで、強い異常が出た時のみ、光や音を止めない限り出続ける、そんな器具を作り、全国広く多くの方に持って頂く、この様なセンサーを作る所から参加頂けるメンバーやメーカーが、セミナーから生まれてくると良いのですが。

 ”センサーが反応しない限り大きな地震は無い”そんな安心センサーが出来ると良いと思います。たとえ安心センサーが反応しても、観測ネットに報告して、周辺のセンサーからのデータと比較して始めて、そのエリアの危険度をそれぞれが確認する事になる訳です。そう言った意味では、永久磁石を使った観測ネットのマスコット的な「安心センサー」も簡単に造れそうです。

 以上です。管理人の所有している「高精度低周波数ガウスメーター」は高精度といっても、ここ数年の間で地震らしい異常に反応したことがありません。勿論その時々の任地にて、大きな地震に遭遇したことが無いからでしょうが・・。むしろ、無線関係の方が扱っておられるセンサーのほうが、感度が良すぎて、T氏の危惧が起こるのではないでしょうか。

 従って、簡易電磁波メーターでは、過剰に反応して怯えるということは心配ないと思います。むしろ、観測網構築に参加したくて購入したのに、一度も地震を検知しない、というブーイングの声を恐れます。

 それゆえに、「最初のうちは、家庭内の有害電磁波の検知にご使用願い、ご家族の健康管理に役立てて頂く」ことを目的に機種の選択をお願いしたいと思っています。

 安心センサーはマグネットの下に限界ギリギリの紙を挟んでホワイトボードにくっ付けておく、という程度でよいかと思います。同じような発想による、地震予知実験の情報もT氏から教えていただきました。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/5093/gishaku.html

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2002/10/04(Fri) 10:00 
石田 昭
隠れている大問題点
T氏からのメールです。

 日本地震学会の広報紙『なゐふる』のバックナンバーの中にあります”地震波は地球内部を照らす”0回から6回の連載を石田理論で私なりに読み直して見ました。

http://wwwsoc.nii.ac.jp/ssj/naifuru/vol0/v0p2.html#PAR2

 これまで私としましては、非常に明解に見えていたつもりの地球内部の構造解析が、実は仮説としての内部構造モデルが前提としてあった上で、観測データを当てはめている可能性を強く考えさせられました。数%の地震波の速度変化を、内部構造、温度変化に置き換えず、伝播経路の差として捕らえると、全く異なった構造が想定されます。

 また、水の熱解離反応が爆発的に発生するかどうかについて、未だ、迷いが有りまして、どこかで類似した実験をしていないか調べているのですが、今の所見当たりません。

 爆発とは単純に急激な容積の拡大ですので、2000℃〜2500℃高圧下から常圧に(更に高温であればある範囲までの減圧)変動すると2H2O が 2H2+O2 と分解するはずです。

 分子数では1.5倍に成りますので、吸熱反応としても容積は急激な拡大方向でしょうか。又2500℃以上で高圧下から常圧に(更に高温であればある範囲までの減圧)変動するとH2O が 2H+O に分解する様です。原子状気体として、体積では3倍に成ると言うことでしょうか。

 物理化学を少し深く学んだ方であれば、こう言った反応時の発生エネルギーを含めて答えを持っていると思うのですが。

 次の疑問は、地震に起因する電磁波異常の原因について、一般的にはピエゾ電流によると説明される様ですが。上記の2500℃での原子状気体では電子の流れはどう説明されているのでしょうか。確か五万℃以上ではH(水素原子) が Hプラス(陽子) と eマイナス(電子)に分離し、プラズマといわれる状態と成りますので、電磁気的現象が発生すると思いますが・・・、これほど高温では無くとも、原子状気体でも、イオン化しては居る訳ですから、何らかの電磁気的現象が発生する可能性がある様にも思われるのですが。

 以上のような内容です。「地震波は地球内部を照らす」は、コンピューター解析の大きな問題点を隠しています。原点は、手計算時代に行われた、ジェフリース、グーテンベルクの積分方程式を解く手法なのですが、まず地球内部構造のモデルを想定して、そのモデルとの食い違いを観測データに合致するまで、補正していくという手法です。根本的に最初のモデルが間違っていれば、計算そのものがデタラメになってしまいます。インバージョン法の盲点です。それが隠されたまま、結果を信じているのです。大問題が隠されています。

 水の解離爆発、に関しては、私も、専門知識がありませんので、そうではないか、そうでなければ、「押し引き現象」が説明できない、ということから「そうだと信じている」段階です。でも物理化学の専門家を訪ねて、教えを請うても、みなさん「よくわからない」「情報がない」「お教えできるような専門家ではない」という答えしか、今までに得られていないのです。電磁波問題も含めて、お分かりになる方の情報をお寄せください。

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2002/10/04(Fri) 10:55 
石田 昭
磁石落下地震予知実験
[144] 地震の安心センサーの最後に紹介したURLは北海道のクリスタル氏のHPだそうです。私のPCでページが開けませんでしたので、知人が送ってくださいました。転載させていただきます。

磁石落下地震予知実験<br> 誰にでも簡単、即実行に移せる地震予知の実験をここに紹介したい。

これは今、最も警戒すべき活断層直下型の地震にこそ、その予知効果を発揮すると思われる実験である。

 根拠となる難しい理論を抜きに、ごく簡単に説明したい。地震発生には先立って断続的な地電流が地殻及び地表を流れるが、それが地表から地震性パルス磁界を形成して様々な作用を及ぼしている。これを応用するものである。

(1)用意するもの

 掲示用ボタン磁石、紙数十枚

(2)実験準備・開始

 ボタン磁石で鉄板に紙を挟めて吸着。紙を重ねていって磁石が落ちてしまった数量の紙から、その10%以上

(10〜30%で数タイプ準備できれば尚良い)を減らした枚数が実験用の数量となる。出来れば二方、四方と複数<br> の方位に向けて磁石を垂直に吸着して欲しい。

(3)判断 ある日ある時、その磁石と紙がバッサリ落下していたら地震を疑う。

 落下から近郊で何日後にどの程度の地震があったかを記録する。この実験で落ちた磁石から震源方位を推定す

 ることが可能となる。また地震の規模と震源の距離によって、落下するしないを知ることができるようになる。全方

 位の磁石が落下、或いは強めの吸着磁石が落下した際には、近く近郊の強い活断層地震を疑うことができる。

 (磁石が落下しても、地震発生までには2、3日の時間があると思われるので、落ち着いて対処すること。)

 以上の実験は、

     筑波大学名誉教授・坂柳義巳著

        『地震予知は出来る――それはあなたが主役です』(近代文芸社刊)                                          から紹介したものです。

 教授によれば、これで自分の住むところの活断層地震は99%予知が可能だという。是非、皆さんもこの実験に参加して、その結果を当サイトまでご一報頂きたい!

 実験場所、実験条件、落下磁石の方位、落下日時など、できれば詳しくお伝え願います。

 情報がある程度、集積した際には坂柳教授に纏めてレポートしたいと思っている。

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2002/10/04(Fri) 18:41
ノリマン
日本製電磁波メーター 
週刊朝日9月13日号に「電磁波漬けの恐怖−小児白血病倍増」という記事がありました。そこに写っていた電磁波測定器は先生ご使用のライブラリー19にあるのと同じ米国製のものでした。

 電磁波によって小児白血病の発症率が高まるというショッキングな研究結果が、明らかになった。電磁波の発生源は、高圧送電線や家電製品など身の回リに無数といっていいほどある。どれくらい電磁波があふれているのか、街で測ってみた。・・・・という書き出しで始まり、注目したのは次の一文でした。  

 「研究は、国立環境研究所が中心となって1999年から今年まで行われたものだ。まだ、中間解析の段階だが、注目されるのは、電磁波の平均的な強さが0.4マイクロテスラ以上の生活環境で暮らす子供は、小児白血病の発症率が2倍以上に高まる傾向が認められた、という点だ。」

 子供を持つ身として心配になり、計器を求めにいきましたが、米国製のものがなくて、日本のマザーツール社のEMF 823という機種を買ってきました。

その取扱説明書をみたら、単一軸型であるから、測定角度を変えてみて、最も大きな値がその電子機器の電磁界強度である、とありました。やはりライブラリーにある三軸型のほうが、計測は簡単なのですね。でも、日本製で単一軸型のほうが安価であり、買い求められる方もあるかと思いますので、

測定方法の部分を紹介しておきます。

●測定方法

(1)電源スイッチを入れ、レンジを設定します、測定値が不明のときは、まず2000μTに設定し、測定しながら適切なレンジへ設定しなおします。自然環境に存在する電磁波の影響によって、測定していない状態でもO.5μT程度の値を表示することがあります。

(2)本機を手で持ち、センサー部を測定対象に向け接触するまで徐々に近付けて行き、測定値を確認します。

(3)測定対象に対し、異なる角度から同様に測定します。

(4)数回異なる角度から測定し、得られたもっとも大きな値がその機器の電磁界強度です。

(5)本機は測定値をマイクロテスラ(μT)の単位で表示します。これを従来のミリガウス(mG)に読み換えるには、指示値を10倍します。

例 10μT=100mG

 米国製のものは、測定範囲の切替えが自動切替えのようですね、それだけ高額なのが分かります。

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2002/10/06(Sun) 11:30
石田 昭
「観測網構築」参加のお願い 
PISCOの掲示板で、クリスタル氏の書き込みを読みました。ドタキャンの話、ゲラー教授、島村教授の話がでていました。一部を転載させてもらいます。

 地震予知は「できる」「できない」という対決番組がドタキャンした事情を伝える「サンデー毎日」のページ、その記事の締めくくりの言葉、「予知計画開始から35年を経て、いまだに予知の可能性自体が論議されているというのは、お寒い限りだ。」は、ホント冷え冷えとします。

http://www.mainichi.co.jp,

 「過去35年間の国内・海外で行われた予知研究の詳細なレビューに基づいて、現時点では、その可能性はほとんど皆無であるという結論が得られた。」

http://www-solid.eps.s.u-tokyo.ac.jp/~bob/indexj.html<br> (中略)予知絶望派のロバート・ゲラー氏の言葉でいうと、「予知という名目で獲得した予算で観測をおこない、データを解析し、地味な研究成果を発表する。予知と称して結果的に別の研究をしているのは国民の税金を騙し取っていることになるのだから倫理的に問題になる。」([新潮45]98年9月号)という。

 予知は「不可能だ」「できる筈がない」では、一体、国民はどうなるのか? 他には島村英紀教授も実に似たようなことを述べています。

 島村英紀氏(北大教授/地震学・地球物理学専攻)

 (1)今の科学では 地震を予知できない。まず初めに、こう断言しておきます。そのことを誰よりも知っているのは地震学者たちです。証拠を挙げましょう。―略― 現在の研究では地震予知など不可能、と学者たちが認識しているからに他なりません。具体例も指摘しておきます。

 (2)・・・しかし、現実はといえば、レントゲンレベルにも達していない技術しか持っていません。通説を覆すような地震が起きる度、新しい仮説を打ち立てながら試行錯誤している段階。このことからも、現段階では、地震予知が絶望的なことがわかるはずです。(「地震予知などできっこない」[週刊ポスト]00.11.3発行)

http://www.weeklypost.com/jp/

 以上ですが、地震予知関係の議論で混乱しているのは、長期予測的予知と直前予知を一緒にして、議論していることが原因のように感じます。

 長期予測的予知は、私(石田)も不可能であり、かつ意味が無いと思っています。しかし、直前予知は可能であると思います。何年後に盲腸が痛み出し、虫垂炎になるかは、過去の病歴を調べても、現在の体調を調べても、わかりません。しかし、今、熱があり、お腹がシクシクしていれば、調べれば直ぐわかることです。これとおなじで、前兆があるまでは、大地震の予測など出来るわけがありません。地震周期説などおかしいと思います。この意味では、「出来ない派」に与します。しかし、症状が現れる病気直前には診断できるという意味で「出来る派」に与します。いつ盲腸炎になるかを、予測しても、その人の生活態度、養生しだいで、どうにでも変わることでしょう。

 「観測網」の構築は、地震の直前予知を実施するための基礎資料を得ようとするものです。国家がやってくれないのなら、草の根運動でやるしかありません。多くの方の参加をお願いいたします。今概数把握を行っています。[136]の内容にてお願いいたします。

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2002/10/07(Mon) 08:47
石田 昭
マントル内部の水
T氏からの情報です。

【科学・自然ニュース】

地球の内部の水、海水の5倍 東工大研究グループが実験

 地球の内部には、地表にある海水の5倍もの水が蓄えられている可能性のあることが、東京工業大の広瀬敬・助教授らの研究で分かった。日本が誇る高圧実験の成果で、8日発行の米科学誌サイエンスに発表される。

 地球誕生のもとになったいん石には、約2%の水が含まれている。ところが、今の地球では海水は全部で0.02%にしかならず、残りの水の行方がなぞになっている。

 広瀬さんたちは、この水の貯蔵庫の候補として地球の体積の半分を占める下部マントル(深さ660〜2900キロ)に着目。大学院生の村上元彦さんが、同大自慢の高圧実験装置を使い、下部マントルに相当する25万気圧、約1600度の条件を再現。下部マントルをつくるマグネシウムペロブスカイトなど3種類の鉱物が、どの程度水を取り込むかを実験した。

 その結果、ほとんど水を吸収できないと考えられていたこれらの鉱物が、0.2%程度の水を含めることがわかった。下部マントル全体に含まれる水の量にすると、海水の5倍程度。

 広瀬さんは「鉱物に水が入ると、粘性が大幅に下がり、対流を起こしやすくなる。マントル対流が起こる仕組みの解明にも役立ちそう」と話す。       (03/08 00:24)

以上ですが、これは、マントルが剛性を持った固体ではないことを意味しているのではないでしょうか。粘性のある剛体などありえませんから・・。そうだとすれば、地震のS波は、マントルの内部を伝播するのではないことを意味します。マントルトモグラフィーも信用できないということになります。地震学、地球内部構造に関するすべてが、ぐらぐらと大地震で崩れるビルのように崩壊すると思うのですが、どうなのでしょうか。

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