解説12 天然の水素ガスバーナーが犯人か

T氏よりいただいたメールの抜粋を紹介します。
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 ゴールド博士の「未知なる地底高熱生物圏」を入手しました。博士が深層ガスとしてメタンガスを取り上げながら条件次第ではもっと多い筈の[解離水としての]水素及び酸素について触れていない事が、疑問でした。
 ゴールド博士の最大の関心事は、石炭・石油の起源が地底からの深層ガスによる、という無機説の証明ですので、地下で分布に片寄りがあるとはいえ、メタンを酸化してしまう酸素が(地震の原因となる程に)多量に存在しては、説明が横道にそれる為、あえて触れていないのではないかとも考えられます。
 地中に酸素がありますと、メタンは炭酸ガスとなり、炭酸塩となって固定してしまいますので、石油にも石炭にもならないからです。
 メタンガスの同位体が地中からの上昇時に分離する話しで思いつきましたが、酸水素ガスが地中で生まれ、上昇する時には、分子量の差からは、水素が優先的に上昇する筈ですから、深い場所で解離した場合は水素成分比率の多いガスとなり、地上では爆発するばかりでなく水素ガスバーナーの様に、炎を上げて激しく燃える場合も有得る事に気付きました。
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以上です。元大手メーカーの化学研究員だったT氏の解説で、水素が単独で上昇する可能性のあることを考えなければいけないことを知らされました。熱海沖の海底送電線の溶断事件は益々もって、天然の水素ガスバーナーが犯人である・・・と言えそうな気がしてきました。