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51.ニュージーランド近海で巨大棚氷が崩壊、温暖化進行に懸念


 [ワシントン 9日 ロイター] ニュージーランド近海で先頃、米ニューヨーク・マンハッタン地区の10倍もの面積の棚氷が崩壊し、海に落下したことが、米国アイスセンター(米メリーランド州スートランド)の発表で明らかになった。研究者らは地球温暖化が一層進行しているとして、警戒を呼びかけている。 崩壊したのは太平洋とニュージーランドに近い南極沖ロス海の棚氷「ロス」で、落下部分は長さ約41カイリ、幅4カイリ。 同センターは、今月5日に軍事衛星が撮影した赤外線写真を分析し、棚氷の崩壊を確認した。崩壊は約2週間前に起きた可能性が高いという。 南極では3月にも、チリ付近ウェッデル海を覆っていた、欧州の小国とほぼ同面積の「ラーセンB」と呼ばれる棚氷が崩壊した。 

[解説]

 地球温暖化を警戒しなければならない一番の理由は、温暖化そのものではなく、棚氷が陸上から海に流れ出すことによる地球重心の移動であります。重心の移動は回転軸を変化させることにつながります。ポールシフトという大災害が起こる危険があるのです。棚氷の流出はもう何年も前から起こっていますが、このまま続けば、大変なことになるのです。

その前に、地球を全体的に見る「洞察的科学」というような視点、新しい学問分野が必要であると考えています。そのほかにも多くの点で「地球の誤解」があります。

 化石燃料といわれている石油・石炭の生成も誤解があるようです。トーマス・ゴールド博士は、動植物の死骸や堆積が化石燃料になったという「常識」を信じてはいないようです。何年もまえから、採掘限度が後何十年といわれながら、一向に無くならないのは、常識・定説が間違っている可能性が高いのです。しかし、不思議なことに、ゴールド博士の「洞察科学」には、学会やマスコミの話題が集まりません。だれかが、話題の交通整理をしているように思えてなりません。

                                                                        石田)

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