解説2 地震計より予兆計を

高価な地震計をいくら改良し、精度を上げたところで、地震予知には何の役にも立たないと私は思うのです。会員にコンパスを購入していただいて、予算ゼロで運営しているANSですが、夢は大きく持っております。やがては、水素検知センサーの開発、全国配置にまで発展させて、地震災害の軽減をはかることです。
われわれの年代の先には、地震制御にまで発展させられると思っています。地震予知は不可能などという夢の無い、後ろ向きの姿勢はとりたくありません。
現状の地震関係者のあり方は、咳の強さばかりを計測して、咳の原因、咳の予防医学に目を向けないお医者さんのような気がしてなりません。地震の規模を計る地震計よりも予兆計測の方がはるかに重要なのです。SARS騒ぎの中でそんな風に感じました。