解説8 余震はなぜ頻繁に起きるのか

今回の地震でも余震が続いていますが、大きな地震の後には余震がつきものです。なぜ余震が継続するのかを考えて見ましよう。それはニューオフィス24にある図を見ると理解が早いでしょう。

地下の水は、冷水、温水、熱水、超臨界水、となったあとは、熱解離がはじまって、解離水つまり酸素と水素の混合ガスに分離し始めます。解離する度合いは圧力の低下、と温度上昇で決まります。安定していた領域に変動が起こって、結合水が高い解離度の領域にはいりますと、解離ガスが発生し、貯蔵されます。暫くのあいだは、解離という吸熱反応のために温度が低下していて、解離ガスは爆発しませんが、暫くして周囲から熱が移動してきますと、温度が上昇してきて、解離水に着火し、地震が起こります。爆発後、解離水は結合水に戻ります。この一連のサイクルが、生じているのが、余震の原因だと思われます。余震はその場の熱と圧力関係に見合った解離度になって、安定するまで、繰り返し起こることになります。
PCをお持ちの方は、ANS video を覗いて見てください。
http://www.ailab7.com/dvans2.html